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Race Review — 2026年10月4日

毎日王冠G2G2

東京 4回2日目 11R 芝1800m(Aコース) 馬場 良・天候 曇 17頭 勝時計 1:45.5

5番人気セイウンハーデスが4角3番手からハナ差で押し切り、2着は逃げたホウオウビスケッツ。中盤が12.3-12.2と緩んで前が余力を残し、1〜3着がすべて4角5番手以内で決まった。1番人気リアライズシリウスは7着。

結果

詰め幅=上り3F地点の先頭との差 − ゴール着差
着馬番馬名騎手人気タイム着差 3角→4角上り3F詰め馬体重
1 1 セイウンハーデス牡7・57kg 幸英明 5 1:45.5 ― 3→3先 33.56 +0.4 480+2
2 13 ホウオウビスケッツ牡6・57kg 岩田康誠 9 1:45.5 0.0 1→1逃 33.913 +0.0 502-2
3 3 レディネス牡4・57kg 横山典弘 7 1:45.7 0.2 5→5差 33.56 +0.4 494-6
4 14 レイニング牡4・57kg ルメール 6 1:45.8 0.3 12→13追 32.91 +1.0 462+0
5 6 ライヒスアドラー牡3・55kg 佐々木大 2 1:45.9 0.4 11→9差 33.24 +0.7 514-6
6 4 サトノシャイニング牡4・57kg 西村淳也 3 1:45.9 0.4 6→6差 33.610 +0.3 504+0
7 2 リアライズシリウス牡3・55kg 津村明秀 1 1:45.9 0.4 2→2先 34.116 -0.2 538+10
8 17 ダノンエアズロック牡5・57kg 田辺裕信 12 1:46.0 0.5 3→3先 34.014 -0.1 512+6
9 10 エルトンバローズ牡6・57kg 松若風馬 10 1:46.1 0.6 12→13追 33.35 +0.6 516-4
10 12 レガーロデルシエロ牡5・57kg 戸崎圭太 11 1:46.1 0.6 15→15追 33.02 +0.9 514-4
11 9 ドラゴンブースト牡4・57kg 丹内祐次 8 1:46.1 0.6 8→7差 33.712 +0.2 476+0
12 5 クルゼイロドスル牡6・57kg 荻野極 15 1:46.1 0.6 17→15追 33.02 +0.9 498+4
13 15 シャンパンカラー牡6・58kg 内田博幸 14 1:46.2 0.7 9→9差 33.56 +0.4 514+2
14 7 ロングランセ8・57kg 菊沢一樹 17 1:46.3 0.8 12→9差 33.610 +0.3 486+6
15 8 ビーアストニッシド牡7・57kg 原優介 16 1:46.6 1.1 15→15追 33.56 +0.4 486+10
16 11 ランスオブカオス牡4・57kg 横山武史 13 1:46.6 1.1 6→7差 34.217 -0.3 490-6
17 16 アドマイヤクワッズ牡3・55kg 坂井瑠星 4 1:46.6 1.1 9→9差 34.014 -0.1 478+0

単勝 1,120 / 複勝 400・720・590 / 枠連 1,070 / 馬連 12,480 / 馬単 24,340 / 3連複 50,820 / 3連単 347,930

ラップとペース

基準=同コース・馬場良の平均(n=291)

今回のペース

平均的な流れRPCI 55.6 50 = 前後半おなじ速さ このコースの平常 56.4 基準より -0.8
指標今回コース基準差
前半3F35.3 36.33-1.0
後半3F33.9 34.3-0.4
RPCI55.6 56.4-0.8

RPCI は前半3Fと後半3Fの速さを比べた指数で、秒ではない。 前後半がまったく同じ速さなら ちょうど 50 になり、 50より大きいほど後半が速い=前半が緩い(スロー)、小さいほど前半から速い(ハイペース)。 ただし平常値はコースごとに違う(ダートは50前後、芝の長距離は55を超える)ので、 このサイトでは絶対値ではなくそのコースの平常との差で判定している。 前半3F・後半3Fは秒で、実測ラップから取る。ラップ未取得のレースは1200m戦のみ RPCI から逆算し(誤差 MAE 0.025秒で検証済み)、それ以外の距離は「―」と表示する。 コース基準は同じ競馬場・同じ距離・同じ馬場状態の平均。

上がり3F10.9 12.9 12.4110.9212.0312.3412.2511.8611.1711.2811.69ハロン

今回同コース・同距離の平均(291走)縦軸は上ほど速い。線が上がった区間がペースアップ。

同じレースの過去

このレースが過去にどう流れたか。前3F・後3Fは実測ラップで、決まり手の横の 「推」はラップ未取得のため RPCI から逆算した値であることを示す。

年場前3F後3F勝時計 1着4角2着4角決まり手
2016東京稍 35.834.5 1:46.6 119 追
2017東京 35.633.5 1:45.6 78 差
2018東京 35.333.8 1:44.5 18 逃
2019東京 35.534.3 1:44.4 91 追
2020東京稍 34.535.4 1:45.5 43 先
2021東京 34.834.6 1:44.8 105 追
2022東京 34.534.4 1:44.1 68 差
2023東京 36.034.1 1:45.3 46 先
2024東京 35.333.7 1:45.1 41 先
2025東京 34.833.7 1:44.0 31 先
2026東京 35.333.9 1:45.5 31 先

トラックバイアス

4回東京 1〜2日目(10/3〜4 計2日)の芝全レース
前有利確度: やや3着内の4角位置率 基準比 -0.055 / 先行馬の複勝圏率 基準の0.99倍

クッション値9.7+0.2硬め芝含水率13.1%-1.0乾燥数値の傾き やや前残り寄り

クッション値と含水率はJRA発表の実測値。右の数字は同じ競馬場の直近3年・同じ月の平均との差で、絶対値は場ごとに常態が違うため見ない。過去17,103レースの集計では、芝は平年より硬いほど前が残り湿るほど差しが届き、ダートは湿るほど前が残る。ただし効き幅はバイアス判定の閾値には届かず、傾きを少し押す程度。

脚質バイアス(同じ開催週の年別比較)

4角位置率=(4角順位−1)÷(頭数−1)。0が先頭、1が最後方で、小さいほど前が有利。 複勝圏率は4角2番手以内につけた馬が3着以内に入った割合。最下段の「基準」は、この競馬場・ この馬場種別の全期間平均。

年1〜3着の4角位置率4角2番手以内の複勝圏率母数
2021 0.354 32.3% 31
2022 0.357 34.5% 29
2023 0.363 18.5% 27
2024 0.439 26.7% 30
2025 0.285 32.3% 31
2026 0.281 34.5% 29
基準0.336 34.9% 17,126

時計水準(比較できたレースのみ)

この開催週の全レース一覧ではない。同条件(距離×クラス×馬場状態)の 過去の勝ち時計が5件以上あるレースだけを載せている。少ない標本の中央値と比べても 偶然に振り回されるため。道悪の日は該当条件が少なく、載らないレースが多くなる。 マイナスは過去中央値より速い=時計の出る馬場。

日R条件勝時計同条件の過去中央値との差標本
10/32R 2000m 未勝利良 2:01.8 +1.2 n=61
10/33R 1400m 新馬良 1:22.8 -0.1 n=33
10/35R 1800m 新馬良 1:46.5 -2.6 n=47
10/37R 1400m 1勝良 1:20.6 -0.5 n=40
10/39R 1800m 2勝良 1:44.0 -2.4 n=32
10/310R 1400m 3勝良 1:20.4 -0.2 n=28
10/41R 1800m 未勝利良 1:46.7 -0.9 n=79
10/42R 1400m 未勝利良 1:21.8 +0.1 n=55
10/45R 2000m 新馬良 2:03.9 +1.8 n=23
10/46R 1600m 新馬良 1:35.6 -0.1 n=63
10/48R 1800m 1勝良 1:46.8 +0.2 n=46
10/49R 1400m 2勝良 1:20.8 -0.1 n=44
10/411R 1800m G2良 1:45.5 -0.1 n=15

上がり最速馬はどこまで来たか

この開催週の各レースで、メンバー最速の上がり3Fを使った馬の着順。 6着以下なら赤で示す。速い脚を使った馬が届いていないほど、前が止まらない馬場だったことになる。

レースの読み

ラップは 12.4-10.9-12.0-12.3-12.2-11.8-11.1-11.2-11.6。2F目に10.9が入ったあと4〜5F目が12.3-12.2と緩み、残り3Fから11.1-11.2で加速している。RPCI 55.6は東京芝1800m良の基準56.4をわずかに下回る程度で、数字上はほぼ標準。ただし形は「速く入って緩んで、最後だけ速い」。前にいた馬が息を入れられる流れだった。

この日の東京芝は前有利(位置差 -0.055・先行馬の複勝圏率は基準の0.99倍)。1着セイウンハーデス(4角3番手)、2着ホウオウビスケッツ(4角1番手)、3着レディネス(4角5番手)と、掲示板上位は前で決まった。中だるみ+前有利が重なれば、こうなるのは自然。

対して上がり上位は後方勢。最速32.9のレイニングが4角13番手(0.3秒差4着)、2位32.9〜33.0のレガーロデルシエロが15番手(0.6秒差10着)、クルゼイロドスルも15番手(0.6秒差12着)。4着から17着までが0.8秒の中にひしめいており、着順の差はほとんど位置の差。1番人気リアライズシリウスは4角2番手と位置を取りながら上がり34.1(16位)・詰め幅 -0.2で7着。前有利の恩恵を受けられる位置にいて伸びておらず、こちらは評価を下げたい。

全頭短評

着順・人気は結果、評価は内容ベース
1 1

◎セイウンハーデス

5人気
通過
3→3 先
上り3F
33.5 6位
詰め幅
+0.4
前走
安田記念G1 4着 中17週

5番人気。中だるみラップを3番手で立ち回ってG2制覇

幸英明、5番人気。安田記念4着から中17週。4角3番手から上がり33.5(6位)でハナ差の勝利。前有利の馬場に中だるみラップという、最も恵まれる形を正確に突いた。決め手で勝ったわけではないので、流れる展開での再現は条件次第。

2 13

○ホウオウビスケッツ

9人気
通過
1→1 逃
上り3F
33.9 13位
詰め幅
+0.0
前走
札幌記念G2 10着 中7週

9番人気で逃げてハナ差2着

岩田康誠、9番人気。札幌記念10着から中7週。4角1番手から上がり33.9(13位)・詰め幅0.0でハナ差の2着。自分で緩いラップを作れたことが大きい。人気を覆したが、展開の利は差し引いて見たい。

3 3

レディネス

7人気
通過
5→5 差
上り3F
33.5 6位
詰め幅
+0.4
前走
札幌記念G2 3着 中7週

4角5番手(差)から上がり33.5(メンバー6位)。直線で0.4秒詰めた。494kg(-6)、前走は札幌記念G2 3着(中7週)。

4 14

▲レイニング

6人気
通過
12→13 追
上り3F
32.9 1位
詰め幅
+1.0
前走
関越SH 4着 中8週

4角13番手から上がり最速32.9。0.3秒差4着

ルメール、6番人気。関越ステークス4着から中8週。前有利+中だるみという最も届きにくい形で、4角13番手からメンバー最速32.9を使い1.0秒詰めて0.3秒差。詰め幅はメンバー最大。重賞でも足りる内容で、次走は中心視したい。

5 6

ライヒスアドラー

2人気
通過
11→9 差
上り3F
33.2 4位
詰め幅
+0.7
前走
佐渡S・3勝 1着 中8週

2番人気5着。9番手から上がり4位

佐々木大輔、2番人気。佐渡ステークス1着からの格上挑戦で中8週。4角9番手から上がり33.2(4位)で0.7秒詰めての0.4秒差5着。オープン・重賞の初挑戦でこの内容なら上々。次走も注目。

6 4

サトノシャイニング

3人気
通過
6→6 差
上り3F
33.6 10位
詰め幅
+0.3
前走
中京記念G3 3着 中7週

4角6番手(差)から上がり33.6(メンバー10位)。直線で0.3秒詰めた。504kg(+0)、前走は中京記念G3 3着(中7週)。

7 2

リアライズシリウス

1人気
通過
2→2 先
上り3F
34.1 16位
詰め幅
-0.2
前走
東京優駿G1 7着 中18週

1番人気7着。2番手から上がり16位

津村明秀、1番人気。東京優駿7着から中18週の休み明け。前有利の日に4角2番手という絶好の位置から、上がり34.1(16位)・詰め幅 -0.2で0.4秒差の7着。展開の言い訳が立たない敗戦。休み明けのぶんを見るとしても、次走も人気するなら慎重に。

8 17

ダノンエアズロック

12人気
通過
3→3 先
上り3F
34.0 14位
詰め幅
-0.1
前走
ジューン 3着 中16週

4角3番手(先)から上がり34.0(メンバー14位)。直線で0.1秒失った。512kg(+6)、前走はジューン 3着(中16週)。

9 10

エルトンバローズ

10人気
通過
12→13 追
上り3F
33.3 5位
詰め幅
+0.6
前走
関屋記念HG3 5着 中10週

4角13番手(追)から上がり33.3(メンバー5位)。直線で0.6秒詰めた。516kg(-4)、前走は関屋記念HG3 5着(中10週)。

10 12

レガーロデルシエロ

11人気
通過
15→15 追
上り3F
33.0 2位
詰め幅
+0.9
前走
関越SH 12着 中8週

11番人気。15番手から上がり2位で0.6秒差

戸崎圭太、11番人気。関越ステークス12着から中8週。4角15番手から上がり33.0(2位)で0.9秒詰めての10着。着順は10着でも、位置と脚を見れば掲示板級の中身。人気薄のうちに拾っておきたい。

11 9

ドラゴンブースト

8人気
通過
8→7 差
上り3F
33.7 12位
詰め幅
+0.2
前走
安田記念G1 8着 中17週

4角7番手(差)から上がり33.7(メンバー12位)。直線で0.2秒詰めた。476kg(+0)、前走は安田記念G1 8着(中17週)。

12 5

クルゼイロドスル

15人気
通過
17→15 追
上り3F
33.0 2位
詰め幅
+0.9
前走
オータムHG3 10着 中4週

4角15番手(追)から上がり33.0(メンバー2位)。直線で0.9秒詰めた。498kg(+4)、前走はオータムHG3 10着(中4週)。

13 15

シャンパンカラー

14人気
通過
9→9 差
上り3F
33.5 6位
詰め幅
+0.4
前走
安田記念G1 12着 中17週

4角9番手(差)から上がり33.5(メンバー6位)。直線で0.4秒詰めた。514kg(+2)、前走は安田記念G1 12着(中17週)。

14 7

ロングラン

17人気
通過
12→9 差
上り3F
33.6 10位
詰め幅
+0.3
前走
安田記念G1 16着 中17週

4角9番手(差)から上がり33.6(メンバー10位)。直線で0.3秒詰めた。486kg(+6)、前走は安田記念G1 16着(中17週)。

15 8

ビーアストニッシド

16人気
通過
15→15 追
上り3F
33.5 6位
詰め幅
+0.4
前走
朱鷺S(L) 13着 中6週

4角15番手(追)から上がり33.5(メンバー6位)。直線で0.4秒詰めた。486kg(+10)、前走は朱鷺S(L) 13着(中6週)。

16 11

ランスオブカオス

13人気
通過
6→7 差
上り3F
34.2 17位
詰め幅
-0.3
前走
関屋記念HG3 13着 中10週

4角7番手(差)から上がり34.2(メンバー17位)。直線で0.3秒失った。490kg(-6)、前走は関屋記念HG3 13着(中10週)。

17 16

アドマイヤクワッズ

4人気
通過
9→9 差
上り3F
34.0 14位
詰め幅
-0.1
前走
NHKマG1 3着 中21週

4番人気17着。位置は取れたが上がり14位

坂井瑠星、4番人気。NHKマイルC 3着から中21週の休み明け。4角9番手から上がり34.0(14位)で1.1秒差の最下位。ただし4着から17着までが0.8秒差の中にあり、着順ほどの大敗ではない。半年ぶりだったことも含め、一度は度外視したい。

次走に向けて

中だるみ+前有利。1〜3着は4角5番手以内で、上がり上位は全員が後方だった。

馬評価理由
レイニング 上げ 最も届きにくい形で13番手から上がり最速、詰め幅メンバー最大
レガーロデルシエロ 上げ 11番人気で15番手から上がり2位。10着は位置の差でしかない
ライヒスアドラー 上げ 重賞初挑戦で9番手から上がり4位。通用の目処は立った
リアライズシリウス 下げ 1番人気で絶好の2番手から上がり16位。展開の言い訳が立たない
アドマイヤクワッズ 条件替わり 17着だが4〜17着が0.8秒差。半年ぶりも含め一度は度外視
4着から17着までが0.8秒差という、位置だけで着順が決まったG2。着順表ではなく4角位置と上がり順位で読み直すと、レイニングとレガーロデルシエロが残る。