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Race Review — 2026年10月4日

京都大賞G2G2

京都 4回2日目 11R 芝2400m(Aコース) 馬場 稍・天候 雨 18頭 勝時計 2:24.0

11番人気エコロディノスが4角2番手から押し切り、2着も4角3番手のマイネルエンペラー(8番人気)。中盤が12.6-12.8と大きく緩み、ラスト4Fからの加速戦になったため、前にいた馬がそのまま止まらなかった。1番人気ダノンシーマは9着。

結果

詰め幅=上り3F地点の先頭との差 − ゴール着差
着馬番馬名騎手人気タイム着差 3角→4角上り3F詰め馬体重
1 12 エコロディノス牡4・57kg 田口貫太 11 2:24.0 ― 2→2先 34.98 +0.0 486-4
2 10 マイネルエンペラー牡6・57kg 吉村誠之 8 2:24.1 0.1 4→3先 34.73 +0.2 488+2
3 6 アクアヴァーナル牝5・55kg 松山弘平 2 2:24.2 0.2 7→3先 34.73 +0.2 476-2
4 3 ディープモンスター牡8・58kg 浜中俊 3 2:24.2 0.2 4→3先 34.85 +0.1 468-4
5 4 ヘデントール牡5・58kg 吉田隼人 5 2:24.3 0.3 15→17追 34.21 +0.7 488+6
6 1 ウエストナウ牡5・57kg 横山和生 4 2:24.4 0.4 7→7差 34.85 +0.1 508+4
7 2 ヴェルテンベルク牡6・57kg 古川吉洋 7 2:24.7 0.7 16→7差 34.98 +0.0 ―
8 13 サフィラ牝5・55kg 北村友一 15 2:24.7 0.7 16→15追 34.62 +0.3 480+12
9 18 ダノンシーマ牡4・57kg 川田将雅 1 2:24.8 0.8 7→7差 35.212 -0.3 496+6
10 16 ショウナンラプンタ牡5・57kg 池添謙一 13 2:24.9 0.9 13→7差 35.212 -0.3 550+8
11 9 ミステリーウェイセ8・58kg 松本大輝 14 2:25.0 1.0 1→1逃 35.916 -1.0 506+8
12 11 ファミリータイム牡5・57kg 鮫島克駿 9 2:25.0 1.0 11→12差 35.111 -0.2 484+2
13 5 ヴェルミセル牝6・55kg 川又賢治 16 2:25.0 1.0 13→15追 35.010 -0.1 478+6
14 7 リビアングラス牡6・57kg 小沢大仁 18 2:25.1 1.1 11→12差 35.314 -0.4 500-2
15 15 メイショウブレゲ牡7・57kg 酒井学 17 2:25.1 1.1 18→17追 34.85 +0.1 472-6
16 17 キングスコール牡4・57kg 吉田豊 12 2:25.3 1.3 2→3先 36.117 -1.2 502+10
17 14 サヴォーナ牡6・57kg 斎藤新 10 2:25.3 1.3 10→12差 35.515 -0.6 540+10
18 8 ミクニインスパイア牡4・57kg M.デム 6 2:25.6 1.6 4→7差 36.117 -1.2 500+2

単勝 2,900 / 複勝 850・510・210 / 枠連 8,100 / 馬連 19,520 / 馬単 37,490 / 3連複 55,890 / 3連単 357,300

ラップとペース

基準=同コース・馬場良の平均(n=67)

今回のペース

平均的な流れRPCI 54.2 50 = 前後半おなじ速さ このコースの平常 54.6 基準より -0.4
指標今回コース基準差
前半3F35.0 35.58-0.6
後半3F34.9 35.27-0.4
RPCI54.2 54.6-0.4

RPCI は前半3Fと後半3Fの速さを比べた指数で、秒ではない。 前後半がまったく同じ速さなら ちょうど 50 になり、 50より大きいほど後半が速い=前半が緩い(スロー)、小さいほど前半から速い(ハイペース)。 ただし平常値はコースごとに違う(ダートは50前後、芝の長距離は55を超える)ので、 このサイトでは絶対値ではなくそのコースの平常との差で判定している。 前半3F・後半3Fは秒で、実測ラップから取る。ラップ未取得のレースは1200m戦のみ RPCI から逆算し(誤差 MAE 0.025秒で検証済み)、それ以外の距離は「―」と表示する。 コース基準は同じ競馬場・同じ距離・同じ馬場状態の平均。

上がり3F10.9 12.8 12.8110.9211.3312.2412.5512.2612.6712.8811.8911.71011.41111.812ハロン

今回同コース・同距離の平均(67走)縦軸は上ほど速い。線が上がった区間がペースアップ。

同じレースの過去

このレースが過去にどう流れたか。前3F・後3Fは実測ラップで、決まり手の横の 「推」はラップ未取得のため RPCI から逆算した値であることを示す。

年場前3F後3F勝時計 1着4角2着4角決まり手
2016京都 36.233.7 2:25.5 23 先
2017京都 35.634.4 2:23.0 142 追
2018京都 35.735.1 2:25.4 49 先
2019京都 35.435.2 2:23.5 31 先
2020京都稍 35.535.0 2:25.6 57 差
2021阪神 37.236.4 2:24.5 74 差
2022阪神稍 35.833.9 2:24.3 107 差
2023京都重 36.535.9 2:25.3 24 先
2024京都 34.435.0 2:22.9 52 差
2025京都稍 35.334.9 2:23.9 71 差
2026京都稍 35.034.9 2:24.0 23 先

トラックバイアス

4回京都 1〜2日目(10/3〜4 計2日)の芝全レース
フラット確度: 判定なし3着内の4角位置率 基準比 -0.014 / 先行馬の複勝圏率 基準の0.91倍

クッション値10.4+0.3硬め芝含水率7.6%-1.9乾燥数値の傾き やや前残り寄り

クッション値と含水率はJRA発表の実測値。右の数字は同じ競馬場の直近3年・同じ月の平均との差で、絶対値は場ごとに常態が違うため見ない。過去17,103レースの集計では、芝は平年より硬いほど前が残り湿るほど差しが届き、ダートは湿るほど前が残る。ただし効き幅はバイアス判定の閾値には届かず、傾きを少し押す程度。

脚質バイアス(同じ開催週の年別比較)

4角位置率=(4角順位−1)÷(頭数−1)。0が先頭、1が最後方で、小さいほど前が有利。 複勝圏率は4角2番手以内につけた馬が3着以内に入った割合。最下段の「基準」は、この競馬場・ この馬場種別の全期間平均。

年1〜3着の4角位置率4角2番手以内の複勝圏率母数
2024 0.301 44.0% 25
2025 0.336 50.0% 32
2026 0.293 37.5% 32
基準0.307 41.1% 11,056

時計水準(比較できたレースのみ)

この開催週の全レース一覧ではない。同条件(距離×クラス×馬場状態)の 過去の勝ち時計が5件以上あるレースだけを載せている。少ない標本の中央値と比べても 偶然に振り回されるため。道悪の日は該当条件が少なく、載らないレースが多くなる。 マイナスは過去中央値より速い=時計の出る馬場。

日R条件勝時計同条件の過去中央値との差標本
10/32R 1800m 未勝利良 1:45.5 -1.7 n=42
10/35R 1600m 新馬良 1:33.9 -1.5 n=26
10/36R 2000m 1勝良 1:57.2 -3.2 n=23
10/38R 2000m 2勝良 1:56.1 -3.4 n=21
10/39R 1400m 1勝良 1:21.7 +0.9 n=21
10/311R 1200m OP(L)良 1:06.7 -1.9 n=5
10/42R 1600m 未勝利良 1:32.9 -1.5 n=52
10/44R 1400m 新馬良 1:20.5 -2.0 n=11
10/45R 2000m 新馬良 2:01.8 -0.3 n=17
10/47R 1200m 1勝良 1:08.1 -0.2 n=7

上がり最速馬はどこまで来たか

この開催週の各レースで、メンバー最速の上がり3Fを使った馬の着順。 6着以下なら赤で示す。速い脚を使った馬が届いていないほど、前が止まらない馬場だったことになる。

レースの読み

ラップは 12.8-10.9-11.3-12.2-12.5-12.2-12.6-12.8-11.8-11.7-11.4-11.8。7〜8F目の12.6-12.8が決め手。ここで息が入ったことで、前にいた馬が余力を残したままラスト4Fの加速(11.8-11.7-11.4-11.8)に入れた。RPCI 54.2は京都芝2400m良の基準54.6とほぼ同じだが、ラップの形としては典型的な「中だるみ→前残り」。

上位4頭の4角位置は2番手・3番手・3番手・3番手。全員が前。対して5着ヘデントールは4角17番手からメンバー最速34.2で0.7秒詰め、8着サフィラ(15番人気)も4角15番手から上がり34.6(2位)で0.3秒詰めている。後方勢は位置の差だけで負けており、能力差ではない。

この日の京都芝のバイアスは位置差 -0.014でフラット。つまり馬場が前有利だったのではなく、このレースのラップが前有利を作った。1番人気ダノンシーマは4角7番手から上がり35.2(12位)・詰め幅 -0.3で9着。位置はそう悪くなかったのに伸びておらず、こちらは評価を下げる内容。

全頭短評

着順・人気は結果、評価は内容ベース
1 12

◎エコロディノス

11人気
通過
2→2 先
上り3F
34.9 8位
詰め幅
+0.0
前走
函館記念HG3 9着 中14週

11番人気がG2制覇。中だるみを2番手で立ち回った

田口貫太、11番人気。函館記念9着から中14週。中盤12.6-12.8の息の入るラップを4角2番手で運び、そのまま押し切った。上がり34.9はメンバー8位で、決め手で勝ったわけではない。展開を正確に突いた騎乗と、前が止まらない流れが噛み合った結果。同じ形が作れるかが次走の鍵。

2 10

○マイネルエンペラー

8人気
通過
4→3 先
上り3F
34.7 3位
詰め幅
+0.2
前走
宝塚記念G1 10着 中16週

8番人気2着。3番手から上がり3位

吉村誠之助、8番人気。宝塚記念10着から中16週。4角3番手から上がり34.7(3位)で0.1秒差。位置の利はあったが、上がりも上位なので内容は悪くない。

3 6

▲アクアヴァーナル

2人気
通過
7→3 先
上り3F
34.7 3位
詰め幅
+0.2
前走
天皇賞春G1 4着 中22週

2番人気3着。3番手から上がり3位タイ

松山弘平、2番人気。天皇賞(春)4着から中22週の休み明け。4角3番手から上がり34.7で0.2秒差の3着。休み明けで崩れず、位置も脚も及第点。順当な内容。

4 3

ディープモンスター

3人気
通過
4→3 先
上り3F
34.8 5位
詰め幅
+0.1
前走
CCCG1 3着 中19週

4角3番手(先)から上がり34.8(メンバー5位)。直線で0.1秒詰めた。468kg(-4)、前走はCCCG1 3着(中19週)。

5 4

ヘデントール

5人気
通過
15→17 追
上り3F
34.2 1位
詰め幅
+0.7
前走
天皇賞春G1 5着 中22週

4角17番手から上がり最速34.2で0.3秒差5着

吉田隼人、5番人気。天皇賞(春)5着から中22週の休み明け。18頭立ての4角17番手=ほぼ最後方から、メンバー最速34.2で0.7秒詰め。中だるみからの前残りという最も届きにくい形で、0.3秒差まで来た。休み明けも加味すると、この中では最も強い競馬。次走は要注目。

6 1

ウエストナウ

4人気
通過
7→7 差
上り3F
34.8 5位
詰め幅
+0.1
前走
小倉記念HG3 8着 中11週

4角7番手(差)から上がり34.8(メンバー5位)。直線で0.1秒詰めた。508kg(+4)、前走は小倉記念HG3 8着(中11週)。

7 2

ヴェルテンベルク

7人気
通過
16→7 差
上り3F
34.9 8位
詰め幅
+0.0
前走
キングG1 9着 中10週

4角7番手(差)から上がり34.9(メンバー8位)。直線で変わらず。前走はキングG1 9着(中10週)。

8 13

サフィラ

15人気
通過
16→15 追
上り3F
34.6 2位
詰め幅
+0.3
前走
小倉記念HG3 11着 中11週

15番人気で15番手から上がり2位34.6

北村友一、15番人気。小倉記念11着から中11週。4角15番手から上がり34.6(2位)で0.3秒詰めての8着。人気薄で前残りの展開、そのうえで上がり2位。次走も人気がないようなら押さえておきたい。

9 18

ダノンシーマ

1人気
通過
7→7 差
上り3F
35.2 12位
詰め幅
-0.3
前走
新潟記念G3 3着 中5週

1番人気9着。4角7番手から伸びず

川田将雅、1番人気。新潟記念3着から中5週。4角7番手と位置は取れていたが、上がり35.2(12位)・詰め幅 -0.3で0.8秒差の9着。展開に泣いたわけではなく、単純に伸びなかった。次走も人気するようなら慎重に見たい。

10 16

ショウナンラプンタ

13人気
通過
13→7 差
上り3F
35.2 12位
詰め幅
-0.3
前走
京都大賞G2 5着 中52週

4角7番手(差)から上がり35.2(メンバー12位)。直線で0.3秒失った。550kg(+8)、前走は京都大賞G2 5着(中52週)。

11 9

ミステリーウェイ

14人気
通過
1→1 逃
上り3F
35.9 16位
詰め幅
-1.0
前走
宝塚記念G1 16着 中16週

4角1番手(逃)から上がり35.9(メンバー16位)。直線で1.0秒失った。506kg(+8)、前走は宝塚記念G1 16着(中16週)。

12 11

ファミリータイム

9人気
通過
11→12 差
上り3F
35.1 11位
詰め幅
-0.2
前走
宝塚記念G1 6着 中16週

4角12番手(差)から上がり35.1(メンバー11位)。直線で0.2秒失った。484kg(+2)、前走は宝塚記念G1 6着(中16週)。

13 5

ヴェルミセル

16人気
通過
13→15 追
上り3F
35.0 10位
詰め幅
-0.1
前走
目黒記念HG2 12着 中18週

4角15番手(追)から上がり35.0(メンバー10位)。直線で0.1秒失った。478kg(+6)、前走は目黒記念HG2 12着(中18週)。

14 7

リビアングラス

18人気
通過
11→12 差
上り3F
35.3 14位
詰め幅
-0.4
前走
オールカG2 10着 中2週

4角12番手(差)から上がり35.3(メンバー14位)。直線で0.4秒失った。500kg(-2)、前走はオールカG2 10着(中2週)。

15 15

メイショウブレゲ

17人気
通過
18→17 追
上り3F
34.8 5位
詰め幅
+0.1
前走
障害未勝利 7着 中5週

4角17番手(追)から上がり34.8(メンバー5位)。直線で0.1秒詰めた。472kg(-6)、前走は障害未勝利 7着(中5週)。

16 17

キングスコール

12人気
通過
2→3 先
上り3F
36.1 17位
詰め幅
-1.2
前走
目黒記念HG2 5着 中18週

4角3番手(先)から上がり36.1(メンバー17位)。直線で1.2秒失った。502kg(+10)、前走は目黒記念HG2 5着(中18週)。

17 14

サヴォーナ

10人気
通過
10→12 差
上り3F
35.5 15位
詰め幅
-0.6
前走
新潟記念G3 4着 中5週

4角12番手(差)から上がり35.5(メンバー15位)。直線で0.6秒失った。540kg(+10)、前走は新潟記念G3 4着(中5週)。

18 8

ミクニインスパイア

6人気
通過
4→7 差
上り3F
36.1 17位
詰め幅
-1.2
前走
宝塚記念G1 12着 中16週

4角7番手(差)から上がり36.1(メンバー17位)。直線で1.2秒失った。500kg(+2)、前走は宝塚記念G1 12着(中16週)。

次走に向けて

中盤12.6-12.8の中だるみからラスト4Fの加速戦。上位4頭はすべて4角3番手以内だった。

馬評価理由
ヘデントール 上げ 最後方17番手から上がり最速で0.3秒差。前残りの形で最も強い競馬
サフィラ 上げ 15番人気で15番手から上がり2位。人気薄のうちに
エコロディノス 条件替わり G2勝ちだが上がりは8位。中だるみラップを突いた形で、再現には条件が要る
ダノンシーマ 下げ 1番人気で位置も取れて上がり12位。展開の言い訳が立たない
勝ち馬の上がりが8位でも勝てるのが中だるみラップ。着順ではなく「どこにいたか」で読むと、ヘデントールとサフィラが次につながる。