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Race Review — 2025年12月27日

ホープフルステークスG1

中山 5回7日目 11R 芝2000m(Aコース) 馬場 良・天候 曇 16頭 勝時計 2:01.0

4F目に13.0、5F目に12.8が入る緩い中盤。RPCI 54.5は中山芝2000m良の基準53.4を1.1上回る後傾で、7番人気ロブチェンが4角7番手からメンバー最速34.5で差し切った。1番人気アンドゥーリルは4角2番手から7着。

結果

詰め幅=上り3F地点の先頭との差 − ゴール着差
着馬番馬名騎手人気タイム着差 3角→4角上り3F詰め馬体重
1 4 ロブチェン牡2・56kg 松山弘平 7 2:01.0 ― 7→7差 34.51 +0.7 512-4
2 11 フォルテアンジェロ牡2・56kg マーカン 4 2:01.1 0.1 4→4先 34.95 +0.3 450+2
3 15 アスクエジンバラ牡2・56kg 岩田康誠 9 2:01.2 0.2 6→4先 34.95 +0.3 456-8
4 2 アーレムアレス牡2・56kg 菱田裕二 6 2:01.4 0.4 10→10差 34.51 +0.7 494+6
5 6 バドリナート牡2・56kg 坂井瑠星 5 2:01.4 0.4 4→4先 35.28 +0.0 492+4
6 16 オルフセン牡2・56kg 岩田望来 8 2:01.6 0.6 12→10差 34.51 +0.7 484+0
7 12 アンドゥーリル牡2・56kg 川田将雅 1 2:01.6 0.6 2→2先 35.511 -0.3 460-2
8 3 ジャスティンビスタ牡2・56kg 北村友一 2 2:01.7 0.7 12→13追 34.64 +0.6 516+0
9 7 テーオーアルアイン牡2・56kg 横山武史 13 2:01.8 0.8 1→1逃 36.014 -0.8 486-4
10 1 ノチェセラーダ牡2・56kg プーシャ 10 2:01.8 0.8 7→7差 35.39 -0.1 470+2
11 8 マテンロウゼロ牡2・56kg 横山典弘 15 2:01.9 0.9 12→13追 34.95 +0.3 464+2
12 14 ジーネキング牡2・56kg 斎藤新 11 2:02.1 1.1 2→2先 36.115 -0.9 490+12
13 10 ウイナーズナイン牡2・56kg 西村淳也 12 2:02.3 1.3 12→13追 35.39 -0.1 512+8
14 13 ショウナンガルフ牡2・56kg 池添謙一 3 2:02.4 1.4 10→10差 35.612 -0.4 492+20
15 5 ノーウェアマン牡2・56kg 木幡巧也 16 2:02.8 1.8 12→16追 35.713 -0.5 490+0
16 9 メイショウハチコウ牡2・56kg 三浦皇成 14 2:02.9 1.9 7→7差 36.416 -1.2 506+10

単勝 1,980 / 複勝 660・250・590 / 枠連 520 / 馬連 8,310 / 馬単 19,100 / 3連複 55,140 / 3連単 368,180

ラップとペース

基準=同コース・馬場良の平均(n=208)

今回のペース

平均的な流れRPCI 54.5 50 = 前後半おなじ速さ このコースの平常 53.4 基準より +1.1
指標今回コース基準差
前半3F35.5 36.36-0.9
後半3F35.2 35.46-0.3
RPCI54.5 53.4+1.1

RPCI は前半3Fと後半3Fの速さを比べた指数で、秒ではない。 前後半がまったく同じ速さなら ちょうど 50 になり、 50より大きいほど後半が速い=前半が緩い(スロー)、小さいほど前半から速い(ハイペース)。 ただし平常値はコースごとに違う(ダートは50前後、芝の長距離は55を超える)ので、 このサイトでは絶対値ではなくそのコースの平常との差で判定している。 前半3F・後半3Fは秒で、実測ラップから取る。ラップ未取得のレースは1200m戦のみ RPCI から逆算し(誤差 MAE 0.025秒で検証済み)、それ以外の距離は「―」と表示する。 コース基準は同じ競馬場・同じ距離・同じ馬場状態の平均。

上がり3F10.9 13.0 12.3110.9212.3313.0412.8512.3612.2711.7811.7911.810ハロン

今回同コース・同距離の平均(208走)縦軸は上ほど速い。線が上がった区間がペースアップ。

同じレースの過去

このレースが過去にどう流れたか。前3F・後3Fは実測ラップで、決まり手の横の 「推」はラップ未取得のため RPCI から逆算した値であることを示す。

年場前3F後3F勝時計 1着4角2着4角決まり手
2016中山 35.636.6 2:01.3 88 差
2017中山 35.836.9 2:01.4 94 差
2018中山 37.835.5 2:01.6 42 先
2019中山 36.536.4 2:01.4 24 先
2020中山 37.236.8 2:02.8 32 先
2021中山 35.936.3 2:00.6 35 先
2022中山 36.135.0 2:01.5 21 先
2023中山 35.435.9 2:00.2 102 差
2024中山 36.035.5 2:00.5 37 先
2025中山 35.535.2 2:01.0 74 差

トラックバイアス

5回中山 7〜8日目(12/27〜28 計2日)の芝全レース
差し有利確度: やや3着内の4角位置率 基準比 +0.003 / 先行馬の複勝圏率 基準の0.82倍

クッション値9.8+0.1平年並み芝含水率11.6%+0.2平年並み数値の傾き 平年並み

クッション値と含水率はJRA発表の実測値。右の数字は同じ競馬場の直近3年・同じ月の平均との差で、絶対値は場ごとに常態が違うため見ない。過去17,103レースの集計では、芝は平年より硬いほど前が残り湿るほど差しが届き、ダートは湿るほど前が残る。ただし効き幅はバイアス判定の閾値には届かず、傾きを少し押す程度。

脚質バイアス(同じ開催週の年別比較)

4角位置率=(4角順位−1)÷(頭数−1)。0が先頭、1が最後方で、小さいほど前が有利。 複勝圏率は4角2番手以内につけた馬が3着以内に入った割合。最下段の「基準」は、この競馬場・ この馬場種別の全期間平均。

年1〜3着の4角位置率4角2番手以内の複勝圏率母数
2021 0.253 39.3% 28
2022 0.299 36.7% 30
2023 0.206 48.3% 29
2024 0.224 46.7% 30
2025 0.256 36.7% 30
基準0.251 45.0% 14,987

時計水準(比較できたレースのみ)

この開催週の全レース一覧ではない。同条件(距離×クラス×馬場状態)の 過去の勝ち時計が5件以上あるレースだけを載せている。少ない標本の中央値と比べても 偶然に振り回されるため。道悪の日は該当条件が少なく、載らないレースが多くなる。 マイナスは過去中央値より速い=時計の出る馬場。

日R条件勝時計同条件の過去中央値との差標本
12/274R 2000m 未勝利良 2:01.9 +0.6 n=63
12/275R 1600m 新馬良 1:35.1 -0.9 n=34
12/277R 2200m 1勝良 2:14.7 +0.9 n=16
12/279R 1200m 2勝良 1:07.8 -0.3 n=32
12/2711R 2000m G1良 2:01.0 +1.0 n=8
12/2712R 2500m 3勝良 2:35.5 +3.1 n=6
12/283R 1200m 未勝利良 1:09.1 +0.0 n=17
12/286R 2000m 新馬良 2:03.6 +0.3 n=32
12/289R 2500m 2勝良 2:33.6 +1.1 n=19
12/2812R 1600m 3勝良 1:33.6 +0.4 n=19

上がり最速馬はどこまで来たか

この開催週の各レースで、メンバー最速の上がり3Fを使った馬の着順。 6着以下なら赤で示す。速い脚を使った馬が届いていないほど、前が止まらない馬場だったことになる。

レースの読み

ラップは 12.3-10.9-12.3-13.0-12.8-12.3-12.2-11.7-11.7-11.8。2F目10.9で入ったあと、4F目13.0・5F目12.8と大きく息が入る。そこから残り3Fを11.7-11.7-11.8でまとめており、典型的な「速い入り→中だるみ→瞬発戦」の形。前半3F 35.5・後半3F 35.2とほぼ均衡している。

この日の中山芝は位置差 +0.003・先行馬の複勝圏率が基準の0.82倍で「差し有利・やや」。翌日の有馬記念とまったく同じ判定で、この開催の中山芝は差しが利く状態だった。

決着もそれに沿っている。上がり最速34.5を3頭が記録し、それぞれ4角7番手(1着ロブチェン)・10番手(4着アーレムアレス)・10番手(6着オルフセン)。最速タイの3頭が全員7番手以降で、うち1頭が勝ち切った形になる。対して4角1番手のテーオーアルアインは上がり36.0(14位)・詰め幅 -0.8で9着、2番手のアンドゥーリル(1番人気)も -0.3で7着。

注目したいのは8着ジャスティンビスタ(2番人気)。4角13番手から上がり34.6(4位)で0.6秒詰め、0.7秒差。京都2歳ステークスを勝っての2番人気で、中だるみからの瞬発戦で後方13番手という最も届きにくい形だった。着順だけで見限るのは早い。

同レースの過去7年の勝ち馬は4角 2・3・3・2・10・3・7番手。ホープフルステークスは前めが残るレースで、7番手からの勝利は2023年(10番手)以来。中山芝2000mで中盤が13.0まで緩んだにもかかわらず前が残らなかったのは、馬場が差し寄りだったことの裏づけになる。

全頭短評

着順・人気は結果、評価は内容ベース
1 4

◎ロブチェン

7人気
通過
7→7 差
上り3F
34.5 1位
詰め幅
+0.7
前走
新馬 1着 中7週

7番人気。7番手からメンバー最速34.5でG1制覇

松山弘平、7番人気。新馬勝ちからの直行で中5週。中だるみからの瞬発戦を4角7番手で運び、最速タイ34.5で0.7秒詰めて差し切った。キャリア1戦でこの立ち回りと決め手なら、素質は相当。

2 11

フォルテアンジェロ

4人気
通過
4→4 先
上り3F
34.9 5位
詰め幅
+0.3
前走
百日草特・1勝 2着 中8週

4番人気2着。4番手から上がり5位

マーカンド、4番人気。百日草特別2着から中6週。4角4番手から上がり34.9(5位)で0.1秒差の2着。差し有利の日に前めで粘っており、内容は着順以上。

3 15

アスクエジンバラ

9人気
通過
6→4 先
上り3F
34.9 5位
詰め幅
+0.3
前走
京都2歳G3 2着 中4週

4角4番手(先)から上がり34.9(メンバー5位)。直線で0.3秒詰めた。456kg(-8)、前走は京都2歳G3 2着(中4週)。

4 2

▲アーレムアレス

6人気
通過
10→10 差
上り3F
34.5 1位
詰め幅
+0.7
前走
黄菊賞・1勝* 2着 中6週

6番人気4着。10番手から上がり最速タイ34.5

菱田裕二、6番人気。黄菊賞2着から中5週。4角10番手から勝ち馬と同じ34.5を使い0.7秒詰め、0.4秒差の4着。脚色は勝ち馬と互角で、位置の差が着差になった。

5 6

バドリナート

5人気
通過
4→4 先
上り3F
35.2 8位
詰め幅
+0.0
前走
萩S(L) 1着 中9週

4角4番手(先)から上がり35.2(メンバー8位)。直線で変わらず。492kg(+4)、前走は萩S(L) 1着(中9週)。

6 16

オルフセン

8人気
通過
12→10 差
上り3F
34.5 1位
詰め幅
+0.7
前走
未勝利* 1着 中6週

8番人気6着。10番手から上がり最速タイ

岩田望来、8番人気。未勝利勝ちから中4週。4角10番手から34.5(最速タイ)で0.6秒差の6着。こちらも位置なりの結果で、内容は悪くない。

7 12

アンドゥーリル

1人気
通過
2→2 先
上り3F
35.5 11位
詰め幅
-0.3
前走
アイビー(L) 1着 中10週

1番人気7着。差し有利の日に2番手から

川田将雅、1番人気。アイビーステークス1着から中7週。4角2番手から上がり35.5(11位)・詰め幅 -0.3で0.6秒差の7着。差しが利く馬場で前めに構えたぶんの不利はあるが、上がり11位では物足りない。次走の流れ次第。

8 3

○ジャスティンビスタ

2人気
通過
12→13 追
上り3F
34.6 4位
詰め幅
+0.6
前走
京都2歳G3 1着 中4週

2番人気8着。13番手から上がり4位で0.6秒詰め

北村友一、2番人気。京都2歳ステークス1着から中4週。4角13番手から上がり34.6(4位)、0.7秒差の8着。中だるみからの瞬発戦で後方13番手は最も不利な形。重賞勝ち馬がこの位置から0.7秒差なら、着順で見限る必要はない。

9 7

テーオーアルアイン

13人気
通過
1→1 逃
上り3F
36.0 14位
詰め幅
-0.8
前走
未勝利* 1着 中2週

4角1番手(逃)から上がり36.0(メンバー14位)。直線で0.8秒失った。486kg(-4)、前走は未勝利* 1着(中2週)。

10 1

ノチェセラーダ

10人気
通過
7→7 差
上り3F
35.3 9位
詰め幅
-0.1
前走
黄菊賞・1勝* 1着 中6週

4角7番手(差)から上がり35.3(メンバー9位)。直線で0.1秒失った。470kg(+2)、前走は黄菊賞・1勝* 1着(中6週)。

11 8

マテンロウゼロ

15人気
通過
12→13 追
上り3F
34.9 5位
詰め幅
+0.3
前走
未勝利* 1着 中3週

4角13番手(追)から上がり34.9(メンバー5位)。直線で0.3秒詰めた。464kg(+2)、前走は未勝利* 1着(中3週)。

12 14

ジーネキング

11人気
通過
2→2 先
上り3F
36.1 15位
詰め幅
-0.9
前走
札幌2歳G3 2着 中16週

4角2番手(先)から上がり36.1(メンバー15位)。直線で0.9秒失った。490kg(+12)、前走は札幌2歳G3 2着(中16週)。

13 10

ウイナーズナイン

12人気
通過
12→13 追
上り3F
35.3 9位
詰め幅
-0.1
前走
京都2歳G3 6着 中4週

4角13番手(追)から上がり35.3(メンバー9位)。直線で0.1秒失った。512kg(+8)、前走は京都2歳G3 6着(中4週)。

14 13

ショウナンガルフ

3人気
通過
10→10 差
上り3F
35.6 12位
詰め幅
-0.4
前走
札幌2歳G3 1着 中16週

4角10番手(差)から上がり35.6(メンバー12位)。直線で0.4秒失った。492kg(+20)、前走は札幌2歳G3 1着(中16週)。

15 5

ノーウェアマン

16人気
通過
12→16 追
上り3F
35.7 13位
詰め幅
-0.5
前走
未勝利* 1着 中9週

4角16番手(追)から上がり35.7(メンバー13位)。直線で0.5秒失った。490kg(+0)、前走は未勝利* 1着(中9週)。

16 9

メイショウハチコウ

14人気
通過
7→7 差
上り3F
36.4 16位
詰め幅
-1.2
前走
新馬 1着 中15週

4角7番手(差)から上がり36.4(メンバー16位)。直線で1.2秒失った。506kg(+10)、前走は新馬 1着(中15週)。

次走に向けて

中盤が13.0まで緩む瞬発戦。上がり最速タイの3頭が全員7番手以降だった。

馬評価理由
ジャスティンビスタ 上げ 重賞勝ち馬が13番手から上がり4位。最も届きにくい形での0.7秒差
ロブチェン 上げ キャリア1戦で7番手から最速上がり。素質は相当
アーレムアレス 上げ 10番手から勝ち馬と同じ上がり。位置の差が着差
フォルテアンジェロ 上げ 差し有利の日に4番手から0.1秒差。内容は着順以上
翌日の有馬記念と同じ「差し有利・やや」の判定が出た開催。中山芝2000mで中盤が13.0まで緩んでも前が残らなかった点は、この開催の馬場を読むうえで有馬記念とセットで見ておきたい。