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Race Review — 2026年10月10日

宇治川特・2勝2勝

京都 4回3日目 10R 芝1400m(Aコース) 馬場 良・天候 晴 15頭 勝時計 1:19.7

2F目に10.8が入る速い流れ。15頭立てで1着から15着までが0.9秒という大混戦になり、2番人気エルハーベンが4角8番手から差し切った。上がり上位は軒並み後方の馬だった。

結果

詰め幅=上り3F地点の先頭との差 − ゴール着差
着馬番馬名騎手人気タイム着差 3角→4角上り3F詰め馬体重
1 6 エルハーベン牡3・56kg 田山旺佑 2 1:19.7 ― 9→8差 33.54 +0.6 506+6
2 7 アイルドリアン牝5・56kg 小沢大仁 10 1:19.7 0.0 1→1逃 34.18 +0.0 508+8
3 9 ヒーローインチーフセ5・58kg 高杉吏麒 8 1:19.9 0.2 12→11追 33.33 +0.8 450+2
4 15 ワンコールアウェイ牝4・56kg 松若風馬 4 1:20.0 0.3 14→14追 33.02 +1.1 480-8
5 11 マーゴットラヴミー牝3・54kg 池添謙一 1 1:20.0 0.3 9→8差 33.86 +0.3 438+10
6 12 テーオーシュタイン牡4・58kg 藤懸貴志 7 1:20.0 0.3 14→15追 32.91 +1.2 466+0
7 13 タナスーペルノーバ牡3・56kg 今村聖奈 9 1:20.1 0.4 2→3先 34.310 -0.2 466+10
8 4 プチプラージュ牝4・56kg 幸英明 15 1:20.2 0.5 11→11追 33.75 +0.4 460+2
9 14 キングケープ牡3・56kg 西塚洸二 6 1:20.2 0.5 5→4先 34.310 -0.2 448+6
10 1 タガノアンファン牡4・58kg 菱田裕二 5 1:20.3 0.6 8→8差 34.18 +0.0 482+4
10 2 ノボリリア牝4・56kg 武豊 3 1:20.3 0.6 4→4先 34.412 -0.3 448+4
12 10 ヤマニンレセディ牝4・56kg 角田大和 14 1:20.4 0.7 5→4先 34.412 -0.3 468+0
13 3 ブルーサンセット牝4・56kg 吉村誠之 11 1:20.5 0.8 5→4先 34.514 -0.4 462+6
14 5 アスゴッド牡4・58kg 古川奈穂 12 1:20.5 0.8 12→13追 33.86 +0.3 502+0
15 8 ウチュウノセカイ牡3・56kg 秋山稔樹 13 1:20.6 0.9 2→2先 34.915 -0.8 496+4

単勝 340 / 複勝 170・940・620 / 枠連 6,070 / 馬連 7,170 / 馬単 10,860 / 3連複 56,390 / 3連単 232,190

ラップとペース

基準=同コース・馬場良の平均(n=143)

今回のペース

平均的な流れRPCI 50.3 50 = 前後半おなじ速さ このコースの平常 51.5 基準より -1.2
指標今回コース基準差
前半3F34.2 35.18-1.0
後半3F34.1 34.62-0.5
RPCI50.3 51.5-1.2

RPCI は前半3Fと後半3Fの速さを比べた指数で、秒ではない。 前後半がまったく同じ速さなら ちょうど 50 になり、 50より大きいほど後半が速い=前半が緩い(スロー)、小さいほど前半から速い(ハイペース)。 ただし平常値はコースごとに違う(ダートは50前後、芝の長距離は55を超える)ので、 このサイトでは絶対値ではなくそのコースの平常との差で判定している。 前半3F・後半3Fは秒で、実測ラップから取る。ラップ未取得のレースは1200m戦のみ RPCI から逆算し(誤差 MAE 0.025秒で検証済み)、それ以外の距離は「―」と表示する。 コース基準は同じ競馬場・同じ距離・同じ馬場状態の平均。

上がり3F10.8 12.4 11.9110.8211.5311.4411.3511.2611.67ハロン

今回同コース・同距離の平均(143走)縦軸は上ほど速い。線が上がった区間がペースアップ。

同じレースの過去

このレースが過去にどう流れたか。前3F・後3Fは実測ラップで、決まり手の横の 「推」はラップ未取得のため RPCI から逆算した値であることを示す。

年場前3F後3F勝時計 1着4角2着4角決まり手
2017京都稍 36.234.7 1:22.8 86 差
2020京都稍 36.234.9 1:22.7 23 先
2024京都稍 37.237.3 1:52.1 16 先
2025京都 35.234.0 1:20.3 63 差
2026京都 34.234.1 1:19.7 81 差

トラックバイアス

4回京都 3〜5日目(10/10〜12 計3日)の芝全レース
フラット確度: 判定なし3着内の4角位置率 基準比 +0.010 / 先行馬の複勝圏率 基準の1.12倍

クッション値10.4+0.2硬め芝含水率7.9%-1.3乾燥数値の傾き やや前残り寄り

クッション値と含水率はJRA発表の実測値。右の数字は同じ競馬場の直近3年・同じ月の平均との差で、絶対値は場ごとに常態が違うため見ない。過去17,103レースの集計では、芝は平年より硬いほど前が残り湿るほど差しが届き、ダートは湿るほど前が残る。ただし効き幅はバイアス判定の閾値には届かず、傾きを少し押す程度。

脚質バイアス(同じ開催週の年別比較)

4角位置率=(4角順位−1)÷(頭数−1)。0が先頭、1が最後方で、小さいほど前が有利。 複勝圏率は4角2番手以内につけた馬が3着以内に入った割合。最下段の「基準」は、この競馬場・ この馬場種別の全期間平均。

年1〜3着の4角位置率4角2番手以内の複勝圏率母数
2024 0.314 38.5% 39
2025 0.287 49.0% 49
2026 0.317 46.2% 39
基準0.307 41.0% 11,245

時計水準(比較できたレースのみ)

この開催週の全レース一覧ではない。同条件(距離×クラス×馬場状態)の 過去の勝ち時計が5件以上あるレースだけを載せている。少ない標本の中央値と比べても 偶然に振り回されるため。道悪の日は該当条件が少なく、載らないレースが多くなる。 マイナスは過去中央値より速い=時計の出る馬場。

日R条件勝時計同条件の過去中央値との差標本
10/102R 1600m 未勝利良 1:32.1 -2.3 n=53
10/103R 1800m 未勝利良 1:46.6 -0.6 n=43
10/105R 1600m 新馬良 1:33.1 -2.3 n=27
10/108R 2000m 1勝良 1:59.4 -0.9 n=24
10/1010R 1400m 2勝良 1:19.7 -1.0 n=19
10/112R 2000m 未勝利良 1:59.1 -1.9 n=43
10/115R 2000m 新馬良 2:00.6 -1.5 n=18
10/117R 1800m 1勝良 1:44.6 -2.3 n=28
10/1110R 1600m 3勝良 1:31.8 -1.1 n=12
10/1112R 1600m 1勝良 1:32.3 -1.4 n=32
10/123R 1400m 未勝利良 1:20.8 -0.5 n=24
10/125R 1800m 新馬良 1:48.3 -0.8 n=15
10/128R 2000m 1勝良 1:57.5 -2.8 n=24
10/1210R 1800m 2勝良 1:43.4 -2.9 n=17

上がり最速馬はどこまで来たか

この開催週の各レースで、メンバー最速の上がり3Fを使った馬の着順。 6着以下なら赤で示す。速い脚を使った馬が届いていないほど、前が止まらない馬場だったことになる。

レースの読み

ラップは 11.9-10.8-11.5-11.4-11.3-11.2-11.6。RPCI 50.3は京都芝1400m良の基準51.5を1.2下回る前傾で、終いも11.6までしか落ちていない。この日の京都の芝含水率はゴール前7.9%で平年より1.3ポイント低く、乾いて時計の出る状態だった。

決着は差し優勢。勝ったエルハーベンが4角8番手・上がり33.5(4位)で0.6秒詰め、3着ヒーローインチーフが11番手、4着ワンコールアウェイが14番手から1.1秒詰めている。一方で2着アイルドリアンは4角1番手で詰め幅0.0。前も全部が止まったわけではない。

最も目立つのは6着テーオーシュタイン。4角15番手=最後方からメンバー最速32.9で1.2秒詰め、0.3秒差まで押し上げた。詰め幅はメンバー最大。この日の京都芝のバイアスは位置差 +0.010でフラットなので、位置の不利はそのまま不利として読んでよい。

全頭短評

着順・人気は結果、評価は内容ベース
1 6

◎エルハーベン

2人気
通過
9→8 差
上り3F
33.5 4位
詰め幅
+0.6
前走
1勝クラス 1着 中7週

2番人気。中団から差し切って昇級初戦を勝利

田山旺佑、2番人気。1勝クラス勝ちからの昇級初戦で中7週。4角8番手から上がり33.5(4位)で0.6秒詰めて差し切った。位置も脚も中庸で、噛み合い方が良かった印象。昇級初戦での勝利は評価できる。

2 7

アイルドリアン

10人気
通過
1→1 逃
上り3F
34.1 8位
詰め幅
+0.0
前走
花見山特・2勝 4着 中78週

10番人気で逃げてハナ差2着

小沢大仁、10番人気。花見山特別4着から中78週の長期休養明け。4角1番手から詰め幅0.0でハナ差の2着。差し決着の中で唯一前から残っており、1年半ぶりを考えれば上々。

3 9

ヒーローインチーフ

8人気
通過
12→11 追
上り3F
33.3 3位
詰め幅
+0.8
前走
北摂特別・2勝 7着 中3週

4角11番手(追)から上がり33.3(メンバー3位)。直線で0.8秒詰めた。450kg(+2)、前走は北摂特別・2勝 7着(中3週)。

4 15

▲ワンコールアウェイ

4人気
通過
14→14 追
上り3F
33.0 2位
詰め幅
+1.1
前走
瀬戸内海・2勝 2着 中4週

4角14番手から上がり2位33.0で0.3秒差

松若風馬、4番人気。瀬戸内海特別2着から中4週。4角14番手から上がり33.0(2位)で1.1秒詰めての4着。差しが届く条件なら勝ち負け。

5 11

マーゴットラヴミー

1人気
通過
9→8 差
上り3F
33.8 6位
詰め幅
+0.3
前走
阪神ジュG1 8着 中43週

4角8番手(差)から上がり33.8(メンバー6位)。直線で0.3秒詰めた。438kg(+10)、前走は阪神ジュG1 8着(中43週)。

6 12

○テーオーシュタイン

7人気
通過
14→15 追
上り3F
32.9 1位
詰め幅
+1.2
前走
野分特別・2勝 7着 中2週

最後方から上がり最速32.9。詰め幅1.2はメンバー最大

藤懸貴志、7番人気。野分特別7着から中2週。15頭立ての4角15番手からメンバー最速32.9を使い、1.2秒詰めて0.3秒差の6着。着順は6着でも、位置を考えれば中身は勝ち馬級。次走は人気薄なら押さえたい。

7 13

タナスーペルノーバ

9人気
通過
2→3 先
上り3F
34.3 10位
詰め幅
-0.2
前走
白井特別・2勝 7着 中5週

4角3番手(先)から上がり34.3(メンバー10位)。直線で0.2秒失った。466kg(+10)、前走は白井特別・2勝 7着(中5週)。

8 4

プチプラージュ

15人気
通過
11→11 追
上り3F
33.7 5位
詰め幅
+0.4
前走
新涼特別・2勝 16着 中3週

4角11番手(追)から上がり33.7(メンバー5位)。直線で0.4秒詰めた。460kg(+2)、前走は新涼特別・2勝 16着(中3週)。

9 14

キングケープ

6人気
通過
5→4 先
上り3F
34.3 10位
詰め幅
-0.2
前走
瀬戸内海・2勝 6着 中4週

4角4番手(先)から上がり34.3(メンバー10位)。直線で0.2秒失った。448kg(+6)、前走は瀬戸内海・2勝 6着(中4週)。

10 1

タガノアンファン

5人気
通過
8→8 差
上り3F
34.1 8位
詰め幅
+0.0
前走
北摂特別・2勝 6着 中3週

4角8番手(差)から上がり34.1(メンバー8位)。直線で変わらず。482kg(+4)、前走は北摂特別・2勝 6着(中3週)。

10 2

ノボリリア

3人気
通過
4→4 先
上り3F
34.4 12位
詰め幅
-0.3
前走
北摂特別・2勝 2着 中3週

4角4番手(先)から上がり34.4(メンバー12位)。直線で0.3秒失った。448kg(+4)、前走は北摂特別・2勝 2着(中3週)。

12 10

ヤマニンレセディ

14人気
通過
5→4 先
上り3F
34.4 12位
詰め幅
-0.3
前走
北摂特別・2勝 10着 中3週

4角4番手(先)から上がり34.4(メンバー12位)。直線で0.3秒失った。468kg(+0)、前走は北摂特別・2勝 10着(中3週)。

13 3

ブルーサンセット

11人気
通過
5→4 先
上り3F
34.5 14位
詰め幅
-0.4
前走
STV杯・2勝 16着 中16週

4角4番手(先)から上がり34.5(メンバー14位)。直線で0.4秒失った。462kg(+6)、前走はSTV杯・2勝 16着(中16週)。

14 5

アスゴッド

12人気
通過
12→13 追
上り3F
33.8 6位
詰め幅
+0.3
前走
2勝クラス 7着 中2週

4角13番手(追)から上がり33.8(メンバー6位)。直線で0.3秒詰めた。502kg(+0)、前走は2勝クラス 7着(中2週)。

15 8

ウチュウノセカイ

13人気
通過
2→2 先
上り3F
34.9 15位
詰め幅
-0.8
前走
北摂特別・2勝 8着 中3週

4角2番手(先)から上がり34.9(メンバー15位)。直線で0.8秒失った。496kg(+4)、前走は北摂特別・2勝 8着(中3週)。

次走に向けて

2F目10.8の速い流れ。1〜15着が0.9秒差の大混戦になった。

馬評価理由
テーオーシュタイン 上げ 最後方から上がり最速、詰め幅1.2はメンバー最大
ワンコールアウェイ 上げ 14番手から上がり2位で0.3秒差。差しが届く条件で
アイルドリアン 上げ 1年半ぶりで逃げてハナ差。差し決着の中では価値がある
0.9秒に15頭が収まる混戦では、着順よりも4角位置と詰め幅で序列を組み直したい。