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Race Review — 2026年9月12日

チャレンジカップG3

阪神 4回3日目 11R 芝2000m(Aコース) 馬場 良・天候 晴 16頭 勝時計 1:57.6

RPCI 51.6は阪神芝2000m良の基準54.2より2.6低いハイペース。前有利の馬場との綱引きになり、1〜6着が0.4秒差という大接戦になった。勝ったのは4角4番手のジョバンニ。

結果

詰め幅=上り3F地点の先頭との差 − ゴール着差
着馬番馬名騎手人気タイム着差 3角→4角上り3F詰め馬体重
1 15 ジョバンニ牡4・58kg 松山弘平 3 1:57.6 ― 4→4先 34.64 +0.3 478+4
2 8 カラマティアノス牡4・58kg ルメール 9 1:57.6 0.0 7→7差 34.32 +0.6 468-4
3 7 ジーティーアダマン牡4・57kg 岩田望来 5 1:57.8 0.2 4→4先 34.87 +0.1 496-4
4 11 マリアイリダータ牝4・54kg 坂井瑠星 2 1:57.8 0.2 13→12追 34.11 +0.8 458+4
5 9 マテンロウゲイル牡3・54kg 横山和生 1 1:58.0 0.4 2→1逃 35.311 -0.4 508+12
6 4 ガイアメンテ牡5・57kg 武豊 6 1:58.0 0.4 8→8差 34.64 +0.3 494+2
7 12 レーゼドラマ牝4・55.5kg 松若風馬 12 1:58.5 0.9 2→2先 35.813 -0.9 472+4
8 14 ミッキーゴールドセ4・55kg 西村淳也 10 1:58.5 0.9 10→8差 35.09 -0.1 488+0
8 5 ピースワンデュック牡5・55kg 佐々木大 7 1:58.5 0.9 4→4先 35.612 -0.7 460+6
10 1 フィーリウス牡4・56kg M.デム 14 1:58.5 0.9 15→15追 34.43 +0.5 516+4
11 10 タガノデュード牡5・58kg 古川吉洋 4 1:58.6 1.0 14→13追 34.76 +0.2 508+4
12 3 センツブラッド牡4・56kg 西塚洸二 13 1:58.7 1.1 10→10差 35.110 -0.2 470+0
13 6 カネフラ牡6・53kg 酒井学 16 1:58.9 1.3 15→13追 34.98 +0.0 446+0
14 16 マテンロウスカイセ7・58kg 横山典弘 15 2:00.0 2.4 9→10差 36.414 -1.5 496+6
15 2 ジーティーダーリン牡4・55kg 松本大輝 8 2:00.7 3.1 1→2先 38.015 -3.1 516+8
止 13 グランヴィノス牡6・56kg 川田将雅 11 ― ― 10→15追 ― ― 520-12

単勝 710 / 複勝 220・510・380 / 枠連 1,950 / 馬連 4,460 / 馬単 8,370 / 3連複 16,840 / 3連単 85,250

ラップとペース

基準=同コース・馬場良の平均(n=194)

今回のペース

同じ競馬場・同じ距離・同じ馬場状態の平均と比べた値。RPCIは大きいほど後傾(スロー)、 小さいほど前傾(ハイペース)。前半3F・後半3Fは実測ラップから取る。ラップ未取得のレースは 1200m戦のみ RPCI から逆算し(誤差 MAE 0.025秒で検証済み)、それ以外の距離は「―」と表示する。

指標今回コース基準差
前半3F35.2 36.53-1.3
後半3F34.9 35.19-0.3
RPCI51.6 53.9-2.3

12.5-10.7-12.0-12.3-11.9-11.8-11.5-11.7-11.5-11.7

歴代の前半3F(秒・35.0秒起点) 2016 阪神 35.3 2025 阪神 36.0 2026 阪神 35.2

同じレースの過去

このレースが過去にどう流れたか。前3F・後3Fは実測ラップで、決まり手の横の 「推」はラップ未取得のため RPCI から逆算した値であることを示す。

年場前3F後3F勝時計 1着4角2着4角決まり手
2016阪神稍 35.336.1 ― 212 先
2025阪神 36.035.7 ― 94 差
2026阪神 35.234.9 ― 47 先

トラックバイアス

4回阪神 3〜4日目(第2週)の芝全レース
前有利確度: やや3着内の4角位置率 基準比 -0.023 / 先行馬の複勝圏率 基準の1.17倍

脚質バイアス(同じ開催週の年別比較)

4角位置率=(4角順位−1)÷(頭数−1)。0が先頭、1が最後方で、小さいほど前が有利。 複勝圏率は4角2番手以内につけた馬が3着以内に入った割合。最下段の「基準」は、この競馬場・ この馬場種別の全期間平均。

年1〜3着の4角位置率4角2番手以内の複勝圏率母数
2021 0.360 38.5% 26
2022 0.371 38.5% 26
2023 0.302 46.2% 26
2025 0.362 37.0% 27
2026 0.300 45.2% 31
基準0.322 38.7% 13,997

時計水準(比較できたレースのみ)

この開催週の全レース一覧ではない。同条件(距離×クラス×馬場状態)の 過去の勝ち時計が5件以上あるレースだけを載せている。少ない標本の中央値と比べても 偶然に振り回されるため。道悪の日は該当条件が少なく、載らないレースが多くなる。 マイナスは過去中央値より速い=時計の出る馬場。

日R条件勝時計同条件の過去中央値との差標本
9/122R 2000m 未勝利良 2:01.5 +0.2 n=54
9/124R 1800m 未勝利良 1:46.0 -1.2 n=50
9/125R 1600m 新馬良 1:35.9 +0.1 n=35
9/128R 1800m 1勝良 1:45.3 -0.9 n=31
9/129R 1400m 2勝良 1:20.6 +0.0 n=28
9/1211R 2000m G3良 1:57.6 -1.2 n=9
9/132R 1600m 未勝利良 1:34.5 +0.0 n=61
9/134R 2200m 未勝利良 2:12.2 -0.9 n=8
9/135R 2000m 新馬良 2:04.8 +2.1 n=24
9/139R 2000m 2勝良 1:59.8 -0.0 n=26
9/1310R 1600m 3勝良 1:33.6 +1.3 n=12

上がり最速馬はどこまで来たか

この開催週の各レースで、メンバー最速の上がり3Fを使った馬の着順。 6着以下なら赤で示す。速い脚を使った馬が届いていないほど、前が止まらない馬場だったことになる。

レースの読み

2025年から9月のハンデ戦に移ったこのレース、今年はハイペースで流れた。通常なら差し有利に振れるところだが、開催週の阪神芝は先行馬の複勝圏率が基準の1.17倍で前有利。結果として前に行った馬も後ろから来た馬も大きくは崩れず、0.4秒に6頭がひしめく形になった。

位置取り別に見ると、1着ジョバンニ(4番手)、2着カラマティアノス(7番手)、3着ジーティーアダマン(4番手)と中団から前寄りが上位。4着マリアイリダータは4角12番手から上がり34.1のメンバー最速で0.8秒詰め、0.2秒差まで来た。5着マテンロウゲイル(1番人気)は逃げて0.4秒差に粘っている。

ハイペースを先頭で受けて0.4秒差というマテンロウゲイルの内容と、後方12番手から0.2秒差まで来たマリアイリダータの内容は、どちらも着順より上に評価すべきだろう。前と後ろの両極が健闘した、読み解きの難しい一戦だった。

全頭短評

着順・人気は結果、評価は内容ベース
1 15

◎ジョバンニ

3人気
通過
4→4 先
上り3F
34.6 4位
詰め幅
+0.3
前走
小倉記念HG3 2着 中8週

ハイペースを4番手で受けて押し切り

3番人気。前走の小倉記念2着からの中8週。ハイペースを4角4番手で追走し、上がり34.6(4位)で0.3秒詰めての勝利。位置も脚も水準以上で、混戦を抜け出した内容は評価できる。

2 8

カラマティアノス

9人気
通過
7→7 差
上り3F
34.3 2位
詰め幅
+0.6
前走
七夕賞HG3 7着 中9週

9番人気2着。7番手から0.6秒詰めた

上がり34.3(2位)で直線だけ0.6秒詰めての2着。中9週での参戦で、ハンデ戦の恩恵もあるにせよ内容は確か。

3 7

ジーティーアダマン

5人気
通過
4→4 先
上り3F
34.8 7位
詰め幅
+0.1
前走
小倉記念HG3 6着 中8週

4角4番手(先)から上がり34.8(メンバー7位)。直線で0.1秒詰めた。496kg(-4)、前走は小倉記念HG3 6着(中8週)。

4 11

○マリアイリダータ

2人気
通過
13→12 追
上り3F
34.1 1位
詰め幅
+0.8
前走
バーデン・3勝 1着 中11週

2番人気4着。12番手から上がり最速で0.2秒差

3勝クラス(バーデンバーデンC)を勝っての昇級初戦、中11週。4角12番手と後方に置かれながら上がり34.1のメンバー最速で0.8秒詰め、0.2秒差まで来た。前有利の馬場で後方からこれなら、力は重賞級。次走は素直に狙える。

5 9

▲マテンロウゲイル

1人気
通過
2→1 逃
上り3F
35.3 11位
詰め幅
-0.4
前走
東京優駿G1 5着 中15週

1番人気5着。ハイペースを逃げて0.4秒差

ダービー5着からの中15週。4角1番手でハイペースを作りながら0.4秒差に粘った。上がりは35.3まで落ちたが、この流れを先頭で受けてこの着差なら内容は悪くない。馬体+12kgで、使われての上積みも見込める。

6 4

ガイアメンテ

6人気
通過
8→8 差
上り3F
34.6 4位
詰め幅
+0.3
前走
小倉記念HG3 4着 中8週

4角8番手(差)から上がり34.6(メンバー4位)。直線で0.3秒詰めた。494kg(+2)、前走は小倉記念HG3 4着(中8週)。

7 12

レーゼドラマ

12人気
通過
2→2 先
上り3F
35.8 13位
詰め幅
-0.9
前走
小倉記念HG3 3着 中8週

4角2番手(先)から上がり35.8(メンバー13位)。直線で0.9秒失った。472kg(+4)、前走は小倉記念HG3 3着(中8週)。

8 14

ミッキーゴールド

10人気
通過
10→8 差
上り3F
35.0 9位
詰め幅
-0.1
前走
関ケ原S・3勝 1着 中7週

4角8番手(差)から上がり35.0(メンバー9位)。直線で0.1秒失った。488kg(+0)、前走は関ケ原S・3勝 1着(中7週)。

8 5

ピースワンデュック

7人気
通過
4→4 先
上り3F
35.6 12位
詰め幅
-0.7
前走
函館記念HG3 3着 中11週

4角4番手(先)から上がり35.6(メンバー12位)。直線で0.7秒失った。460kg(+6)、前走は函館記念HG3 3着(中11週)。

10 1

フィーリウス

14人気
通過
15→15 追
上り3F
34.4 3位
詰め幅
+0.5
前走
函館記念HG3 13着 中11週

4角15番手(追)から上がり34.4(メンバー3位)。直線で0.5秒詰めた。516kg(+4)、前走は函館記念HG3 13着(中11週)。

11 10

タガノデュード

4人気
通過
14→13 追
上り3F
34.7 6位
詰め幅
+0.2
前走
宝塚記念G1 5着 中13週

4角13番手(追)から上がり34.7(メンバー6位)。直線で0.2秒詰めた。508kg(+4)、前走は宝塚記念G1 5着(中13週)。

12 3

センツブラッド

13人気
通過
10→10 差
上り3F
35.1 10位
詰め幅
-0.2
前走
七夕賞HG3 4着 中9週

4角10番手(差)から上がり35.1(メンバー10位)。直線で0.2秒失った。470kg(+0)、前走は七夕賞HG3 4着(中9週)。

13 6

カネフラ

16人気
通過
15→13 追
上り3F
34.9 8位
詰め幅
+0.0
前走
小倉記念HG3 13着 中8週

4角13番手(追)から上がり34.9(メンバー8位)。直線で変わらず。446kg(+0)、前走は小倉記念HG3 13着(中8週)。

14 16

マテンロウスカイ

15人気
通過
9→10 差
上り3F
36.4 14位
詰め幅
-1.5
前走
関屋記念HG3 6着 中7週

4角10番手(差)から上がり36.4(メンバー14位)。直線で1.5秒失った。496kg(+6)、前走は関屋記念HG3 6着(中7週)。

15 2

ジーティーダーリン

8人気
通過
1→2 先
上り3F
38.0 15位
詰め幅
-3.1
前走
垂水S・3勝 1着 中14週

4角2番手(先)から上がり38.0(メンバー15位)。直線で3.1秒失った。516kg(+8)、前走は垂水S・3勝 1着(中14週)。

止 13

グランヴィノス

11人気
通過
10→15 追
上り3F
― ―位
詰め幅
―
前走
鳴尾記念G3 4着 中40週

競走中止。中40週の復帰戦だった

鳴尾記念4着から中40週=約9か月ぶりの復帰戦で競走中止。この一戦からは何も読み取れない。

次走に向けて

ハイペース×前有利という綱引きで、前も後ろも健闘した混戦。

馬評価理由
マリアイリダータ 上げ 昇級初戦で12番手から上がり最速。前有利の馬場で0.2秒差なら重賞級
マテンロウゲイル 上げ ハイペースを逃げて0.4秒差。上積みも見込める
ジョバンニ 据え置き 勝ち方は文句なしだが、0.4秒に6頭の混戦でもある
0.4秒に6頭。着順は僅差の産物で、位置取りの両極にいた2頭(逃げた1番人気と後方の2番人気)の内容を拾っておきたい。