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Race Review — 2026年9月5日

出石特別2勝

阪神 4回1日目 9R ダ1800m(nanコース) 馬場 稍・天候 晴 11頭 勝時計 1:52.3

RPCI 45.1は阪神ダ1800m稍重の基準49.4より4.3も低い、明確なハイペース。1〜3着が0.0秒差の大接戦になり、10番手から上がり最速で1.3秒詰めたクロノスバレットがハナ差まで迫った。

結果

詰め幅=上り3F地点の先頭との差 − ゴール着差
着馬番馬名騎手人気タイム着差 3角→4角上り3F詰め馬体重
1 2 ジャイアンバローズ牡3・55kg 岩田望来 2 1:52.3 ― 6→5差 38.13 +0.6 526+8
2 8 クロノスバレット牡4・58kg 松山弘平 3 1:52.3 0.0 10→10追 37.41 +1.3 516-4
3 6 システマソラー牡3・55kg 川田将雅 1 1:52.3 0.0 7→5差 38.02 +0.7 526+8
4 7 ショーダンサー牡4・58kg 国分優作 6 1:52.8 0.5 8→8追 38.34 +0.4 444+4
5 10 シュヴァルツリーベ牝6・56kg 田山旺佑 8 1:53.4 1.1 9→9追 38.85 -0.1 478+10
6 9 リヒトミューレ牡3・55kg 吉村誠之 7 1:53.4 1.1 2→2先 39.68 -0.9 518+8
7 5 ソニックステップセ4・58kg 西村淳也 4 1:53.5 1.2 5→4差 39.57 -0.8 512-16
8 11 テイエムパイロット牡4・58kg 柴田裕一 5 1:53.7 1.4 2→1逃 40.09 -1.3 508+0
9 4 キングロコマイカイ牡7・58kg 団野大成 11 1:53.8 1.5 10→10追 38.96 -0.2 500+2
10 3 ジーニアスバローズセ6・58kg 松若風馬 9 1:55.3 3.0 4→5差 41.310 -2.6 464+10
11 1 ストラーダ牝3・53kg 富田暁 10 1:55.6 3.3 1→2先 42.011 -3.3 478-6

単勝 430 / 複勝 130・130・110 / 枠連 1,340 / 馬連 2,200 / 馬単 3,100 / 3連複 720 / 3連単 7,270

ラップとペース

基準=同コース・馬場稍の平均(n=250)

今回のペース

同じ競馬場・同じ距離・同じ馬場状態の平均と比べた値。RPCIは大きいほど後傾(スロー)、 小さいほど前傾(ハイペース)。前半3F・後半3Fは実測ラップから取る。ラップ未取得のレースは 1200m戦のみ RPCI から逆算し(誤差 MAE 0.025秒で検証済み)、それ以外の距離は「―」と表示する。

指標今回コース基準差
前半3F36.0 37.35-1.4
後半3F38.7 38.02+0.7
RPCI45.1 49.4-4.3

12.5-10.9-12.6-12.4-12.6-12.6-12.7-12.9-13.1

歴代の前半3F(秒・33.4秒起点) 2016 阪神 34.6 2017 阪神 34.9 2018 阪神 36.0 2019 阪神 35.1 2020 阪神 33.6 2021 阪神 37.4 2022 阪神 37.7 2023 阪神 36.5 2025 阪神 37.6 2026 阪神 36.0

同じレースの過去

このレースが過去にどう流れたか。前3F・後3Fは実測ラップで、決まり手の横の 「推」はラップ未取得のため RPCI から逆算した値であることを示す。

年場前3F後3F勝時計 1着4角2着4角決まり手
2016阪神重 34.636.1 ― 41 先
2017阪神 34.934.5 ― 56 差
2018阪神稍 36.035.6 ― 21 先
2019阪神 35.135.2 ― 75 差
2020阪神 33.635.8 ― 48 先
2021阪神 37.438.0 ― 82 追
2022阪神 37.739.0 ― 27 先
2023阪神 36.538.3 ― 12 先
2025阪神稍 37.636.6 ― 23 先
2026阪神稍 36.038.7 ― 510 差

トラックバイアス

4回阪神 1〜2日目(第1週)のダ全レース
差し有利確度: やや3着内の4角位置率 基準比 +0.022 / 先行馬の複勝圏率 基準の0.69倍

脚質バイアス(同じ開催週の年別比較)

4角位置率=(4角順位−1)÷(頭数−1)。0が先頭、1が最後方で、小さいほど前が有利。 複勝圏率は4角2番手以内につけた馬が3着以内に入った割合。最下段の「基準」は、この競馬場・ この馬場種別の全期間平均。

年1〜3着の4角位置率4角2番手以内の複勝圏率母数
2021 0.250 48.6% 35
2022 0.265 47.1% 34
2023 0.240 54.5% 33
2025 0.247 51.6% 31
2026 0.266 34.4% 32
基準0.245 49.8% 19,245

時計水準(比較できたレースのみ)

この開催週の全レース一覧ではない。同条件(距離×クラス×馬場状態)の 過去の勝ち時計が5件以上あるレースだけを載せている。少ない標本の中央値と比べても 偶然に振り回されるため。道悪の日は該当条件が少なく、載らないレースが多くなる。 マイナスは過去中央値より速い=時計の出る馬場。

日R条件勝時計同条件の過去中央値との差標本
9/51R 1400m 未勝利稍 1:26.3 +0.8 n=26
9/53R 1800m 未勝利稍 1:54.3 -0.4 n=50
9/56R 1400m 新馬稍 1:25.2 -0.3 n=7
9/59R 1800m 2勝稍 1:52.3 -0.3 n=15
9/512R 1400m 1勝稍 1:24.5 -0.2 n=16
9/62R 1200m 未勝利良 1:12.6 -0.7 n=76
9/63R 1800m 未勝利良 1:55.6 +0.3 n=165
9/66R 1800m 1勝良 1:54.3 +0.6 n=118
9/69R 1800m 1勝良 1:53.0 -0.7 n=118
9/610R 1200m 3勝良 1:11.7 +0.3 n=16
9/612R 1400m 2勝良 1:24.5 +0.2 n=39

上がり最速馬はどこまで来たか

この開催週の各レースで、メンバー最速の上がり3Fを使った馬の着順。 6着以下なら赤で示す。速い脚を使った馬が届いていないほど、前が止まらない馬場だったことになる。

レースの読み

この開催週の阪神ダートは、先行馬の複勝圏率が基準の0.69倍と明確に差し有利だった。そこへハイペースが重なれば、前で運んだ馬は苦しくなる。実際、4角1番手のテイエムパイロットは8着、2番手のリヒトミューレは6着、同じく2番手のストラーダは最下位に沈んだ。

上位3頭の上がりは37.4・38.0・38.1で、いずれも直線で0.6〜1.3秒詰めている。特にクロノスバレットは4角10番手から1.3秒詰めての2着で、勝ち馬とはハナ差。位置取りだけを考えれば最も損をした一頭だった。

全頭短評

着順・人気は結果、評価は内容ベース
1 2

◎ジャイアンバローズ

2人気
通過
6→5 差
上り3F
38.1 3位
詰め幅
+0.6
前走
1勝クラス* 1着 中16週

中団から抜け出して接戦を制す

2番人気。4角5番手から上がり38.1で0.6秒詰めての勝利。中16週の休み明けでこの内容なら価値がある。ハイペースを我慢して抜け出した形で、次走も同じような流れなら期待できる。

2 8

○クロノスバレット

3人気
通過
10→10 追
上り3F
37.4 1位
詰め幅
+1.3
前走
揖斐川特・2勝 4着 中4週

10番手から1.3秒詰めてハナ差2着

3番人気。4角10番手と後方に置かれながら、上がり37.4のメンバー最速で直線だけ1.3秒詰めた。ハイペース+差し有利という条件が向いた面はあるが、詰め幅の大きさは能力の裏づけ。次走は素直に狙える。

3 6

システマソラー

1人気
通過
7→5 差
上り3F
38.0 2位
詰め幅
+0.7
前走
1勝クラス 1着 中9週

1番人気3着。0.0秒差なら悪くない

4角5番手から上がり38.0で0.7秒詰めたが、わずかに届かず3着。1勝クラスを勝ってからの中9週で、クラスが上がっても力は通用している。

4 7

ショーダンサー

6人気
通過
8→8 追
上り3F
38.3 4位
詰め幅
+0.4
前走
2勝クラス 9着 中19週

4角8番手(追)から上がり38.3(メンバー4位)。直線で0.4秒詰めた。444kg(+4)、前走は2勝クラス 9着(中19週)。

5 10

シュヴァルツリーベ

8人気
通過
9→9 追
上り3F
38.8 5位
詰め幅
-0.1
前走
揖斐川特・2勝 6着 中4週

4角9番手(追)から上がり38.8(メンバー5位)。直線で0.1秒失った。478kg(+10)、前走は揖斐川特・2勝 6着(中4週)。

6 9

リヒトミューレ

7人気
通過
2→2 先
上り3F
39.6 8位
詰め幅
-0.9
前走
1勝クラス 1着 中6週

4角2番手(先)から上がり39.6(メンバー8位)。直線で0.9秒失った。518kg(+8)、前走は1勝クラス 1着(中6週)。

7 5

ソニックステップ

4人気
通過
5→4 差
上り3F
39.5 7位
詰め幅
-0.8
前走
中ノ岳特・2勝 9着 中16週

4角4番手(差)から上がり39.5(メンバー7位)。直線で0.8秒失った。512kg(-16)、前走は中ノ岳特・2勝 9着(中16週)。

8 11

テイエムパイロット

5人気
通過
2→1 逃
上り3F
40.0 9位
詰め幅
-1.3
前走
遠州灘特・2勝 4着 中6週

逃げて8着。ハイペースが応えた

4角1番手から上がり40.0で1.4秒差。差し有利のバイアスに、基準比4.3も速いペースが重なれば逃げ馬に出番はない。この一戦は度外視でよい。

9 4

キングロコマイカイ

11人気
通過
10→10 追
上り3F
38.9 6位
詰め幅
-0.2
前走
2勝クラス 10着 中11週

4角10番手(追)から上がり38.9(メンバー6位)。直線で0.2秒失った。500kg(+2)、前走は2勝クラス 10着(中11週)。

10 3

ジーニアスバローズ

9人気
通過
4→5 差
上り3F
41.3 10位
詰め幅
-2.6
前走
2勝クラス 4着 中11週

4角5番手(差)から上がり41.3(メンバー10位)。直線で2.6秒失った。464kg(+10)、前走は2勝クラス 4着(中11週)。

11 1

ストラーダ

10人気
通過
1→2 先
上り3F
42.0 11位
詰め幅
-3.3
前走
富良野H・2勝 13着 中4週

4角2番手(先)から上がり42.0(メンバー11位)。直線で3.3秒失った。478kg(-6)、前走は富良野H・2勝 13着(中4週)。

次走に向けて

ハイペース×差し有利の阪神ダート。前で運んだ馬の敗戦は割り引いて読みたい。

馬評価理由
クロノスバレット 上げ 10番手から1.3秒詰めてハナ差2着。上がり最速で位置取りだけの負け
テイエムパイロット 据え置き 逃げて8着だが、条件が全く向かなかった一戦
0.0秒差に3頭がひしめいた接戦だが、位置取りを補正すればクロノスバレットが最も強い競馬をしていた。