← 一覧に戻る

Race Review — 2026年10月3日

大山崎S・3勝3勝

京都 4回1日目 10R ダ1200m(nanコース) 馬場 良・天候 晴 16頭 勝時計 1:10.5

前半3F 34.1に対して後半3F 36.4。2.3秒も失速する激流を、4番人気アメリカンチケットが4角先頭のまま押し切った。ラスト1Fは12.8まで落ちており、前にいて残るほうが難しい流れだった。

結果

詰め幅=上り3F地点の先頭との差 − ゴール着差
着馬番馬名騎手人気タイム着差 3角→4角上り3F詰め馬体重
1 8 アメリカンチケットセ5・58kg 小崎綾也 4 1:10.5 ― 1→1逃 36.412 +0.0 498+6
2 14 ルクスデイジー牝4・56kg 川田将雅 1 1:10.8 0.3 4→5差 36.08 +0.4 482+10
3 6 ウルスクローム牡4・58kg 田口貫太 2 1:10.8 0.3 12→13追 35.12 +1.3 488+0
4 11 テーオーグレーザー牡3・57kg 松山弘平 3 1:10.9 0.4 2→2先 36.412 +0.0 502+6
5 4 イマージョン牡4・58kg 西村淳也 9 1:10.9 0.4 4→4先 36.311 +0.1 504-2
6 2 スペシャルナンバー牡7・58kg 鮫島克駿 12 1:10.9 0.4 12→11追 35.34 +1.1 486-2
7 13 ディニトーソ牡4・58kg 長岡禎仁 15 1:11.0 0.5 6→7差 36.08 +0.4 468+4
8 7 メイショウヤーキス牡5・58kg 菱田裕二 5 1:11.0 0.5 11→11追 35.45 +1.0 458+0
9 15 ジャーヴィス牡6・58kg 藤懸貴志 14 1:11.1 0.6 15→15追 35.23 +1.2 500+8
10 16 ギーロカスタル牡6・58kg 太宰啓介 16 1:11.1 0.6 16→16追 34.91 +1.5 492+2
11 12 トーアジョウトウセ4・58kg 荻野極 8 1:11.1 0.6 2→2先 36.515 -0.1 502-10
12 5 ライジン牡6・58kg 松若風馬 7 1:11.3 0.8 9→8差 35.97 +0.5 484+0
13 3 ハヤテノツバサ牡4・58kg 斎藤新 6 1:11.3 0.8 12→13追 35.66 +0.8 518+0
14 1 ヤマニンシュラ牡4・58kg M.デム 10 1:11.5 1.0 9→8差 36.110 +0.3 474-10
15 10 カミーロ牡6・58kg 角田大和 13 1:11.7 1.2 6→6差 36.816 -0.4 500+20
16 9 ビルカール牡6・58kg 北村友一 11 1:11.8 1.3 8→8差 36.412 +0.0 472-4

単勝 640 / 複勝 240・130・130 / 枠連 900 / 馬連 1,770 / 馬単 2,940 / 3連複 2,280 / 3連単 9,670

ラップとペース

基準=同コース・馬場良の平均(n=223)

今回のペース

ハイペースRPCI 43.7 50 = 前後半おなじ速さ このコースの平常 45.7 基準より -2.0
指標今回コース基準差
前半3F34.1 35.29-1.2
後半3F36.4 36.87-0.5
RPCI43.7 45.7-2.0

RPCI は前半3Fと後半3Fの速さを比べた指数で、秒ではない。 前後半がまったく同じ速さなら ちょうど 50 になり、 50より大きいほど後半が速い=前半が緩い(スロー)、小さいほど前半から速い(ハイペース)。 ただし平常値はコースごとに違う(ダートは50前後、芝の長距離は55を超える)ので、 このサイトでは絶対値ではなくそのコースの平常との差で判定している。 前半3F・後半3Fは秒で、実測ラップから取る。ラップ未取得のレースは1200m戦のみ RPCI から逆算し(誤差 MAE 0.025秒で検証済み)、それ以外の距離は「―」と表示する。 コース基準は同じ競馬場・同じ距離・同じ馬場状態の平均。

上がり3F10.7 12.8 12.2110.7211.2311.6412.0512.86ハロン

今回同コース・同距離の平均(223走)縦軸は上ほど速い。線が上がった区間がペースアップ。

同じレースの過去

このレースが過去にどう流れたか。前3F・後3Fは実測ラップで、決まり手の横の 「推」はラップ未取得のため RPCI から逆算した値であることを示す。

年場前3F後3F勝時計 1着4角2着4角決まり手
2023京都重 34.737.0 1:11.7 52 差
2024京都稍 34.037.4 1:11.4 64 差
2025京都不 33.635.5 1:09.1 12 逃
2026京都 34.136.4 1:10.5 15 逃

トラックバイアス

4回京都 1〜2日目(10/3〜4 計2日)のダ全レース
フラット確度: 判定なし3着内の4角位置率 基準比 -0.018 / 先行馬の複勝圏率 基準の0.97倍

クッション値10.6+0.5硬めダ含水率5.4%-0.6平年並み数値の傾き やや差し寄り

クッション値と含水率はJRA発表の実測値。右の数字は同じ競馬場の直近3年・同じ月の平均との差で、絶対値は場ごとに常態が違うため見ない。過去17,103レースの集計では、芝は平年より硬いほど前が残り湿るほど差しが届き、ダートは湿るほど前が残る。ただし効き幅はバイアス判定の閾値には届かず、傾きを少し押す程度。

脚質バイアス(同じ開催週の年別比較)

4角位置率=(4角順位−1)÷(頭数−1)。0が先頭、1が最後方で、小さいほど前が有利。 複勝圏率は4角2番手以内につけた馬が3着以内に入った割合。最下段の「基準」は、この競馬場・ この馬場種別の全期間平均。

年1〜3着の4角位置率4角2番手以内の複勝圏率母数
2024 0.238 60.0% 30
2025 0.251 46.4% 28
2026 0.231 48.3% 29
基準0.249 49.6% 13,791

時計水準(比較できたレースのみ)

この開催週の全レース一覧ではない。同条件(距離×クラス×馬場状態)の 過去の勝ち時計が5件以上あるレースだけを載せている。少ない標本の中央値と比べても 偶然に振り回されるため。道悪の日は該当条件が少なく、載らないレースが多くなる。 マイナスは過去中央値より速い=時計の出る馬場。

日R条件勝時計同条件の過去中央値との差標本
10/31R 1400m 未勝利良 1:25.0 -0.7 n=62
10/33R 1400m 1勝良 1:23.4 -1.4 n=55
10/34R 1800m 新馬良 1:54.5 -0.3 n=32
10/37R 1400m 1勝良 1:23.6 -1.2 n=55
10/310R 1200m 3勝良 1:10.5 -0.5 n=8
10/312R 1800m 2勝良 1:51.0 -1.5 n=44
10/41R 1800m 未勝利良 1:54.0 -0.5 n=105
10/43R 1400m 新馬良 1:25.2 -1.1 n=16
10/46R 1800m 1勝良 1:50.6 -2.8 n=73
10/48R 1400m 2勝稍 1:23.5 +0.1 n=9

上がり最速馬はどこまで来たか

この開催週の各レースで、メンバー最速の上がり3Fを使った馬の着順。 6着以下なら赤で示す。速い脚を使った馬が届いていないほど、前が止まらない馬場だったことになる。

レースの読み

ラップは 12.2-10.7-11.2-11.6-12.0-12.8。2F目の10.7から3F目11.2と飛ばし、最後は12.8まで落ちている。RPCI 43.7は京都ダ1200m良の基準45.7を2.0下回る明確な前傾で、普通ならこの流れを先行した馬は止まる。

それを押し切ったアメリカンチケットの内容は高く評価したい。上がりは36.4でメンバー12位、決め手で勝ったわけではない。自分で速い流れを作りながら最後まで粘ったという、持久力型の勝ち方だった。

一方で、後方からの馬が軒並み上がり上位を占めている。3着ウルスクロームが4角13番手から上がり35.1(2位)で1.3秒詰め、10着ギーロカスタルは4角16番手から上がり最速34.9で1.5秒詰めている。着順ほど差はない。この日の京都ダのバイアスは位置差 -0.018でフラットなので、前が止まったのは馬場ではなくこのレース自体の流れによるもの。

全頭短評

着順・人気は結果、評価は内容ベース
1 8

◎アメリカンチケット

4人気
通過
1→1 逃
上り3F
36.4 12位
詰め幅
+0.0
前走
上越S・3勝 7着 中7週

前傾ラップを4角先頭で押し切った

小崎綾也、4番人気。上越ステークス7着から中7週。前半3F 34.1の激流を先行して、ラスト1F 12.8の失速ラップでも残し切った。上がりは12位だが、この流れでこの位置は相当に強い。同型が手薄なら次も。

2 14

▲ルクスデイジー

1人気
通過
4→5 差
上り3F
36.0 8位
詰め幅
+0.4
前走
リボンH・3勝 5着 中16週

1番人気2着。4角5番手から順当に伸びた

川田将雅、1番人気。リボンハンデ5着から中16週。4角5番手から上がり36.0(8位)で0.3秒差の2着。休み明けで大きく崩れなかったのは収穫。ただし勝ち馬に先に抜け出されて差を詰め切れておらず、現状はここまで。

3 6

○ウルスクローム

2人気
通過
12→13 追
上り3F
35.1 2位
詰め幅
+1.3
前走
オークH・3勝 2着 中4週

4角13番手から1.3秒詰めて0.3秒差

田口貫太、2番人気。オークランドH 2着から中4週。4角13番手から上がり35.1(2位)で1.3秒詰めての3着。前が止まり切らない流れでここまで来たのだから中身は上位。差しが決まる条件なら勝ち負けできる。

4 11

テーオーグレーザー

3人気
通過
2→2 先
上り3F
36.4 12位
詰め幅
+0.0
前走
オークH・3勝 6着 中4週

4角2番手(先)から上がり36.4(メンバー12位)。直線で変わらず。502kg(+6)、前走はオークH・3勝 6着(中4週)。

5 4

イマージョン

9人気
通過
4→4 先
上り3F
36.3 11位
詰め幅
+0.1
前走
釜山S・3勝 7着 中12週

4角4番手(先)から上がり36.3(メンバー11位)。直線で0.1秒詰めた。504kg(-2)、前走は釜山S・3勝 7着(中12週)。

6 2

スペシャルナンバー

12人気
通過
12→11 追
上り3F
35.3 4位
詰め幅
+1.1
前走
オークH・3勝 10着 中4週

4角11番手(追)から上がり35.3(メンバー4位)。直線で1.1秒詰めた。486kg(-2)、前走はオークH・3勝 10着(中4週)。

7 13

ディニトーソ

15人気
通過
6→7 差
上り3F
36.0 8位
詰め幅
+0.4
前走
リボンH・3勝 12着 中16週

4角7番手(差)から上がり36.0(メンバー8位)。直線で0.4秒詰めた。468kg(+4)、前走はリボンH・3勝 12着(中16週)。

8 7

メイショウヤーキス

5人気
通過
11→11 追
上り3F
35.4 5位
詰め幅
+1.0
前走
オークH・3勝 5着 中4週

4角11番手(追)から上がり35.4(メンバー5位)。直線で1.0秒詰めた。458kg(+0)、前走はオークH・3勝 5着(中4週)。

9 15

ジャーヴィス

14人気
通過
15→15 追
上り3F
35.2 3位
詰め幅
+1.2
前走
伊賀S・3勝 12着 中6週

4角15番手(追)から上がり35.2(メンバー3位)。直線で1.2秒詰めた。500kg(+8)、前走は伊賀S・3勝 12着(中6週)。

10 16

ギーロカスタル

16人気
通過
16→16 追
上り3F
34.9 1位
詰め幅
+1.5
前走
伊賀S・3勝 11着 中6週

最後方から上がり最速34.9。16番人気で1.5秒詰め

太宰啓介、16番人気。伊賀ステークス11着から中6週。4角16番手からメンバー最速34.9を使い、1.5秒詰めての10着。着順は見栄えしないが、詰め幅はメンバー最大。人気がないうちに押さえておきたい。

11 12

トーアジョウトウ

8人気
通過
2→2 先
上り3F
36.5 15位
詰め幅
-0.1
前走
高瀬川S・3勝 12着 中19週

4角2番手(先)から上がり36.5(メンバー15位)。直線で0.1秒失った。502kg(-10)、前走は高瀬川S・3勝 12着(中19週)。

12 5

ライジン

7人気
通過
9→8 差
上り3F
35.9 7位
詰め幅
+0.5
前走
オークH・3勝 3着 中4週

4角8番手(差)から上がり35.9(メンバー7位)。直線で0.5秒詰めた。484kg(+0)、前走はオークH・3勝 3着(中4週)。

13 3

ハヤテノツバサ

6人気
通過
12→13 追
上り3F
35.6 6位
詰め幅
+0.8
前走
釜山S・3勝 6着 中12週

4角13番手(追)から上がり35.6(メンバー6位)。直線で0.8秒詰めた。518kg(+0)、前走は釜山S・3勝 6着(中12週)。

14 1

ヤマニンシュラ

10人気
通過
9→8 差
上り3F
36.1 10位
詰め幅
+0.3
前走
なにわS・3勝 14着 中30週

4角8番手(差)から上がり36.1(メンバー10位)。直線で0.3秒詰めた。474kg(-10)、前走はなにわS・3勝 14着(中30週)。

15 10

カミーロ

13人気
通過
6→6 差
上り3F
36.8 16位
詰め幅
-0.4
前走
リボンH・3勝 7着 中68週

4角6番手(差)から上がり36.8(メンバー16位)。直線で0.4秒失った。500kg(+20)、前走はリボンH・3勝 7着(中68週)。

16 9

ビルカール

11人気
通過
8→8 差
上り3F
36.4 12位
詰め幅
+0.0
前走
福島中央・3勝 6着 中23週

4角8番手(差)から上がり36.4(メンバー12位)。直線で変わらず。472kg(-4)、前走は福島中央・3勝 6着(中23週)。

次走に向けて

前半3F 34.1の激流。前が止まる流れで逃げ切った馬と、後ろから詰めた馬を分けて見る。

馬評価理由
アメリカンチケット 上げ 基準より2.0速い前傾ラップを4角先頭で押し切った
ウルスクローム 上げ 13番手から上がり2位で1.3秒詰め。差し決着なら上位
ギーロカスタル 上げ 16番人気で詰め幅1.5はメンバー最大。条件が向けば一変も
この日の京都ダートはバイアス上フラット。前が止まったのは馬場ではなくレースの流れで、だからこそ逃げ切ったアメリカンチケットと、後ろから詰めた組の両方を拾っておきたい。