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Race Review — 2026年9月19日

野路菊ステークスオープン

阪神 4回5日目 8R 芝1600m(Bコース) 馬場 良・天候 晴 6頭 勝時計 1:35.2

RPCI 63.1は阪神芝1600m良の基準54.3より8.8も高い、6頭立ての超スロー。前半3F 37.3に対して後半3Fは33.0で、4.3秒も違う。逃げたブラッドバローズが押し切ったのは当然の結果だった。

結果

詰め幅=上り3F地点の先頭との差 − ゴール着差
着馬番馬名騎手人気タイム着差 3角→4角上り3F詰め馬体重
1 6 ブラッドバローズ牡2・55kg 松山弘平 2 1:35.2 ― 1→1逃 33.03 +0.0 458-2
2 1 シティオブドリーム牝2・55kg 横山典弘 4 1:35.4 0.2 3→3先 32.81 +0.2 494-12
3 2 ジーティーサクラ牝2・55kg 北村友一 1 1:35.4 0.2 4→3先 32.81 +0.2 472+8
4 5 メイショウセイクウ牡2・55kg 松若風馬 3 1:35.7 0.5 2→2先 33.34 -0.3 450-2
5 3 テングカゼ牡2・55kg 的場勇人 5 1:36.8 1.6 5→5追 33.85 -0.8 466-4
6 4 ベルメサージュ牝2・55kg 幸英明 6 1:37.4 2.2 6→5追 34.36 -1.3 398+0

単勝 550 / 複勝 580・1,030 / 馬連 1,920 / 馬単 3,960 / 3連複 380 / 3連単 6,010

ラップとペース

基準=同コース・馬場良の平均(n=261)

今回のペース

同じ競馬場・同じ距離・同じ馬場状態の平均と比べた値。RPCIは大きいほど後傾(スロー)、 小さいほど前傾(ハイペース)。前半3F・後半3Fは実測ラップから取る。ラップ未取得のレースは 1200m戦のみ RPCI から逆算し(誤差 MAE 0.025秒で検証済み)、それ以外の距離は「―」と表示する。

指標今回コース基準差
前半3F37.3 35.6+1.7
後半3F33.0 34.34-1.3
RPCI63.1 54.3+8.8

13.1-11.7-12.5-12.7-12.2-11.1-10.6-11.3

歴代の前半3F(秒・35.2秒起点) 2016 阪神 37.4 2017 阪神 36.9 2018 阪神 35.6 2019 阪神 37.0 2020 中京 36.5 2021 中京 36.6 2022 中京 36.3 2023 阪神 35.5 2024 中京 38.1 2025 阪神 35.8 2026 阪神 37.3

同じレースの過去

このレースが過去にどう流れたか。前3F・後3Fは実測ラップで、決まり手の横の 「推」はラップ未取得のため RPCI から逆算した値であることを示す。

年場前3F後3F勝時計 1着4角2着4角決まり手
2016阪神 37.434.1 ― 21 先
2017阪神重 36.934.5 ― 65 差
2018阪神 35.634.1 ― 12 逃
2019阪神 37.033.6 ― 31 先
2020中京 36.534.1 ― 13 逃
2021中京 36.635.0 ― 33 先
2022中京 36.333.8 ― 31 先
2023阪神 35.535.2 ― 31 先
2024中京 38.133.6 ― 34 先
2025阪神 35.833.9 ― 51 追
2026阪神 37.333.0 ― 13 逃

トラックバイアス

4回阪神 5〜6日目(第3週)の芝全レース
前有利確度: 明確3着内の4角位置率 基準比 -0.075 / 先行馬の複勝圏率 基準の1.3倍

脚質バイアス(同じ開催週の年別比較)

4角位置率=(4角順位−1)÷(頭数−1)。0が先頭、1が最後方で、小さいほど前が有利。 複勝圏率は4角2番手以内につけた馬が3着以内に入った割合。最下段の「基準」は、この競馬場・ この馬場種別の全期間平均。

年1〜3着の4角位置率4角2番手以内の複勝圏率母数
2021 0.256 48.1% 27
2022 0.395 31.2% 32
2023 0.276 48.1% 27
2025 0.387 44.4% 27
2026 0.248 50.0% 24
基準0.322 38.6% 14,008

時計水準(比較できたレースのみ)

この開催週の全レース一覧ではない。同条件(距離×クラス×馬場状態)の 過去の勝ち時計が5件以上あるレースだけを載せている。少ない標本の中央値と比べても 偶然に振り回されるため。道悪の日は該当条件が少なく、載らないレースが多くなる。 マイナスは過去中央値より速い=時計の出る馬場。

日R条件勝時計同条件の過去中央値との差標本
9/192R 2000m 未勝利良 2:01.2 -0.2 n=54
9/195R 1200m 新馬良 1:09.5 -0.8 n=10
9/197R 2400m 1勝良 2:26.8 +0.4 n=25
9/1910R 1200m 2勝良 1:08.5 +0.2 n=22
9/203R 1800m 未勝利良 1:47.8 +0.7 n=50
9/205R 1600m 新馬良 1:35.6 -0.3 n=35
9/206R 2000m 1勝良 2:00.4 +0.2 n=29
9/208R 1600m 1勝良 1:32.6 -1.2 n=40
9/209R 2000m 2勝良 1:59.0 -0.8 n=26
9/2011R 1200m 3勝良 1:07.9 -0.4 n=13

上がり最速馬はどこまで来たか

この開催週の各レースで、メンバー最速の上がり3Fを使った馬の着順。 6着以下なら赤で示す。速い脚を使った馬が届いていないほど、前が止まらない馬場だったことになる。

レースの読み

ラップを見ると 13.1-11.7-12.5-12.7-12.2-11.1-10.6-11.3。前半で完全に息が入り、後半3Fだけの瞬発力勝負になっている。この形で4角1番手にいた馬を捕まえるのは難しい。

2着シティオブドリーム、3着ジーティーサクラ(1番人気)がともに上がり32.8のメンバー最速タイ。0.2秒差まで来たが、位置取りの差が最後まで詰まらなかった。6頭立ての超スローという条件を考えると、この2頭の内容は着順以上に見てよい。

勝ったブラッドバローズは新馬勝ちから**中1週**という異例の臨戦。連闘に近いローテで重賞級のメンバーを相手に押し切ったのは、それ自体が能力の証明でもある。

全頭短評

着順・人気は結果、評価は内容ベース
1 6

◎ブラッドバローズ

2人気
通過
1→1 逃
上り3F
33.0 3位
詰め幅
+0.0
前走
新馬 1着 中1週

中1週の強行軍で逃げ切り

2番人気、松山弘平。新馬を勝ってわずか中1週での参戦。超スローに落として上がり33.0でまとめた。展開を支配できたことが大きいが、この臨戦過程で勝ち切った点は評価できる。次走で間隔が空いたときにどうかは見てみたい。

2 1

○シティオブドリーム

4人気
通過
3→3 先
上り3F
32.8 1位
詰め幅
+0.2
前走
新馬 1着 中5週

上がり最速タイ32.8で0.2秒差

4番人気、横山典弘。新馬勝ちからの中5週で、4角3番手から上がり32.8のメンバー最速タイ。超スローの前残りで0.2秒差なら、内容は勝ち馬に引けを取らない。流れる展開なら逆転できる。

3 2

ジーティーサクラ

1人気
通過
4→3 先
上り3F
32.8 1位
詰め幅
+0.2
前走
新馬 1着 中15週

1番人気3着。こちらも上がり最速タイ

新馬勝ちから中15週。上がり32.8で0.2秒差の3着。馬体+8kgで、休み明けとしては十分な内容。使われての上積みが見込める。

4 5

メイショウセイクウ

3人気
通過
2→2 先
上り3F
33.3 4位
詰め幅
-0.3
前走
新馬 1着 中3週

4角2番手(先)から上がり33.3(メンバー4位)。直線で0.3秒失った。450kg(-2)、前走は新馬 1着(中3週)。

5 3

テングカゼ

5人気
通過
5→5 追
上り3F
33.8 5位
詰め幅
-0.8
前走
札幌2歳G3 8着 中2週

4角5番手(追)から上がり33.8(メンバー5位)。直線で0.8秒失った。466kg(-4)、前走は札幌2歳G3 8着(中2週)。

6 4

ベルメサージュ

6人気
通過
6→5 追
上り3F
34.3 6位
詰め幅
-1.3
前走
未勝利* 7着 中1週

4角5番手(追)から上がり34.3(メンバー6位)。直線で1.3秒失った。398kg(+0)、前走は未勝利* 7着(中1週)。

次走に向けて

6頭立ての超スロー。着順よりも上がりの数字を見たい。

馬評価理由
シティオブドリーム 上げ 上がり最速タイで0.2秒差。流れれば逆転可能
ジーティーサクラ 上げ 同じく上がり最速タイ。休み明けでこの内容
ブラッドバローズ 据え置き 中1週での勝利は立派だが、超スローを支配できた面が大きい
前半と後半で4.3秒差。このレースから能力差を読み取るのは難しく、上がりの順位だけ記憶しておきたい。