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Race Review — 2026年9月5日

京成杯オータムハンデキャップG3

中山 4回1日目 11R 芝1600m(Bコース) 馬場 良・天候 晴 16頭 勝時計 1:32.0

10番人気ピコローズが差し切り、勝ち時計1:32.0は同条件の過去中央値より1.0秒速い。高速馬場のなか、上がり33秒台を使った馬がそのまま上位を占めた一戦だった。

結果

詰め幅=上り3F地点の先頭との差 − ゴール着差
着馬番馬名騎手人気タイム着差 3角→4角上り3F詰め馬体重
1 8 ピコローズ牝4・53kg 三浦皇成 10 1:32.0 ― 7→6差 33.63 +0.9 444+4
2 7 エコロブルーム牡5・58kg 武豊 5 1:32.1 0.1 5→4先 33.97 +0.6 476+4
3 3 ドロップオブライト牝7・56.5kg 岩田康誠 8 1:32.2 0.2 3→3先 34.29 +0.3 450+2
4 6 ファンダム牡4・57kg 戸崎圭太 4 1:32.2 0.2 10→11追 33.52 +1.0 474-2
5 5 サイルーンセ7・57kg 大野拓弥 11 1:32.4 0.4 10→8差 33.85 +0.7 472+6
6 4 フォルテアンジェロ牡3・55kg レーン 1 1:32.5 0.5 15→14追 33.41 +1.1 444-4
7 11 クランフォード牝5・55kg 菊沢一樹 9 1:32.6 0.6 2→2先 34.813 -0.3 472+2
8 12 ディールメーカー牡3・54kg 横山武史 7 1:32.6 0.6 5→6差 34.411 +0.1 494+0
9 2 ミナデオロ牡5・56kg ミシェル 6 1:32.6 0.6 13→14追 33.74 +0.8 508-2
10 1 クルゼイロドスル牡6・57kg 小崎綾也 13 1:32.7 0.7 13→12追 33.85 +0.7 494-8
11 9 レザベーション牡3・55kg 原優介 2 1:32.7 0.7 7→8差 34.310 +0.2 462+4
12 14 リラボニート牝5・54kg 丸山元気 15 1:32.8 0.8 7→8差 34.411 +0.1 470-2
13 15 テレサ牝4・55kg 津村明秀 14 1:33.0 1.0 3→4先 35.014 -0.5 452+4
14 16 ラケマーダ牡6・56kg 杉原誠人 16 1:33.1 1.1 15→16追 34.08 +0.5 508+4
15 13 メタルスピード牡6・55kg 田辺裕信 12 1:33.4 1.4 1→1逃 35.916 -1.4 516-4
16 10 ヴァルキリーバース牝4・55.5kg ルメール 3 1:33.7 1.7 10→12追 35.014 -0.5 478+4

単勝 1,960 / 複勝 480・270・450 / 枠連 8,000 / 馬連 8,920 / 馬単 18,840 / 3連複 42,840 / 3連単 334,980

ラップとペース

基準=同コース・馬場良の平均(n=317)

今回のペース

同じ競馬場・同じ距離・同じ馬場状態の平均と比べた値。RPCIは大きいほど後傾(スロー)、 小さいほど前傾(ハイペース)。前半3F・後半3Fは実測ラップから取る。ラップ未取得のレースは 1200m戦のみ RPCI から逆算し(誤差 MAE 0.025秒で検証済み)、それ以外の距離は「―」と表示する。

指標今回コース基準差
前半3F34.3 35.49-1.2
後半3F34.5 35.14-0.6
RPCI50.0 51.2-1.2

12.3-10.8-11.2-11.5-11.7-11.5-11.5-11.5

歴代の前半3F(秒・33.0秒起点) 2016 中山 35.1 2017 中山 34.6 2018 中山 34.7 2019 中山 33.3 2020 中山 35.0 2021 中山 34.6 2021 阪神 34.3 2022 中山 35.5 2023 中山 34.6 2024 中山 34.2 2025 中山 34.6 2026 中山 34.3

同じレースの過去

このレースが過去にどう流れたか。前3F・後3Fは実測ラップで、決まり手の横の 「推」はラップ未取得のため RPCI から逆算した値であることを示す。

年場前3F後3F勝時計 1着4角2着4角決まり手
2016中山 35.135.0 ― 68 差
2017中山 34.634.5 ― 711 差
2018中山 34.734.3 ― 814 差
2019中山 33.334.9 ― 13 逃
2020中山 35.035.6 ― 21 先
2021中山 34.635.2 ― 91 差
2021阪神 34.336.6 ― 86 差
2022中山 35.534.4 ― 21 先
2023中山 34.634.6 ― 32 先
2024中山 34.233.5 ― 814 差
2025中山 34.633.9 ― 102 差
2026中山 34.334.5 ― 64 差

トラックバイアス

4回中山 1〜2日目(第1週)の芝全レース
フラット確度: 判定なし3着内の4角位置率 基準比 -0.029 / 先行馬の複勝圏率 基準の1.07倍

脚質バイアス(同じ開催週の年別比較)

4角位置率=(4角順位−1)÷(頭数−1)。0が先頭、1が最後方で、小さいほど前が有利。 複勝圏率は4角2番手以内につけた馬が3着以内に入った割合。最下段の「基準」は、この競馬場・ この馬場種別の全期間平均。

年1〜3着の4角位置率4角2番手以内の複勝圏率母数
2022 0.251 45.2% 31
2023 0.303 41.4% 29
2024 0.332 50.0% 24
2025 0.273 40.0% 30
2026 0.224 48.0% 25
基準0.250 45.0% 15,188

時計水準(比較できたレースのみ)

この開催週の全レース一覧ではない。同条件(距離×クラス×馬場状態)の 過去の勝ち時計が5件以上あるレースだけを載せている。少ない標本の中央値と比べても 偶然に振り回されるため。道悪の日は該当条件が少なく、載らないレースが多くなる。 マイナスは過去中央値より速い=時計の出る馬場。

日R条件勝時計同条件の過去中央値との差標本
9/52R 1600m 未勝利稍 1:33.8 -1.5 n=12
9/55R 2000m 新馬良 2:03.3 -0.0 n=32
9/59R 1800m 1勝良 1:47.5 -0.2 n=25
9/510R 1200m 2勝良 1:07.0 -1.2 n=33
9/511R 1600m G3良 1:32.0 -1.1 n=16
9/65R 1600m 新馬稍 1:36.8 -1.3 n=7
9/67R 2000m 未勝利重 2:04.4 +1.3 n=7
9/612R 1200m 1勝重 1:10.0 +0.3 n=7

上がり最速馬はどこまで来たか

この開催週の各レースで、メンバー最速の上がり3Fを使った馬の着順。 6着以下なら赤で示す。速い脚を使った馬が届いていないほど、前が止まらない馬場だったことになる。

レースの読み

RPCI 50.0は中山芝1600mの基準51.0よりやや前傾。ハンデ戦らしく流れは緩まず、上位に来たのは上がり33秒台の馬ばかりだった。1着ピコローズ(33.6・4角6番手)、4着ファンダム(33.5・11番手)、6着フォルテアンジェロ(33.4・14番手)と、後ろから来た馬が軒並み詰めている。

一方で4角1番手のメタルスピードは上がり35.9で15着、2番手のクランフォードも上がり34.8で7着。前で運んだ組は総じて苦しくなった。開催週の中山芝はフラット判定だったので、これは馬場ではなくこのレースの流れによるものと見るべきだろう。

勝ったピコローズは前走で新潟日報賞(3勝クラス)を勝ったばかり。中6週でいきなり重賞を制した形で、ハンデ戦の斤量の恩恵もあったにせよ、上がり3位の脚で0.9秒詰めた内容に価値がある。

全頭短評

着順・人気は結果、評価は内容ベース
1 8

◎ピコローズ

10人気
通過
7→6 差
上り3F
33.6 3位
詰め幅
+0.9
前走
新潟日報・3勝 1着 中6週

3勝クラスから直行で重賞制覇

10番人気。4角6番手から上がり33.6(3位)で直線だけ0.9秒詰めた。前走の新潟日報賞を勝ってからの中6週で、勢いがそのまま出た形。ハンデ戦という条件は考慮すべきだが、高速決着に対応した点は本物だろう。

2 7

エコロブルーム

5人気
通過
5→4 先
上り3F
33.9 7位
詰め幅
+0.6
前走
安土城H(L) 1着 中14週

4番手から粘って2着

5番人気。前で運んだ馬が総じて苦しくなったなか、4角4番手から0.1秒差に踏みとどまった。上がりは33.9で、この流れでこの位置なら評価できる。

3 3

ドロップオブライト

8人気
通過
3→3 先
上り3F
34.2 9位
詰め幅
+0.3
前走
関屋記念HG3 12着 中6週

4角3番手(先)から上がり34.2(メンバー9位)。直線で0.3秒詰めた。450kg(+2)、前走は関屋記念HG3 12着(中6週)。

4 6

ファンダム

4人気
通過
10→11 追
上り3F
33.5 2位
詰め幅
+1.0
前走
しらさぎG3 4着 中11週

11番手から1.0秒詰めて4着

4番人気。上がり33.5(2位)で直線だけ1.0秒詰めた。中11週の休み明けで、位置さえ取れれば勝ち負けまである内容。

5 5

サイルーン

11人気
通過
10→8 差
上り3F
33.8 5位
詰め幅
+0.7
前走
しらさぎG3 14着 中11週

4角8番手(差)から上がり33.8(メンバー5位)。直線で0.7秒詰めた。472kg(+6)、前走はしらさぎG3 14着(中11週)。

6 4

○フォルテアンジェロ

1人気
通過
15→14 追
上り3F
33.4 1位
詰め幅
+1.1
前走
東京優駿G1 12着 中14週

1番人気6着。上がり最速で1.1秒詰めた

ダービー12着から中14週での復帰戦。4角14番手と後方に置かれたが、上がり33.4のメンバー最速で直線だけ1.1秒詰めて0.5秒差まで来た。休み明けかつ位置取りが後ろすぎた一戦で、この着順で評価を下げる必要はない。次走は素直に狙える。

7 11

クランフォード

9人気
通過
2→2 先
上り3F
34.8 13位
詰め幅
-0.3
前走
関屋記念HG3 2着 中6週

4角2番手(先)から上がり34.8(メンバー13位)。直線で0.3秒失った。472kg(+2)、前走は関屋記念HG3 2着(中6週)。

8 12

ディールメーカー

7人気
通過
5→6 差
上り3F
34.4 11位
詰め幅
+0.1
前走
ラジオNIHG3 2着 中10週

4角6番手(差)から上がり34.4(メンバー11位)。直線で0.1秒詰めた。494kg(+0)、前走はラジオNIHG3 2着(中10週)。

9 2

ミナデオロ

6人気
通過
13→14 追
上り3F
33.7 4位
詰め幅
+0.8
前走
中京記念G3 5着 中3週

4角14番手(追)から上がり33.7(メンバー4位)。直線で0.8秒詰めた。508kg(-2)、前走は中京記念G3 5着(中3週)。

10 1

クルゼイロドスル

13人気
通過
13→12 追
上り3F
33.8 5位
詰め幅
+0.7
前走
朱鷺S(L) 14着 中2週

4角12番手(追)から上がり33.8(メンバー5位)。直線で0.7秒詰めた。494kg(-8)、前走は朱鷺S(L) 14着(中2週)。

11 9

レザベーション

2人気
通過
7→8 差
上り3F
34.3 10位
詰め幅
+0.2
前走
NHKマG1 6着 中17週

4角8番手(差)から上がり34.3(メンバー10位)。直線で0.2秒詰めた。462kg(+4)、前走はNHKマG1 6着(中17週)。

12 14

リラボニート

15人気
通過
7→8 差
上り3F
34.4 11位
詰め幅
+0.1
前走
クイーンG3 7着 中5週

4角8番手(差)から上がり34.4(メンバー11位)。直線で0.1秒詰めた。470kg(-2)、前走はクイーンG3 7着(中5週)。

13 15

テレサ

14人気
通過
3→4 先
上り3F
35.0 14位
詰め幅
-0.5
前走
府中牝馬HG3 15着 中11週

4角4番手(先)から上がり35.0(メンバー14位)。直線で0.5秒失った。452kg(+4)、前走は府中牝馬HG3 15着(中11週)。

14 16

ラケマーダ

16人気
通過
15→16 追
上り3F
34.0 8位
詰め幅
+0.5
前走
パラダH(L) 8着 中12週

4角16番手(追)から上がり34.0(メンバー8位)。直線で0.5秒詰めた。508kg(+4)、前走はパラダH(L) 8着(中12週)。

15 13

メタルスピード

12人気
通過
1→1 逃
上り3F
35.9 16位
詰め幅
-1.4
前走
関屋記念HG3 14着 中6週

4角1番手(逃)から上がり35.9(メンバー16位)。直線で1.4秒失った。516kg(-4)、前走は関屋記念HG3 14着(中6週)。

16 10

ヴァルキリーバース

3人気
通過
10→12 追
上り3F
35.0 14位
詰め幅
-0.5
前走
府中牝馬HG3 14着 中11週

3番人気16着。見せ場なし

府中牝馬S14着から中11週。4角12番手から上がり35.0で1.7秒差の最下位。この一戦では何も判断できないが、人気での大敗は記録しておきたい。

次走に向けて

上がり上位の馬が軒並み詰めた高速決着。位置取りの差が着順に直結した。

馬評価理由
フォルテアンジェロ 上げ 1番人気6着だが上がり最速で1.1秒詰めた。休み明け・後方待機の一戦
ファンダム 上げ 11番手から1.0秒詰めて4着。位置を取れれば勝ち負け
メタルスピード 下げ 逃げて上がり35.9の15着。この流れでは全く粘れなかった
10番人気の勝利だが、上がり上位の馬がきれいに上位を占めた納得のいく決着。次走で買うべきは、届かなかった1番人気のほうだろう。