◎ロブチェン
1人気- 通過
- 8→4 差
- 上り3F
- 33.8 4位
- 詰め幅
- +0.2
- 前走
- 東京優駿G1 1着 中16週
ダービー馬が貫禄。ただし着差はハナ
1番人気、松山弘平。東京優駿から中16週で、4角4番手から上がり33.8(4位)。超スローで折り合いをつけ、きっちり勝ち切ったのは王者の仕事。ただし2着とハナ差、5着とも0.1秒差で、能力差を示した内容ではない。本番に向けての始動戦として順当、という評価が妥当だろう。
Race Review — 2026年9月21日
RPCI 59.7は阪神芝2400m良の基準57.2を2.5上回る超スロー。前半3F 37.3に対して後半3Fは34.0で、3.3秒の差がついた。ダービー馬ロブチェンが4角4番手から抜け出したが、1着から9着までが0.7秒差という、能力差の出ない一戦になった。
| 着 | 馬番 | 馬名 | 騎手 | 人気 | タイム | 着差 | 3角→4角 | 上り3F | 詰め | 馬体重 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 1 | ロブチェン牡3・57kg | 松山弘平 | 1 | 2:25.9 | ― | 8→4差 | 33.84 | +0.2 | 518-4 |
| 2 | 4 | アルトラムス牡3・57kg | 岩田望来 | 3 | 2:25.9 | 0.0 | 9→8追 | 33.51 | +0.5 | 474+0 |
| 3 | 8 | シートゥサミット牡3・57kg | 酒井学 | 11 | 2:26.0 | 0.1 | 1→1逃 | 34.15 | -0.1 | 524+4 |
| 4 | 3 | ゴーラッキー牡3・57kg | ルメール | 5 | 2:26.0 | 0.1 | 2→2先 | 34.15 | -0.1 | 490+10 |
| 5 | 6 | エムズビギン牡3・57kg | 武豊 | 8 | 2:26.0 | 0.1 | 11→8追 | 33.62 | +0.4 | 508+0 |
| 6 | 7 | コンジェスタス牡3・57kg | 西村淳也 | 4 | 2:26.2 | 0.3 | 6→4差 | 34.15 | -0.1 | 528+20 |
| 7 | 2 | エイシンインアウト牡3・57kg | 横山琉人 | 6 | 2:26.3 | 0.4 | 3→4差 | 34.28 | -0.2 | 482-4 |
| 8 | 9 | グリーンエナジー牡3・57kg | 戸崎圭太 | 2 | 2:26.3 | 0.4 | 9→11追 | 33.73 | +0.3 | 494+12 |
| 9 | 5 | カムアップローゼス牡3・57kg | 北村友一 | 10 | 2:26.6 | 0.7 | 3→7差 | 34.49 | -0.4 | 474+12 |
| 10 | 11 | ショウナンハヤナミ牡3・57kg | 池添謙一 | 7 | 2:26.8 | 0.9 | 5→3先 | 34.811 | -0.8 | 456+4 |
| 11 | 10 | カフジエメンタール牡3・57kg | 坂井瑠星 | 9 | 2:27.0 | 1.1 | 6→8追 | 34.610 | -0.6 | 520-2 |
単勝 140 / 複勝 110・190・1,060 / 枠連 580 / 馬連 590 / 馬単 710 / 3連複 14,410 / 3連単 33,530
今回のペース
同じ競馬場・同じ距離・同じ馬場状態の平均と比べた値。RPCIは大きいほど後傾(スロー)、 小さいほど前傾(ハイペース)。前半3F・後半3Fは実測ラップから取る。ラップ未取得のレースは 1200m戦のみ RPCI から逆算し(誤差 MAE 0.025秒で検証済み)、それ以外の距離は「―」と表示する。
| 指標 | 今回 | コース基準 | 差 |
|---|---|---|---|
| 前半3F | 37.3 | 37.47 | -0.2 |
| 後半3F | 34.0 | 34.8 | -0.8 |
| RPCI | 59.7 | 57.3 | +2.4 |
12.6-11.7-13.0-12.8-11.8-12.8-12.8-12.5-11.9-11.2-11.0-11.8
同じレースの過去
このレースが過去にどう流れたか。前3F・後3Fは実測ラップで、決まり手の横の 「推」はラップ未取得のため RPCI から逆算した値であることを示す。
| 年 | 場 | 前3F | 後3F | 勝時計 | 1着4角 | 2着4角 | 決まり手 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2016 | 阪神 | 36.3 | 34.6 | ― | 8 | 11 | 差 |
| 2017 | 阪神 | 36.9 | 34.5 | ― | 3 | 10 | 先 |
| 2018 | 阪神 | 36.7 | 34.6 | ― | 5 | 9 | 差 |
| 2019 | 阪神 | 37.1 | 32.3 | ― | 1 | 3 | 先 |
| 2020 | 中京 | 35.0 | 36.2 | ― | 6 | 16 | 差 |
| 2021 | 中京不 | 37.0 | 36.5 | ― | 9 | 6 | 追 |
| 2022 | 中京 | 34.7 | 34.7 | ― | 3 | 11 | 先 |
| 2023 | 阪神 | 36.9 | 33.6 | ― | 8 | 4 | 差 |
| 2024 | 中京稍 | 35.4 | 36.0 | ― | 1 | 2 | 逃 |
| 2025 | 阪神 | 36.9 | 33.1 | ― | 7 | 3 | 追 |
| 2026 | 阪神 | 37.3 | 34.0 | ― | 4 | 8 | 先 |
脚質バイアス(同じ開催週の年別比較)
4角位置率=(4角順位−1)÷(頭数−1)。0が先頭、1が最後方で、小さいほど前が有利。 複勝圏率は4角2番手以内につけた馬が3着以内に入った割合。最下段の「基準」は、この競馬場・ この馬場種別の全期間平均。
| 年 | 1〜3着の4角位置率 | 4角2番手以内の複勝圏率 | 母数 |
|---|---|---|---|
| 2021 | 0.355 | 32 | |
| 2022 | 0.424 | 30 | |
| 2023 | 0.299 | 28 | |
| 2025 | 0.354 | 26 | |
| 2026 | 0.307 | 27 | |
| 基準 | 0.321 | 13,983 |
時計水準(比較できたレースのみ)
この開催週の全レース一覧ではない。同条件(距離×クラス×馬場状態)の 過去の勝ち時計が5件以上あるレースだけを載せている。少ない標本の中央値と比べても 偶然に振り回されるため。道悪の日は該当条件が少なく、載らないレースが多くなる。 マイナスは過去中央値より速い=時計の出る馬場。
| 日 | R | 条件 | 勝時計 | 同条件の過去中央値との差 | 標本 |
|---|---|---|---|---|---|
| 9/21 | 2R | 1600m 未勝利良 | 1:34.3 | n=61 | |
| 9/21 | 3R | 1200m 未勝利良 | 1:08.6 | n=16 | |
| 9/21 | 5R | 1800m 新馬良 | 1:46.9 | n=22 | |
| 9/21 | 7R | 1400m 1勝良 | 1:20.4 | n=22 | |
| 9/21 | 10R | 2200m 3勝良 | 2:12.4 | n=7 | |
| 9/26 | 3R | 1400m 未勝利良 | 1:21.1 | n=25 | |
| 9/26 | 4R | 1600m 新馬良 | 1:36.5 | n=35 | |
| 9/26 | 5R | 2000m 新馬良 | 2:03.3 | n=24 | |
| 9/26 | 7R | 1600m 1勝良 | 1:33.2 | n=40 | |
| 9/26 | 8R | 2200m 1勝良 | 2:12.2 | n=6 | |
| 9/26 | 10R | 1600m 2勝良 | 1:33.5 | n=25 |
上がり最速馬はどこまで来たか
この開催週の各レースで、メンバー最速の上がり3Fを使った馬の着順。 6着以下なら赤で示す。速い脚を使った馬が届いていないほど、前が止まらない馬場だったことになる。
ラップは 12.6-11.7-13.0-12.8-11.8-12.8-12.8-12.5-11.9-11.2-11.0-11.8。道中は12秒台後半から13秒台で完全に息が入り、ラスト4Fからの瞬発力勝負になった。トライアルらしい、結果が求められない流れとも言える。
勝ったロブチェンはダービー以来の中16週。4角4番手と無理のない位置から上がり33.8でまとめ、ハナ差で凌いだ。2着アルトラムスは4角8番手から上がり33.5のメンバー最速で0.5秒詰め、こちらも中身は互角。ダービー6着からの上積みを感じさせる。
この日の阪神芝は先行馬の複勝圏率が基準の0.79倍と差し有利寄りで、前日までの前有利(1.30倍)から反転していた。後方から最速の脚を使った馬が上位に届いたのは、その影響もありそうだ。
注目したいのは3着シートゥサミット(11番人気)。1勝クラス2着からの参戦で、4角1番手から逃げ残った。超スローの恩恵は大きいが、G2でこの形を作れた点は記憶しておきたい。逆に2番人気グリーンエナジーは4角11番手から上がり33.7(3位)を使いながら0.4秒差の8着。位置取りだけで着順を落としている。なお、この日はこの開催週の3日目以降にあたり、バイアス集計の対象が**この1日だけ**になっている。通常の2日分に比べてサンプルが少ないので、傾向の読み取りは参考程度にとどめたい。
ダービー馬が貫禄。ただし着差はハナ
1番人気、松山弘平。東京優駿から中16週で、4角4番手から上がり33.8(4位)。超スローで折り合いをつけ、きっちり勝ち切ったのは王者の仕事。ただし2着とハナ差、5着とも0.1秒差で、能力差を示した内容ではない。本番に向けての始動戦として順当、という評価が妥当だろう。
上がり最速33.5でハナ差
3番人気、岩田望来。ダービー6着からの中16週。4角8番手から上がり33.5のメンバー最速で0.5秒詰め、ハナ差まで迫った。位置取りの差だけで、内容はダービー馬と互角。距離が延びる本番なら逆転もある。
11番人気。1勝クラスからG2で3着
酒井学。1勝クラス2着からの参戦で、4角1番手から粘って0.1秒差。超スローで単騎で行けたことが大きいが、この相手でこの形を作れたのは事実。人気薄で同じ展開が読めるときは押さえたい。
4角2番手(先)から上がり34.1(メンバー5位)。直線で0.1秒失った。490kg(+10)、前走は香港ジョ・2勝 1着(中15週)。
8番手から上がり2位33.6で0.1秒差の5着
8番人気。ダービー14着からの一変。後方から脚を使って0.1秒差まで来ており、条件が向けば上位争いができる。
4角4番手(差)から上がり34.1(メンバー5位)。直線で0.1秒失った。528kg(+20)、前走は東京優駿G1 9着(中16週)。
4角4番手(差)から上がり34.2(メンバー8位)。直線で0.2秒失った。482kg(-4)、前走はルスツ特・1勝 1着(中4週)。
2番人気8着。上がり3位で0.4秒差
戸崎圭太。ダービー16着からの巻き返しを狙ったが、4角11番手と後ろすぎた。上がり33.7(3位)は使えており、0.4秒差なら内容は着順より上。馬体+12kgで、状態面も上向いている。
4角7番手(差)から上がり34.4(メンバー9位)。直線で0.4秒失った。474kg(+12)、前走は臥牛山特・1勝 1着(中12週)。
4角3番手(先)から上がり34.8(メンバー11位)。直線で0.8秒失った。456kg(+4)、前走は若駒S(L) 1着(中34週)。
4角8番手(追)から上がり34.6(メンバー10位)。直線で0.6秒失った。520kg(-2)、前走は熊野特別・2勝 1着(中3週)。
1〜9着が0.7秒差。ダービー馬が順当に勝ったが、差は紙一重だった。
| 馬 | 評価 | 理由 |
|---|---|---|
| アルトラムス | 上げ | 上がり最速でハナ差。位置取りの差だけでダービー馬と互角 |
| グリーンエナジー | 上げ | 11番手から上がり3位。0.4秒差なら見直せる |
| エムズビギン | 上げ | 後方から上がり2位で0.1秒差。ダービー14着からの一変 |
| ロブチェン | 据え置き | 勝ったが超スローでハナ差。始動戦として順当 |