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Race Review — 2026年2月22日

フェブラリーステークスG1

東京 1回8日目 11R ダ1600m(nanコース) 馬場 良・天候 晴 16頭 勝時計 1:35.4

先行馬の複勝圏率が基準の0.75倍という差し有利の中、2番人気コスタノヴァが4角12番手からメンバー最速35.2で差し切った。過去7年で勝ち馬が10番手より後ろだったのはこの年だけ。逃げたシックスペンスは詰め幅 -1.0で9着。

結果

詰め幅=上り3F地点の先頭との差 − ゴール着差
着馬番馬名騎手人気タイム着差 3角→4角上り3F詰め馬体重
1 12 コスタノヴァ牡6・58kg ルメール 2 1:35.4 ― 10→12追 35.21 +1.0 488-4
2 14 ウィルソンテソーロ牡7・58kg 川田将雅 3 1:35.5 0.1 7→7差 35.73 +0.5 486+2
3 9 ダブルハートボンド牝5・56kg 坂井瑠星 1 1:35.6 0.2 6→5差 36.06 +0.2 476+2
4 3 ブライアンセンス牡6・58kg 岩田望来 10 1:35.7 0.3 10→9差 35.62 +0.6 524+0
5 1 オメガギネス牡6・58kg 岩田康誠 8 1:36.2 0.8 4→4先 36.78 -0.5 498-2
6 15 ペプチドナイル牡8・58kg 富田暁 11 1:36.2 0.8 3→2先 36.910 -0.7 532+6
7 13 ナチュラルライズ牡4・58kg 横山武史 7 1:36.2 0.8 13→13追 35.73 +0.5 506+5
8 6 ラムジェット牡5・58kg 三浦皇成 4 1:36.3 0.9 15→15追 35.73 +0.5 530+14
9 5 シックスペンス牡5・58kg 戸崎圭太 6 1:36.4 1.0 1→1逃 37.211 -1.0 514+12
10 4 ペリエール牡6・58kg 佐々木大 9 1:36.6 1.2 7→7差 36.89 -0.6 492+8
11 10 ロードクロンヌ牡5・58kg 横山和生 5 1:36.7 1.3 2→2先 37.513 -1.3 500+0
12 11 サンライズホークセ7・58kg 松岡正海 16 1:37.2 1.8 15→15追 36.57 -0.3 512-6
13 8 サクラトゥジュールセ9・58kg キング 13 1:37.7 2.3 10→9差 37.614 -1.4 510-4
14 7 ロングランセ8・58kg 荻野極 15 1:37.8 2.4 13→13追 37.412 -1.2 482+4
15 16 サイモンザナドゥ牡6・58kg 池添謙一 12 1:37.8 2.4 7→9差 37.815 -1.6 470-8
16 2 ハッピーマン牡4・58kg 高杉吏麒 14 1:39.1 3.7 4→5差 39.516 -3.3 470-4

単勝 340 / 複勝 130・160・130 / 枠連 820 / 馬連 890 / 馬単 1,560 / 3連複 1,080 / 3連単 5,080

ラップとペース

基準=同コース・馬場良の平均(n=703)

今回のペース

平均的な流れRPCI 48.1 50 = 前後半おなじ速さ このコースの平常 47.7 基準より +0.4
指標今回コース基準差
前半3F35.1 35.59-0.5
後半3F36.2 37.31-1.1
RPCI48.1 47.7+0.4

RPCI は前半3Fと後半3Fの速さを比べた指数で、秒ではない。 前後半がまったく同じ速さなら ちょうど 50 になり、 50より大きいほど後半が速い=前半が緩い(スロー)、小さいほど前半から速い(ハイペース)。 ただし平常値はコースごとに違う(ダートは50前後、芝の長距離は55を超える)ので、 このサイトでは絶対値ではなくそのコースの平常との差で判定している。 前半3F・後半3Fは秒で、実測ラップから取る。ラップ未取得のレースは1200m戦のみ RPCI から逆算し(誤差 MAE 0.025秒で検証済み)、それ以外の距離は「―」と表示する。 コース基準は同じ競馬場・同じ距離・同じ馬場状態の平均。

上がり3F10.9 12.7 12.7110.9211.5312.0412.1511.9612.0712.38ハロン

今回同コース・同距離の平均(703走)縦軸は上ほど速い。線が上がった区間がペースアップ。

同じレースの過去

このレースが過去にどう流れたか。前3F・後3Fは実測ラップで、決まり手の横の 「推」はラップ未取得のため RPCI から逆算した値であることを示す。

年場前3F後3F勝時計 1着4角2着4角決まり手
2016東京重 34.135.6 1:34.0 412 先
2017東京 34.036.1 1:35.1 86 差
2018東京 34.137.7 1:36.0 138 追
2019東京 35.835.4 1:35.6 16 逃
2020東京 34.636.5 1:35.2 89 差
2021東京 34.735.9 1:34.4 39 先
2022東京重 34.534.6 1:33.8 31 先
2023東京 34.636.5 1:35.6 414 先
2024東京 33.937.8 1:35.7 48 先
2025東京 35.036.1 1:35.5 512 差
2026東京 35.136.2 1:35.4 127 追

トラックバイアス

1回東京 7〜8日目(2/21〜22 計2日)のダ全レース
差し有利確度: やや3着内の4角位置率 基準比 +0.018 / 先行馬の複勝圏率 基準の0.75倍

クッション値9.7+0.2硬めダ含水率1.0%-2.7かなり乾燥数値の傾き 差し寄り

クッション値と含水率はJRA発表の実測値。右の数字は同じ競馬場の直近3年・同じ月の平均との差で、絶対値は場ごとに常態が違うため見ない。過去17,103レースの集計では、芝は平年より硬いほど前が残り湿るほど差しが届き、ダートは湿るほど前が残る。ただし効き幅はバイアス判定の閾値には届かず、傾きを少し押す程度。

脚質バイアス(同じ開催週の年別比較)

4角位置率=(4角順位−1)÷(頭数−1)。0が先頭、1が最後方で、小さいほど前が有利。 複勝圏率は4角2番手以内につけた馬が3着以内に入った割合。最下段の「基準」は、この競馬場・ この馬場種別の全期間平均。

年1〜3着の4角位置率4角2番手以内の複勝圏率母数
2022 0.209 52.9% 34
2023 0.367 22.6% 31
2024 0.353 37.5% 32
2025 0.321 33.3% 33
2026 0.311 29.0% 31
基準0.294 38.8% 20,388

時計水準(比較できたレースのみ)

この開催週の全レース一覧ではない。同条件(距離×クラス×馬場状態)の 過去の勝ち時計が5件以上あるレースだけを載せている。少ない標本の中央値と比べても 偶然に振り回されるため。道悪の日は該当条件が少なく、載らないレースが多くなる。 マイナスは過去中央値より速い=時計の出る馬場。

日R条件勝時計同条件の過去中央値との差標本
2/211R 1400m 未勝利良 1:26.4 +0.2 n=96
2/212R 1400m 1勝良 1:25.3 +0.3 n=80
2/213R 1600m 未勝利良 1:38.8 +0.1 n=124
2/214R 1600m 新馬良 1:39.1 -0.5 n=32
2/217R 1400m 1勝良 1:23.5 -1.5 n=80
2/2110R 2100m 3勝良 2:10.7 +0.2 n=14
2/2112R 1600m 1勝良 1:37.2 -0.3 n=107
2/221R 1400m 未勝利良 1:26.2 +0.0 n=96
2/222R 2100m 未勝利良 2:14.0 -0.4 n=36
2/223R 1400m 新馬良 1:27.6 +1.0 n=23
2/227R 2100m 2勝良 2:11.9 +0.4 n=23
2/229R 1600m OP(L)良 1:36.7 +0.4 n=7
2/2212R 1400m 2勝良 1:24.2 -0.1 n=50

上がり最速馬はどこまで来たか

この開催週の各レースで、メンバー最速の上がり3Fを使った馬の着順。 6着以下なら赤で示す。速い脚を使った馬が届いていないほど、前が止まらない馬場だったことになる。

レースの読み

ラップは 12.7-10.9-11.5-12.0-12.1-11.9-12.0-12.3。2F目10.9で入って最後は12.3まで落ちる、ダートマイルらしい前傾。前半3F 35.1・後半3F 36.2で1.1秒の落差があり、RPCI 48.1は東京ダ1600m良の基準47.7とほぼ同じ。ペース自体に特殊なところはない。

違いが出たのは馬場のほう。この日の東京ダートは位置差 +0.018・先行馬の複勝圏率が基準の0.75倍で「差し有利・やや」。4角1番手のシックスペンスが上がり37.2(11位)・詰め幅 -1.0で9着、2番手のペプチドナイルが -0.7で6着、同じく2番手のロードクロンヌが -1.3で11着。4角2番手以内の3頭がすべて6着以下という、はっきりした前崩れになっている。

勝ったコスタノヴァは4角12番手からメンバー最速35.2で1.0秒詰め。詰め幅はメンバー最大で、位置も脚も最上位。2着ウィルソンテソーロ(7番手・上がり3位)、3着ダブルハートボンド(5番手・上がり6位)と、上位3頭は後ろから順に並んでいる形になる。

同レースの過去7年の勝ち馬は4角 8・3・3・4・4・5・12番手。フェブラリーステークスは前めが残るレースで、12番手からの勝利は過去7年で初めて。この年の差し有利がどれだけ効いたかが分かる。

注目したいのは3着ダブルハートボンドと2着ウィルソンテソーロ。2頭ともチャンピオンズカップ(12月・中京)で1着・2着だった組み合わせで、そこでも差し有利の馬場だった。ダブルハートボンドは中京で4角3番手から押し切り、ここでは5番手から3着。どちらも差し有利の条件で前めから好走しており、この馬の持ち味は位置取りの確かさと読める。

全頭短評

着順・人気は結果、評価は内容ベース
1 12

◎コスタノヴァ

2人気
通過
10→12 追
上り3F
35.2 1位
詰め幅
+1.0
前走
武蔵野SG3 2着 中14週

4角12番手からメンバー最速35.2。詰め幅1.0でG1制覇

ルメール、2番人気。武蔵野ステークス2着から中13週。先行馬の複勝圏率が基準の0.75倍という差し有利の日に、16頭立ての4角12番手からメンバー最速35.2で1.0秒詰めて差し切った。詰め幅はメンバー最大。過去7年で最も後ろからの勝利でもある。

2 14

○ウィルソンテソーロ

3人気
通過
7→7 差
上り3F
35.7 3位
詰め幅
+0.5
前走
チャンピG1 2着 中11週

3番人気2着。7番手から上がり3位

川田将雅、3番人気。チャンピオンズカップ2着から中11週。4角7番手から上がり35.7(3位)で0.5秒詰めての2着。ダートG1で連続2着と、安定感は抜けている。

3 9

ダブルハートボンド

1人気
通過
6→5 差
上り3F
36.0 6位
詰め幅
+0.2
前走
チャンピG1 1着 中11週

1番人気3着。5番手から0.2秒差

坂井瑠星、1番人気。チャンピオンズカップ1着から中11週。4角5番手から上がり36.0(6位)で0.2秒差の3着。差し有利の馬場で前めから崩れないのがこの馬の持ち味で、チャンピオンズカップと同じ形の好走になる。

4 3

▲ブライアンセンス

10人気
通過
10→9 差
上り3F
35.6 2位
詰め幅
+0.6
前走
プロキオG2 4着 中4週

10番人気4着。9番手から上がり2位35.6

岩田望来、10番人気。プロキオンステークス4着から中30週。4角9番手から上がり35.6(2位)で0.6秒詰めての0.3秒差4着。人気薄で位置も脚も上位という、評価しやすい形の好走。

5 1

オメガギネス

8人気
通過
4→4 先
上り3F
36.7 8位
詰め幅
-0.5
前走
根岸SG3 4着 中3週

4角4番手(先)から上がり36.7(メンバー8位)。直線で0.5秒失った。498kg(-2)、前走は根岸SG3 4着(中3週)。

6 15

ペプチドナイル

11人気
通過
3→2 先
上り3F
36.9 10位
詰め幅
-0.7
前走
チャンピG1 12着 中11週

4角2番手(先)から上がり36.9(メンバー10位)。直線で0.7秒失った。532kg(+6)、前走はチャンピG1 12着(中11週)。

7 13

ナチュラルライズ

7人気
通過
13→13 追
上り3F
35.7 3位
詰め幅
+0.5
前走
東京大G1 11着 中8週

4角13番手(追)から上がり35.7(メンバー3位)。直線で0.5秒詰めた。506kg(+5)、前走は東京大G1 11着(中8週)。

8 6

ラムジェット

4人気
通過
15→15 追
上り3F
35.7 3位
詰め幅
+0.5
前走
チャンピG1 3着 中11週

4番人気8着。4角15番手から上がり3位タイ

三浦皇成、4番人気。チャンピオンズカップ3着から中11週。4角15番手から35.7(3位タイ)で0.5秒詰めての0.9秒差8着。後方からでは届かず、着順ほど負けていない。

9 5

シックスペンス

6人気
通過
1→1 逃
上り3F
37.2 11位
詰め幅
-1.0
前走
チャンピG1 11着 中11週

6番人気9着。差し有利の日に逃げて詰め幅 -1.0

戸崎圭太、6番人気。チャンピオンズカップ11着から中11週。4角1番手から上がり37.2(11位)で1.0秒差の9着。先行馬の複勝圏率が基準の0.75倍という日に逃げた結果なので、前が残る条件で見直したい。

10 4

ペリエール

9人気
通過
7→7 差
上り3F
36.8 9位
詰め幅
-0.6
前走
チャンピG1 10着 中11週

4角7番手(差)から上がり36.8(メンバー9位)。直線で0.6秒失った。492kg(+8)、前走はチャンピG1 10着(中11週)。

11 10

ロードクロンヌ

5人気
通過
2→2 先
上り3F
37.5 13位
詰め幅
-1.3
前走
プロキオG2 1着 中4週

4角2番手(先)から上がり37.5(メンバー13位)。直線で1.3秒失った。500kg(+0)、前走はプロキオG2 1着(中4週)。

12 11

サンライズホーク

16人気
通過
15→15 追
上り3F
36.5 7位
詰め幅
-0.3
前走
バレンタH 13着 中1週

4角15番手(追)から上がり36.5(メンバー7位)。直線で0.3秒失った。512kg(-6)、前走はバレンタH 13着(中1週)。

13 8

サクラトゥジュール

13人気
通過
10→9 差
上り3F
37.6 14位
詰め幅
-1.4
前走
東京新聞G3 9着 中2週

4角9番手(差)から上がり37.6(メンバー14位)。直線で1.4秒失った。510kg(-4)、前走は東京新聞G3 9着(中2週)。

14 7

ロングラン

15人気
通過
13→13 追
上り3F
37.4 12位
詰め幅
-1.2
前走
マイルチG1 15着 中13週

4角13番手(追)から上がり37.4(メンバー12位)。直線で1.2秒失った。482kg(+4)、前走はマイルチG1 15着(中13週)。

15 16

サイモンザナドゥ

12人気
通過
7→9 差
上り3F
37.8 15位
詰め幅
-1.6
前走
プロキオG2 9着 中4週

4角9番手(差)から上がり37.8(メンバー15位)。直線で1.6秒失った。470kg(-8)、前走はプロキオG2 9着(中4週)。

16 2

ハッピーマン

14人気
通過
4→5 差
上り3F
39.5 16位
詰め幅
-3.3
前走
兵庫ゴG3 1着 中8週

4角5番手(差)から上がり39.5(メンバー16位)。直線で3.3秒失った。470kg(-4)、前走は兵庫ゴG3 1着(中8週)。

次走に向けて

先行馬の複勝圏率が基準の0.75倍。4角2番手以内の3頭がすべて6着以下に沈んだ。

馬評価理由
コスタノヴァ 上げ 12番手から最速上がり、詰め幅メンバー最大。過去7年で最も後ろからの勝利
ブライアンセンス 上げ 10番人気で9番手から上がり2位。人気薄のうちに
ダブルハートボンド 上げ 差し有利の日に前めから3着。チャンピオンズCと同じ形
シックスペンス 条件替わり 差し有利の日に逃げての9着。前残りの条件で見直す
チャンピオンズカップ(12月・中京)と同じく差し有利の馬場。両レースで前めから好走したダブルハートボンドと、どちらも後ろから届いた組を分けて記録しておきたい。