◎カランダガン
4人気- 通過
- 10→11 差
- 上り3F
- 33.2 1位
- 詰め幅
- +1.4
- 前走
- 英チャG1 1着 中6週
4角11番手からメンバー最速33.2。詰め幅1.4でG1制覇
バルザローナ、4番人気。英チャンピオンステークス1着からの遠征。基準より4.4速い流れを4角11番手で見て、メンバー最速33.2で1.4秒詰めて差し切った。詰め幅はメンバー最大。前が崩れる展開に恵まれた面はあるが、その中で最も速い脚を使ったのは事実。
Race Review — 2025年11月30日
2F目10.8から11秒台が6F続く激流。前半3F 34.5は芝2400mの数字ではなく、RPCI 51.8は基準を4.4下回る。勝ち時計2:20.3は過去10年のジャパンCで最速。4番人気カランダガンが4角11番手から詰め幅1.4で差し切った。
| 着 | 馬番 | 馬名 | 騎手 | 人気 | タイム | 着差 | 3角→4角 | 上り3F | 詰め | 馬体重 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 8 | カランダガンセ4・58kg | バルザロ | 4 | 2:20.3 | ― | 10→11差 | 33.21 | +1.4 | ― |
| 2 | 15 | マスカレードボール牡3・56kg | ルメール | 1 | 2:20.3 | 0.0 | 9→9差 | 33.42 | +1.2 | 470+0 |
| 3 | 14 | ダノンデサイル牡4・58kg | 戸崎圭太 | 3 | 2:20.8 | 0.5 | 10→9差 | 33.85 | +0.8 | ― |
| 4 | 2 | クロワデュノール牡3・56kg | 北村友一 | 2 | 2:20.9 | 0.6 | 4→5差 | 34.46 | +0.2 | ― |
| 5 | 1 | ジャスティンパレス牡6・58kg | C.デム | 5 | 2:20.9 | 0.6 | 13→13追 | 33.54 | +1.1 | 470+0 |
| 6 | 13 | ブレイディヴェーグ牝5・56kg | マーカン | 9 | 2:21.0 | 0.7 | 16→16追 | 33.42 | +1.2 | 474+0 |
| 7 | 18 | タスティエーラ牡5・58kg | レーン | 6 | 2:21.1 | 0.8 | 7→6差 | 34.46 | +0.2 | 502-6 |
| 8 | 16 | シンエンペラー牡4・58kg | 坂井瑠星 | 7 | 2:21.4 | 1.1 | 6→6差 | 34.78 | -0.1 | ― |
| 9 | 3 | コスモキュランダ牡4・58kg | 丹内祐次 | 16 | 2:21.9 | 1.6 | 4→3先 | 35.612 | -1.0 | 522+2 |
| 10 | 10 | シュトルーヴェセ6・58kg | 菅原明良 | 17 | 2:22.2 | 1.9 | 15→13追 | 34.99 | -0.3 | 478-2 |
| 11 | 4 | ディープモンスター牡7・58kg | 松山弘平 | 11 | 2:22.3 | 2.0 | 7→6差 | 35.612 | -1.0 | 470+4 |
| 12 | 9 | セイウンハーデス牡6・58kg | 津村明秀 | 13 | 2:22.6 | 2.3 | 1→1逃 | 36.915 | -2.3 | 472+0 |
| 13 | 7 | ダノンベルーガ牡6・58kg | 佐々木大 | 15 | 2:22.6 | 2.3 | 10→11差 | 35.511 | -0.9 | 498-10 |
| 14 | 12 | ヨーホーレイク牡7・58kg | 岩田望来 | 12 | 2:22.7 | 2.4 | 13→13追 | 35.410 | -0.8 | 522+2 |
| 15 | 5 | サンライズアース牡4・58kg | 池添謙一 | 8 | 2:23.0 | 2.7 | 3→3先 | 36.714 | -2.1 | 530-4 |
| 16 | 6 | ホウオウビスケッツ牡5・58kg | 岩田康誠 | 14 | 2:23.8 | 3.5 | 2→2先 | 37.716 | -3.1 | 502-2 |
| 止 | 11 | アドマイヤテラ牡4・58kg | 川田将雅 | 10 | ― | ― | ―→―― | ― | ― | 494-2 |
| 消 | 17 | ドゥレッツァ牡5・58kg | プーシャ | ― | ― | ― | ―→―― | ― | ― | ― |
単勝 620 / 複勝 210・120・180 / 枠連 740 / 馬連 1,180 / 馬単 2,370 / 3連複 1,930 / 3連単 11,070
今回のペース
| 指標 | 今回 | コース基準 | 差 |
|---|---|---|---|
| 前半3F | 34.5 | 36.86 | -2.4 |
| 後半3F | 34.6 | 34.73 | -0.1 |
| RPCI | 51.8 | 56.2 | -4.4 |
RPCI は前半3Fと後半3Fの速さを比べた指数で、秒ではない。 前後半がまったく同じ速さなら ちょうど 50 になり、 50より大きいほど後半が速い=前半が緩い(スロー)、小さいほど前半から速い(ハイペース)。 ただし平常値はコースごとに違う(ダートは50前後、芝の長距離は55を超える)ので、 このサイトでは絶対値ではなくそのコースの平常との差で判定している。 前半3F・後半3Fは秒で、実測ラップから取る。ラップ未取得のレースは1200m戦のみ RPCI から逆算し(誤差 MAE 0.025秒で検証済み)、それ以外の距離は「―」と表示する。 コース基準は同じ競馬場・同じ距離・同じ馬場状態の平均。
今回同コース・同距離の平均(178走)縦軸は上ほど速い。線が上がった区間がペースアップ。
同じレースの過去
このレースが過去にどう流れたか。前3F・後3Fは実測ラップで、決まり手の横の 「推」はラップ未取得のため RPCI から逆算した値であることを示す。
| 年 | 場 | 前3F | 後3F | 勝時計 | 1着4角 | 2着4角 | 決まり手 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2016 | 東京 | 37.2 | 34.7 | 2:25.8 | 1 | 9 | 逃 |
| 2017 | 東京 | 36.3 | 35.1 | 2:23.7 | 4 | 7 | 先 |
| 2018 | 東京 | 35.9 | 34.4 | 2:20.6 | 2 | 1 | 先 |
| 2019 | 東京重 | 36.4 | 37.2 | 2:25.9 | 5 | 2 | 差 |
| 2020 | 東京 | 35.3 | 37.8 | 2:23.0 | 4 | 9 | 先 |
| 2021 | 東京 | 37.0 | 35.3 | 2:24.7 | 8 | 2 | 差 |
| 2022 | 東京 | 36.3 | 34.2 | 2:23.7 | 10 | 12 | 差 |
| 2023 | 東京 | 35.5 | 36.5 | 2:21.8 | 3 | 4 | 先 |
| 2024 | 東京 | 36.3 | 34.1 | 2:23.6 | 8 | 6 | 差 |
| 2024 | 東京 | 37.1 | 33.4 | 2:25.5 | 7 | 2 | 差 |
| 2025 | 東京 | 34.5 | 34.6 | 2:20.3 | 11 | 9 | 差 |
| 2026 | 東京 | 36.2 | 34.9 | 1:58.6 | 2 | 11 | 先 |
クッション値9.3-0.1平年並み芝含水率14.9%+0.5平年並み数値の傾き 平年並み
クッション値と含水率はJRA発表の実測値。右の数字は同じ競馬場の直近3年・同じ月の平均との差で、絶対値は場ごとに常態が違うため見ない。過去17,103レースの集計では、芝は平年より硬いほど前が残り湿るほど差しが届き、ダートは湿るほど前が残る。ただし効き幅はバイアス判定の閾値には届かず、傾きを少し押す程度。
脚質バイアス(同じ開催週の年別比較)
4角位置率=(4角順位−1)÷(頭数−1)。0が先頭、1が最後方で、小さいほど前が有利。 複勝圏率は4角2番手以内につけた馬が3着以内に入った割合。最下段の「基準」は、この競馬場・ この馬場種別の全期間平均。
| 年 | 1〜3着の4角位置率 | 4角2番手以内の複勝圏率 | 母数 |
|---|---|---|---|
| 2021 | 0.332 | 35 | |
| 2022 | 0.349 | 29 | |
| 2023 | 0.354 | 30 | |
| 2024 | 0.300 | 32 | |
| 2025 | 0.365 | 28 | |
| 基準 | 0.336 | 17,198 |
時計水準(比較できたレースのみ)
この開催週の全レース一覧ではない。同条件(距離×クラス×馬場状態)の 過去の勝ち時計が5件以上あるレースだけを載せている。少ない標本の中央値と比べても 偶然に振り回されるため。道悪の日は該当条件が少なく、載らないレースが多くなる。 マイナスは過去中央値より速い=時計の出る馬場。
| 日 | R | 条件 | 勝時計 | 同条件の過去中央値との差 | 標本 |
|---|---|---|---|---|---|
| 11/29 | 2R | 1400m 未勝利良 | 1:21.7 | n=55 | |
| 11/29 | 3R | 1800m 未勝利良 | 1:47.9 | n=79 | |
| 11/29 | 5R | 1600m 新馬良 | 1:35.3 | n=64 | |
| 11/29 | 7R | 2400m 1勝良 | 2:23.5 | n=33 | |
| 11/29 | 12R | 1600m 2勝良 | 1:33.8 | n=39 | |
| 11/30 | 2R | 1600m 未勝利良 | 1:34.7 | n=85 | |
| 11/30 | 4R | 2000m 未勝利良 | 1:59.9 | n=61 | |
| 11/30 | 6R | 1800m 新馬良 | 1:47.0 | n=47 | |
| 11/30 | 8R | 1600m 1勝良 | 1:33.1 | n=63 | |
| 11/30 | 9R | 2000m 2勝良 | 1:58.4 | n=30 | |
| 11/30 | 11R | 2000m 3勝良 | 1:57.6 | n=20 | |
| 11/30 | 12R | 2400m G1良 | 2:20.3 | n=14 |
上がり最速馬はどこまで来たか
この開催週の各レースで、メンバー最速の上がり3Fを使った馬の着順。 6着以下なら赤で示す。速い脚を使った馬が届いていないほど、前が止まらない馬場だったことになる。
ラップは 12.3-10.8-11.4-11.5-11.6-11.6-12.0-12.2-12.3-11.8-11.5-11.3。2F目10.8のあと11.4-11.5-11.6-11.6と11秒台が続く。芝2400mで前半3F 34.5は明らかに速すぎ、RPCI 51.8は東京芝2400m良の基準56.2を4.4下回る。
この流れで先行した馬は壊滅した。4角1番手のセイウンハーデスが詰め幅 -2.3で12着、2番手のホウオウビスケッツが -3.1で16着、3番手のコスモキュランダが -1.0で9着。4角3番手以内の3頭がすべて9着以下という、はっきりした前崩れになっている。
この日の東京芝は位置差 +0.029・先行馬の複勝圏率が基準の0.72倍で「差し有利・やや」。馬場もラップも同じ方向を向いたため、結果は素直に差し決着になった。上位3頭の4角位置は11番手・9番手・9番手で、詰め幅は1.4・1.2・0.8。
勝ち時計2:20.3は過去10年で最速。それまでの最速は2023年の2:21.8で、1.5秒も更新している。前半が速かったぶんだけ全体が速くなった形だが、芝含水率14.9%は平年より0.5ポイント高く、クッション値も平年並みで、馬場が異常に速かったわけではない。つまりこの時計はラップがもたらしたもので、個々の馬の持ち時計として他場に持ち込むのは危険。
同レースの過去6年の勝ち馬は4角 4・8・10・3・8・11番手。ジャパンCはもともと中団から差せるレースで、11番手は例年の範囲。ただし今年は前が崩れた度合いが大きく、差して届いたというより、前が止まったと読むのが正確。
4角11番手からメンバー最速33.2。詰め幅1.4でG1制覇
バルザローナ、4番人気。英チャンピオンステークス1着からの遠征。基準より4.4速い流れを4角11番手で見て、メンバー最速33.2で1.4秒詰めて差し切った。詰め幅はメンバー最大。前が崩れる展開に恵まれた面はあるが、その中で最も速い脚を使ったのは事実。
1番人気2着。9番手から上がり2位で1.2秒詰め
ルメール、1番人気。天皇賞(秋)1着から中4週。4角9番手から上がり33.4(2位)で1.2秒詰めてハナ差の2着。3歳で古馬相手に連続好走しており、位置も脚も上位。天皇賞(秋)の超スローとは正反対の激流で同じ着差なら、流れを問わない。
3番人気3着。9番手から上がり5位
戸崎圭太、3番人気。インターナショナルステークス5着から中13週。4角9番手から0.5秒差の3着。海外帰りで崩れておらず、安定感がある。
4角5番手(差)から上がり34.4(メンバー6位)。直線で0.2秒詰めた。前走は凱旋門G1 14着(中8週)。
5番人気5着。13番手から上がり4位で1.1秒詰め
C.デムーロ、5番人気。天皇賞(秋)3着から中4週。4角13番手から上がり33.5(4位)で0.6秒差の5着。位置を考えれば悪くない内容。
9番人気6着。4角16番手から上がり2位タイ33.4
マーカンド、9番人気。天皇賞(秋)10着から中4週。4角16番手から33.4(2位タイ)で1.2秒詰めての0.7秒差6着。勝ち馬とほぼ同じ脚を5つ後ろの位置から使っている。人気薄のうちに拾っておきたい。
4角6番手(差)から上がり34.4(メンバー6位)。直線で0.2秒詰めた。502kg(-6)、前走は天皇賞秋G1 8着(中4週)。
4角6番手(差)から上がり34.7(メンバー8位)。直線で0.1秒失った。前走は愛CSG1 6着(中11週)。
4角3番手(先)から上がり35.6(メンバー12位)。直線で1.0秒失った。522kg(+2)、前走は天皇賞秋G1 12着(中4週)。
4角13番手(追)から上がり34.9(メンバー9位)。直線で0.3秒失った。478kg(-2)、前走はアルゼンHG2 5着(中3週)。
4角6番手(差)から上がり35.6(メンバー12位)。直線で1.0秒失った。470kg(+4)、前走は京都大賞G2 1着(中8週)。
13番人気12着。激流を逃げて詰め幅 -2.3
津村明秀、13番人気。天皇賞(秋)7着から中4週。前半3F 34.5という芝2400mではあり得ない流れを4角1番手で作り、上がり36.9(15位)で2.3秒差の12着。この敗戦は完全に度外視してよい。
4角11番手(差)から上がり35.5(メンバー11位)。直線で0.9秒失った。498kg(-10)、前走は新潟記念G3 13着(中13週)。
4角13番手(追)から上がり35.4(メンバー10位)。直線で0.8秒失った。522kg(+2)、前走はオールカG2 3着(中10週)。
4角3番手(先)から上がり36.7(メンバー14位)。直線で2.1秒失った。530kg(-4)、前走は京都大賞G2 2着(中8週)。
4角2番手(先)から上がり37.7(メンバー16位)。直線で3.1秒失った。502kg(-2)、前走は天皇賞秋G1 13着(中4週)。
494kg(-2)、前走は京都大賞G2 4着(中8週)。
前走は京都大賞G2 8着(中8週)。
芝2400mで前半3F 34.5。基準比 -4.4の激流で、4角3番手以内が全滅した。
| 馬 | 評価 | 理由 |
|---|---|---|
| カランダガン | 上げ | 11番手から上がり最速、詰め幅1.4はメンバー最大 |
| マスカレードボール | 上げ | 3歳で9番手から上がり2位。超スローの天皇賞秋とは正反対の流れでも好走 |
| ブレイディヴェーグ | 上げ | 16番手から勝ち馬と同等の脚。9番人気で0.7秒差 |
| セイウンハーデス | 条件替わり | 芝2400mで前半34.5を逃げての12着。度外視してよい |