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Race Review — 2026年10月10日

御陵SH・3勝3勝

京都 4回3日目 11R ダ1800m(nanコース) 馬場 良・天候 晴 13頭 勝時計 1:50.9

RPCI 53.6は京都ダ1800m良の基準49.3を4.3も上回る超スロー。3F目に13.2が入るほど緩み、5番人気サイモンシュバリエが4角先頭のまま押し切った。1番人気サンライズケヴィンは2.8秒差の最下位。

結果

詰め幅=上り3F地点の先頭との差 − ゴール着差
着馬番馬名騎手人気タイム着差 3角→4角上り3F詰め馬体重
1 11 サイモンシュバリエ牡4・56kg 吉村誠之 5 1:50.9 ― 1→1逃 36.17 +0.0 510+10
2 10 ベルダイナフェロー牝5・52kg 角田大和 12 1:50.9 0.0 2→2先 35.96 +0.2 484+6
3 4 ショウサンジョージ牡4・55kg 国分優作 7 1:51.0 0.1 4→4差 35.83 +0.3 502+2
4 1 ダンツシタン牡3・55kg 松山弘平 2 1:51.2 0.3 8→7差 35.83 +0.3 540+2
5 8 メイショウコガシラ牡6・55kg 高倉稜 9 1:51.6 0.7 10→12追 35.61 +0.5 496+2
6 12 ゲキザル牡7・55kg 小林脩斗 6 1:51.9 1.0 8→9追 36.38 -0.2 482+4
7 5 リベッチオ牡3・55kg 川田将雅 3 1:51.9 1.0 12→10追 35.72 +0.4 498+2
8 9 ラオラシオンセ5・55kg 鮫島克駿 10 1:51.9 1.0 7→7差 36.59 -0.4 490-2
9 7 テーオールビー牝5・52kg 秋山稔樹 11 1:51.9 1.0 12→13追 35.83 +0.3 478+18
10 6 オリーブグリーン牡4・55kg 坂井瑠星 8 1:52.0 1.1 2→2先 37.110 -1.0 532+8
11 3 ドラゴン牡4・56kg 武豊 4 1:52.4 1.5 4→4差 37.311 -1.2 504+4
12 2 ミカッテヨンデイイ牝6・51kg 永島まな 13 1:53.2 2.3 10→11追 37.311 -1.2 444+8
13 13 サンライズケヴィン牡3・55kg 松若風馬 1 1:53.7 2.8 4→6差 38.513 -2.4 494-6

単勝 1,080 / 複勝 340・1,310・490 / 枠連 20,930 / 馬連 29,610 / 馬単 49,860 / 3連複 124,950 / 3連単 693,400

ラップとペース

基準=同コース・馬場良の平均(n=585)

今回のペース

超スローRPCI 53.6 50 = 前後半おなじ速さ このコースの平常 49.3 基準より +4.3
指標今回コース基準差
前半3F37.4 36.89+0.5
後半3F36.1 38.01-1.9
RPCI53.6 49.3+4.3

RPCI は前半3Fと後半3Fの速さを比べた指数で、秒ではない。 前後半がまったく同じ速さなら ちょうど 50 になり、 50より大きいほど後半が速い=前半が緩い(スロー)、小さいほど前半から速い(ハイペース)。 ただし平常値はコースごとに違う(ダートは50前後、芝の長距離は55を超える)ので、 このサイトでは絶対値ではなくそのコースの平常との差で判定している。 前半3F・後半3Fは秒で、実測ラップから取る。ラップ未取得のレースは1200m戦のみ RPCI から逆算し(誤差 MAE 0.025秒で検証済み)、それ以外の距離は「―」と表示する。 コース基準は同じ競馬場・同じ距離・同じ馬場状態の平均。

上がり3F11.5 13.2 12.3111.9213.2312.5412.6512.3611.9711.9812.39ハロン

今回同コース・同距離の平均(585走)縦軸は上ほど速い。線が上がった区間がペースアップ。

同じレースの過去

このレースが過去にどう流れたか。前3F・後3Fは実測ラップで、決まり手の横の 「推」はラップ未取得のため RPCI から逆算した値であることを示す。

年場前3F後3F勝時計 1着4角2着4角決まり手
2016京都 35.037.9 1:50.9 35 先
2017京都不 34.838.9 1:50.1 56 差
2018京都 36.836.7 1:51.8 71 追
2019京都稍 35.937.8 1:56.4 83 差
2024京都 36.436.6 1:52.4 61 差
2025京都 36.437.7 1:57.6 72 差
2026京都 37.436.1 1:50.9 12 逃

トラックバイアス

4回京都 3〜5日目(10/10〜12 計3日)のダ全レース
前有利確度: やや3着内の4角位置率 基準比 -0.021 / 先行馬の複勝圏率 基準の1.2倍

クッション値10.4+0.2硬めダ含水率3.9%-1.9乾燥数値の傾き 差し寄り

クッション値と含水率はJRA発表の実測値。右の数字は同じ競馬場の直近3年・同じ月の平均との差で、絶対値は場ごとに常態が違うため見ない。過去17,103レースの集計では、芝は平年より硬いほど前が残り湿るほど差しが届き、ダートは湿るほど前が残る。ただし効き幅はバイアス判定の閾値には届かず、傾きを少し押す程度。

脚質バイアス(同じ開催週の年別比較)

4角位置率=(4角順位−1)÷(頭数−1)。0が先頭、1が最後方で、小さいほど前が有利。 複勝圏率は4角2番手以内につけた馬が3着以内に入った割合。最下段の「基準」は、この競馬場・ この馬場種別の全期間平均。

年1〜3着の4角位置率4角2番手以内の複勝圏率母数
2024 0.237 44.2% 43
2025 0.208 52.1% 48
2026 0.228 59.6% 52
基準0.249 49.6% 13,954

時計水準(比較できたレースのみ)

この開催週の全レース一覧ではない。同条件(距離×クラス×馬場状態)の 過去の勝ち時計が5件以上あるレースだけを載せている。少ない標本の中央値と比べても 偶然に振り回されるため。道悪の日は該当条件が少なく、載らないレースが多くなる。 マイナスは過去中央値より速い=時計の出る馬場。

日R条件勝時計同条件の過去中央値との差標本
10/101R 1800m 未勝利良 1:53.8 -0.7 n=106
10/104R 3170m オープン良 3:34.1 -1.3 n=12
10/106R 1200m 新馬良 1:12.2 -0.9 n=12
10/107R 1800m 1勝良 1:52.2 -1.1 n=74
10/109R 1400m 1勝良 1:23.1 -1.7 n=57
10/1011R 1800m 3勝良 1:50.9 -0.9 n=19
10/1012R 1400m 1勝良 1:23.4 -1.4 n=57
10/111R 1200m 未勝利良 1:11.8 -1.2 n=51
10/113R 1400m 新馬良 1:25.2 -1.1 n=17
10/114R 2910m 未勝利良 3:17.6 -2.3 n=16
10/116R 1800m 1勝良 1:51.2 -2.1 n=74
10/118R 1800m 2勝良 1:52.6 +0.2 n=45
10/119R 1200m 2勝良 1:10.2 -1.6 n=26
10/1111R 1800m オープン良 1:50.2 -0.7 n=6
10/121R 1400m 未勝利良 1:24.6 -1.1 n=63
10/122R 1800m 未勝利良 1:54.6 +0.1 n=106
10/124R 1800m 新馬良 1:53.6 -1.2 n=33
10/127R 1900m 1勝良 1:58.5 -1.8 n=19
10/129R 1800m 2勝良 1:50.5 -1.9 n=45
10/1212R 1200m 1勝良 1:11.3 -1.1 n=35

上がり最速馬はどこまで来たか

この開催週の各レースで、メンバー最速の上がり3Fを使った馬の着順。 6着以下なら赤で示す。速い脚を使った馬が届いていないほど、前が止まらない馬場だったことになる。

レースの読み

ラップは 12.3-11.9-13.2-12.5-12.6-12.3-11.9-11.9-12.3。3F目の13.2が決定的。ここで完全に息が入り、前にいた馬が余力を残したまま直線を迎えた。前半37.4に対して後半36.1と後傾で、この条件としては異例に緩い流れ。

この日の京都ダートは先行馬の複勝圏率が基準の1.20倍と前有利に出ていた。超スロー+前有利が重なれば、4角1番手・2番手・4番手で上位3頭が決まるのは自然。勝ち馬の上がりは36.1でメンバー7位しかなく、決め手で勝ったわけではない。

後方からでは5着メイショウコガシラが4角12番手からメンバー最速35.6で0.5秒詰め、0.7秒差まで押し上げた。1番人気サンライズケヴィンは4角6番手と位置は取れていたが上がり38.5(13位)で2.8秒差の最下位。昇級初戦での大敗で、この流れを前めで受けて止まったのだから、距離かクラスの壁を疑いたい。

全頭短評

着順・人気は結果、評価は内容ベース
1 11

◎サイモンシュバリエ

5人気
通過
1→1 逃
上り3F
36.1 7位
詰め幅
+0.0
前走
宮崎SH・3勝 7着 中12週

超スローを4角先頭で押し切った

吉村誠之助、5番人気。宮崎ステークス7着から中12週。基準より4.3遅い超スローを自ら作って押し切った。上がり36.1はメンバー7位で、流れとバイアスの両方に恵まれた形。次走で流れが速くなったときが試金石。

2 10

▲ベルダイナフェロー

12人気
通過
2→2 先
上り3F
35.9 6位
詰め幅
+0.2
前走
柳都SH・3勝 9着 中10週

12番人気で2番手から0.0秒差

角田大和、12番人気。柳都ステークス9着から中10週。4角2番手から上がり35.9(6位)でハナ差の2着。人気を大きく覆したが、前有利と超スローの利も大きい。

3 4

ショウサンジョージ

7人気
通過
4→4 差
上り3F
35.8 3位
詰め幅
+0.3
前走
柳都SH・3勝 10着 中10週

4角4番手(差)から上がり35.8(メンバー3位)。直線で0.3秒詰めた。502kg(+2)、前走は柳都SH・3勝 10着(中10週)。

4 1

ダンツシタン

2人気
通過
8→7 差
上り3F
35.8 3位
詰め幅
+0.3
前走
堺S・3勝 7着 中2週

4角7番手(差)から上がり35.8(メンバー3位)。直線で0.3秒詰めた。540kg(+2)、前走は堺S・3勝 7着(中2週)。

5 8

○メイショウコガシラ

9人気
通過
10→12 追
上り3F
35.6 1位
詰め幅
+0.5
前走
堺S・3勝 5着 中2週

4角12番手から上がり最速35.6

高倉稜、9番人気。堺ステークス5着から中2週。超スローの前残り戦という最も届きにくい形で、4角12番手からメンバー最速35.6を使い0.5秒詰めた。流れが速くなる条件なら一変の余地がある。

6 12

ゲキザル

6人気
通過
8→9 追
上り3F
36.3 8位
詰め幅
-0.2
前走
JRAアH・3勝 5着 中2週

4角9番手(追)から上がり36.3(メンバー8位)。直線で0.2秒失った。482kg(+4)、前走はJRAアH・3勝 5着(中2週)。

7 5

リベッチオ

3人気
通過
12→10 追
上り3F
35.7 2位
詰め幅
+0.4
前走
揖斐川特・2勝 1着 中9週

4角10番手(追)から上がり35.7(メンバー2位)。直線で0.4秒詰めた。498kg(+2)、前走は揖斐川特・2勝 1着(中9週)。

8 9

ラオラシオン

10人気
通過
7→7 差
上り3F
36.5 9位
詰め幅
-0.4
前走
JRAアH・3勝 11着 中2週

4角7番手(差)から上がり36.5(メンバー9位)。直線で0.4秒失った。490kg(-2)、前走はJRAアH・3勝 11着(中2週)。

9 7

テーオールビー

11人気
通過
12→13 追
上り3F
35.8 3位
詰め幅
+0.3
前走
宮崎SH・3勝 12着 中12週

4角13番手(追)から上がり35.8(メンバー3位)。直線で0.3秒詰めた。478kg(+18)、前走は宮崎SH・3勝 12着(中12週)。

10 6

オリーブグリーン

8人気
通過
2→2 先
上り3F
37.1 10位
詰め幅
-1.0
前走
鶴ヶ城S・3勝 10着 中15週

4角2番手(先)から上がり37.1(メンバー10位)。直線で1.0秒失った。532kg(+8)、前走は鶴ヶ城S・3勝 10着(中15週)。

11 3

ドラゴン

4人気
通過
4→4 差
上り3F
37.3 11位
詰め幅
-1.2
前走
桃山SH・3勝 9着 中19週

4角4番手(差)から上がり37.3(メンバー11位)。直線で1.2秒失った。504kg(+4)、前走は桃山SH・3勝 9着(中19週)。

12 2

ミカッテヨンデイイ

13人気
通過
10→11 追
上り3F
37.3 11位
詰め幅
-1.2
前走
道頓堀S・3勝 11着 中3週

4角11番手(追)から上がり37.3(メンバー11位)。直線で1.2秒失った。444kg(+8)、前走は道頓堀S・3勝 11着(中3週)。

13 13

サンライズケヴィン

1人気
通過
4→6 差
上り3F
38.5 13位
詰め幅
-2.4
前走
鳥取特別・2勝 1着 中3週

1番人気が2.8秒差の最下位

松若風馬、1番人気。鳥取特別1着からの昇級初戦で中3週。4角6番手と位置は取れていたが上がり38.5(13位)で総崩れ。緩い流れを前めで受けて止まっており、展開の言い訳は立たない。ただし昇級初戦の一度きりの大敗なので、次走の内容を見てから判断したい。

次走に向けて

基準より4.3遅い超スロー。前有利のバイアスと重なって完全な前残りになった。

馬評価理由
メイショウコガシラ 上げ 最も届きにくい形で12番手から上がり最速
サイモンシュバリエ 条件替わり 勝ったが上がり7位。スローと前有利に恵まれており再現には条件が要る
サンライズケヴィン 条件替わり 1番人気で2.8秒差。昇級初戦の一戦だけで決めつけず次走を見る
勝ち時計1:50.9は超スローの産物で、時計そのものに意味はない。この日のこのレースは「どこにいたか」がすべてだった。