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Race Review — 2026年9月13日

ローズステークスG2

阪神 4回4日目 11R 芝1800m(Aコース) 馬場 良・天候 雨 12頭 勝時計 1:44.5

1番人気モンローウォークが0.5秒差の完勝。RPCI 52.8は基準より2.4低いハイペースで、その流れを4角2番手で受けながら上がりもメンバー最速。位置と脚の両方で他を上回った。

結果

詰め幅=上り3F地点の先頭との差 − ゴール着差
着馬番馬名騎手人気タイム着差 3角→4角上り3F詰め馬体重
1 7 モンローウォーク牝3・55kg 戸崎圭太 1 1:44.5 ― 2→2先 34.11 +0.1 450-2
2 2 エンネ牝3・55kg 坂井瑠星 3 1:45.0 0.5 4→4差 34.44 -0.2 522+10
3 6 イクシード牝3・55kg ルメール 2 1:45.2 0.7 11→10追 34.11 +0.1 470+2
4 5 ファストフォワード牝3・55kg 小崎綾也 10 1:45.3 0.8 1→1逃 35.08 -0.8 508-2
5 8 ミリタリータトゥー牝3・55kg 西塚洸二 11 1:45.5 1.0 12→12追 34.23 +0.0 510+2
6 3 スマートプリエール牝3・55kg 田山旺佑 8 1:45.6 1.1 8→7差 34.76 -0.5 486+14
7 10 スウィートハピネス牝3・55kg 佐々木大 6 1:45.6 1.1 8→7差 34.87 -0.6 444+6
8 4 アンディムジーク牝3・55kg 古川吉洋 12 1:45.7 1.2 8→10追 34.65 -0.4 452-2
9 1 アンジュドジョワ牝3・55kg 北村友一 5 1:45.8 1.3 4→4差 35.29 -1.0 460+10
10 11 レイクラシック牝3・55kg 吉村誠之 7 1:46.6 2.1 3→2先 36.110 -1.9 498-6
11 9 ナムラコスモス牝3・55kg 田口貫太 9 1:47.0 2.5 4→7差 36.211 -2.0 492+2
12 12 タイセイボーグ牝3・55kg 西村淳也 4 1:47.1 2.6 4→4差 36.512 -2.3 498+2

単勝 190 / 複勝 110・150・140 / 枠連 570 / 馬連 550 / 馬単 930 / 3連複 1,110 / 3連単 3,490

ラップとペース

基準=同コース・馬場良の平均(n=197)

今回のペース

同じ競馬場・同じ距離・同じ馬場状態の平均と比べた値。RPCIは大きいほど後傾(スロー)、 小さいほど前傾(ハイペース)。前半3F・後半3Fは実測ラップから取る。ラップ未取得のレースは 1200m戦のみ RPCI から逆算し(誤差 MAE 0.025秒で検証済み)、それ以外の距離は「―」と表示する。

指標今回コース基準差
前半3F35.4 35.88-0.5
後半3F34.2 34.33-0.1
RPCI52.8 55.4-2.6

12.6-11.2-11.6-11.8-11.7-11.4-11.3-11.2-11.7

歴代の前半3F(秒・33.8秒起点) 2016 阪神 35.4 2017 阪神 34.6 2018 阪神 35.2 2019 阪神 35.4 2020 中京 35.7 2021 中京 36.3 2022 中京 35.7 2023 阪神 34.4 2024 中京 36.1 2025 阪神 34.0 2026 阪神 35.4

同じレースの過去

このレースが過去にどう流れたか。前3F・後3Fは実測ラップで、決まり手の横の 「推」はラップ未取得のため RPCI から逆算した値であることを示す。

年場前3F後3F勝時計 1着4角2着4角決まり手
2016阪神重 35.434.6 ― 101 差
2017阪神 34.634.9 ― 131 追
2018阪神 35.233.6 ― 18 先
2019阪神 35.433.4 ― 51 差
2020中京 35.734.5 ― 211 先
2021中京 36.334.6 ― 61 差
2022中京 35.734.5 ― 310 先
2023阪神 34.434.0 ― 713 差
2024中京稍 36.135.6 ― 62 差
2025阪神 34.035.0 ― 75 差
2026阪神 35.434.2 ― 24 先

トラックバイアス

4回阪神 3〜4日目(第2週)の芝全レース
前有利確度: やや3着内の4角位置率 基準比 -0.023 / 先行馬の複勝圏率 基準の1.17倍

脚質バイアス(同じ開催週の年別比較)

4角位置率=(4角順位−1)÷(頭数−1)。0が先頭、1が最後方で、小さいほど前が有利。 複勝圏率は4角2番手以内につけた馬が3着以内に入った割合。最下段の「基準」は、この競馬場・ この馬場種別の全期間平均。

年1〜3着の4角位置率4角2番手以内の複勝圏率母数
2021 0.360 38.5% 26
2022 0.371 38.5% 26
2023 0.302 46.2% 26
2025 0.362 37.0% 27
2026 0.300 45.2% 31
基準0.322 38.7% 13,997

時計水準(比較できたレースのみ)

この開催週の全レース一覧ではない。同条件(距離×クラス×馬場状態)の 過去の勝ち時計が5件以上あるレースだけを載せている。少ない標本の中央値と比べても 偶然に振り回されるため。道悪の日は該当条件が少なく、載らないレースが多くなる。 マイナスは過去中央値より速い=時計の出る馬場。

日R条件勝時計同条件の過去中央値との差標本
9/122R 2000m 未勝利良 2:01.5 +0.2 n=54
9/124R 1800m 未勝利良 1:46.0 -1.2 n=50
9/125R 1600m 新馬良 1:35.9 +0.1 n=35
9/128R 1800m 1勝良 1:45.3 -0.9 n=31
9/129R 1400m 2勝良 1:20.6 +0.0 n=28
9/1211R 2000m G3良 1:57.6 -1.2 n=9
9/132R 1600m 未勝利良 1:34.5 +0.0 n=61
9/134R 2200m 未勝利良 2:12.2 -0.9 n=8
9/135R 2000m 新馬良 2:04.8 +2.1 n=24
9/139R 2000m 2勝良 1:59.8 -0.0 n=26
9/1310R 1600m 3勝良 1:33.6 +1.3 n=12

上がり最速馬はどこまで来たか

この開催週の各レースで、メンバー最速の上がり3Fを使った馬の着順。 6着以下なら赤で示す。速い脚を使った馬が届いていないほど、前が止まらない馬場だったことになる。

レースの読み

阪神芝1800m良の基準RPCIは55.2。今回の52.8はそれより2.4低く、流れは速かった。通常なら先行勢が苦しくなるところだが、開催週の阪神芝は先行馬の複勝圏率が基準の1.17倍で前有利。その条件を2番手から押し切ったのが勝ち馬になる。

注目すべきは勝ち馬が上がり34.1のメンバー最速タイだったこと。ハイペースを前で受けて、なお最速の脚を使っている。2勝クラス(かもめ島特別)を勝っての臨戦でこの内容なら、世代上位と見ていい。

3着イクシードは4角10番手から同じ34.1を使って0.7秒差。オークス組では2着エンネ(7着→今回2着)が最先着で、5着スウィートハピネス、9着アンジュドジョワと続く。オークス上位組が総じて案外だった一方、夏に条件戦を勝ち上がってきた組が上位を占めた形になった。

全頭短評

着順・人気は結果、評価は内容ベース
1 7

◎モンローウォーク

1人気
通過
2→2 先
上り3F
34.1 1位
詰め幅
+0.1
前走
かもめ島・2勝 1着 中8週

ハイペースを2番手で受けて上がりも最速

1番人気、戸崎圭太。前走のかもめ島特別(2勝クラス)を勝っての中8週。基準より2.4速い流れを4角2番手で追走し、それでいて上がり34.1のメンバー最速タイでまとめた。位置も脚も一番という、最も強い勝ち方。秋華賞でも当然の主役候補になる。

2 2

エンネ

3人気
通過
4→4 差
上り3F
34.4 4位
詰め幅
-0.2
前走
優駿牝馬G1 7着 中16週

3番人気2着。オークス組では最先着

オークス7着から中16週。4角4番手から0.5秒差の2着で、馬体+10kgも成長分だろう。距離短縮が良かった可能性がある。

3 6

○イクシード

2人気
通過
11→10 追
上り3F
34.1 1位
詰め幅
+0.1
前走
カーネー・1勝 1着 中16週

10番手から上がり最速タイで3着

2番人気、ルメール。1勝クラスを勝ってからの中16週で、4角10番手から上がり34.1のメンバー最速タイ。前有利の馬場で後方から0.7秒差なら内容は上位。使われての上積みも見込める。

4 5

ファストフォワード

10人気
通過
1→1 逃
上り3F
35.0 8位
詰め幅
-0.8
前走
五頭連峰・1勝 1着 中6週

10番人気4着。逃げて0.8秒差

1勝クラスを勝っての中6週。4角1番手でハイペースを作りながら0.8秒差に粘った。人気薄での健闘だが、前有利の馬場の後押しもある。

5 8

ミリタリータトゥー

11人気
通過
12→12 追
上り3F
34.2 3位
詰め幅
+0.0
前走
1勝クラス・牝 1着 中9週

4角12番手(追)から上がり34.2(メンバー3位)。直線で変わらず。510kg(+2)、前走は1勝クラス・牝 1着(中9週)。

6 3

スマートプリエール

8人気
通過
8→7 差
上り3F
34.7 6位
詰め幅
-0.5
前走
優駿牝馬G1 15着 中16週

4角7番手(差)から上がり34.7(メンバー6位)。直線で0.5秒失った。486kg(+14)、前走は優駿牝馬G1 15着(中16週)。

7 10

スウィートハピネス

6人気
通過
8→7 差
上り3F
34.8 7位
詰め幅
-0.6
前走
優駿牝馬G1 5着 中16週

4角7番手(差)から上がり34.8(メンバー7位)。直線で0.6秒失った。444kg(+6)、前走は優駿牝馬G1 5着(中16週)。

8 4

アンディムジーク

12人気
通過
8→10 追
上り3F
34.6 5位
詰め幅
-0.4
前走
1勝クラス・牝 1着 中4週

4角10番手(追)から上がり34.6(メンバー5位)。直線で0.4秒失った。452kg(-2)、前走は1勝クラス・牝 1着(中4週)。

9 1

アンジュドジョワ

5人気
通過
4→4 差
上り3F
35.2 9位
詰め幅
-1.0
前走
優駿牝馬G1 9着 中16週

4角4番手(差)から上がり35.2(メンバー9位)。直線で1.0秒失った。460kg(+10)、前走は優駿牝馬G1 9着(中16週)。

10 11

レイクラシック

7人気
通過
3→2 先
上り3F
36.1 10位
詰め幅
-1.9
前走
1勝クラス 1着 中5週

4角2番手(先)から上がり36.1(メンバー10位)。直線で1.9秒失った。498kg(-6)、前走は1勝クラス 1着(中5週)。

11 9

ナムラコスモス

9人気
通過
4→7 差
上り3F
36.2 11位
詰め幅
-2.0
前走
中京記念G3 15着 中4週

4角7番手(差)から上がり36.2(メンバー11位)。直線で2.0秒失った。492kg(+2)、前走は中京記念G3 15着(中4週)。

12 12

タイセイボーグ

4人気
通過
4→4 差
上り3F
36.5 12位
詰め幅
-2.3
前走
チューリG2 1着 中28週

4番人気12着。チューリップ賞勝ち馬が最下位

チューリップ賞1着から中28週=約6か月半ぶり。4角4番手と位置は取れていたが上がり36.5で2.6秒差の最下位。休み明けの影響が大きいと見て、次走の変わり身を待ちたい。

次走に向けて

秋華賞への優先出走権は1〜3着馬に。勝ち馬の内容は文句なしで、着順どおりに評価してよい珍しい一戦。

馬評価理由
モンローウォーク 上げ ハイペースを2番手で受けて上がりも最速。位置と脚の両方で上回った
イクシード 上げ 前有利の馬場を10番手から。上がり最速タイで0.7秒差
タイセイボーグ 条件替わり 6か月半ぶりでの大敗。次走の変わり身待ち
セントライト記念が「バイアスが着順を作った」レースだったのに対し、ローズSは位置も脚も最上位の馬が勝った。同じ日の2つのG2で、着順の読み方は正反対になる。