◎ダブルハートボンド
3人気- 通過
- 3→3 先
- 上り3F
- 37.1 4位
- 詰め幅
- +0.2
- 前走
- みやこSG3 1着 中4週
この1年で最も強い差し有利の日に4角3番手から押し切り
坂井瑠星、3番人気。みやこステークス1着から中4週。先行比0.51倍・位置差+0.123という、この1年のG1で最も差し寄りの馬場で、4角3番手から上がり37.1(4位)で押し切った。同じ位置にいた有力馬が軒並み崩れた中での勝利で、前が有利な条件に替われば評価はさらに上がる。
Race Review — 2025年12月7日
先行馬の複勝圏率が基準の0.51倍、位置差 +0.123。どちらもこの1年のG1で最も極端な差し有利だった。逃げたウィリアムバローズは4.5秒差の最下位、1番人気ナルカミも2.4秒差の13着。その中で3番人気ダブルハートボンドが4角3番手から押し切っている。
| 着 | 馬番 | 馬名 | 騎手 | 人気 | タイム | 着差 | 3角→4角 | 上り3F | 詰め | 馬体重 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 2 | ダブルハートボンド牝4・56kg | 坂井瑠星 | 3 | 1:50.2 | ― | 3→3先 | 37.14 | +0.2 | 474-2 |
| 2 | 8 | ウィルソンテソーロ牡6・58kg | 川田将雅 | 2 | 1:50.2 | 0.0 | 6→6差 | 36.82 | +0.5 | 484-3 |
| 3 | 7 | ラムジェット牡4・58kg | 三浦皇成 | 7 | 1:50.6 | 0.4 | 10→11追 | 36.93 | +0.4 | 516+0 |
| 4 | 3 | メイショウハリオ牡8・58kg | 武豊 | 8 | 1:50.6 | 0.4 | 13→11追 | 36.71 | +0.6 | 504+10 |
| 5 | 9 | アウトレンジ牡5・58kg | 松山弘平 | 4 | 1:51.0 | 0.8 | 6→6差 | 37.67 | -0.3 | 492-6 |
| 6 | 6 | ハギノアレグリアス牡8・58kg | 岩田康誠 | 11 | 1:51.1 | 0.9 | 4→4先 | 37.99 | -0.6 | 494+0 |
| 7 | 10 | テンカジョウ牝4・56kg | 国分優作 | 10 | 1:51.2 | 1.0 | 14→15追 | 37.25 | +0.1 | 496+1 |
| 8 | 13 | サンライズジパング牡4・58kg | 池添謙一 | 9 | 1:51.3 | 1.1 | 10→9差 | 37.67 | -0.3 | 524+17 |
| 9 | 4 | セラフィックコール牡5・58kg | 西村淳也 | 14 | 1:51.4 | 1.2 | 14→11追 | 37.46 | -0.1 | 538+10 |
| 10 | 15 | ペリエール牡5・58kg | 佐々木大 | 15 | 1:51.4 | 1.2 | 6→6差 | 38.010 | -0.7 | 484+2 |
| 11 | 11 | シックスペンス牡4・58kg | ルメール | 5 | 1:51.5 | 1.3 | 2→2先 | 38.613 | -1.3 | 502-1 |
| 12 | 14 | ペプチドナイル牡7・58kg | 藤岡佑介 | 12 | 1:52.3 | 2.1 | 10→11追 | 38.512 | -1.2 | 526-4 |
| 13 | 12 | ナルカミ牡3・57kg | 戸崎圭太 | 1 | 1:52.6 | 2.4 | 4→4先 | 39.414 | -2.1 | 508+3 |
| 14 | 5 | ヘリオスセ9・58kg | 原優介 | 16 | 1:52.7 | 2.5 | 16→16追 | 38.111 | -0.8 | 466-9 |
| 15 | 16 | ルクソールカフェ牡3・57kg | ジェルー | 6 | 1:53.6 | 3.4 | 9→9差 | 40.115 | -2.8 | 550+6 |
| 16 | 1 | ウィリアムバローズ牡7・58kg | 岩田望来 | 13 | 1:54.7 | 4.5 | 1→1逃 | 41.816 | -4.5 | 490-2 |
単勝 730 / 複勝 250・230・320 / 枠連 1,420 / 馬連 2,300 / 馬単 4,160 / 3連複 8,700 / 3連単 36,790
今回のペース
| 指標 | 今回 | コース基準 | 差 |
|---|---|---|---|
| 前半3F | 35.8 | 37.61 | -1.8 |
| 後半3F | 37.3 | 38.3 | -1.0 |
| RPCI | 47.7 | 49.1 | -1.4 |
RPCI は前半3Fと後半3Fの速さを比べた指数で、秒ではない。 前後半がまったく同じ速さなら ちょうど 50 になり、 50より大きいほど後半が速い=前半が緩い(スロー)、小さいほど前半から速い(ハイペース)。 ただし平常値はコースごとに違う(ダートは50前後、芝の長距離は55を超える)ので、 このサイトでは絶対値ではなくそのコースの平常との差で判定している。 前半3F・後半3Fは秒で、実測ラップから取る。ラップ未取得のレースは1200m戦のみ RPCI から逆算し(誤差 MAE 0.025秒で検証済み)、それ以外の距離は「―」と表示する。 コース基準は同じ競馬場・同じ距離・同じ馬場状態の平均。
今回同コース・同距離の平均(505走)縦軸は上ほど速い。線が上がった区間がペースアップ。
同じレースの過去
このレースが過去にどう流れたか。前3F・後3Fは実測ラップで、決まり手の横の 「推」はラップ未取得のため RPCI から逆算した値であることを示す。
| 年 | 場 | 前3F | 後3F | 勝時計 | 1着4角 | 2着4角 | 決まり手 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2016 | 中京 | 36.3 | 37.7 | 1:50.1 | 13 | 5 | 追 |
| 2017 | 中京 | 36.2 | 36.2 | 1:50.1 | 11 | 2 | 追 |
| 2018 | 中京 | 37.1 | 35.9 | 1:50.1 | 3 | 13 | 先 |
| 2019 | 中京 | 36.6 | 35.7 | 1:48.5 | 4 | 4 | 先 |
| 2020 | 中京 | 36.5 | 37.0 | 1:49.3 | 4 | 7 | 先 |
| 2021 | 中京 | 36.5 | 36.0 | 1:49.7 | 6 | 11 | 差 |
| 2022 | 中京 | 37.0 | 36.9 | 1:51.9 | 10 | 2 | 差 |
| 2023 | 中京 | 36.4 | 37.3 | 1:50.6 | 1 | 13 | 逃 |
| 2024 | 中京 | 36.0 | 36.9 | 1:50.1 | 1 | 10 | 逃 |
| 2025 | 中京 | 35.8 | 37.3 | 1:50.2 | 3 | 6 | 先 |
クッション値9.5+0.1平年並みダ含水率3.8%-1.0乾燥数値の傾き やや差し寄り
クッション値と含水率はJRA発表の実測値。右の数字は同じ競馬場の直近3年・同じ月の平均との差で、絶対値は場ごとに常態が違うため見ない。過去17,103レースの集計では、芝は平年より硬いほど前が残り湿るほど差しが届き、ダートは湿るほど前が残る。ただし効き幅はバイアス判定の閾値には届かず、傾きを少し押す程度。
脚質バイアス(同じ開催週の年別比較)
4角位置率=(4角順位−1)÷(頭数−1)。0が先頭、1が最後方で、小さいほど前が有利。 複勝圏率は4角2番手以内につけた馬が3着以内に入った割合。最下段の「基準」は、この競馬場・ この馬場種別の全期間平均。
| 年 | 1〜3着の4角位置率 | 4角2番手以内の複勝圏率 | 母数 |
|---|---|---|---|
| 2022 | 0.242 | 35 | |
| 2025 | 0.397 | 30 | |
| 基準 | 0.270 | 14,404 |
時計水準(比較できたレースのみ)
この開催週の全レース一覧ではない。同条件(距離×クラス×馬場状態)の 過去の勝ち時計が5件以上あるレースだけを載せている。少ない標本の中央値と比べても 偶然に振り回されるため。道悪の日は該当条件が少なく、載らないレースが多くなる。 マイナスは過去中央値より速い=時計の出る馬場。
| 日 | R | 条件 | 勝時計 | 同条件の過去中央値との差 | 標本 |
|---|---|---|---|---|---|
| 12/6 | 1R | 1400m 未勝利良 | 1:26.8 | n=63 | |
| 12/6 | 2R | 1200m 1勝良 | 1:11.9 | n=57 | |
| 12/6 | 3R | 1800m 1勝良 | 1:54.2 | n=108 | |
| 12/6 | 6R | 1900m 1勝良 | 2:00.2 | n=33 | |
| 12/6 | 7R | 1800m 1勝良 | 1:53.7 | n=108 | |
| 12/6 | 10R | 1200m 2勝良 | 1:10.9 | n=26 | |
| 12/7 | 1R | 1800m 未勝利良 | 1:53.8 | n=111 | |
| 12/7 | 2R | 1400m 1勝良 | 1:25.2 | n=78 | |
| 12/7 | 3R | 1800m 1勝良 | 1:53.4 | n=108 | |
| 12/7 | 6R | 1400m 1勝良 | 1:24.6 | n=78 | |
| 12/7 | 7R | 1200m 1勝良 | 1:11.9 | n=57 | |
| 12/7 | 9R | 1800m 2勝良 | 1:52.5 | n=37 |
上がり最速馬はどこまで来たか
この開催週の各レースで、メンバー最速の上がり3Fを使った馬の着順。 6着以下なら赤で示す。速い脚を使った馬が届いていないほど、前が止まらない馬場だったことになる。
ラップは 12.8-10.8-12.2-12.2-12.3-12.6-12.9-12.3-12.1。2F目に10.8が入り、7F目は12.9まで落ちる。前半3F 35.8に対して後半3F 37.3で1.5秒の落差があり、RPCI 47.7は中京ダ1800m良の基準49.1を1.4下回る前傾。
この日の中京ダートのバイアスは位置差 +0.123・先行馬の複勝圏率が基準の 0.51倍。どちらもこの1年のG124戦で最も差し寄りの数字で、「差し有利・明確」の判定が出ている。前傾ラップと強い差し有利が重なれば、前に行った馬は残らない。
実際、4角1番手のウィリアムバローズは上がり41.8(16位)・詰め幅 -4.5で最下位、4角2番手のシックスペンス(5番人気)も -1.3で11着。1番人気ナルカミは4角4番手から上がり39.4(14位)で2.4秒差の13着まで下がった。前めにいた有力馬がそろって崩れている。
その中で勝ったのが4角3番手のダブルハートボンド。上がり37.1はメンバー4位で、崩れた先行勢の中で唯一踏ん張った。前が総崩れになる条件で前から押し切ったのだから、この勝ち方は単なる展開利では説明できない。2着ウィルソンテソーロ(6番手・上がり2位)、3着ラムジェット(11番手・上がり3位)、4着メイショウハリオ(11番手・上がり最速)と、2着以下は差し有利に素直な並びになっている。
同レースの過去8年の勝ち馬は4角 3・4・4・6・10・1・1・3番手で、チャンピオンズカップ自体は前めが残るレース。この年は馬場が逆を向いた中で、例年どおりの位置から勝った馬が出た、という構図になる。「差し有利の日に前から勝った馬」は、次走で前が有利な条件に替われば妙味が大きい。
この1年で最も強い差し有利の日に4角3番手から押し切り
坂井瑠星、3番人気。みやこステークス1着から中4週。先行比0.51倍・位置差+0.123という、この1年のG1で最も差し寄りの馬場で、4角3番手から上がり37.1(4位)で押し切った。同じ位置にいた有力馬が軒並み崩れた中での勝利で、前が有利な条件に替われば評価はさらに上がる。
2番人気2着。6番手から上がり2位36.8
川田将雅、2番人気。JBCクラシック5着から中5週。4角6番手から上がり36.8(2位)で0.5秒詰めてハナ差の2着。差し有利を素直に生かした形で、安定感がある。
7番人気3着。11番手から上がり3位
三浦皇成、7番人気。みやこステークス4着から中4週。4角11番手から上がり36.9(3位)で0.4秒詰めての3着。位置も脚も上位で、人気薄での好走。
8番人気4着。11番手からメンバー最速36.7
武豊、8番人気。JBCクラシック2着から中5週。8歳で4角11番手からメンバー最速36.7を使い0.6秒詰め、0.4秒差の4着。高齢でも末脚は健在で、差しが決まる条件なら引き続き狙える。
4角6番手(差)から上がり37.6(メンバー7位)。直線で0.3秒失った。492kg(-6)、前走はみやこSG3 7着(中4週)。
4角4番手(先)から上がり37.9(メンバー9位)。直線で0.6秒失った。494kg(+0)、前走は名古屋G2 5着(中31週)。
4角15番手(追)から上がり37.2(メンバー5位)。直線で0.1秒詰めた。496kg(+1)、前走はJBCLクG1 2着(中5週)。
4角9番手(差)から上がり37.6(メンバー7位)。直線で0.3秒失った。524kg(+17)、前走はJBCクラG1 10着(中5週)。
4角11番手(追)から上がり37.4(メンバー6位)。直線で0.1秒失った。538kg(+10)、前走はマーキG3 5着(中20週)。
4角6番手(差)から上がり38.0(メンバー10位)。直線で0.7秒失った。484kg(+2)、前走はみやこSG3 10着(中4週)。
4角2番手(先)から上がり38.6(メンバー13位)。直線で1.3秒失った。502kg(-1)、前走はマイルG1 2着(中8週)。
4角11番手(追)から上がり38.5(メンバー12位)。直線で1.2秒失った。526kg(-4)、前走は武蔵野SG3 9着(中3週)。
1番人気13着。4番手から2.4秒差
戸崎圭太、1番人気。ジャパンダートクラシック1着から中6週。3歳でG1連勝を狙ったが、4角4番手から上がり39.4(14位)で2.4秒差の13着。この1年で最も強い差し有利の日に前めで運んだうえ、古馬との初対戦でもあった。一度は度外視したい。
4角16番手(追)から上がり38.1(メンバー11位)。直線で0.8秒失った。466kg(-9)、前走はすずら 1着(中5週)。
4角9番手(差)から上がり40.1(メンバー15位)。直線で2.8秒失った。550kg(+6)、前走は武蔵野SG3 1着(中3週)。
逃げて4.5秒差の最下位
岩田望来、13番人気。エルムステークス4着から中18週。4角1番手から上がり41.8(16位)・詰め幅 -4.5で最下位。先行比0.51倍の馬場で逃げた結果で、能力とは切り離して見たい。
先行比0.51倍・位置差+0.123は、ともにこの1年のG1で最も極端な差し有利だった。
| 馬 | 評価 | 理由 |
|---|---|---|
| ダブルハートボンド | 上げ | 最も強い差し有利の日に3番手から押し切り。前有利の条件なら妙味大 |
| メイショウハリオ | 上げ | 8歳で11番手からメンバー最速。差し決着なら引き続き |
| ナルカミ | 条件替わり | 1番人気13着だが馬場が最悪の向き。古馬初対戦も含め度外視 |
| ウィリアムバローズ | 条件替わり | 先行比0.51倍の日に逃げての最下位。能力と切り離す |