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Race Review — 2026年10月3日

グリーン(L)L

東京 4回1日目 11R ダ1600m(nanコース) 馬場 良・天候 曇 15頭 勝時計 1:35.1

この日の東京ダートは差し有利に出ていた(先行馬の複勝圏率が基準の0.76倍)。その中で2番人気ドンエレクトスが4角先頭から押し切った。馬場の傾向に逆らって勝ち切った点を評価したい。

結果

詰め幅=上り3F地点の先頭との差 − ゴール着差
着馬番馬名騎手人気タイム着差 3角→4角上り3F詰め馬体重
1 5 ドンエレクトス牡3・55kg 三浦皇成 2 1:35.1 ― 1→1逃 36.06 +0.0 468-2
2 4 ヘニーガイスト牡4・57kg 横山武史 1 1:35.3 0.2 7→6差 35.62 +0.4 522-6
3 1 ルヴァレドクールセ4・57kg 横山和生 5 1:35.4 0.3 4→4先 36.06 +0.0 502+6
4 3 スナッピードレッサ牡4・57kg 大野拓弥 4 1:35.5 0.4 6→6差 35.83 +0.2 510-2
5 7 トリリオンボーイセ4・57kg 津村明秀 14 1:35.8 0.7 15→15追 34.71 +1.3 482+6
6 10 オウギノカナメ牡6・57kg 菊沢一樹 8 1:35.9 0.8 10→10差 35.94 +0.1 484+2
7 11 ジャスティンアース牡5・58kg ルメール 3 1:36.1 1.0 5→5差 36.510 -0.5 484-6
8 6 ヒルノドゴール牡5・57kg 戸崎圭太 13 1:36.2 1.1 12→12追 35.94 +0.1 518+4
9 9 ヴィヴァン牡8・57kg 佐々木大 11 1:36.3 1.2 7→6差 36.510 -0.5 490+0
10 2 ジンセイ牡5・57kg 丹内祐次 7 1:36.3 1.2 12→12追 36.06 +0.0 514-4
11 12 マピュース牝4・56kg 田辺裕信 6 1:36.4 1.3 9→6差 36.612 -0.6 498+0
12 13 フリームファクシ牡6・60kg ミシェル 12 1:36.6 1.5 10→10差 36.612 -0.6 524+14
13 15 ルージュスタニング牝5・55kg 岩田康誠 10 1:36.7 1.6 14→14追 36.06 +0.0 526+8
14 14 オーブルクール牝5・55kg 石橋脩 15 1:37.6 2.5 2→2先 38.414 -2.4 478+4
15 8 メルキオル牡4・57kg 原優介 9 1:37.9 2.8 2→3先 38.615 -2.6 492+0

単勝 420 / 複勝 150・120・210 / 枠連 520 / 馬連 550 / 馬単 1,200 / 3連複 1,320 / 3連単 5,610

ラップとペース

基準=同コース・馬場良の平均(n=697)

今回のペース

平均的な流れRPCI 48.5 50 = 前後半おなじ速さ このコースの平常 47.7 基準より +0.8
指標今回コース基準差
前半3F35.1 35.59-0.5
後半3F36.0 37.32-1.3
RPCI48.5 47.7+0.8

RPCI は前半3Fと後半3Fの速さを比べた指数で、秒ではない。 前後半がまったく同じ速さなら ちょうど 50 になり、 50より大きいほど後半が速い=前半が緩い(スロー)、小さいほど前半から速い(ハイペース)。 ただし平常値はコースごとに違う(ダートは50前後、芝の長距離は55を超える)ので、 このサイトでは絶対値ではなくそのコースの平常との差で判定している。 前半3F・後半3Fは秒で、実測ラップから取る。ラップ未取得のレースは1200m戦のみ RPCI から逆算し(誤差 MAE 0.025秒で検証済み)、それ以外の距離は「―」と表示する。 コース基準は同じ競馬場・同じ距離・同じ馬場状態の平均。

上がり3F11.0 12.7 12.2111.0211.9312.0412.0511.9611.8712.38ハロン

今回同コース・同距離の平均(697走)縦軸は上ほど速い。線が上がった区間がペースアップ。

同じレースの過去

このレースが過去にどう流れたか。前3F・後3Fは実測ラップで、決まり手の横の 「推」はラップ未取得のため RPCI から逆算した値であることを示す。

年場前3F後3F勝時計 1着4角2着4角決まり手
2016東京稍 34.136.2 1:22.0 1511 追
2017東京 35.035.4 1:22.2 112 追
2018東京 34.736.9 1:23.4 142 追
2019阪神 36.735.8 2:27.0 42 先
2019東京稍 34.637.2 1:23.4 712 差
2020東京重 34.335.5 1:21.8 36 先
2021東京 34.835.8 1:22.3 13 逃
2022東京重 34.934.7 1:33.5 37 先
2023東京不 34.635.4 1:34.3 24 先
2024東京重 34.236.4 1:34.2 137 追
2025東京 34.836.3 1:35.5 93 差
2026東京 35.136.0 1:35.1 16 逃

トラックバイアス

4回東京 1〜2日目(10/3〜4 計2日)のダ全レース
差し有利確度: やや3着内の4角位置率 基準比 +0.023 / 先行馬の複勝圏率 基準の0.76倍

クッション値9.7+0.2硬めダ含水率7.2%+2.0湿潤数値の傾き 前残り寄り

クッション値と含水率はJRA発表の実測値。右の数字は同じ競馬場の直近3年・同じ月の平均との差で、絶対値は場ごとに常態が違うため見ない。過去17,103レースの集計では、芝は平年より硬いほど前が残り湿るほど差しが届き、ダートは湿るほど前が残る。ただし効き幅はバイアス判定の閾値には届かず、傾きを少し押す程度。

脚質バイアス(同じ開催週の年別比較)

4角位置率=(4角順位−1)÷(頭数−1)。0が先頭、1が最後方で、小さいほど前が有利。 複勝圏率は4角2番手以内につけた馬が3着以内に入った割合。最下段の「基準」は、この競馬場・ この馬場種別の全期間平均。

年1〜3着の4角位置率4角2番手以内の複勝圏率母数
2021 0.269 48.1% 27
2022 0.292 37.0% 27
2023 0.261 51.9% 27
2024 0.336 29.6% 27
2025 0.275 33.3% 27
2026 0.316 29.6% 27
基準0.293 38.9% 20,328

時計水準(比較できたレースのみ)

この開催週の全レース一覧ではない。同条件(距離×クラス×馬場状態)の 過去の勝ち時計が5件以上あるレースだけを載せている。少ない標本の中央値と比べても 偶然に振り回されるため。道悪の日は該当条件が少なく、載らないレースが多くなる。 マイナスは過去中央値より速い=時計の出る馬場。

日R条件勝時計同条件の過去中央値との差標本
10/31R 1600m 未勝利良 1:38.1 -0.6 n=123
10/36R 1400m 1勝良 1:25.2 +0.2 n=79
10/38R 1600m 1勝良 1:37.5 +0.0 n=105
10/311R 1600m OP(L)良 1:35.1 -1.6 n=7
10/312R 1400m 2勝良 1:22.4 -1.9 n=51
10/43R 1600m 新馬良 1:39.9 +0.3 n=32
10/44R 3000m 未勝利良 3:21.4 -2.8 n=17
10/47R 1400m 1勝良 1:24.9 -0.1 n=79
10/410R 1600m 3勝良 1:35.8 -0.5 n=24
10/412R 1600m 2勝良 1:36.5 -0.6 n=43

上がり最速馬はどこまで来たか

この開催週の各レースで、メンバー最速の上がり3Fを使った馬の着順。 6着以下なら赤で示す。速い脚を使った馬が届いていないほど、前が止まらない馬場だったことになる。

レースの読み

ラップは 12.2-11.0-11.9-12.0-12.0-11.9-11.8-12.3。中盤が12.0前後で揃った淀みのない流れで、RPCI 48.5は東京ダ1600m良の基準47.7とほぼ同じ。ペース自体に特殊なところはない。

特徴はバイアスのほうで、この開催の東京ダートは4角2番手以内につけた馬の複勝圏率が基準の0.76倍と、明確に先行不利に出ていた。位置差も +0.023 で後ろ寄り。その中で逃げたドンエレクトスが0.2秒差で押し切ったのだから、相応の中身がある。

後方からでは5着トリリオンボーイが目立つ。14番人気で4角15番手からメンバー最速34.7、詰め幅1.3で0.7秒差まで押し上げた。差し有利の日とはいえ、最後方に近い位置からこの脚は別。

全頭短評

着順・人気は結果、評価は内容ベース
1 5

◎ドンエレクトス

2人気
通過
1→1 逃
上り3F
36.0 6位
詰め幅
+0.0
前走
レパードG3 4着 中8週

差し有利の馬場で4角先頭から押し切った

三浦皇成、2番人気。レパードステークス(G3)4着から中8週。先行馬の複勝圏率が基準の0.76倍という差し有利の日に、逃げて0.2秒差。馬場の傾向に逆らっての勝利は額面以上。ハナを取れる組み合わせなら重賞でも。

2 4

▲ヘニーガイスト

1人気
通過
7→6 差
上り3F
35.6 2位
詰め幅
+0.4
前走
ポプラS・3勝 1着 中9週

1番人気2着。6番手から上がり2位

横山武史、1番人気。ポプラステークス1着からの昇級初戦で中9週。4角6番手から上がり35.6(2位)で0.4秒詰めたが届かず2着。差し有利の日に差して届かなかったので、現状は勝ち馬が上。

3 1

ルヴァレドクール

5人気
通過
4→4 先
上り3F
36.0 6位
詰め幅
+0.0
前走
夏至S・3勝 1着 中16週

5番人気3着。4番手から堅実に

横山和生、5番人気。夏至ステークス1着からの昇級初戦で中16週。4角4番手から0.3秒差の3着。休み明けで大きく崩れず、オープンでも通用の目処は立った。

4 3

スナッピードレッサ

4人気
通過
6→6 差
上り3F
35.8 3位
詰め幅
+0.2
前走
桶狭間S・3勝 1着 中9週

4角6番手(差)から上がり35.8(メンバー3位)。直線で0.2秒詰めた。510kg(-2)、前走は桶狭間S・3勝 1着(中9週)。

5 7

○トリリオンボーイ

14人気
通過
15→15 追
上り3F
34.7 1位
詰め幅
+1.3
前走
エニフH(L) 6着 中4週

14番人気で4角15番手から上がり最速34.7

津村明秀、14番人気。エニフステークス6着から中4週。4角15番手からメンバー最速34.7で1.3秒詰め、0.7秒差の5着。詰め幅はメンバー最大。人気がないうちに押さえておきたい一頭。

6 10

オウギノカナメ

8人気
通過
10→10 差
上り3F
35.9 4位
詰め幅
+0.1
前走
マリーンH 4着 中11週

4角10番手(差)から上がり35.9(メンバー4位)。直線で0.1秒詰めた。484kg(+2)、前走はマリーンH 4着(中11週)。

7 11

ジャスティンアース

3人気
通過
5→5 差
上り3F
36.5 10位
詰め幅
-0.5
前走
栗東SH(L) 6着 中20週

4角5番手(差)から上がり36.5(メンバー10位)。直線で0.5秒失った。484kg(-6)、前走は栗東SH(L) 6着(中20週)。

8 6

ヒルノドゴール

13人気
通過
12→12 追
上り3F
35.9 4位
詰め幅
+0.1
前走
ラジオ日 9着 中3週

4角12番手(追)から上がり35.9(メンバー4位)。直線で0.1秒詰めた。518kg(+4)、前走はラジオ日 9着(中3週)。

9 9

ヴィヴァン

11人気
通過
7→6 差
上り3F
36.5 10位
詰め幅
-0.5
前走
三宮SH 8着 中16週

4角6番手(差)から上がり36.5(メンバー10位)。直線で0.5秒失った。490kg(+0)、前走は三宮SH 8着(中16週)。

10 2

ジンセイ

7人気
通過
12→12 追
上り3F
36.0 6位
詰め幅
+0.0
前走
阿蘇S 4着 中12週

4角12番手(追)から上がり36.0(メンバー6位)。直線で変わらず。514kg(-4)、前走は阿蘇S 4着(中12週)。

11 12

マピュース

6人気
通過
9→6 差
上り3F
36.6 12位
詰め幅
-0.6
前走
ヴィクトG1 9着 中20週

4角6番手(差)から上がり36.6(メンバー12位)。直線で0.6秒失った。498kg(+0)、前走はヴィクトG1 9着(中20週)。

12 13

フリームファクシ

12人気
通過
10→10 差
上り3F
36.6 12位
詰め幅
-0.6
前走
水無月SH 13着 中17週

4角10番手(差)から上がり36.6(メンバー12位)。直線で0.6秒失った。524kg(+14)、前走は水無月SH 13着(中17週)。

13 15

ルージュスタニング

10人気
通過
14→14 追
上り3F
36.0 6位
詰め幅
+0.0
前走
アハルテ 13着 中18週

4角14番手(追)から上がり36.0(メンバー6位)。直線で変わらず。526kg(+8)、前走はアハルテ 13着(中18週)。

14 14

オーブルクール

15人気
通過
2→2 先
上り3F
38.4 14位
詰め幅
-2.4
前走
ラジオ日 14着 中3週

4角2番手(先)から上がり38.4(メンバー14位)。直線で2.4秒失った。478kg(+4)、前走はラジオ日 14着(中3週)。

15 8

メルキオル

9人気
通過
2→3 先
上り3F
38.6 15位
詰め幅
-2.6
前走
阿蘇S 11着 中12週

4角3番手(先)から上がり38.6(メンバー15位)。直線で2.6秒失った。492kg(+0)、前走は阿蘇S 11着(中12週)。

次走に向けて

東京ダートは先行馬の複勝圏率が基準の0.76倍。差し有利の日だった。

馬評価理由
ドンエレクトス 上げ 差し有利の馬場に逆らって逃げ切り。内容は着差以上
トリリオンボーイ 上げ 14番人気で15番手から上がり最速、詰め幅1.3はメンバー最大
同じ日の東京は芝が前有利・ダートが差し有利と逆を向いていた。芝の結果をそのままダートに持ち込まないよう、馬場種別ごとに分けて読みたい。