◎メイショウタバル
2人気- 通過
- 2→2 先
- 上り3F
- 35.3 4位
- 詰め幅
- +0.3
- 前走
- 大阪杯G1 2着 中10週
2番人気。4角2番手から押し切ってG1初制覇
武豊、2番人気。大阪杯2着から中10週。重馬場の宝塚記念を4角2番手で運び、上がり35.3(4位)で押し切った。大阪杯では基準比 -4.8の前傾を逃げて0.1秒差2着、有馬記念は差し有利の馬場で13着。馬場と流れが合えば崩れない、という性格がはっきりした。
Race Review — 2026年6月14日
重馬場の宝塚記念。2番人気メイショウタバルが4角2番手から押し切り、大阪杯2着・天皇賞(春)との対戦を経てついにG1を獲った。2着には天皇賞(春)を勝ったクロワデュノールが0.1秒差。上位2頭が大阪杯と同じ並びになっている。
| 着 | 馬番 | 馬名 | 騎手 | 人気 | タイム | 着差 | 3角→4角 | 上り3F | 詰め | 馬体重 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 16 | メイショウタバル牡5・58kg | 武豊 | 2 | 2:12.1 | ― | 2→2先 | 35.34 | +0.3 | 502+2 |
| 2 | 5 | クロワデュノール牡4・58kg | 北村友一 | 1 | 2:12.2 | 0.1 | 4→3先 | 35.22 | +0.4 | 514+0 |
| 3 | 1 | ダノンデサイル牡5・58kg | 戸崎圭太 | 3 | 2:12.6 | 0.5 | 12→9差 | 35.01 | +0.6 | 520+4 |
| 4 | 9 | コスモキュランダ牡5・58kg | 横山武史 | 8 | 2:12.6 | 0.5 | 1→1逃 | 36.16 | -0.5 | 518-2 |
| 5 | 8 | タガノデュード牡5・58kg | 高杉吏麒 | 10 | 2:13.5 | 1.4 | 17→16追 | 35.22 | +0.4 | 504+2 |
| 6 | 7 | ファミリータイム牡5・58kg | 幸英明 | 18 | 2:13.5 | 1.4 | 8→7差 | 36.16 | -0.5 | 482+0 |
| 7 | 17 | レガレイラ牝5・56kg | ルメール | 5 | 2:13.7 | 1.6 | 10→9差 | 35.95 | -0.3 | 484+2 |
| 8 | 10 | ジューンテイク牡5・58kg | 松山弘平 | 15 | 2:13.7 | 1.6 | 5→3先 | 36.711 | -1.1 | 500+2 |
| 9 | 2 | ミュージアムマイル牡4・58kg | レーン | 4 | 2:13.7 | 1.6 | 7→6差 | 36.510 | -0.9 | 504+2 |
| 10 | 12 | マイネルエンペラー牡6・58kg | 川田将雅 | 13 | 2:13.8 | 1.7 | 3→3先 | 36.913 | -1.3 | 486-4 |
| 11 | 11 | シンエンペラー牡5・58kg | 坂井瑠星 | 12 | 2:14.2 | 2.1 | 14→15追 | 36.28 | -0.6 | 500-8 |
| 12 | 4 | ミクニインスパイア牡4・58kg | 丹内祐次 | 9 | 2:14.5 | 2.4 | 10→11差 | 36.812 | -1.2 | 498-6 |
| 13 | 14 | スティンガーグラス牡5・58kg | 岩田望来 | 14 | 2:14.8 | 2.7 | 17→17追 | 36.39 | -0.7 | 480-4 |
| 14 | 13 | シェイクユアハート牡6・58kg | 古川吉洋 | 11 | 2:14.9 | 2.8 | 14→11差 | 36.913 | -1.3 | 456-6 |
| 15 | 6 | ビザンチンドリーム牡5・58kg | 西村淳也 | 7 | 2:15.1 | 3.0 | 12→11差 | 37.115 | -1.5 | ― |
| 16 | 18 | ミステリーウェイセ8・58kg | 松本大輝 | 16 | 2:15.2 | 3.1 | 8→11差 | 37.616 | -2.0 | 498-8 |
| 17 | 3 | シュガークン牡5・58kg | 吉村誠之 | 17 | 2:15.3 | 3.2 | 5→7差 | 38.017 | -2.4 | 522+4 |
| 止 | 15 | マイユニバース牡4・58kg | 横山典弘 | 6 | ― | ― | 14→18追 | ― | ― | 480+12 |
単勝 390 / 複勝 140・120・170 / 枠連 380 / 馬連 620 / 馬単 1,360 / 3連複 1,230 / 3連単 6,040
今回のペース
| 指標 | 今回 | コース基準 | 差 |
|---|---|---|---|
| 前半3F | 35.4 | 35.59 | -0.2 |
| 後半3F | 35.6 | 35.18 | +0.4 |
| RPCI | 51.7 | 53.9 | -2.2 |
RPCI は前半3Fと後半3Fの速さを比べた指数で、秒ではない。 前後半がまったく同じ速さなら ちょうど 50 になり、 50より大きいほど後半が速い=前半が緩い(スロー)、小さいほど前半から速い(ハイペース)。 ただし平常値はコースごとに違う(ダートは50前後、芝の長距離は55を超える)ので、 このサイトでは絶対値ではなくそのコースの平常との差で判定している。 前半3F・後半3Fは秒で、実測ラップから取る。ラップ未取得のレースは1200m戦のみ RPCI から逆算し(誤差 MAE 0.025秒で検証済み)、それ以外の距離は「―」と表示する。 コース基準は同じ競馬場・同じ距離・同じ馬場状態の平均。
今回同コース・同距離の平均(50走)縦軸は上ほど速い。線が上がった区間がペースアップ。
同じレースの過去
このレースが過去にどう流れたか。前3F・後3Fは実測ラップで、決まり手の横の 「推」はラップ未取得のため RPCI から逆算した値であることを示す。
| 年 | 場 | 前3F | 後3F | 勝時計 | 1着4角 | 2着4角 | 決まり手 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2016 | 阪神稍 | 34.7 | 36.8 | 2:12.8 | 6 | 9 | 差 |
| 2017 | 阪神稍 | 35.2 | 35.7 | 2:11.4 | 6 | 9 | 差 |
| 2018 | 阪神稍 | 34.4 | 36.3 | 2:11.6 | 2 | 13 | 先 |
| 2019 | 阪神 | 35.5 | 35.3 | 2:10.8 | 2 | 1 | 先 |
| 2020 | 阪神稍 | 34.6 | 36.3 | 2:13.5 | 1 | 2 | 先 |
| 2021 | 阪神 | 35.1 | 34.7 | 2:10.9 | 4 | 1 | 先 |
| 2022 | 阪神 | 33.9 | 36.3 | 2:09.7 | 2 | 5 | 先 |
| 2023 | 阪神 | 34.0 | 35.5 | 2:11.2 | 9 | 12 | 差 |
| 2024 | 京都重 | 35.6 | 34.5 | 2:12.0 | 7 | 11 | 差 |
| 2025 | 阪神稍 | 34.8 | 36.0 | 2:11.1 | 1 | 2 | 逃 |
| 2026 | 阪神重 | 35.4 | 35.6 | 2:12.1 | 2 | 3 | 先 |
クッション値9.9+0.6かなり硬め芝含水率11.4%-0.9乾燥数値の傾き 前残り寄り
クッション値と含水率はJRA発表の実測値。右の数字は同じ競馬場の直近3年・同じ月の平均との差で、絶対値は場ごとに常態が違うため見ない。過去17,103レースの集計では、芝は平年より硬いほど前が残り湿るほど差しが届き、ダートは湿るほど前が残る。ただし効き幅はバイアス判定の閾値には届かず、傾きを少し押す程度。
脚質バイアス(同じ開催週の年別比較)
4角位置率=(4角順位−1)÷(頭数−1)。0が先頭、1が最後方で、小さいほど前が有利。 複勝圏率は4角2番手以内につけた馬が3着以内に入った割合。最下段の「基準」は、この競馬場・ この馬場種別の全期間平均。
| 年 | 1〜3着の4角位置率 | 4角2番手以内の複勝圏率 | 母数 |
|---|---|---|---|
| 2022 | 0.283 | 29 | |
| 2023 | 0.243 | 22 | |
| 2025 | 0.244 | 29 | |
| 2026 | 0.310 | 33 | |
| 基準 | 0.321 | 13,854 |
時計水準(比較できたレースのみ)
この開催週の全レース一覧ではない。同条件(距離×クラス×馬場状態)の 過去の勝ち時計が5件以上あるレースだけを載せている。少ない標本の中央値と比べても 偶然に振り回されるため。道悪の日は該当条件が少なく、載らないレースが多くなる。 マイナスは過去中央値より速い=時計の出る馬場。
| 日 | R | 条件 | 勝時計 | 同条件の過去中央値との差 | 標本 |
|---|---|---|---|---|---|
| 6/13 | 3R | 1600m 未勝利良 | 1:34.2 | n=60 | |
| 6/13 | 4R | 1800m 未勝利良 | 1:45.9 | n=49 | |
| 6/13 | 5R | 1200m 新馬良 | 1:08.2 | n=10 | |
| 6/13 | 8R | 1600m 1勝良 | 1:33.4 | n=40 | |
| 6/13 | 12R | 1200m 1勝良 | 1:08.3 | n=14 | |
| 6/14 | 4R | 2200m 未勝利良 | 2:11.7 | n=8 | |
| 6/14 | 5R | 1800m 新馬良 | 1:48.3 | n=21 | |
| 6/14 | 7R | 2000m 1勝良 | 2:00.4 | n=29 | |
| 6/14 | 9R | 1200m 2勝良 | 1:08.1 | n=22 | |
| 6/14 | 10R | 1600m 3勝良 | 1:32.2 | n=12 |
上がり最速馬はどこまで来たか
この開催週の各レースで、メンバー最速の上がり3Fを使った馬の着順。 6着以下なら赤で示す。速い脚を使った馬が届いていないほど、前が止まらない馬場だったことになる。
ラップは 12.4-11.1-11.9-12.4-12.5-12.0-12.1-12.1-11.8-11.6-12.2。中盤で12.4-12.5と息が入り、残り3Fが11.8-11.6-12.2。前半3F 35.4・後半3F 35.6でほぼ均衡し、RPCI 51.7は阪神芝2200m良の基準53.9を2.2下回る。重馬場だったことを考えると、流れ自体は締まっていた。
この日の阪神芝のバイアスは位置差 -0.013・先行馬の複勝圏率が基準の1.10倍でフラット。芝含水率11.4%は平年より0.9ポイント低いが、馬場状態は重。数値と馬場表記が食い違う例で、含水率だけで馬場状態を推し量れないことがよく分かる。
決着は前。1着が4角2番手、2着が3番手、4着が1番手。掲示板5頭のうち3頭が3番手以内で、唯一の例外が5着タガノデュード(4角16番手・上がり35.2=2位・詰め幅0.4)。3着ダノンデサイルは9番手からメンバー最速35.0で0.6秒詰めており、後ろから来たのはこの2頭だけ。
注目したいのは上位の顔ぶれ。1着メイショウタバルと2着クロワデュノールは大阪杯の1着・2着を入れ替えた並び、3着ダノンデサイルは大阪杯も3着。春の中距離G1でこの3頭の力関係がほぼ固定されていたことになる。4着コスモキュランダ(8番人気)は4角1番手から詰め幅 -0.5で0.5秒差に粘った。
一方で有馬記念の勝ち馬ミュージアムマイルは4角6番手から上がり36.5(10位)で1.6秒差の9着、同4着のレガレイラも9番手から1.6秒差の7着。冬の中山で好走した組が、重馬場の阪神でまとめて崩れている。馬場と条件の差がはっきり出た。
同レースの過去7年の勝ち馬は4角 1・4・2・9・7・1・2番手。宝塚記念は前めが残るレースで、2番手は例年どおり。
2番人気。4角2番手から押し切ってG1初制覇
武豊、2番人気。大阪杯2着から中10週。重馬場の宝塚記念を4角2番手で運び、上がり35.3(4位)で押し切った。大阪杯では基準比 -4.8の前傾を逃げて0.1秒差2着、有馬記念は差し有利の馬場で13着。馬場と流れが合えば崩れない、という性格がはっきりした。
1番人気2着。3番手から上がり2位で0.1秒差
北村友一、1番人気。天皇賞(春)1着から中6週。4角3番手から上がり35.2(2位)で0.4秒詰めての0.1秒差2着。大阪杯・天皇賞(春)とG1連勝しての3戦目で、重馬場でも大きくは崩れていない。
3番人気3着。9番手からメンバー最速35.0
戸崎圭太、3番人気。大阪杯3着から中10週。4角9番手からメンバー最速35.0で0.6秒詰めての3着。大阪杯も3着で、この3頭の力関係は春を通じて動かなかった。
8番人気4着。逃げて0.5秒差に粘った
横山武史、8番人気。日経賞7着から中11週。4角1番手から詰め幅 -0.5で0.5秒差の4着。重馬場で逃げて掲示板なら悪くない。
10番人気5着。4角16番手から上がり2位タイ35.2
高杉吏麒、10番人気。天皇賞(春)6着から中6週。4角16番手から35.2(2位タイ)で0.4秒詰めての1.4秒差5着。前が残る流れで最後方近くからなら、着順以上の中身。大阪杯でも13番人気4着で、人気以上に走る。
4角7番手(差)から上がり36.1(メンバー6位)。直線で0.5秒失った。482kg(+0)、前走は阪神大賞G2 9着(中12週)。
4角9番手(差)から上がり35.9(メンバー5位)。直線で0.3秒失った。484kg(+2)、前走は有馬記念G1 4着(中24週)。
4角3番手(先)から上がり36.7(メンバー11位)。直線で1.1秒失った。500kg(+2)、前走はQE2G1 8着(中7週)。
4番人気9着。有馬記念の勝ち馬が1.6秒差
レーン、4番人気。有馬記念1着から中25週。4角6番手から上がり36.5(10位)で1.6秒差の9着。冬の中山(良・差し有利)で勝った馬が、初夏の阪神(重・フラット)では沈んだ。条件差が大きいので、一度は度外視したい。
4角3番手(先)から上がり36.9(メンバー13位)。直線で1.3秒失った。486kg(-4)、前走は阪神大賞G2 5着(中12週)。
4角15番手(追)から上がり36.2(メンバー8位)。直線で0.6秒失った。500kg(-8)、前走は天皇賞春G1 7着(中6週)。
4角11番手(差)から上がり36.8(メンバー12位)。直線で1.2秒失った。498kg(-6)、前走は日経賞G2 2着(中11週)。
4角17番手(追)から上がり36.3(メンバー9位)。直線で0.7秒失った。480kg(-4)、前走はダイヤモHG3 1着(中16週)。
4角11番手(差)から上がり36.9(メンバー13位)。直線で1.3秒失った。456kg(-6)、前走は金鯱賞G2 1着(中13週)。
4角11番手(差)から上がり37.1(メンバー15位)。直線で1.5秒失った。前走はアミTG2 7着(中17週)。
4角11番手(差)から上がり37.6(メンバー16位)。直線で2.0秒失った。498kg(-8)、前走は天皇賞春G1 8着(中6週)。
4角7番手(差)から上がり38.0(メンバー17位)。直線で2.4秒失った。522kg(+4)、前走は新潟大賞HG3 15着(中4週)。
4角18番手(追)から。480kg(+12)、前走は日経賞G2 1着(中11週)。
重馬場で前が残る決着。大阪杯の1〜3着がそのまま上位3頭に並んだ。
| 馬 | 評価 | 理由 |
|---|---|---|
| メイショウタバル | 上げ | 馬場と流れが合えば崩れない。大阪杯2着からの順当な勝利 |
| ダノンデサイル | 上げ | 9番手からメンバー最速。大阪杯も3着で安定 |
| タガノデュード | 上げ | 前残りの流れで16番手から上がり2位タイ。人気以上に走る |
| ミュージアムマイル | 条件替わり | 有馬記念の勝ち馬が1.6秒差9着。冬の中山と初夏の重阪神は別物 |