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Race Review — 2026年10月3日

八ヶ岳特・2勝2勝

東京 4回1日目 9R 芝1800m(Aコース) 馬場 良・天候 曇 12頭 勝時計 1:44.0

5番人気ファムクラジューズが4角先頭から1.0秒差の圧勝。2着以下は0.1秒刻みの団子状態で、この馬だけが別次元だった。紫苑ステークス8着からの中4週で、格上挑戦から戻ってきての一変。

結果

詰め幅=上り3F地点の先頭との差 − ゴール着差
着馬番馬名騎手人気タイム着差 3角→4角上り3F詰め馬体重
1 9 ファムクラジューズ牝3・54kg 菊沢一樹 5 1:44.0 ― 1→1逃 33.75 +0.0 418+8
2 8 ドッグウッド牡3・56kg 戸崎圭太 6 1:45.0 1.0 6→6差 33.43 +0.3 452+0
3 4 フィールドノート牡4・58kg ルメール 1 1:45.1 1.1 9→8差 33.32 +0.4 460-6
4 7 ミッキージャンプ牡3・56kg 佐々木大 2 1:45.5 1.5 12→12追 33.21 +0.5 466-4
5 12 マイネルアレス牡4・58kg 石橋脩 10 1:45.6 1.6 10→10追 33.64 +0.1 464+8
6 10 ノビリシマビジョン牝4・56kg 津村明秀 3 1:45.6 1.6 3→3先 34.37 -0.6 500+4
7 2 イージーライダー牡3・56kg 横山武史 4 1:45.7 1.7 6→6差 34.06 -0.3 476-2
8 3 ステラスペース牡3・56kg 武藤雅 7 1:46.1 2.1 2→2先 35.010 -1.3 490+24
9 11 ホウオウシンデレラ牝5・56kg 丸田恭介 9 1:46.2 2.2 6→8差 34.48 -0.7 482-2
10 1 ディープキング牡9・58kg 丹内祐次 8 1:46.3 2.3 3→3先 35.111 -1.4 484+8
11 6 レッドバレンティア牡6・58kg 原優介 11 1:46.6 2.6 11→10追 34.69 -0.9 462+4
12 5 コスモスプモーニ牡6・58kg 木幡巧也 12 1:46.8 2.8 5→5差 35.412 -1.7 478+0

単勝 880 / 複勝 250・260・120 / 枠連 770 / 馬連 3,360 / 馬単 6,190 / 3連複 2,700 / 3連単 19,360

ラップとペース

基準=同コース・馬場良の平均(n=291)

今回のペース

ハイペースRPCI 54.3 50 = 前後半おなじ速さ このコースの平常 56.4 基準より -2.1
指標今回コース基準差
前半3F35.4 36.33-0.9
後半3F33.7 34.3-0.6
RPCI54.3 56.4-2.1

RPCI は前半3Fと後半3Fの速さを比べた指数で、秒ではない。 前後半がまったく同じ速さなら ちょうど 50 になり、 50より大きいほど後半が速い=前半が緩い(スロー)、小さいほど前半から速い(ハイペース)。 ただし平常値はコースごとに違う(ダートは50前後、芝の長距離は55を超える)ので、 このサイトでは絶対値ではなくそのコースの平常との差で判定している。 前半3F・後半3Fは秒で、実測ラップから取る。ラップ未取得のレースは1200m戦のみ RPCI から逆算し(誤差 MAE 0.025秒で検証済み)、それ以外の距離は「―」と表示する。 コース基準は同じ競馬場・同じ距離・同じ馬場状態の平均。

上がり3F11.1 12.9 12.5111.1211.8312.0411.6511.3611.1711.1811.59ハロン

今回同コース・同距離の平均(291走)縦軸は上ほど速い。線が上がった区間がペースアップ。

同じレースの過去

このレースが過去にどう流れたか。前3F・後3Fは実測ラップで、決まり手の横の 「推」はラップ未取得のため RPCI から逆算した値であることを示す。

年場前3F後3F勝時計 1着4角2着4角決まり手
2019東京重 36.135.2 1:48.0 110 逃
2021東京 35.135.0 1:45.5 56 差
2022東京 35.934.6 1:46.4 45 先
2023東京 35.834.5 1:46.2 15 先
2024東京稍 36.234.7 1:46.8 21 先
2025東京 35.634.9 1:45.4 38 先
2026東京 35.433.7 1:44.0 16 逃

トラックバイアス

4回東京 1〜2日目(10/3〜4 計2日)の芝全レース
前有利確度: やや3着内の4角位置率 基準比 -0.055 / 先行馬の複勝圏率 基準の0.99倍

クッション値9.7+0.2硬め芝含水率14.9%+0.8湿潤数値の傾き 平年並み

クッション値と含水率はJRA発表の実測値。右の数字は同じ競馬場の直近3年・同じ月の平均との差で、絶対値は場ごとに常態が違うため見ない。過去17,103レースの集計では、芝は平年より硬いほど前が残り湿るほど差しが届き、ダートは湿るほど前が残る。ただし効き幅はバイアス判定の閾値には届かず、傾きを少し押す程度。

脚質バイアス(同じ開催週の年別比較)

4角位置率=(4角順位−1)÷(頭数−1)。0が先頭、1が最後方で、小さいほど前が有利。 複勝圏率は4角2番手以内につけた馬が3着以内に入った割合。最下段の「基準」は、この競馬場・ この馬場種別の全期間平均。

年1〜3着の4角位置率4角2番手以内の複勝圏率母数
2021 0.354 32.3% 31
2022 0.357 34.5% 29
2023 0.363 18.5% 27
2024 0.439 26.7% 30
2025 0.285 32.3% 31
2026 0.281 34.5% 29
基準0.336 34.9% 17,126

時計水準(比較できたレースのみ)

この開催週の全レース一覧ではない。同条件(距離×クラス×馬場状態)の 過去の勝ち時計が5件以上あるレースだけを載せている。少ない標本の中央値と比べても 偶然に振り回されるため。道悪の日は該当条件が少なく、載らないレースが多くなる。 マイナスは過去中央値より速い=時計の出る馬場。

日R条件勝時計同条件の過去中央値との差標本
10/32R 2000m 未勝利良 2:01.8 +1.2 n=61
10/33R 1400m 新馬良 1:22.8 -0.1 n=33
10/35R 1800m 新馬良 1:46.5 -2.6 n=47
10/37R 1400m 1勝良 1:20.6 -0.5 n=40
10/39R 1800m 2勝良 1:44.0 -2.4 n=32
10/310R 1400m 3勝良 1:20.4 -0.2 n=28
10/41R 1800m 未勝利良 1:46.7 -0.9 n=79
10/42R 1400m 未勝利良 1:21.8 +0.1 n=55
10/45R 2000m 新馬良 2:03.9 +1.8 n=23
10/46R 1600m 新馬良 1:35.6 -0.1 n=63
10/48R 1800m 1勝良 1:46.8 +0.2 n=46
10/49R 1400m 2勝良 1:20.8 -0.1 n=44
10/411R 1800m G2良 1:45.5 -0.1 n=15

上がり最速馬はどこまで来たか

この開催週の各レースで、メンバー最速の上がり3Fを使った馬の着順。 6着以下なら赤で示す。速い脚を使った馬が届いていないほど、前が止まらない馬場だったことになる。

レースの読み

ラップは 12.5-11.1-11.8-12.0-11.6-11.3-11.1-11.1-11.5。向正面から11.6-11.3-11.1-11.1と4F続けて加速しており、淀みのないロングスパート戦。RPCI 54.3は東京芝1800m良の基準56.4を2.1下回る前傾で、上がりだけの瞬発力勝負ではなかった。

この日の東京芝は先行有利に出ていた(位置差 -0.055・先行馬の複勝圏率は基準の0.99倍)。4角先頭から押し切ったファムクラジューズはその恩恵を受けた形だが、1.0秒差はバイアスだけでは説明がつかない。2着以下5頭が0.6秒の中にひしめいており、この馬だけが抜けていた。

一方、上がり上位は後方の馬が占めた。最速33.2のミッキージャンプが4角12番手(1.5秒差4着)、2位33.3のフィールドノート(1番人気)が8番手で1.1秒差の3着。前有利の日にロングスパートを強いられた形で、この2頭は着順ほど負けていない。

全頭短評

着順・人気は結果、評価は内容ベース
1 9

◎ファムクラジューズ

5人気
通過
1→1 逃
上り3F
33.7 5位
詰め幅
+0.0
前走
紫苑SG2 8着 中4週

4角先頭から1.0秒差の圧勝。紫苑S8着からの一変

菊沢一樹、5番人気。紫苑ステークス(G2)8着から中4週。淀みない流れを自ら作って1.0秒差。前有利の馬場は味方したが、2着以下が0.1秒差でひしめく中での1.0秒差は格が違う。重賞でも通用する内容で、次走は人気になっても逆らいにくい。

2 8

ドッグウッド

6人気
通過
6→6 差
上り3F
33.4 3位
詰め幅
+0.3
前走
HTB賞・2勝 5着 中4週

6番人気2着。6番手から上がり3位

戸崎圭太、6番人気。HTB賞5着から中4週。4角6番手から上がり33.4(3位)で0.3秒詰めての2着。勝ち馬には離されたが、位置と脚のバランスは悪くない。

3 4

▲フィールドノート

1人気
通過
9→8 差
上り3F
33.3 2位
詰め幅
+0.4
前走
1勝クラス 1着 中10週

1番人気3着。8番手から上がり2位

ルメール、1番人気。1勝クラス勝ちからの昇級初戦で中10週。4角8番手から上がり33.3(2位)で0.4秒詰めたが、前が止まらず3着まで。昇級初戦でこの内容なら力は足りている。

4 7

○ミッキージャンプ

2人気
通過
12→12 追
上り3F
33.2 1位
詰め幅
+0.5
前走
能勢特別・2勝 3着 中3週

4角12番手から上がり最速33.2

佐々木大輔、2番人気。能勢特別3着から中3週。前有利の日に12頭立ての4角12番手=最後方近くから、メンバー最速33.2で0.5秒詰め。展開は最も向かなかった。差しが決まる条件に替われば巻き返せる。

5 12

マイネルアレス

10人気
通過
10→10 追
上り3F
33.6 4位
詰め幅
+0.1
前走
習志野特・2勝 8着 中3週

4角10番手(追)から上がり33.6(メンバー4位)。直線で0.1秒詰めた。464kg(+8)、前走は習志野特・2勝 8着(中3週)。

6 10

ノビリシマビジョン

3人気
通過
3→3 先
上り3F
34.3 7位
詰め幅
-0.6
前走
松島特別・2勝 10着 中14週

4角3番手(先)から上がり34.3(メンバー7位)。直線で0.6秒失った。500kg(+4)、前走は松島特別・2勝 10着(中14週)。

7 2

イージーライダー

4人気
通過
6→6 差
上り3F
34.0 6位
詰め幅
-0.3
前走
1勝クラス 1着 中7週

4角6番手(差)から上がり34.0(メンバー6位)。直線で0.3秒失った。476kg(-2)、前走は1勝クラス 1着(中7週)。

8 3

ステラスペース

7人気
通過
2→2 先
上り3F
35.0 10位
詰め幅
-1.3
前走
京都新聞G2 16着 中21週

4角2番手(先)から上がり35.0(メンバー10位)。直線で1.3秒失った。490kg(+24)、前走は京都新聞G2 16着(中21週)。

9 11

ホウオウシンデレラ

9人気
通過
6→8 差
上り3F
34.4 8位
詰め幅
-0.7
前走
御宿特別・2勝 5着 中3週

4角8番手(差)から上がり34.4(メンバー8位)。直線で0.7秒失った。482kg(-2)、前走は御宿特別・2勝 5着(中3週)。

10 1

ディープキング

8人気
通過
3→3 先
上り3F
35.1 11位
詰め幅
-1.4
前走
1勝クラス 1着 中20週

4角3番手(先)から上がり35.1(メンバー11位)。直線で1.4秒失った。484kg(+8)、前走は1勝クラス 1着(中20週)。

11 6

レッドバレンティア

11人気
通過
11→10 追
上り3F
34.6 9位
詰め幅
-0.9
前走
芦ノ湖特・2勝 10着 中16週

4角10番手(追)から上がり34.6(メンバー9位)。直線で0.9秒失った。462kg(+4)、前走は芦ノ湖特・2勝 10着(中16週)。

12 5

コスモスプモーニ

12人気
通過
5→5 差
上り3F
35.4 12位
詰め幅
-1.7
前走
能勢特別・2勝 11着 中3週

4角5番手(差)から上がり35.4(メンバー12位)。直線で1.7秒失った。478kg(+0)、前走は能勢特別・2勝 11着(中3週)。

次走に向けて

4F続けて加速するロングスパート戦。勝ち馬だけが抜けていた。

馬評価理由
ファムクラジューズ 上げ 2着以下が0.1秒刻みの中で1.0秒差。バイアスだけでは説明がつかない
ミッキージャンプ 上げ 前有利の日に最後方近くから上がり最速。展開は最も向かなかった
フィールドノート 上げ 昇級初戦で8番手から上がり2位。力は足りている
前有利の東京芝で前から押し切った勝ち馬と、同じ日に後ろから最速を使った2頭。どちらも次走で形が変わったときに評価が試される。