◎ジャンタルマンタル
1人気- 通過
- 3→2 先
- 上り3F
- 33.1 5位
- 詰め幅
- +0.5
- 前走
- 富士SG2 2着 中5週
1番人気。前有利の高速馬場を2番手から押し切り
川田将雅、1番人気。富士ステークス2着から中5週。位置差 -0.086という強い前有利の中、4角2番手から上がり33.1(5位)で押し切った。決め手で勝ったわけではなく、位置と馬場が噛み合った勝ち方。流れる展開や時計のかかる馬場でどうかは次走以降の確認が要る。
Race Review — 2025年11月23日
芝含水率6.1%は平年比 -4.0 で、この1年のG1で最も乾いた馬場。勝ち時計1:31.3は過去8年のマイルCSで最速(それまでの最速は1:32.0)。1番人気ジャンタルマンタルが4角2番手から押し切ったが、過去8年で勝ち馬が2番手だったのはこの年だけになる。
| 着 | 馬番 | 馬名 | 騎手 | 人気 | タイム | 着差 | 3角→4角 | 上り3F | 詰め | 馬体重 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 15 | ジャンタルマンタル牡4・58kg | 川田将雅 | 1 | 1:31.3 | ― | 3→2先 | 33.15 | +0.5 | 500-6 |
| 2 | 6 | ガイアフォース牡6・58kg | 横山武史 | 4 | 1:31.6 | 0.3 | 4→4先 | 33.28 | +0.4 | 502+6 |
| 3 | 3 | ウォーターリヒト牡4・58kg | 高杉吏麒 | 15 | 1:31.6 | 0.3 | 7→8差 | 33.03 | +0.6 | 472+10 |
| 4 | 11 | オフトレイル牡4・58kg | 菅原明良 | 7 | 1:31.7 | 0.4 | 13→13追 | 32.61 | +1.0 | 460-2 |
| 5 | 9 | エルトンバローズ牡5・58kg | 西村淳也 | 12 | 1:31.7 | 0.4 | 2→2先 | 33.613 | +0.0 | 520+4 |
| 6 | 17 | ソウルラッシュ牡7・58kg | C.デム | 2 | 1:31.7 | 0.4 | 7→7差 | 33.28 | +0.4 | 514+0 |
| 7 | 5 | アスコリピチェーノ牝4・56kg | ルメール | 3 | 1:31.9 | 0.6 | 4→4先 | 33.512 | +0.1 | ― |
| 8 | 4 | マジックサンズ牡3・57kg | 武豊 | 9 | 1:32.1 | 0.8 | 15→15追 | 32.82 | +0.8 | 524+4 |
| 9 | 16 | ドックランズ牡5・58kg | ザーラ | 13 | 1:32.1 | 0.8 | 13→13追 | 33.15 | +0.5 | ― |
| 10 | 7 | チェルヴィニア牝4・56kg | マーカン | 8 | 1:32.2 | 0.9 | 10→12差 | 33.310 | +0.3 | 492-8 |
| 11 | 1 | トウシンマカオ牡6・58kg | 団野大成 | 11 | 1:32.2 | 0.9 | 1→1逃 | 34.516 | -0.9 | 476-4 |
| 12 | 14 | レーベンスティール牡5・58kg | レーン | 5 | 1:32.4 | 1.1 | 10→10差 | 33.714 | -0.1 | 486+2 |
| 13 | 8 | カンチェンジュンガ牡5・58kg | 藤岡佑介 | 17 | 1:32.5 | 1.2 | 16→15追 | 33.15 | +0.5 | 496+6 |
| 14 | 2 | シャンパンカラー牡5・58kg | 坂井瑠星 | 14 | 1:32.6 | 1.3 | 7→8差 | 34.015 | -0.4 | 510-6 |
| 15 | 13 | ロングランセ7・58kg | 岩田康誠 | 16 | 1:32.7 | 1.4 | 18→17追 | 33.03 | +0.6 | 478-12 |
| 16 | 10 | ラヴァンダ牝4・56kg | 岩田望来 | 6 | 1:32.8 | 1.5 | 4→4先 | 34.516 | -0.9 | 492+4 |
| 17 | 18 | ワイドラトゥール牝4・56kg | 北村友一 | 18 | 1:33.0 | 1.7 | 17→17追 | 33.310 | +0.3 | 430+2 |
| 18 | 12 | ウインマーベル牡6・58kg | 松山弘平 | 10 | 1:33.2 | 1.9 | 10→10差 | 34.516 | -0.9 | 484+2 |
単勝 180 / 複勝 110・230・1,370 / 枠連 340 / 馬連 640 / 馬単 870 / 3連複 23,090 / 3連単 52,470
今回のペース
| 指標 | 今回 | コース基準 | 差 |
|---|---|---|---|
| 前半3F | 34.2 | 35.35 | -1.1 |
| 後半3F | 33.6 | 34.8 | -1.2 |
| RPCI | 53.0 | 52.7 | +0.3 |
RPCI は前半3Fと後半3Fの速さを比べた指数で、秒ではない。 前後半がまったく同じ速さなら ちょうど 50 になり、 50より大きいほど後半が速い=前半が緩い(スロー)、小さいほど前半から速い(ハイペース)。 ただし平常値はコースごとに違う(ダートは50前後、芝の長距離は55を超える)ので、 このサイトでは絶対値ではなくそのコースの平常との差で判定している。 前半3F・後半3Fは秒で、実測ラップから取る。ラップ未取得のレースは1200m戦のみ RPCI から逆算し(誤差 MAE 0.025秒で検証済み)、それ以外の距離は「―」と表示する。 コース基準は同じ競馬場・同じ距離・同じ馬場状態の平均。
今回同コース・同距離の平均(221走)縦軸は上ほど速い。線が上がった区間がペースアップ。
同じレースの過去
このレースが過去にどう流れたか。前3F・後3Fは実測ラップで、決まり手の横の 「推」はラップ未取得のため RPCI から逆算した値であることを示す。
| 年 | 場 | 前3F | 後3F | 勝時計 | 1着4角 | 2着4角 | 決まり手 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2016 | 京都 | 34.4 | 35.6 | 1:33.1 | 1 | 5 | 逃 |
| 2017 | 京都稍 | 34.6 | 35.2 | 1:33.8 | 13 | 6 | 追 |
| 2018 | 京都 | 35.0 | 34.5 | 1:33.3 | 5 | 7 | 差 |
| 2019 | 京都 | 35.3 | 34.2 | 1:33.0 | 5 | 3 | 差 |
| 2020 | 阪神 | 34.9 | 33.5 | 1:32.0 | 5 | 5 | 差 |
| 2021 | 阪神 | 35.6 | 33.3 | 1:32.6 | 8 | 8 | 差 |
| 2022 | 阪神 | 35.1 | 34.0 | 1:32.5 | 13 | 9 | 追 |
| 2023 | 京都 | 34.3 | 34.3 | 1:32.5 | 15 | 8 | 追 |
| 2024 | 京都 | 33.8 | 34.5 | 1:32.0 | 10 | 8 | 差 |
| 2025 | 京都 | 34.2 | 33.6 | 1:31.3 | 2 | 4 | 先 |
クッション値10.5+0.1平年並み芝含水率6.1%-4.0かなり乾燥数値の傾き 前残り寄り
クッション値と含水率はJRA発表の実測値。右の数字は同じ競馬場の直近3年・同じ月の平均との差で、絶対値は場ごとに常態が違うため見ない。過去17,103レースの集計では、芝は平年より硬いほど前が残り湿るほど差しが届き、ダートは湿るほど前が残る。ただし効き幅はバイアス判定の閾値には届かず、傾きを少し押す程度。
脚質バイアス(同じ開催週の年別比較)
4角位置率=(4角順位−1)÷(頭数−1)。0が先頭、1が最後方で、小さいほど前が有利。 複勝圏率は4角2番手以内につけた馬が3着以内に入った割合。最下段の「基準」は、この競馬場・ この馬場種別の全期間平均。
| 年 | 1〜3着の4角位置率 | 4角2番手以内の複勝圏率 | 母数 |
|---|---|---|---|
| 2024 | 0.257 | 27 | |
| 2025 | 0.221 | 29 | |
| 2026 | 0.362 | 13 | |
| 基準 | 0.308 | 11,258 |
時計水準(比較できたレースのみ)
この開催週の全レース一覧ではない。同条件(距離×クラス×馬場状態)の 過去の勝ち時計が5件以上あるレースだけを載せている。少ない標本の中央値と比べても 偶然に振り回されるため。道悪の日は該当条件が少なく、載らないレースが多くなる。 マイナスは過去中央値より速い=時計の出る馬場。
| 日 | R | 条件 | 勝時計 | 同条件の過去中央値との差 | 標本 |
|---|---|---|---|---|---|
| 11/22 | 3R | 1200m 未勝利良 | 1:08.6 | n=10 | |
| 11/22 | 4R | 1800m 未勝利良 | 1:46.9 | n=43 | |
| 11/22 | 5R | 1600m 新馬良 | 1:34.4 | n=27 | |
| 11/22 | 9R | 1400m 1勝良 | 1:20.6 | n=21 | |
| 11/22 | 12R | 2000m 2勝良 | 1:59.2 | n=21 | |
| 11/23 | 3R | 2000m 未勝利良 | 2:00.4 | n=43 | |
| 11/23 | 5R | 1800m 新馬良 | 1:47.8 | n=15 | |
| 11/23 | 7R | 2400m 1勝良 | 2:23.9 | n=10 | |
| 11/23 | 9R | 1600m 2勝良 | 1:33.5 | n=20 | |
| 11/23 | 12R | 1200m 3勝良 | 1:08.0 | n=6 |
上がり最速馬はどこまで来たか
この開催週の各レースで、メンバー最速の上がり3Fを使った馬の着順。 6着以下なら赤で示す。速い脚を使った馬が届いていないほど、前が止まらない馬場だったことになる。
ラップは 12.2-10.7-11.3-11.7-11.8-11.4-11.0-11.2。2F目10.7で入りながら、ラスト2Fも11.0-11.2で止まっていない。RPCI 53.0は京都芝1600m良の基準52.7とほぼ同じで、数字の上では標準的な流れ。それでも勝ち時計が1:31.3まで出たのは、馬場そのものが速かったから。
芝含水率はゴール前6.1%で、同じ月の直近3年平均を4.0ポイント下回る。この1年のG124戦の中で最も乾いた状態で、クッション値10.5も平年をわずかに上回る。硬くて乾いた高速馬場という条件が揃っていた。
この日の京都芝のバイアスは位置差 -0.086・先行馬の複勝圏率が基準の1.26倍で「前有利・明確」。-0.086という位置差はこの1年のG1で最も前寄りで、1着が4角2番手、2着が4番手、5着が2番手と前にいた馬が崩れなかった。
一方、上がり上位は後ろに集まっている。最速32.6のオフトレイルが4角13番手で4着、2位32.8のマジックサンズが15番手で8着、3位タイ33.0のウォーターリヒト(15番人気)が8番手で3着。上がり1〜2位の2頭は10番手以降で、どちらも勝ち馬に届いていない。高速馬場で前が止まらない以上、後ろからでは物理的に厳しかった。
同レースの過去8年の勝ち馬の4角位置は 5・5・5・8・13・15・10・2番手。近年は10番手以降からの勝利が目立つレースだっただけに、2番手からの押し切りは例外的。マイルCSの傾向で予想を組むと外す年だったと言える。逆に言えば、この年の結果を「マイルCSは前有利」と一般化するのも危険で、馬場と位置差 -0.086という単年の条件に強く依存した決着だった。
1番人気。前有利の高速馬場を2番手から押し切り
川田将雅、1番人気。富士ステークス2着から中5週。位置差 -0.086という強い前有利の中、4角2番手から上がり33.1(5位)で押し切った。決め手で勝ったわけではなく、位置と馬場が噛み合った勝ち方。流れる展開や時計のかかる馬場でどうかは次走以降の確認が要る。
4番人気2着。4番手から上がり8位で0.3秒差
横山武史、4番人気。富士ステークス1着から中5週。4角4番手から0.3秒差の2着。前有利を生かした形で、勝ち馬同様に位置の利が大きい。
15番人気3着。8番手から上がり3位33.0
高杉吏麒、15番人気。富士ステークス9着から中5週。4角8番手から上がり33.0(3位)で0.6秒詰めての0.3秒差3着。人気薄で位置も脚も上位という、最も評価しやすい形の好走。
4角13番手からメンバー最速32.6。詰め幅1.0
菅原明良、7番人気。スワンステークス1着から中4週。18頭立ての4角13番手からメンバー最速32.6で1.0秒詰め、0.4秒差の4着。前有利の高速馬場で後方13番手からこれなら、内容は勝ち馬を上回る。差しの利く条件なら逆転の目が十分ある。
4角2番手(先)から上がり33.6(メンバー13位)。直線で変わらず。520kg(+4)、前走は毎日王冠G2 5着(中7週)。
4角7番手(差)から上がり33.2(メンバー8位)。直線で0.4秒詰めた。514kg(+0)、前走は富士SG2 3着(中5週)。
4角4番手(先)から上がり33.5(メンバー12位)。直線で0.1秒詰めた。前走はジャッG1 6着(中14週)。
9番人気8着。15番手から上がり2位32.8
武豊、9番人気。富士ステークス10着から中5週。3歳で4角15番手から上がり32.8(2位)、0.8秒差の8着。この馬場・この位置では届きようがない。着順は参考外でよい。
4角13番手(追)から上がり33.1(メンバー5位)。直線で0.5秒詰めた。前走はクイーG1 4着(中5週)。
4角12番手(差)から上がり33.3(メンバー10位)。直線で0.3秒詰めた。492kg(-8)、前走は毎日王冠G2 7着(中7週)。
11番人気11着。逃げて詰め幅 -0.9
団野大成、11番人気。スプリンターズステークス10着から中7週。4角1番手から上がり34.5(16位)・詰め幅 -0.9で0.9秒差の11着。前有利の馬場でも、2F目10.7を作った逃げ馬までは残らなかった。
4角10番手(差)から上がり33.7(メンバー14位)。直線で0.1秒失った。486kg(+2)、前走は毎日王冠G2 1着(中7週)。
4角15番手(追)から上がり33.1(メンバー5位)。直線で0.5秒詰めた。496kg(+6)、前走はスプリンG1 9着(中8週)。
4角8番手(差)から上がり34.0(メンバー15位)。直線で0.4秒失った。510kg(-6)、前走は富士SG2 8着(中5週)。
4角17番手(追)から上がり33.0(メンバー3位)。直線で0.6秒詰めた。478kg(-12)、前走は毎日王冠G2 8着(中7週)。
4角4番手(先)から上がり34.5(メンバー16位)。直線で0.9秒失った。492kg(+4)、前走はアイルラG2 1着(中6週)。
4角17番手(追)から上がり33.3(メンバー10位)。直線で0.3秒詰めた。430kg(+2)、前走はスワンSG2 2着(中6週)。
4角10番手(差)から上がり34.5(メンバー16位)。直線で0.9秒失った。484kg(+2)、前走はスワンSG2 4着(中6週)。
この1年のG1で最も乾いた馬場(芝含水率 平年比 -4.0)。勝ち時計は過去8年で最速。
| 馬 | 評価 | 理由 |
|---|---|---|
| オフトレイル | 上げ | 前有利の高速馬場で13番手から上がり最速、詰め幅1.0 |
| ウォーターリヒト | 上げ | 15番人気で位置も脚も上位。最も評価しやすい好走 |
| マジックサンズ | 上げ | 3歳で15番手から上がり2位。この馬場では届かない位置 |
| ジャンタルマンタル | 上げ | 位置差 -0.086の前有利を生かして押し切り。条件依存は要注意 |