◎ヨリノレジェンド
3人気- 通過
- 7→6 差
- 上り3F
- 34.8 1位
- 詰め幅
- +0.4
- 前走
- 伊賀S・3勝 5着 中2週
スローを6番手から差し切った
3番人気、武豊。RPCIが基準より8.9も高い緩い流れを4角6番手で追走し、上がり34.8のメンバー最速で差し切った。差し有利のバイアスに乗った面はあるが、スローで後方から差し切るのは簡単ではない。
Race Review — 2026年9月6日
RPCI 53.7は阪神ダ1200m良の基準44.8より8.9も高い、極端なスロー。それでも4角6番手のヨリノレジェンドが上がり最速で差し切った。この開催週の阪神ダートが、いかに差し有利だったかを示す一戦。
| 着 | 馬番 | 馬名 | 騎手 | 人気 | タイム | 着差 | 3角→4角 | 上り3F | 詰め | 馬体重 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 4 | ヨリノレジェンド牡4・55kg | 武豊 | 3 | 1:11.7 | ― | 7→6差 | 34.81 | +0.4 | 466-4 |
| 2 | 10 | ウルスクローム牡4・56kg | 田口貫太 | 2 | 1:12.1 | 0.4 | 5→4差 | 35.32 | -0.1 | 488+4 |
| 3 | 12 | ライジン牡6・55kg | 松若風馬 | 6 | 1:12.1 | 0.4 | 3→3先 | 35.43 | -0.2 | 484+0 |
| 4 | 13 | クリノオリーブ牝5・52kg | 幸英明 | 5 | 1:12.4 | 0.7 | 2→2先 | 35.88 | -0.6 | 460-2 |
| 5 | 9 | メイショウヤーキス牡5・55kg | 菱田裕二 | 4 | 1:12.5 | 0.8 | 9→8差 | 35.43 | -0.2 | 458-6 |
| 6 | 5 | テーオーグレーザー牡3・55kg | レーン | 1 | 1:12.7 | 1.0 | 3→4差 | 36.09 | -0.8 | 496+2 |
| 7 | 1 | ボディブロー牡5・55kg | 田辺裕信 | 11 | 1:12.7 | 1.0 | 9→10追 | 35.66 | -0.4 | 532+8 |
| 8 | 8 | エムズマインド牡6・55kg | 松山弘平 | 7 | 1:12.8 | 1.1 | 13→13追 | 35.43 | -0.2 | 528-2 |
| 9 | 7 | ワークソング牡5・55kg | 岩田望来 | 10 | 1:12.9 | 1.2 | 5→6差 | 36.110 | -0.9 | 492+4 |
| 10 | 11 | スペシャルナンバー牡7・55kg | 西村淳也 | 8 | 1:13.0 | 1.3 | 11→11追 | 35.77 | -0.5 | 488-16 |
| 11 | 6 | イミュータブル牡6・54kg | 田山旺佑 | 13 | 1:13.3 | 1.6 | 1→1逃 | 36.813 | -1.6 | 486+4 |
| 12 | 2 | ランウインディ牝5・53kg | 柴田裕一 | 12 | 1:13.6 | 1.9 | 7→9追 | 36.611 | -1.4 | 470+4 |
| 13 | 3 | ビバップ牡5・54kg | 吉村誠之 | 9 | 1:13.9 | 2.2 | 11→11追 | 36.712 | -1.5 | 498+2 |
単勝 660 / 複勝 220・170・500 / 枠連 340 / 馬連 1,300 / 馬単 2,740 / 3連複 9,000 / 3連単 39,610
今回のペース
同じ競馬場・同じ距離・同じ馬場状態の平均と比べた値。RPCIは大きいほど後傾(スロー)、 小さいほど前傾(ハイペース)。前半3F・後半3Fは実測ラップから取る。ラップ未取得のレースは 1200m戦のみ RPCI から逆算し(誤差 MAE 0.025秒で検証済み)、それ以外の距離は「―」と表示する。
| 指標 | 今回 | コース基準 | 差 |
|---|---|---|---|
| 前半3F | 36.5 | 35.15 | +1.4 |
| 後半3F | 35.2 | 37.09 | -1.9 |
| RPCI | 53.7 | 44.8 | +8.9 |
12.5-11.7-12.3-12.1-11.6-11.5
同じレースの過去
このレースが過去にどう流れたか。前3F・後3Fは実測ラップで、決まり手の横の 「推」はラップ未取得のため RPCI から逆算した値であることを示す。
| 年 | 場 | 前3F | 後3F | 勝時計 | 1着4角 | 2着4角 | 決まり手 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2023 | 阪神 | 35.0 | 36.8 | 1:11.8 | 7 | 4 | 差 |
| 2024 | 阪神 | 35.7 | 38.7 | ― | 8 | 10 | 差 |
| 2026 | 阪神 | 36.5 | 35.2 | 1:11.7 | 6 | 4 | 差 |
脚質バイアス(同じ開催週の年別比較)
4角位置率=(4角順位−1)÷(頭数−1)。0が先頭、1が最後方で、小さいほど前が有利。 複勝圏率は4角2番手以内につけた馬が3着以内に入った割合。最下段の「基準」は、この競馬場・ この馬場種別の全期間平均。
| 年 | 1〜3着の4角位置率 | 4角2番手以内の複勝圏率 | 母数 |
|---|---|---|---|
| 2021 | 0.250 | 35 | |
| 2022 | 0.265 | 34 | |
| 2023 | 0.240 | 33 | |
| 2025 | 0.247 | 31 | |
| 2026 | 0.266 | 32 | |
| 基準 | 0.245 | 19,245 |
時計水準(比較できたレースのみ)
この開催週の全レース一覧ではない。同条件(距離×クラス×馬場状態)の 過去の勝ち時計が5件以上あるレースだけを載せている。少ない標本の中央値と比べても 偶然に振り回されるため。道悪の日は該当条件が少なく、載らないレースが多くなる。 マイナスは過去中央値より速い=時計の出る馬場。
| 日 | R | 条件 | 勝時計 | 同条件の過去中央値との差 | 標本 |
|---|---|---|---|---|---|
| 9/5 | 1R | 1400m 未勝利稍 | 1:26.3 | n=26 | |
| 9/5 | 3R | 1800m 未勝利稍 | 1:54.3 | n=50 | |
| 9/5 | 6R | 1400m 新馬稍 | 1:25.2 | n=7 | |
| 9/5 | 9R | 1800m 2勝稍 | 1:52.3 | n=15 | |
| 9/5 | 12R | 1400m 1勝稍 | 1:24.5 | n=16 | |
| 9/6 | 2R | 1200m 未勝利良 | 1:12.6 | n=76 | |
| 9/6 | 3R | 1800m 未勝利良 | 1:55.6 | n=165 | |
| 9/6 | 6R | 1800m 1勝良 | 1:54.3 | n=118 | |
| 9/6 | 9R | 1800m 1勝良 | 1:53.0 | n=118 | |
| 9/6 | 10R | 1200m 3勝良 | 1:11.7 | n=16 | |
| 9/6 | 12R | 1400m 2勝良 | 1:24.5 | n=39 |
上がり最速馬はどこまで来たか
この開催週の各レースで、メンバー最速の上がり3Fを使った馬の着順。 6着以下なら赤で示す。速い脚を使った馬が届いていないほど、前が止まらない馬場だったことになる。
ダート1200mでRPCI 53.7というのは異常値に近い。前半が緩んだのだから普通なら前が止まらない。ところが4角1番手のイミュータブルは11着、2番手のクリノオリーブも4着止まりで、勝ったのは6番手から上がり34.8のメンバー最速を使った馬だった。
この2日間の阪神ダートは先行馬の複勝圏率が基準の0.69倍。同じ日の1200m戦でスローの差し決着になったこと自体が、バイアスの強さを裏づけている。前で運んだ馬の敗戦は、額面より大きく割り引いて読むべきだろう。
1番人気テーオーグレーザーは4角4番手から上がり36.0で1.0秒差の6着。中12週の休み明けに加えて位置取りも向かず、この一戦で見限る内容ではない。
スローを6番手から差し切った
3番人気、武豊。RPCIが基準より8.9も高い緩い流れを4角6番手で追走し、上がり34.8のメンバー最速で差し切った。差し有利のバイアスに乗った面はあるが、スローで後方から差し切るのは簡単ではない。
4角4番手(差)から上がり35.3(メンバー2位)。直線で0.1秒失った。488kg(+4)、前走はリボンH・3勝 2着(中12週)。
4角3番手(先)から上がり35.4(メンバー3位)。直線で0.2秒失った。484kg(+0)、前走はリボンH・3勝 9着(中12週)。
4角2番手(先)から上がり35.8(メンバー8位)。直線で0.6秒失った。460kg(-2)、前走は上越S・3勝 12着(中3週)。
4角8番手(差)から上がり35.4(メンバー3位)。直線で0.2秒失った。458kg(-6)、前走は高瀬川S・3勝 5着(中15週)。
1番人気6着。休み明け+位置取りが噛み合わず
2勝クラスを勝ってからの中12週で昇級初戦。4角4番手と前めで運んだが、差し有利のバイアス下では損な形になった。上がり36.0で1.0秒差なら、次走で位置取りが変われば見直せる。
4角10番手(追)から上がり35.6(メンバー6位)。直線で0.4秒失った。532kg(+8)、前走はTUF杯・3勝 6着(中9週)。
13番手から上がり3位タイ
7番人気。4角13番手=最後方から上がり35.4で1.1秒差の8着。脚は使えているが、届くところまではいかなかった。
4角6番手(差)から上がり36.1(メンバー10位)。直線で0.9秒失った。492kg(+4)、前走は上越S・3勝 6着(中3週)。
4角11番手(追)から上がり35.7(メンバー7位)。直線で0.5秒失った。488kg(-16)、前走は2勝クラス 1着(中32週)。
逃げて11着。差し有利の馬場では厳しかった
13番人気。4角1番手から上がり36.8で1.6秒差。スローで逃げながら止まったのは、馬場のバイアスがそれだけ強かったということ。
4角9番手(追)から上がり36.6(メンバー11位)。直線で1.4秒失った。470kg(+4)、前走は桶狭間S・3勝 9着(中5週)。
4角11番手(追)から上がり36.7(メンバー12位)。直線で1.5秒失った。498kg(+2)、前走は上越S・3勝 15着(中3週)。
スローで差しが決まるという、バイアスの強さを示す決着。
| 馬 | 評価 | 理由 |
|---|---|---|
| テーオーグレーザー | 上げ | 1番人気6着だが、休み明け+差し有利の馬場で前めという二重の不利 |
| ヨリノレジェンド | 据え置き | 差し切りは見事だが、バイアスの後押しもあった |