◎ピューロマジック
9人気- 通過
- 1→1 逃
- 上り3F
- 35.6 7位
- 詰め幅
- +0.0
- 前走
- セントウG2 2着 中3週
9番人気がG1制覇。前傾ラップを逃げ切った
岩田望来。セントウルS2着からの中3週。前半3F 33.6という流れを自ら作りながら押し切った。上がりは35.6のメンバー7位で、決め手で勝ったわけではない。前有利の馬場と、単騎で行けたことの両方が味方している。次走で同じ形が作れるかは条件次第だが、G1をこの形で勝ち切ったのは事実。
Race Review — 2026年9月27日
9番人気ピューロマジックがハナから押し切り、G1初制覇。前半3F 33.6の前傾ラップにもかかわらず逃げ切れたのは、この日の中山芝が先行馬の複勝圏率で基準の1.31倍という前有利だったことが大きい。1着から11着までが0.6秒差の大混戦だった。
| 着 | 馬番 | 馬名 | 騎手 | 人気 | タイム | 着差 | 3角→4角 | 上り3F | 詰め | 馬体重 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 16 | ピューロマジック牝5・56kg | 岩田望来 | 9 | 1:09.2 | ― | 1→1逃 | 35.67 | +0.0 | 464+4 |
| 2 | 6 | ワールズエンド牡5・58kg | 津村明秀 | 5 | 1:09.2 | 0.0 | 3→3先 | 35.35 | +0.3 | 472+2 |
| 3 | 5 | サウンドモリアーナ牝4・56kg | 吉田隼人 | 11 | 1:09.2 | 0.0 | 5→3先 | 35.23 | +0.4 | 454+0 |
| 4 | 9 | スターアニス牝3・54kg | ルメール | 1 | 1:09.4 | 0.2 | 10→10差 | 35.12 | +0.5 | 484+4 |
| 5 | 1 | レッドモンレーヴ牡7・58kg | 酒井学 | 14 | 1:09.6 | 0.4 | 14→14追 | 35.01 | +0.6 | 510-2 |
| 6 | 14 | ウインカーネリアン牡9・58kg | 三浦皇成 | 6 | 1:09.6 | 0.4 | 5→3先 | 35.67 | +0.0 | 518+4 |
| 7 | 8 | エーティーマクフィ牡7・58kg | 富田暁 | 8 | 1:09.7 | 0.5 | 14→14追 | 35.23 | +0.4 | 476-6 |
| 8 | 7 | ペアポルックス牡5・58kg | 岩田康誠 | 13 | 1:09.7 | 0.5 | 3→3先 | 35.911 | -0.3 | 482+4 |
| 8 | 4 | ジューンブレア牝5・56kg | 坂井瑠星 | 12 | 1:09.7 | 0.5 | 7→8差 | 35.67 | +0.0 | 496+12 |
| 10 | 3 | ママコチャ牝7・56kg | 武豊 | 7 | 1:09.7 | 0.5 | 7→7差 | 35.67 | +0.0 | 500-2 |
| 11 | 2 | アイサンサン牝4・56kg | 幸英明 | 15 | 1:09.8 | 0.6 | 10→12追 | 35.56 | +0.1 | 454-4 |
| 12 | 15 | フリッカージャブ牡4・58kg | 西村淳也 | 3 | 1:09.9 | 0.7 | 2→2先 | 36.213 | -0.6 | 504-2 |
| 13 | 10 | レイピア牡4・58kg | 横山武史 | 10 | 1:10.6 | 1.4 | 14→12追 | 36.012 | -0.4 | 508+0 |
| 14 | 11 | ルガル牡6・58kg | 鮫島克駿 | 4 | 1:10.8 | 1.6 | 10→10差 | 36.514 | -0.9 | ― |
| 15 | 13 | パンジャタワー牡4・58kg | 松山弘平 | 2 | 1:11.9 | 2.7 | 7→8差 | 37.815 | -2.2 | 490-4 |
| 16 | 12 | ブラックチャリス牝3・54kg | 浜中俊 | 16 | 1:12.6 | 3.4 | 13→16追 | 38.216 | -2.6 | 464-6 |
単勝 2,450 / 複勝 810・390・800 / 枠連 2,130 / 馬連 13,560 / 馬単 28,380 / 3連複 73,620 / 3連単 462,120
今回のペース
同じ競馬場・同じ距離・同じ馬場状態の平均と比べた値。RPCIは大きいほど後傾(スロー)、 小さいほど前傾(ハイペース)。前半3F・後半3Fは実測ラップから取る。ラップ未取得のレースは 1200m戦のみ RPCI から逆算し(誤差 MAE 0.025秒で検証済み)、それ以外の距離は「―」と表示する。
| 指標 | 今回 | コース基準 | 差 |
|---|---|---|---|
| 前半3F | 33.6 | 33.94 | -0.3 |
| 後半3F | 35.6 | 35.1 | +0.5 |
| RPCI | 44.4 | 46.7 | -2.3 |
11.8-10.6-11.2-11.4-11.6-12.6
同じレースの過去
このレースが過去にどう流れたか。前3F・後3Fは実測ラップで、決まり手の横の 「推」はラップ未取得のため RPCI から逆算した値であることを示す。
| 年 | 場 | 前3F | 後3F | 勝時計 | 1着4角 | 2着4角 | 決まり手 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2016 | 中山 | 36.0 | 36.2 | ― | 5 | 1 | 差 |
| 2016 | 中山 | 33.4 | 34.2 | 1:07.6 | 7 | 1 | 差 |
| 2017 | 中山 | 36.4 | 36.3 | ― | 6 | 6 | 差 |
| 2017 | 中山 | 33.9 | 33.7 | 1:07.6 | 10 | 7 | 差 |
| 2018 | 中山 | 35.6 | 36.4 | ― | 6 | 2 | 差 |
| 2018 | 中山稍 | 33.0 | 35.3 | 1:08.3 | 8 | 2 | 差 |
| 2019 | 中山 | 35.8 | 35.7 | ― | 4 | 8 | 先 |
| 2019 | 中山 | 32.8 | 34.3 | 1:07.1 | 8 | 1 | 差 |
| 2020 | 中山 | 37.5 | 34.3 | ― | 4 | 4 | マ |
| 2020 | 中山 | 32.8 | 35.5 | 1:08.3 | 15 | 4 | 追 |
| 2021 | 中山重 | 37.2 | 37.0 | ― | 9 | 2 | 差 |
| 2021 | 中山 | 33.3 | 33.8 | 1:07.1 | 2 | 4 | 先 |
| 2022 | 中山稍 | 36.7 | 35.3 | ― | 1 | 2 | 逃 |
| 2022 | 中山 | 32.7 | 35.1 | 1:07.8 | 2 | 9 | 先 |
| 2023 | 中山重 | 35.4 | 37.2 | ― | 5 | 2 | 差 |
| 2023 | 中山 | 33.3 | 34.7 | 1:08.0 | 2 | 4 | 先 |
| 2024 | 中山 | 37.5 | 33.7 | ― | 3 | 1 | 先 |
| 2024 | 中山 | 32.1 | 34.9 | 1:07.0 | 3 | 6 | 先 |
| 2025 | 中山重 | 37.5 | 38.1 | ― | 1 | 3 | 逃 |
| 2025 | 中山 | 33.7 | 33.2 | 1:06.9 | 2 | 1 | 先 |
| 2026 | 中山 | 36.0 | 35.3 | ― | 10 | 10 | 差 |
| 2026 | 中山稍 | 33.6 | 35.6 | 1:09.2 | 1 | 3 | 逃 |
脚質バイアス(同じ開催週の年別比較)
4角位置率=(4角順位−1)÷(頭数−1)。0が先頭、1が最後方で、小さいほど前が有利。 複勝圏率は4角2番手以内につけた馬が3着以内に入った割合。最下段の「基準」は、この競馬場・ この馬場種別の全期間平均。
| 年 | 1〜3着の4角位置率 | 4角2番手以内の複勝圏率 | 母数 |
|---|---|---|---|
| 2021 | 0.206 | 16 | |
| 2022 | 0.252 | 17 | |
| 2023 | 0.224 | 16 | |
| 2024 | 0.220 | 16 | |
| 2025 | 0.171 | 17 | |
| 2026 | 0.176 | 17 | |
| 基準 | 0.251 | 15,259 |
時計水準(比較できたレースのみ)
この開催週の全レース一覧ではない。同条件(距離×クラス×馬場状態)の 過去の勝ち時計が5件以上あるレースだけを載せている。少ない標本の中央値と比べても 偶然に振り回されるため。道悪の日は該当条件が少なく、載らないレースが多くなる。 マイナスは過去中央値より速い=時計の出る馬場。
| 日 | R | 条件 | 勝時計 | 同条件の過去中央値との差 | 標本 |
|---|---|---|---|---|---|
| 9/27 | 2R | 2000m 未勝利稍 | 2:05.3 | n=13 | |
| 9/27 | 5R | 2000m 新馬稍 | 2:06.6 | n=6 | |
| 9/27 | 7R | 1600m 1勝稍 | 1:36.1 | n=10 | |
| 9/27 | 9R | 1600m 1勝稍 | 1:35.9 | n=10 |
上がり最速馬はどこまで来たか
この開催週の各レースで、メンバー最速の上がり3Fを使った馬の着順。 6着以下なら赤で示す。速い脚を使った馬が届いていないほど、前が止まらない馬場だったことになる。
ラップは 11.8-10.6-11.2-11.4-11.6-12.6。RPCI 44.4は中山芝1200m稍重の基準46.7を2.3下回る前傾で、ラスト1Fは12.6まで落ちている。通常ならこの流れの逃げ馬は残らない。それが残ったのだから、馬場の後押しはかなり効いた。
対照的に、上がり上位はすべて後方の馬だった。上がり最速35.0のレッドモンレーヴが4角14番手(0.4秒差5着)、2位35.1のスターアニス(1番人気)が10番手(0.2秒差4着)、3位タイ35.2のサウンドモリアーナが3番手(0.0秒差3着)とエーティーマクフィが14番手(0.5秒差7着)。**勝ち馬の上がりは35.6でメンバー7位**しかない。
つまりこれは「最も速い脚を使った馬が勝ったレース」ではなく、「前にいた馬が止まらなかったレース」。2着ワールズエンド(安田記念2着から中16週)が4角3番手からハナ差まで迫っており、上位は前に行けた組で占められた。
前走のセントウルステークス組の入れ替わりが激しい。同レース1着のフリッカージャブ(3番人気)は4角2番手から上がり36.2(13位)で0.7秒差の12着。逆に同レース16着のレッドモンレーヴが5着まで押し上げた。2番人気パンジャタワーは2.7秒差の15着と大きく崩れている。なお、この日は開催週の3日目にあたり、バイアス集計の対象が**この1日だけ**になっている。通常の2日分に比べてサンプルが少ないので、傾向の読み取りは参考程度にとどめたい。
9番人気がG1制覇。前傾ラップを逃げ切った
岩田望来。セントウルS2着からの中3週。前半3F 33.6という流れを自ら作りながら押し切った。上がりは35.6のメンバー7位で、決め手で勝ったわけではない。前有利の馬場と、単騎で行けたことの両方が味方している。次走で同じ形が作れるかは条件次第だが、G1をこの形で勝ち切ったのは事実。
5番人気2着。安田記念2着からの休み明け
津村明秀。中16週で4角3番手から上がり35.3(5位)。前傾ラップを前めで受けてハナ差なら、位置と脚のバランスは上位。距離短縮も問題なかった。
11番人気3着。キーンランドCからの連勝ならず
吉田隼人。4角3番手から上がり35.2(3位タイ)で0.0秒差。位置も脚も上位で、着順以上に強い内容だった。
1番人気4着。10番手から上がり2位で0.2秒差
ルメール。オークス12着から中18週の休み明けで、距離短縮の初戦。前有利の日に4角10番手から0.5秒詰めて0.2秒差なら、負けて強しと言える。次走で人気が落ちるようなら妙味がある。
上がり最速35.0。2走続けてメンバー最速
14番人気、酒井学。セントウルSで上がり最速32.6を使いながら16着だった馬。ここでも4角14番手から上がり最速35.0で0.6秒詰め、0.4秒差の5着まで押し上げた。**前有利の馬場で14番手からこれなら、内容は上位。**セントウルS時に「最も割り引くべき敗戦」と記録した読みが、ここで形になった。差しが決まる条件なら引き続き狙える。
4角3番手(先)から上がり35.6(メンバー7位)。直線で変わらず。518kg(+4)、前走はキーンラG3 3着(中5週)。
4角14番手(追)から上がり35.2(メンバー3位)。直線で0.4秒詰めた。476kg(-6)、前走はキーンラG3 4着(中5週)。
4角3番手(先)から上がり35.9(メンバー11位)。直線で0.3秒失った。482kg(+4)、前走は高松宮記G1 10着(中26週)。
4角8番手(差)から上がり35.6(メンバー7位)。直線で変わらず。496kg(+12)、前走は高松宮記G1 17着(中26週)。
7番人気10着。0.5秒差
武豊。セントウルS3着から中3週。4角7番手から上がり35.6で0.5秒差。混戦の中に埋もれた形で、大きく評価を下げる内容ではないが、前走で付けた狙い度3は見直したい。
4角12番手(追)から上がり35.5(メンバー6位)。直線で0.1秒詰めた。454kg(-4)、前走はヴィクトG1 13着(中19週)。
セントウルS勝ち馬が12着。上がり13位
西村淳也、3番人気。4角2番手と条件に合った位置を取りながら、上がり36.2でメンバー13位まで落ちた。0.7秒差ではあるが、前有利の日に前で負けたのだから言い訳は立ちにくい。中山替わりが応えた可能性がある。
4角12番手(追)から上がり36.0(メンバー12位)。直線で0.4秒失った。508kg(+0)、前走はCBC賞HG3 2着(中7週)。
4角10番手(差)から上がり36.5(メンバー14位)。直線で0.9秒失った。前走はQEJG1 8着(中14週)。
2番人気15着。2.7秒差の大敗
松山弘平。キーンランドC2着からの中5週。4角8番手から上がり37.8で大きく崩れた。0.6秒差の大混戦の中でこの負け方は明らかに異質で、何かあったと見るしかない。次走は状態を確認したい。
4角16番手(追)から上がり38.2(メンバー16位)。直線で2.6秒失った。464kg(-6)、前走はUHB賞 6着(中7週)。
前有利の馬場に前傾ラップ。上がり上位は全員が後方だった。
| 馬 | 評価 | 理由 |
|---|---|---|
| レッドモンレーヴ | 上げ | 2走続けて上がり最速。前有利の日に14番手から0.4秒差 |
| スターアニス | 上げ | 1番人気4着だが休み明け+10番手から上がり2位 |
| サウンドモリアーナ | 上げ | 3番手から上がり3位タイで0.0秒差。位置も脚も上位 |
| パンジャタワー | 条件替わり | 0.6秒差の混戦で2.7秒差は異質。状態面の確認を |
| フリッカージャブ | 下げ | 前有利の日に2番手から上がり13位。中山は合わなかったか |
| ママコチャ | 下げ | セントウルSで付けた狙い度3は行き過ぎだった |