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Race Review — 2026年10月4日

大原S・3勝3勝

京都 4回2日目 9R 芝2000m(Aコース) 馬場 稍・天候 雨 18頭 勝時計 1:57.9

RPCI 49.9は京都芝2000m稍重の基準54.9を5.0も下回る、この開催で最も極端な前傾ラップ。1番人気で逃げたロードフィレールが9着に沈み、6番人気ヴィスマールが中団から差し切った。

結果

詰め幅=上り3F地点の先頭との差 − ゴール着差
着馬番馬名騎手人気タイム着差 3角→4角上り3F詰め馬体重
1 8 ヴィスマール牡5・58kg 小沢大仁 6 1:57.9 ― 7→7差 34.85 +0.6 458-2
2 14 ミュージシャン牡4・58kg 松山弘平 3 1:58.0 0.1 2→2先 35.413 +0.0 488+4
3 4 チェルノボーグセ7・58kg 西塚洸二 9 1:58.0 0.1 5→3先 35.18 +0.3 488+6
4 11 ローベルクランツ牡3・56kg 北村友一 2 1:58.0 0.1 14→13追 34.41 +1.0 486+0
5 7 カリーニョ牡5・58kg 川田将雅 4 1:58.1 0.2 10→10差 34.85 +0.6 472+4
6 3 レディーミコノス牝4・56kg 田山旺佑 5 1:58.2 0.3 7→7差 35.212 +0.2 466+0
7 12 ファームツエンティセ6・58kg 酒井学 8 1:58.3 0.4 15→15追 34.62 +0.8 446+6
8 6 キントリヒ牡7・58kg 田口貫太 16 1:58.3 0.4 10→10差 35.18 +0.3 474-4
9 18 ロードフィレール牡3・56kg 横山和生 1 1:58.4 0.5 1→1逃 35.914 -0.5 516-6
10 9 ホウオウスーペリア牡6・58kg 高杉吏麒 11 1:58.4 0.5 13→13追 34.97 +0.5 498+8
11 15 ミスタージーティー牡5・58kg 斎藤新 7 1:58.5 0.6 12→10差 35.18 +0.3 470-8
12 17 シンゼンカガ牡4・58kg 吉田隼人 18 1:58.6 0.7 17→15追 34.73 +0.7 452+2
13 10 スズカダブル牡6・58kg 鮫島克駿 17 1:58.7 0.8 3→3先 35.914 -0.5 500-4
14 1 ホウオウアートマン牡4・58kg 吉田豊 12 1:58.7 0.8 18→18追 34.73 +0.7 482+22
15 2 ナムラフッカー牡5・58kg 菱田裕二 15 1:58.8 0.9 15→15追 35.18 +0.3 494+8
16 16 オールセインツセ5・58kg 富田暁 13 1:58.8 0.9 5→3先 35.914 -0.5 496+0
17 13 リーティアコナル牡4・58kg 小崎綾也 14 1:59.1 1.2 3→3先 36.417 -1.0 490+6
18 5 キュクヌス牝5・56kg 吉村誠之 10 1:59.4 1.5 7→7差 36.417 -1.0 464+14

単勝 3,610 / 複勝 720・240・720 / 枠連 1,520 / 馬連 9,660 / 馬単 31,520 / 3連複 45,060 / 3連単 450,280

ラップとペース

基準=同コース・馬場稍の平均(n=22)

今回のペース

超ハイペースRPCI 49.9 50 = 前後半おなじ速さ このコースの平常 54.9 基準より -5.0
指標今回コース基準差
前半3F34.4 36.69-2.3
後半3F35.4 35.26+0.1
RPCI49.9 54.9-5.0

RPCI は前半3Fと後半3Fの速さを比べた指数で、秒ではない。 前後半がまったく同じ速さなら ちょうど 50 になり、 50より大きいほど後半が速い=前半が緩い(スロー)、小さいほど前半から速い(ハイペース)。 ただし平常値はコースごとに違う(ダートは50前後、芝の長距離は55を超える)ので、 このサイトでは絶対値ではなくそのコースの平常との差で判定している。 前半3F・後半3Fは秒で、実測ラップから取る。ラップ未取得のレースは1200m戦のみ RPCI から逆算し(誤差 MAE 0.025秒で検証済み)、それ以外の距離は「―」と表示する。 コース基準は同じ競馬場・同じ距離・同じ馬場状態の平均。

上がり3F10.6 12.7 12.4110.6211.4312.1411.9512.3611.8711.7811.6912.110ハロン

今回同コース・同距離の平均(22走)縦軸は上ほど速い。線が上がった区間がペースアップ。

同じレースの過去

このレースが過去にどう流れたか。前3F・後3Fは実測ラップで、決まり手の横の 「推」はラップ未取得のため RPCI から逆算した値であることを示す。

年場前3F後3F勝時計 1着4角2着4角決まり手
2017京都 37.733.5 2:00.8 12 逃
2018京都 36.334.8 2:01.1 21 先
2019京都稍 35.535.8 2:01.4 63 差
2020京都稍 35.835.0 1:46.3 18 逃
2023京都稍 34.435.6 1:47.0 24 先
2024京都 34.734.6 1:44.0 12 逃
2025京都稍 36.134.3 1:59.4 13 先
2026京都稍 34.435.4 1:57.9 72 差

トラックバイアス

4回京都 1〜2日目(10/3〜4 計2日)の芝全レース
フラット確度: 判定なし3着内の4角位置率 基準比 -0.014 / 先行馬の複勝圏率 基準の0.91倍

クッション値10.4+0.3硬め芝含水率7.6%-1.9乾燥数値の傾き やや前残り寄り

クッション値と含水率はJRA発表の実測値。右の数字は同じ競馬場の直近3年・同じ月の平均との差で、絶対値は場ごとに常態が違うため見ない。過去17,103レースの集計では、芝は平年より硬いほど前が残り湿るほど差しが届き、ダートは湿るほど前が残る。ただし効き幅はバイアス判定の閾値には届かず、傾きを少し押す程度。

脚質バイアス(同じ開催週の年別比較)

4角位置率=(4角順位−1)÷(頭数−1)。0が先頭、1が最後方で、小さいほど前が有利。 複勝圏率は4角2番手以内につけた馬が3着以内に入った割合。最下段の「基準」は、この競馬場・ この馬場種別の全期間平均。

年1〜3着の4角位置率4角2番手以内の複勝圏率母数
2024 0.301 44.0% 25
2025 0.336 50.0% 32
2026 0.293 37.5% 32
基準0.307 41.1% 11,056

時計水準(比較できたレースのみ)

この開催週の全レース一覧ではない。同条件(距離×クラス×馬場状態)の 過去の勝ち時計が5件以上あるレースだけを載せている。少ない標本の中央値と比べても 偶然に振り回されるため。道悪の日は該当条件が少なく、載らないレースが多くなる。 マイナスは過去中央値より速い=時計の出る馬場。

日R条件勝時計同条件の過去中央値との差標本
10/32R 1800m 未勝利良 1:45.5 -1.7 n=42
10/35R 1600m 新馬良 1:33.9 -1.5 n=26
10/36R 2000m 1勝良 1:57.2 -3.2 n=23
10/38R 2000m 2勝良 1:56.1 -3.4 n=21
10/39R 1400m 1勝良 1:21.7 +0.9 n=21
10/311R 1200m OP(L)良 1:06.7 -1.9 n=5
10/42R 1600m 未勝利良 1:32.9 -1.5 n=52
10/44R 1400m 新馬良 1:20.5 -2.0 n=11
10/45R 2000m 新馬良 2:01.8 -0.3 n=17
10/47R 1200m 1勝良 1:08.1 -0.2 n=7

上がり最速馬はどこまで来たか

この開催週の各レースで、メンバー最速の上がり3Fを使った馬の着順。 6着以下なら赤で示す。速い脚を使った馬が届いていないほど、前が止まらない馬場だったことになる。

レースの読み

ラップは 12.4-10.6-11.4-12.1-11.9-12.3-11.8-11.7-11.6-12.1。2F目の10.6が異常に速い。芝2000mでこの入りは明らかに流れ過ぎで、前半3F 34.4・後半3F 35.4という前傾になった。基準との差 -5.0はこの開催12レースで最大。

結果、逃げたロードフィレール(1番人気)は上がり35.9(14位)・詰め幅 -0.5で0.5秒差の9着。この流れを先行した馬が止まるのは当然で、着順を能力と読んではいけない。

一方で4着ローベルクランツが4角13番手からメンバー最速34.4で1.0秒詰め、7着ファームツエンティも4角15番手から上がり34.6(2位)で0.8秒詰めている。勝ったヴィスマールは4角7番手・上がり34.8(5位)で、位置と脚の両方がちょうど噛み合った。この日の京都芝のバイアスは位置差 -0.014でフラットなので、前崩れは馬場ではなくラップの結果。

全頭短評

着順・人気は結果、評価は内容ベース
1 8

◎ヴィスマール

6人気
通過
7→7 差
上り3F
34.8 5位
詰め幅
+0.6
前走
博多S・3勝 12着 中13週

6番人気。極端な前傾を中団から差し切った

小沢大仁、6番人気。博多ステークス12着から中13週。基準より5.0速い前傾の中、4角7番手から上がり34.8(5位)で抜け出した。位置も脚も中庸だったことがそのまま噛み合った形。極端な流れでの勝利なので、平均ペースでどうかは次走で見たい。

2 14

▲ミュージシャン

3人気
通過
2→2 先
上り3F
35.4 13位
詰め幅
+0.0
前走
関ケ原S・3勝 4着 中10週

3番人気2着。前傾ラップを2番手から粘った

松山弘平、3番人気。関ケ原ステークス4着から中10週。基準より5.0速い流れを4角2番手で追走して0.1秒差。上がりは35.4(13位)だが、この前傾で前から残ったのはこの馬だけ。評価してよい内容。

3 4

チェルノボーグ

9人気
通過
5→3 先
上り3F
35.1 8位
詰め幅
+0.3
前走
仲秋S・3勝 5着 中3週

4角3番手(先)から上がり35.1(メンバー8位)。直線で0.3秒詰めた。488kg(+6)、前走は仲秋S・3勝 5着(中3週)。

4 11

○ローベルクランツ

2人気
通過
14→13 追
上り3F
34.4 1位
詰め幅
+1.0
前走
ラジオNIHG3 11着 中14週

4角13番手から上がり最速34.4。0.1秒差4着

北村友一、2番人気。ラジオNIKKEI賞11着から中14週。18頭立ての4角13番手からメンバー最速34.4を使い、1.0秒詰めて0.1秒差。詰め幅はメンバー最大で、内容は勝ち馬より上。休み明けだったことも考えると、次走は人気でも逆らいにくい。

5 7

カリーニョ

4人気
通過
10→10 差
上り3F
34.8 5位
詰め幅
+0.6
前走
浜名湖特・2勝 1着 中8週

4角10番手(差)から上がり34.8(メンバー5位)。直線で0.6秒詰めた。472kg(+4)、前走は浜名湖特・2勝 1着(中8週)。

6 3

レディーミコノス

5人気
通過
7→7 差
上り3F
35.2 12位
詰め幅
+0.2
前走
西宮S・3勝 2着 中4週

4角7番手(差)から上がり35.2(メンバー12位)。直線で0.2秒詰めた。466kg(+0)、前走は西宮S・3勝 2着(中4週)。

7 12

ファームツエンティ

8人気
通過
15→15 追
上り3F
34.6 2位
詰め幅
+0.8
前走
キタサH・3勝 2着 中2週

4角15番手から上がり2位34.6。0.4秒差7着

酒井学、8番人気。キタサンブラック記念2着から中2週。4角15番手から上がり34.6(2位)で0.8秒詰めての7着。連闘に近い間隔でこの脚なら上々。差しが届く条件で狙いたい。

8 6

キントリヒ

16人気
通過
10→10 差
上り3F
35.1 8位
詰め幅
+0.3
前走
レインH・3勝 4着 中3週

4角10番手(差)から上がり35.1(メンバー8位)。直線で0.3秒詰めた。474kg(-4)、前走はレインH・3勝 4着(中3週)。

9 18

ロードフィレール

1人気
通過
1→1 逃
上り3F
35.9 14位
詰め幅
-0.5
前走
阿賀野川・2勝 1着 中7週

1番人気で逃げて9着。流れが速すぎた

横山和生、1番人気。阿賀野川特別1着からの昇級初戦で中7週。4角1番手から上がり35.9(14位)、詰め幅 -0.5で0.5秒差の9着。基準より5.0速い前傾を逃げての結果で、この敗戦は度外視してよい。ペースが落ち着く条件なら一変の余地。

10 9

ホウオウスーペリア

11人気
通過
13→13 追
上り3F
34.9 7位
詰め幅
+0.5
前走
阿武隈H・3勝 2着 中11週

4角13番手(追)から上がり34.9(メンバー7位)。直線で0.5秒詰めた。498kg(+8)、前走は阿武隈H・3勝 2着(中11週)。

11 15

ミスタージーティー

7人気
通過
12→10 差
上り3F
35.1 8位
詰め幅
+0.3
前走
キタサH・3勝 7着 中2週

4角10番手(差)から上がり35.1(メンバー8位)。直線で0.3秒詰めた。470kg(-8)、前走はキタサH・3勝 7着(中2週)。

12 17

シンゼンカガ

18人気
通過
17→15 追
上り3F
34.7 3位
詰め幅
+0.7
前走
キタサH・3勝 8着 中2週

4角15番手(追)から上がり34.7(メンバー3位)。直線で0.7秒詰めた。452kg(+2)、前走はキタサH・3勝 8着(中2週)。

13 10

スズカダブル

17人気
通過
3→3 先
上り3F
35.9 14位
詰め幅
-0.5
前走
竹田城S・3勝 14着 中3週

4角3番手(先)から上がり35.9(メンバー14位)。直線で0.5秒失った。500kg(-4)、前走は竹田城S・3勝 14着(中3週)。

14 1

ホウオウアートマン

12人気
通過
18→18 追
上り3F
34.7 3位
詰め幅
+0.7
前走
六社S・3勝 12着 中20週

4角18番手(追)から上がり34.7(メンバー3位)。直線で0.7秒詰めた。482kg(+22)、前走は六社S・3勝 12着(中20週)。

15 2

ナムラフッカー

15人気
通過
15→15 追
上り3F
35.1 8位
詰め幅
+0.3
前走
日本海S・3勝 11着 中5週

4角15番手(追)から上がり35.1(メンバー8位)。直線で0.3秒詰めた。494kg(+8)、前走は日本海S・3勝 11着(中5週)。

16 16

オールセインツ

13人気
通過
5→3 先
上り3F
35.9 14位
詰め幅
-0.5
前走
西宮S・3勝 6着 中4週

4角3番手(先)から上がり35.9(メンバー14位)。直線で0.5秒失った。496kg(+0)、前走は西宮S・3勝 6着(中4週)。

17 13

リーティアコナル

14人気
通過
3→3 先
上り3F
36.4 17位
詰め幅
-1.0
前走
バーデン・3勝 9着 中14週

4角3番手(先)から上がり36.4(メンバー17位)。直線で1.0秒失った。490kg(+6)、前走はバーデン・3勝 9着(中14週)。

18 5

キュクヌス

10人気
通過
7→7 差
上り3F
36.4 17位
詰め幅
-1.0
前走
むらさH・3勝 外着 中18週

4角7番手(差)から上がり36.4(メンバー17位)。直線で1.0秒失った。464kg(+14)、前走はむらさH・3勝 外着(中18週)。

次走に向けて

基準より5.0速い前傾ラップ。この開催で最も極端な流れだった。

馬評価理由
ローベルクランツ 上げ 13番手から上がり最速で1.0秒詰め。詰め幅メンバー最大
ファームツエンティ 上げ 中2週で15番手から上がり2位。差しが届く条件で
ミュージシャン 上げ 極端な前傾を2番手から粘った唯一の馬
ロードフィレール 条件替わり 1番人気で逃げて9着だが、流れが速すぎた。度外視でよい
RPCI基準差 -5.0はこの開催最大。前にいた馬の着順はそのまま受け取らず、詰め幅と上がり順位で読み替えるべきレース。