◎シックスペンス
8人気- 通過
- 2→2 先
- 上り3F
- 33.9 11位
- 詰め幅
- +0.3
- 前走
- マイラーG2 7着 中6週
8番人気。4角2番手から押し切ってG1初制覇
武豊、8番人気。マイラーズカップ7着から中6週。前傾ラップを4角2番手で受けて押し切った。上がりは33.9のメンバー11位で、決め手ではなく位置で勝ったレース。ダートG1を2戦使ったあとの芝復帰で8番人気と、臨戦過程は読みにくかった。
Race Review — 2026年6月7日
1着から4着までが0.0秒差(2着は同着)という、この1年のG1で最も密な決着。8番人気シックスペンスが4角2番手から押し切り、1番人気ガイアフォースは9番手からメンバー最速33.0で差を詰めたが同着2着まで。
| 着 | 馬番 | 馬名 | 騎手 | 人気 | タイム | 着差 | 3角→4角 | 上り3F | 詰め | 馬体重 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 4 | シックスペンス牡5・58kg | 武豊 | 8 | 1:32.1 | ― | 2→2先 | 33.911 | +0.3 | 504+4 |
| 2 | 11 | ワールズエンド牡5・58kg | 津村明秀 | 7 | 1:32.1 | 0.0 | 1→1逃 | 34.215 | +0.0 | 470+0 |
| 2 | 14 | ガイアフォース牡7・58kg | 横山武史 | 1 | 1:32.1 | 0.0 | 8→9差 | 33.01 | +1.2 | ― |
| 4 | 13 | セイウンハーデス牡7・58kg | 幸英明 | 6 | 1:32.1 | 0.0 | 3→3先 | 33.710 | +0.5 | 478+4 |
| 5 | 16 | パンジャタワー牡4・58kg | 松山弘平 | 4 | 1:32.2 | 0.1 | 6→6差 | 33.46 | +0.8 | 488+2 |
| 6 | 3 | オフトレイル牡5・58kg | 菅原明良 | 10 | 1:32.3 | 0.2 | 8→7差 | 33.35 | +0.9 | 462-4 |
| 7 | 1 | レーベンスティール牡6・58kg | 戸崎圭太 | 3 | 1:32.6 | 0.5 | 4→4先 | 33.911 | +0.3 | 496+4 |
| 8 | 15 | ドラゴンブースト牡4・58kg | 丹内祐次 | 13 | 1:32.7 | 0.6 | 11→11差 | 33.46 | +0.8 | 476+2 |
| 9 | 17 | トロヴァトーレ牡5・58kg | ルメール | 2 | 1:32.8 | 0.7 | 15→14追 | 33.12 | +1.1 | 508-2 |
| 10 | 6 | ステレンボッシュ牝5・56kg | レーン | 5 | 1:32.9 | 0.8 | 7→7差 | 33.911 | +0.3 | 478+0 |
| 11 | 10 | ルクソールカフェ牡4・58kg | 岩田望来 | 14 | 1:32.9 | 0.8 | 16→14追 | 33.24 | +1.0 | ― |
| 12 | 8 | シャンパンカラー牡6・58kg | 岩田康誠 | 11 | 1:33.1 | 1.0 | 11→12追 | 33.68 | +0.6 | 512-4 |
| 13 | 9 | ウォーターリヒト牡5・58kg | 高杉吏麒 | 9 | 1:33.1 | 1.0 | 16→17追 | 33.12 | +1.1 | 472-6 |
| 14 | 12 | シリウスコルト牡5・58kg | 横山和生 | 15 | 1:33.2 | 1.1 | 13→12追 | 33.68 | +0.6 | 496+2 |
| 15 | 5 | サクラトゥジュールセ9・58kg | 佐々木大 | 16 | 1:33.3 | 1.2 | 10→9差 | 34.114 | +0.1 | 496-14 |
| 16 | 2 | ロングランセ8・58kg | ゴンサル | 17 | 1:33.4 | 1.3 | 4→4先 | 34.717 | -0.5 | 480+6 |
| 17 | 7 | スズハローム牡6・58kg | 藤懸貴志 | 12 | 1:33.9 | 1.8 | 14→14追 | 34.215 | +0.0 | 468+4 |
単勝 2,160 / 複勝 540・460・140 / 枠連 3,630 / 馬連 6,390 / 馬単 13,980 / 3連複 16,210 / 3連単 84,350
今回のペース
| 指標 | 今回 | コース基準 | 差 |
|---|---|---|---|
| 前半3F | 34.5 | 35.66 | -1.2 |
| 後半3F | 34.2 | 34.31 | -0.1 |
| RPCI | 51.6 | 54.5 | -2.9 |
RPCI は前半3Fと後半3Fの速さを比べた指数で、秒ではない。 前後半がまったく同じ速さなら ちょうど 50 になり、 50より大きいほど後半が速い=前半が緩い(スロー)、小さいほど前半から速い(ハイペース)。 ただし平常値はコースごとに違う(ダートは50前後、芝の長距離は55を超える)ので、 このサイトでは絶対値ではなくそのコースの平常との差で判定している。 前半3F・後半3Fは秒で、実測ラップから取る。ラップ未取得のレースは1200m戦のみ RPCI から逆算し(誤差 MAE 0.025秒で検証済み)、それ以外の距離は「―」と表示する。 コース基準は同じ競馬場・同じ距離・同じ馬場状態の平均。
今回同コース・同距離の平均(331走)縦軸は上ほど速い。線が上がった区間がペースアップ。
同じレースの過去
このレースが過去にどう流れたか。前3F・後3Fは実測ラップで、決まり手の横の 「推」はラップ未取得のため RPCI から逆算した値であることを示す。
| 年 | 場 | 前3F | 後3F | 勝時計 | 1着4角 | 2着4角 | 決まり手 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2016 | 東京 | 35.0 | 33.9 | 1:33.0 | 1 | 2 | 逃 |
| 2017 | 東京 | 33.9 | 34.4 | 1:31.5 | 15 | 1 | 追 |
| 2018 | 東京 | 34.2 | 34.5 | 1:31.3 | 12 | 3 | 追 |
| 2019 | 東京 | 34.5 | 33.9 | 1:30.9 | 5 | 1 | 差 |
| 2020 | 東京稍 | 34.2 | 34.3 | 1:31.6 | 7 | 11 | 差 |
| 2021 | 東京 | 34.9 | 33.9 | 1:31.7 | 8 | 11 | 差 |
| 2022 | 東京 | 34.7 | 33.6 | 1:32.3 | 10 | 10 | 差 |
| 2023 | 東京 | 34.2 | 33.8 | 1:31.4 | 9 | 5 | 差 |
| 2024 | 東京稍 | 34.5 | 33.9 | 1:32.3 | 5 | 13 | 差 |
| 2025 | 東京 | 35.0 | 34.3 | 1:32.7 | 3 | 8 | 先 |
| 2026 | 東京 | 34.5 | 34.2 | 1:32.1 | 2 | 1 | 先 |
クッション値9.9+0.5硬め芝含水率15.4%+0.2平年並み数値の傾き やや前残り寄り
クッション値と含水率はJRA発表の実測値。右の数字は同じ競馬場の直近3年・同じ月の平均との差で、絶対値は場ごとに常態が違うため見ない。過去17,103レースの集計では、芝は平年より硬いほど前が残り湿るほど差しが届き、ダートは湿るほど前が残る。ただし効き幅はバイアス判定の閾値には届かず、傾きを少し押す程度。
脚質バイアス(同じ開催週の年別比較)
4角位置率=(4角順位−1)÷(頭数−1)。0が先頭、1が最後方で、小さいほど前が有利。 複勝圏率は4角2番手以内につけた馬が3着以内に入った割合。最下段の「基準」は、この競馬場・ この馬場種別の全期間平均。
| 年 | 1〜3着の4角位置率 | 4角2番手以内の複勝圏率 | 母数 |
|---|---|---|---|
| 2022 | 0.347 | 25 | |
| 2023 | 0.335 | 24 | |
| 2024 | 0.319 | 25 | |
| 2025 | 0.256 | 24 | |
| 2026 | 0.320 | 22 | |
| 基準 | 0.336 | 17,242 |
時計水準(比較できたレースのみ)
この開催週の全レース一覧ではない。同条件(距離×クラス×馬場状態)の 過去の勝ち時計が5件以上あるレースだけを載せている。少ない標本の中央値と比べても 偶然に振り回されるため。道悪の日は該当条件が少なく、載らないレースが多くなる。 マイナスは過去中央値より速い=時計の出る馬場。
| 日 | R | 条件 | 勝時計 | 同条件の過去中央値との差 | 標本 |
|---|---|---|---|---|---|
| 6/6 | 4R | 1400m 新馬良 | 1:22.2 | n=33 | |
| 6/6 | 5R | 1600m 新馬良 | 1:34.3 | n=64 | |
| 6/6 | 7R | 2000m 未勝利良 | 1:59.6 | n=61 | |
| 6/6 | 9R | 2400m 1勝良 | 2:24.6 | n=33 | |
| 6/6 | 10R | 1400m 2勝良 | 1:20.1 | n=43 | |
| 6/7 | 4R | 1600m 未勝利良 | 1:34.5 | n=85 | |
| 6/7 | 5R | 1800m 新馬良 | 1:48.1 | n=47 | |
| 6/7 | 8R | 1600m 1勝良 | 1:32.8 | n=63 | |
| 6/7 | 9R | 2000m 2勝良 | 1:57.9 | n=30 | |
| 6/7 | 11R | 1600m G1良 | 1:32.1 | n=12 |
上がり最速馬はどこまで来たか
この開催週の各レースで、メンバー最速の上がり3Fを使った馬の着順。 6着以下なら赤で示す。速い脚を使った馬が届いていないほど、前が止まらない馬場だったことになる。
ラップは 12.5-10.9-11.1-11.6-11.8-11.4-11.2-11.6。2F目10.9・3F目11.1で入り、中盤をやや緩めて残り3Fが11.4-11.2-11.6。前半3F 34.5・後半3F 34.2でほぼ均衡し、RPCI 51.6は東京芝1600m良の基準54.5を2.9下回る前傾。
この日の東京芝は位置差 -0.016・先行馬の複勝圏率が基準の1.04倍でフラット判定。馬場に偏りがない中で、前傾ラップだけがあったという構図になる。
それでも1着が4角2番手、2着(同着)が1番手と9番手、4着が3番手。前の3頭と後ろの1頭が横一線で入っており、0.0秒差に4頭、0.2秒差までに6頭が収まっている。位置の有利不利がほとんど出なかったという、珍しいレース。
内容で分けるなら上がりを見る。1着シックスペンスの上がりは33.9(11位)、2着ワールズエンドは34.2(15位)。対して同着2着のガイアフォースはメンバー最速33.0で詰め幅1.2、9着トロヴァトーレ(2番人気)は14番手から33.1(2位)で1.1秒詰め、11着ルクソールカフェ(14番人気)も14番手から33.2(4位)で1.0秒詰めている。前にいた組は位置で、後ろの組は脚で、同じ場所に到達した。
同レースの過去7年の勝ち馬は4角 7・8・10・9・5・3・2番手。安田記念は差しが決まるレースで、2番手からの勝利は7年で最も前。前年(2025年)も3番手で、ここ2年は前めが残る傾向が出ている。
シックスペンスは前走マイラーズカップ7着、その前はチャンピオンズカップ11着・フェブラリーステークス9着とダートG1を使っていた馬。芝に戻して8番人気での勝利で、臨戦過程からは読みにくい一戦だった。
8番人気。4角2番手から押し切ってG1初制覇
武豊、8番人気。マイラーズカップ7着から中6週。前傾ラップを4角2番手で受けて押し切った。上がりは33.9のメンバー11位で、決め手ではなく位置で勝ったレース。ダートG1を2戦使ったあとの芝復帰で8番人気と、臨戦過程は読みにくかった。
7番人気2着(同着)。逃げて詰め幅0.0
津村明秀、7番人気。京王杯スプリングカップ1着から中4週。4角1番手から詰め幅0.0で同着2着。前傾ラップを自分で作って最後まで止まらなかった。
1番人気。9番手からメンバー最速33.0、詰め幅1.2で同着2着
横山武史、1番人気。ドバイターフ6着から中10週。4角9番手からメンバー最速33.0で1.2秒詰め、同着の2着まで押し上げた。詰め幅はメンバー最大。位置を考えれば最も強い競馬で、着順は同着でも内容は勝ち馬を上回る。
4角3番手(先)から上がり33.7(メンバー10位)。直線で0.5秒詰めた。478kg(+4)、前走は大阪杯G1 5着(中9週)。
4番人気5着。6番手から上がり6位で0.1秒差
松山弘平、4番人気。高松宮記念4着から中10週。4角6番手から0.1秒差の5着。距離延長でも崩れておらず、位置も脚もバランスがよい。
4角7番手(差)から上がり33.3(メンバー5位)。直線で0.9秒詰めた。462kg(-4)、前走はマイラーG2 5着(中6週)。
4角4番手(先)から上がり33.9(メンバー11位)。直線で0.3秒詰めた。496kg(+4)、前走は大阪杯G1 6着(中9週)。
4角11番手(差)から上がり33.4(メンバー6位)。直線で0.8秒詰めた。476kg(+2)、前走はマイラーG2 2着(中6週)。
2番人気9着。14番手から上がり2位33.1で1.1秒詰め
ルメール、2番人気。エプソムカップ1着から中4週。4角14番手から上がり33.1(2位)で1.1秒詰めての0.7秒差9着。0.7秒に11頭が収まる中で、位置の差だけが着順になった。
4角7番手(差)から上がり33.9(メンバー11位)。直線で0.3秒詰めた。478kg(+0)、前走はエプソムG3 2着(中4週)。
14番人気11着。14番手から上がり4位33.2で1.0秒詰め
岩田望来、14番人気。サウジカップ5着から中15週。4角14番手から1.0秒詰めての0.8秒差11着。人気薄だが脚は使えており、位置が向けば。
4角12番手(追)から上がり33.6(メンバー8位)。直線で0.6秒詰めた。512kg(-4)、前走はマイラーG2 9着(中6週)。
4角17番手(追)から上がり33.1(メンバー2位)。直線で1.1秒詰めた。472kg(-6)、前走はマイラーG2 13着(中6週)。
4角12番手(追)から上がり33.6(メンバー8位)。直線で0.6秒詰めた。496kg(+2)、前走は京王杯スG2 5着(中5週)。
4角9番手(差)から上がり34.1(メンバー14位)。直線で0.1秒詰めた。496kg(-14)、前走はフェブラG1 13着(中15週)。
4角4番手(先)から上がり34.7(メンバー17位)。直線で0.5秒失った。480kg(+6)、前走はマイラーG2 18着(中6週)。
4角14番手(追)から上がり34.2(メンバー15位)。直線で変わらず。468kg(+4)、前走はダービーHG3 1着(中9週)。
1〜4着が0.0秒差。位置の有利不利がほとんど出なかった、きわめて密な決着。
| 馬 | 評価 | 理由 |
|---|---|---|
| ガイアフォース | 上げ | 9番手からメンバー最速、詰め幅1.2で同着2着。内容は勝ち馬以上 |
| トロヴァトーレ | 上げ | 14番手から上がり2位で1.1秒詰め。0.7秒に11頭の中で位置の差 |
| シックスペンス | 上げ | ダートG1経由の芝復帰で8番人気の勝利。臨戦過程では読めなかった |
| ワールズエンド | 上げ | 前傾を自分で作って詰め幅0.0。止まらなかった |