← 一覧に戻る

Race Review — 2026年4月5日

大阪杯G1

阪神 2回4日目 11R 芝2000m(Aコース) 馬場 良・天候 晴 15頭 勝時計 1:57.6

RPCI 49.1は阪神芝2000m良の基準53.9を4.8下回る前傾。1番人気クロワデュノールが4角4番手から上がり2位34.9で押し切り、2着には逃げたメイショウタバルが0.1秒差で粘った。前にいた2頭が前傾ラップを持ちこたえている。

結果

詰め幅=上り3F地点の先頭との差 − ゴール着差
着馬番馬名騎手人気タイム着差 3角→4角上り3F詰め馬体重
1 15 クロワデュノール牡4・58kg 北村友一 1 1:57.6 ― 6→4先 34.92 +0.6 522+10
2 6 メイショウタバル牡5・58kg 武豊 3 1:57.7 0.1 1→1逃 35.69 -0.1 500-12
3 4 ダノンデサイル牡5・58kg 坂井瑠星 2 1:57.9 0.3 6→7差 34.92 +0.6 516+2
4 14 タガノデュード牡5・58kg 古川吉洋 13 1:57.9 0.3 12→7差 34.81 +0.7 500+2
5 3 セイウンハーデス牡7・58kg 幸英明 9 1:58.0 0.4 3→4先 35.37 +0.2 474+0
6 12 レーベンスティール牡6・58kg ルメール 5 1:58.1 0.5 11→4先 35.26 +0.3 492+8
7 9 ヨーホーレイク牡8・58kg 西村淳也 11 1:58.1 0.5 9→11追 35.04 +0.5 530+2
8 11 デビットバローズセ7・58kg 岩田望来 8 1:58.3 0.7 6→7差 35.48 +0.1 502-12
9 10 ボルドグフーシュ牡7・58kg 松山弘平 14 1:58.6 1.0 14→13追 35.15 +0.4 516+6
10 5 ショウヘイ牡4・58kg 川田将雅 4 1:58.8 1.2 3→3先 36.212 -0.7 476+6
11 2 マテンロウレオ牡7・58kg 横山典弘 10 1:58.9 1.3 12→12追 35.710 -0.2 492+4
12 1 サンストックトン牡7・58kg 高杉吏麒 15 1:59.3 1.7 14→13追 35.710 -0.2 466-4
13 13 ファウストラーゼン牡4・58kg 岩田康誠 12 2:00.6 3.0 2→2先 38.214 -2.7 454-8
14 8 エコロヴァルツ牡5・58kg 浜中俊 7 2:00.8 3.2 9→7差 37.913 -2.4 496+4
15 7 エコロディノス牡4・58kg 池添謙一 6 2:08.4 10.8 3→13追 45.415 -9.9 478-8

単勝 250 / 複勝 120・180・140 / 枠連 800 / 馬連 830 / 馬単 1,600 / 3連複 1,050 / 3連単 5,240

ラップとペース

基準=同コース・馬場良の平均(n=194)

今回のペース

超ハイペースRPCI 49.1 50 = 前後半おなじ速さ このコースの平常 53.9 基準より -4.8
指標今回コース基準差
前半3F34.9 36.53-1.6
後半3F35.5 35.19+0.3
RPCI49.1 53.9-4.8

RPCI は前半3Fと後半3Fの速さを比べた指数で、秒ではない。 前後半がまったく同じ速さなら ちょうど 50 になり、 50より大きいほど後半が速い=前半が緩い(スロー)、小さいほど前半から速い(ハイペース)。 ただし平常値はコースごとに違う(ダートは50前後、芝の長距離は55を超える)ので、 このサイトでは絶対値ではなくそのコースの平常との差で判定している。 前半3F・後半3Fは秒で、実測ラップから取る。ラップ未取得のレースは1200m戦のみ RPCI から逆算し(誤差 MAE 0.025秒で検証済み)、それ以外の距離は「―」と表示する。 コース基準は同じ競馬場・同じ距離・同じ馬場状態の平均。

上がり3F11.0 12.7 12.4111.0211.5311.7411.5512.1611.9711.8811.6912.110ハロン

今回同コース・同距離の平均(194走)縦軸は上ほど速い。線が上がった区間がペースアップ。

同じレースの過去

このレースが過去にどう流れたか。前3F・後3Fは実測ラップで、決まり手の横の 「推」はラップ未取得のため RPCI から逆算した値であることを示す。

年場前3F後3F勝時計 1着4角2着4角決まり手
2017阪神 35.535.3 1:58.9 24 先
2018阪神 36.534.1 1:58.2 19 マ
2019阪神 36.435.5 2:01.0 42 先
2020阪神 36.934.2 1:58.4 53 差
2021阪神重 35.636.8 2:01.6 15 逃
2022阪神 34.635.8 1:58.4 43 先
2023阪神 35.535.3 1:57.4 19 逃
2024阪神 35.835.0 1:58.2 22 先
2025阪神 34.935.1 1:56.2 38 先
2026阪神 34.935.5 1:57.6 41 先

トラックバイアス

2回阪神 3〜4日目(4/4〜5 計2日)の芝全レース
フラット確度: 判定なし3着内の4角位置率 基準比 +0.008 / 先行馬の複勝圏率 基準の0.9倍

クッション値8.5-0.7かなり軟らかめ芝含水率13.2%+1.1湿潤数値の傾き 差し寄り

クッション値と含水率はJRA発表の実測値。右の数字は同じ競馬場の直近3年・同じ月の平均との差で、絶対値は場ごとに常態が違うため見ない。過去17,103レースの集計では、芝は平年より硬いほど前が残り湿るほど差しが届き、ダートは湿るほど前が残る。ただし効き幅はバイアス判定の閾値には届かず、傾きを少し押す程度。

脚質バイアス(同じ開催週の年別比較)

4角位置率=(4角順位−1)÷(頭数−1)。0が先頭、1が最後方で、小さいほど前が有利。 複勝圏率は4角2番手以内につけた馬が3着以内に入った割合。最下段の「基準」は、この競馬場・ この馬場種別の全期間平均。

年1〜3着の4角位置率4角2番手以内の複勝圏率母数
2022 0.313 29.2% 24
2023 0.353 33.3% 24
2024 0.359 38.5% 26
2025 0.315 27.3% 22
2026 0.331 34.8% 23
基準0.321 38.9% 13,883

時計水準(比較できたレースのみ)

この開催週の全レース一覧ではない。同条件(距離×クラス×馬場状態)の 過去の勝ち時計が5件以上あるレースだけを載せている。少ない標本の中央値と比べても 偶然に振り回されるため。道悪の日は該当条件が少なく、載らないレースが多くなる。 マイナスは過去中央値より速い=時計の出る馬場。

日R条件勝時計同条件の過去中央値との差標本
4/44R 1400m 未勝利良 1:21.6 +0.3 n=25
4/45R 1800m 未勝利良 1:47.6 +0.6 n=49
4/510R 1400m 3勝良 1:19.7 -0.6 n=15
4/511R 2000m G1良 1:57.6 -0.7 n=6

上がり最速馬はどこまで来たか

この開催週の各レースで、メンバー最速の上がり3Fを使った馬の着順。 6着以下なら赤で示す。速い脚を使った馬が届いていないほど、前が止まらない馬場だったことになる。

レースの読み

ラップは 12.4-11.0-11.5-11.7-11.5-12.1-11.9-11.8-11.6-12.1。2F目11.0から11秒台半ばが続き、中盤も12.1で止まるだけ。前半3F 34.9・後半3F 35.5で0.6秒の落差。RPCI 49.1は基準53.9を4.8下回り、淀みのない持続戦になった。

この日の阪神芝のバイアスは位置差 +0.008・先行馬の複勝圏率が基準の0.90倍でフラット。馬場に偏りは無く、前が苦しくなる要素はラップだけだった。

それでも1着が4角4番手、2着が1番手。基準より4.8速い流れを前で受けて残した2頭ということになる。勝ったクロワデュノールは上がり34.9(2位)で0.6秒詰め、位置も脚も最上位という文句のない内容。2着メイショウタバルは上がり35.6(9位)・詰め幅 -0.1だが、自分で前傾を作って0.1秒差なら持久力の証明になる。

後方組では4着タガノデュード(13番人気)が4角7番手からメンバー最速34.8で0.7秒詰め、7着ヨーホーレイク(11番人気)が11番手から35.0(4位)、9着ボルドグフーシュ(14番人気)が13番手から35.1(5位)。人気薄が上がり上位を占めており、0.3〜1.0秒差に収まっている。とくにタガノデュードは小倉大賞典からの臨戦で13番人気。内容は上位に遜色ない。

同レースの過去7年の勝ち馬は4角 5・1・4・1・2・3・4番手。大阪杯は前めが残るレースで、4番手は例年どおり。前傾ラップでも前が残ったのは、この条件そのものの性格と見てよい。

全頭短評

着順・人気は結果、評価は内容ベース
1 15

◎クロワデュノール

1人気
通過
6→4 先
上り3F
34.9 2位
詰め幅
+0.6
前走
JCG1 4着 中18週

1番人気。基準比 -4.8の持続戦を4番手から押し切り

北村友一、1番人気。ジャパンカップ4着から中18週。基準より4.8速い前傾を4角4番手で受けながら、上がり34.9(2位)で0.6秒詰めて押し切った。位置も脚も最上位で、ジャパンカップの激流(基準比 -4.4)でも4着しており、流れを問わない。

2 6

○メイショウタバル

3人気
通過
1→1 逃
上り3F
35.6 9位
詰め幅
-0.1
前走
有馬記念G1 13着 中14週

3番人気2着。前傾を自分で作って0.1秒差

武豊、3番人気。有馬記念13着から中15週。4角1番手から詰め幅 -0.1で0.1秒差の2着。基準比 -4.8の流れを作りながら最後まで止まらなかった。有馬記念では差し有利の馬場で13着だったが、ここはフラットな馬場で本来の形が出せた。

3 4

ダノンデサイル

2人気
通過
6→7 差
上り3F
34.9 2位
詰め幅
+0.6
前走
有馬記念G1 3着 中14週

2番人気3着。7番手から上がり2位タイ

坂井瑠星、2番人気。有馬記念3着から中15週。4角7番手から34.9(2位タイ)で0.6秒詰めての3着。有馬記念に続く好走で、安定感が高い。

4 14

▲タガノデュード

13人気
通過
12→7 差
上り3F
34.8 1位
詰め幅
+0.7
前走
小倉大賞HG3 1着 中6週

13番人気4着。7番手からメンバー最速34.8

古川吉洋、13番人気。小倉大賞典1着から中6週。4角7番手からメンバー最速34.8で0.7秒詰め、0.3秒差の4着。重賞勝ちからの臨戦で13番人気は過小評価。内容は上位3頭に遜色ない。

5 3

セイウンハーデス

9人気
通過
3→4 先
上り3F
35.3 7位
詰め幅
+0.2
前走
中山記念G2 12着 中5週

4角4番手(先)から上がり35.3(メンバー7位)。直線で0.2秒詰めた。474kg(+0)、前走は中山記念G2 12着(中5週)。

6 12

レーベンスティール

5人気
通過
11→4 先
上り3F
35.2 6位
詰め幅
+0.3
前走
中山記念G2 1着 中5週

4角4番手(先)から上がり35.2(メンバー6位)。直線で0.3秒詰めた。492kg(+8)、前走は中山記念G2 1着(中5週)。

7 9

ヨーホーレイク

11人気
通過
9→11 追
上り3F
35.0 4位
詰め幅
+0.5
前走
京都記念G2 7着 中7週

11番人気7着。11番手から上がり4位

西村淳也、11番人気。京都記念7着から中8週。4角11番手から上がり35.0(4位)で0.5秒差の7着。前が止まらない流れで後方からのぶん、着順ほど負けていない。

8 11

デビットバローズ

8人気
通過
6→7 差
上り3F
35.4 8位
詰め幅
+0.1
前走
鳴尾記念G3 1着 中17週

4角7番手(差)から上がり35.4(メンバー8位)。直線で0.1秒詰めた。502kg(-12)、前走は鳴尾記念G3 1着(中17週)。

9 10

ボルドグフーシュ

14人気
通過
14→13 追
上り3F
35.1 5位
詰め幅
+0.4
前走
アルゼンHG2 11着 中21週

4角13番手(追)から上がり35.1(メンバー5位)。直線で0.4秒詰めた。516kg(+6)、前走はアルゼンHG2 11着(中21週)。

10 5

ショウヘイ

4人気
通過
3→3 先
上り3F
36.2 12位
詰め幅
-0.7
前走
アメリカG2 1着 中10週

4角3番手(先)から上がり36.2(メンバー12位)。直線で0.7秒失った。476kg(+6)、前走はアメリカG2 1着(中10週)。

11 2

マテンロウレオ

10人気
通過
12→12 追
上り3F
35.7 10位
詰め幅
-0.2
前走
アメリカG2 4着 中10週

4角12番手(追)から上がり35.7(メンバー10位)。直線で0.2秒失った。492kg(+4)、前走はアメリカG2 4着(中10週)。

12 1

サンストックトン

15人気
通過
14→13 追
上り3F
35.7 10位
詰め幅
-0.2
前走
中山記念G2 9着 中5週

4角13番手(追)から上がり35.7(メンバー10位)。直線で0.2秒失った。466kg(-4)、前走は中山記念G2 9着(中5週)。

13 13

ファウストラーゼン

12人気
通過
2→2 先
上り3F
38.2 14位
詰め幅
-2.7
前走
ダイヤモHG3 15着 中6週

4角2番手(先)から上がり38.2(メンバー14位)。直線で2.7秒失った。454kg(-8)、前走はダイヤモHG3 15着(中6週)。

14 8

エコロヴァルツ

7人気
通過
9→7 差
上り3F
37.9 13位
詰め幅
-2.4
前走
中山記念G2 3着 中5週

4角7番手(差)から上がり37.9(メンバー13位)。直線で2.4秒失った。496kg(+4)、前走は中山記念G2 3着(中5週)。

15 7

エコロディノス

6人気
通過
3→13 追
上り3F
45.4 15位
詰め幅
-9.9
前走
京都記念G2 3着 中7週

4角13番手(追)から上がり45.4(メンバー15位)。直線で9.9秒失った。478kg(-8)、前走は京都記念G2 3着(中7週)。

次走に向けて

基準比 -4.8の持続戦。馬場はフラットだったが、前にいた2頭が持ちこたえた。

馬評価理由
クロワデュノール 上げ 前傾を4番手で受けて上がり2位。流れを問わず走れる
タガノデュード 上げ 13番人気でメンバー最速。重賞勝ち直後としては過小評価だった
メイショウタバル 上げ 前傾を自分で作って0.1秒差。有馬記念の13着は馬場要因
有馬記念で差し有利に泣いたメイショウタバルが、フラットな馬場で2着に巻き返した。同じ馬でも馬場が替われば結果が変わるという、分かりやすい一例。