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Race Review — 2026年4月12日

桜花賞G1

阪神 2回6日目 11R 芝1600m(Bコース) 馬場 良・天候 晴 18頭 勝時計 1:31.5

先行馬の複勝圏率が基準の0.73倍という差し有利。1番人気スターアニスが4角9番手からメンバー最速33.7で0.4秒差をつけ、阪神ジュベナイルフィリーズに続くG1連勝を決めた。3着ジッピーチューンは4角17番手から同じ33.7を使っている。

結果

詰め幅=上り3F地点の先頭との差 − ゴール着差
着馬番馬名騎手人気タイム着差 3角→4角上り3F詰め馬体重
1 15 スターアニス牝3・55kg 松山弘平 1 1:31.5 ― 9→9差 33.71 +0.6 480+2
2 5 ギャラボーグ牝3・55kg 西村淳也 5 1:31.9 0.4 5→4先 34.46 -0.1 490-10
3 11 ジッピーチューン牝3・55kg 北村友一 12 1:32.0 0.5 17→17追 33.71 +0.6 422-6
4 6 アイニードユー牝3・55kg 川田将雅 13 1:32.1 0.6 4→4先 34.710 -0.4 458-2
5 7 アランカール牝3・55kg 武豊 4 1:32.1 0.6 17→17追 33.83 +0.5 430-2
6 10 ナムラコスモス牝3・55kg 田口貫太 7 1:32.1 0.6 13→13追 34.14 +0.2 490+6
7 2 サンアントワーヌ牝3・55kg 荻野極 11 1:32.2 0.7 7→7差 34.59 -0.2 462+2
8 4 エレガンスアスク牝3・55kg 岩田望来 14 1:32.3 0.8 13→13追 34.35 +0.0 424-8
9 14 ドリームコア牝3・55kg ルメール 2 1:32.3 0.8 11→11差 34.46 -0.1 502+0
10 16 ショウナンカリス牝3・55kg 池添謙一 17 1:32.6 1.1 5→4先 35.113 -0.8 420+0
11 13 リリージョワ牝3・55kg 浜中俊 3 1:32.6 1.1 16→16追 34.46 -0.1 456+6
12 3 ディアダイヤモンド牝3・55kg 戸崎圭太 6 1:32.8 1.3 9→9差 35.012 -0.7 462+2
13 12 スウィートハピネス牝3・55kg 高杉吏麒 9 1:32.8 1.3 13→15追 34.710 -0.4 440+0
14 9 ルールザウェイヴ牝3・55kg 原優介 15 1:33.0 1.5 2→2先 35.815 -1.5 422+2
15 17 ブラックチャリス牝3・55kg 津村明秀 10 1:33.5 2.0 7→7差 35.815 -1.5 458-4
16 18 プレセピオ牝3・55kg 富田暁 18 1:33.6 2.1 2→2先 36.317 -2.0 470+0
17 1 フェスティバルヒル牝3・55kg 坂井瑠星 8 1:33.6 2.1 11→11差 35.714 -1.4 448+0
18 8 ロンギングセリーヌ牝3・55kg 石橋脩 16 1:34.5 3.0 1→1逃 37.318 -3.0 490-6

単勝 290 / 複勝 140・340・1,060 / 枠連 860 / 馬連 1,570 / 馬単 2,280 / 3連複 27,590 / 3連単 82,710

ラップとペース

基準=同コース・馬場良の平均(n=261)

今回のペース

超ハイペースRPCI 50.1 50 = 前後半おなじ速さ このコースの平常 54.3 基準より -4.2
指標今回コース基準差
前半3F34.1 35.6-1.5
後半3F34.3 34.34-0.0
RPCI50.1 54.3-4.2

RPCI は前半3Fと後半3Fの速さを比べた指数で、秒ではない。 前後半がまったく同じ速さなら ちょうど 50 になり、 50より大きいほど後半が速い=前半が緩い(スロー)、小さいほど前半から速い(ハイペース)。 ただし平常値はコースごとに違う(ダートは50前後、芝の長距離は55を超える)ので、 このサイトでは絶対値ではなくそのコースの平常との差で判定している。 前半3F・後半3Fは秒で、実測ラップから取る。ラップ未取得のレースは1200m戦のみ RPCI から逆算し(誤差 MAE 0.025秒で検証済み)、それ以外の距離は「―」と表示する。 コース基準は同じ競馬場・同じ距離・同じ馬場状態の平均。

上がり3F10.6 12.6 12.4110.6211.1311.6411.5511.5611.1711.78ハロン

今回同コース・同距離の平均(261走)縦軸は上ほど速い。線が上がった区間がペースアップ。

同じレースの過去

このレースが過去にどう流れたか。前3F・後3Fは実測ラップで、決まり手の横の 「推」はラップ未取得のため RPCI から逆算した値であることを示す。

年場前3F後3F勝時計 1着4角2着4角決まり手
2016阪神 34.834.3 1:33.4 178 追
2017阪神稍 34.736.2 1:34.5 48 先
2018阪神 34.534.4 1:33.1 163 追
2019阪神 35.433.3 1:32.7 112 先
2020阪神重 34.938.1 1:36.1 122 差
2021阪神 34.134.3 1:31.1 316 先
2022阪神 34.634.1 1:32.9 92 差
2023阪神 34.034.5 1:32.1 162 追
2024阪神 34.534.1 1:32.2 88 差
2025阪神稍 34.534.5 1:33.1 810 差
2026阪神 34.134.3 1:31.5 94 差

トラックバイアス

2回阪神 5〜6日目(4/11〜12 計2日)の芝全レース
差し有利確度: やや3着内の4角位置率 基準比 +0.028 / 先行馬の複勝圏率 基準の0.73倍

クッション値8.9-0.2軟らかめ芝含水率12.1%-0.2平年並み数値の傾き 平年並み

クッション値と含水率はJRA発表の実測値。右の数字は同じ競馬場の直近3年・同じ月の平均との差で、絶対値は場ごとに常態が違うため見ない。過去17,103レースの集計では、芝は平年より硬いほど前が残り湿るほど差しが届き、ダートは湿るほど前が残る。ただし効き幅はバイアス判定の閾値には届かず、傾きを少し押す程度。

脚質バイアス(同じ開催週の年別比較)

4角位置率=(4角順位−1)÷(頭数−1)。0が先頭、1が最後方で、小さいほど前が有利。 複勝圏率は4角2番手以内につけた馬が3着以内に入った割合。最下段の「基準」は、この競馬場・ この馬場種別の全期間平均。

年1〜3着の4角位置率4角2番手以内の複勝圏率母数
2022 0.373 34.8% 23
2023 0.259 45.8% 24
2024 0.435 16.7% 24
2025 0.369 30.4% 23
2026 0.351 28.0% 25
基準0.321 39.0% 13,881

時計水準(比較できたレースのみ)

この開催週の全レース一覧ではない。同条件(距離×クラス×馬場状態)の 過去の勝ち時計が5件以上あるレースだけを載せている。少ない標本の中央値と比べても 偶然に振り回されるため。道悪の日は該当条件が少なく、載らないレースが多くなる。 マイナスは過去中央値より速い=時計の出る馬場。

日R条件勝時計同条件の過去中央値との差標本
4/114R 2000m 未勝利稍 2:01.2 -1.5 n=9
4/119R 2400m 2勝良 2:27.4 +0.7 n=13
4/1111R 1600m G2良 1:31.6 -1.6 n=9
4/124R 1600m 未勝利良 1:33.6 -0.9 n=60
4/127R 1600m 2勝良 1:31.9 -1.6 n=24
4/129R 2000m OP(L)良 1:59.1 -0.2 n=8
4/1210R 2000m 3勝良 1:59.6 +0.3 n=17
4/1211R 1600m G1良 1:31.5 -1.2 n=12

上がり最速馬はどこまで来たか

この開催週の各レースで、メンバー最速の上がり3Fを使った馬の着順。 6着以下なら赤で示す。速い脚を使った馬が届いていないほど、前が止まらない馬場だったことになる。

レースの読み

ラップは 12.4-10.6-11.1-11.6-11.5-11.5-11.1-11.7。2F目10.6・3F目11.1と速く入り、中盤で緩めてから残り2Fが11.1-11.7。前半3F 34.1・後半3F 34.3でほぼ均衡し、RPCI 50.1は阪神芝1600m良の基準54.3を4.2下回る前傾。

この日の阪神芝は位置差 +0.028・先行馬の複勝圏率が基準の0.73倍で「差し有利・やや」。前傾ラップと差し有利が重なったので、素直に後ろから決まった。

勝ったスターアニスは4角9番手からメンバー最速33.7で0.6秒詰め、2着に0.4秒差。18頭立てで0.4秒差をつけたのはこの1年のG1でも大きい部類で、阪神ジュベナイルフィリーズ(基準比 -6.9の激流を7番手から差し切り)に続き、流れの速いマイル戦で2戦続けて同じ勝ち方をしている。操縦性と決め手が噛み合っている証拠。

3着ジッピーチューン(12番人気)は4角17番手から勝ち馬と同じ33.7。5着アランカール(4番人気)も17番手から33.8(3位)。最後方に近い2頭が上がり上位を占めて掲示板に乗っており、2着以下は0.4〜0.7秒差に9頭がひしめいている。勝ち馬だけが抜けていた、と読むのが正確。

同レースの過去7年の勝ち馬は4角 12・3・9・16・8・8・9番手。桜花賞は差しが決まるレースで、9番手は例年どおり。この年は馬場も同じ方向を向いていたので、結果に意外性はない。

全頭短評

着順・人気は結果、評価は内容ベース
1 15

◎スターアニス

1人気
通過
9→9 差
上り3F
33.7 1位
詰め幅
+0.6
前走
阪神ジュG1 1着 中17週

1番人気。9番手からメンバー最速33.7で0.4秒差の完勝

松山弘平、1番人気。阪神ジュベナイルフィリーズ1着から中17週。基準比 -4.2の前傾を4角9番手で運び、最速33.7で0.6秒詰めて0.4秒差。阪神JFでも基準比 -6.9の激流を7番手から差し切っており、速い流れのマイル戦で2戦続けて同じ勝ち方。再現性が高く、次走も中心視でよい。

2 5

ギャラボーグ

5人気
通過
5→4 先
上り3F
34.4 6位
詰め幅
-0.1
前走
クイーンG3 9着 中8週

5番人気2着。4番手から粘って0.4秒差

西村淳也、5番人気。クイーンカップ9着から中9週。差し有利の日に4角4番手から詰め幅 -0.1で2着。阪神ジュベナイルフィリーズでは13番手から最速上がりで2着しており、前でも後ろでも走れる。

3 11

○ジッピーチューン

12人気
通過
17→17 追
上り3F
33.7 1位
詰め幅
+0.6
前走
クイーンG3 2着 中8週

12番人気3着。4角17番手から上がり最速タイ33.7

北村友一、12番人気。クイーンカップ2着から中9週。18頭立ての4角17番手から勝ち馬と同じ33.7を使い0.6秒詰め。最後方に近い位置から0.5秒差なら、人気薄でも軽視できない。

4 6

アイニードユー

13人気
通過
4→4 先
上り3F
34.7 10位
詰め幅
-0.4
前走
フィリーG2 3着 中5週

4角4番手(先)から上がり34.7(メンバー10位)。直線で0.4秒失った。458kg(-2)、前走はフィリーG2 3着(中5週)。

5 7

▲アランカール

4人気
通過
17→17 追
上り3F
33.8 3位
詰め幅
+0.5
前走
チューリG2 3着 中6週

4番人気5着。17番手から上がり3位33.8

武豊、4番人気。チューリップ賞3着から中6週。4角17番手から上がり33.8(3位)で0.5秒詰めての0.6秒差5着。阪神ジュベナイルフィリーズでは1番人気5着で、2戦続けて位置の不利を背負っている。

6 10

ナムラコスモス

7人気
通過
13→13 追
上り3F
34.1 4位
詰め幅
+0.2
前走
チューリG2 2着 中6週

4角13番手(追)から上がり34.1(メンバー4位)。直線で0.2秒詰めた。490kg(+6)、前走はチューリG2 2着(中6週)。

7 2

サンアントワーヌ

11人気
通過
7→7 差
上り3F
34.5 9位
詰め幅
-0.2
前走
フィリーG2 2着 中5週

4角7番手(差)から上がり34.5(メンバー9位)。直線で0.2秒失った。462kg(+2)、前走はフィリーG2 2着(中5週)。

8 4

エレガンスアスク

14人気
通過
13→13 追
上り3F
34.3 5位
詰め幅
+0.0
前走
チューリG2 7着 中6週

4角13番手(追)から上がり34.3(メンバー5位)。直線で変わらず。424kg(-8)、前走はチューリG2 7着(中6週)。

9 14

ドリームコア

2人気
通過
11→11 差
上り3F
34.4 6位
詰め幅
-0.1
前走
クイーンG3 1着 中8週

2番人気9着。11番手から上がり6位

ルメール、2番人気。クイーンカップ1着から中9週。4角11番手から上がり34.4(6位)で0.8秒差の9着。差し有利の日に差して届いておらず、決め手が一歩足りなかった。

10 16

ショウナンカリス

17人気
通過
5→4 先
上り3F
35.1 13位
詰め幅
-0.8
前走
フィリーG2 8着 中5週

4角4番手(先)から上がり35.1(メンバー13位)。直線で0.8秒失った。420kg(+0)、前走はフィリーG2 8着(中5週)。

11 13

リリージョワ

3人気
通過
16→16 追
上り3F
34.4 6位
詰め幅
-0.1
前走
紅梅S(L) 1着 中12週

4角16番手(追)から上がり34.4(メンバー6位)。直線で0.1秒失った。456kg(+6)、前走は紅梅S(L) 1着(中12週)。

12 3

ディアダイヤモンド

6人気
通過
9→9 差
上り3F
35.0 12位
詰め幅
-0.7
前走
アネモネ(L) 1着 中4週

4角9番手(差)から上がり35.0(メンバー12位)。直線で0.7秒失った。462kg(+2)、前走はアネモネ(L) 1着(中4週)。

13 12

スウィートハピネス

9人気
通過
13→15 追
上り3F
34.7 10位
詰め幅
-0.4
前走
エルフィ(L) 1着 中9週

4角15番手(追)から上がり34.7(メンバー10位)。直線で0.4秒失った。440kg(+0)、前走はエルフィ(L) 1着(中9週)。

14 9

ルールザウェイヴ

15人気
通過
2→2 先
上り3F
35.8 15位
詰め幅
-1.5
前走
アネモネ(L) 2着 中4週

4角2番手(先)から上がり35.8(メンバー15位)。直線で1.5秒失った。422kg(+2)、前走はアネモネ(L) 2着(中4週)。

15 17

ブラックチャリス

10人気
通過
7→7 差
上り3F
35.8 15位
詰め幅
-1.5
前走
フェアリG3 1着 中13週

4角7番手(差)から上がり35.8(メンバー15位)。直線で1.5秒失った。458kg(-4)、前走はフェアリG3 1着(中13週)。

16 18

プレセピオ

18人気
通過
2→2 先
上り3F
36.3 17位
詰め幅
-2.0
前走
フィリーG2 5着 中5週

4角2番手(先)から上がり36.3(メンバー17位)。直線で2.0秒失った。470kg(+0)、前走はフィリーG2 5着(中5週)。

17 1

フェスティバルヒル

8人気
通過
11→11 差
上り3F
35.7 14位
詰め幅
-1.4
前走
ファンタG3 1着 中23週

4角11番手(差)から上がり35.7(メンバー14位)。直線で1.4秒失った。448kg(+0)、前走はファンタG3 1着(中23週)。

18 8

ロンギングセリーヌ

16人気
通過
1→1 逃
上り3F
37.3 18位
詰め幅
-3.0
前走
フラワーG3 2着 中3週

4角1番手(逃)から上がり37.3(メンバー18位)。直線で3.0秒失った。490kg(-6)、前走はフラワーG3 2着(中3週)。

次走に向けて

前傾ラップと差し有利が重なった。勝ち馬だけが抜けており、2着以下は0.3秒に9頭。

馬評価理由
スターアニス 上げ 阪神JFに続き、速い流れのマイル戦を中団から差し切り。再現性が高い
ジッピーチューン 上げ 12番人気で17番手から上がり最速タイ
アランカール 上げ 2戦続けて位置の不利を背負っている。噛み合えば
ギャラボーグ 上げ 差し有利の日に4番手から2着。前でも後ろでも走れる
阪神ジュベナイルフィリーズと桜花賞で、上位の顔ぶれがほぼ入れ替わらなかった。ともに流れが速くなったマイル戦で、同じ適性が二度問われた結果と読める。