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Race Review — 2026年10月10日

陣馬特H・2勝2勝

東京 4回3日目 9R 芝2400m(Aコース) 馬場 良・天候 晴 9頭 勝時計 2:24.4

東京芝が明確な差し有利(先行馬の複勝圏率が基準の0.68倍)に出た初日。9頭立ての芝2400mは中盤から11秒台が続くロングスパート戦になり、2番人気ノラリクラリが4角6番手からメンバー最速35.1で差し切った。

結果

詰め幅=上り3F地点の先頭との差 − ゴール着差
着馬番馬名騎手人気タイム着差 3角→4角上り3F詰め馬体重
1 3 ノラリクラリ牡4・57kg 佐々木大 2 2:24.4 ― 7→6差 35.11 +0.4 442-8
2 6 キングズトゥルー牡4・55kg 丸田恭介 5 2:24.7 0.3 4→4差 35.65 -0.1 466+4
3 8 イクリールセ5・56kg 原優介 4 2:24.7 0.3 1→1逃 35.86 -0.3 524+8
4 5 レイデラルース牡5・54kg 杉原誠人 9 2:24.8 0.4 5→6差 35.42 +0.1 476-10
5 2 ノクターン牝4・54kg ルメール 1 2:24.9 0.5 5→4差 35.86 -0.3 502+2
6 1 リュクスパトロール牝3・50kg ミシェル 6 2:24.9 0.5 7→6差 35.54 +0.0 430+0
7 9 ノーブルクライ牡6・54kg 丹内祐次 7 2:25.2 0.8 9→9追 35.42 +0.1 510+14
8 7 ジュンツバメガエシ牡6・57kg 戸崎圭太 3 2:25.2 0.8 2→2先 36.38 -0.8 498-2
9 4 ビップチェイス牡5・54kg 江田照男 8 2:25.5 1.1 2→2先 36.69 -1.1 470+6

単勝 410 / 複勝 250・550・420 / 枠連 2,090 / 馬連 1,860 / 馬単 3,630 / 3連複 3,640 / 3連単 27,180

ラップとペース

基準=同コース・馬場良の平均(n=178)

今回のペース

ハイペースRPCI 52.3 50 = 前後半おなじ速さ このコースの平常 56.2 基準より -3.9
指標今回コース基準差
前半3F37.2 36.86+0.3
後半3F35.5 34.73+0.8
RPCI52.3 56.2-3.9

RPCI は前半3Fと後半3Fの速さを比べた指数で、秒ではない。 前後半がまったく同じ速さなら ちょうど 50 になり、 50より大きいほど後半が速い=前半が緩い(スロー)、小さいほど前半から速い(ハイペース)。 ただし平常値はコースごとに違う(ダートは50前後、芝の長距離は55を超える)ので、 このサイトでは絶対値ではなくそのコースの平常との差で判定している。 前半3F・後半3Fは秒で、実測ラップから取る。ラップ未取得のレースは1200m戦のみ RPCI から逆算し(誤差 MAE 0.025秒で検証済み)、それ以外の距離は「―」と表示する。 コース基準は同じ競馬場・同じ距離・同じ馬場状態の平均。

上がり3F11.4 13.3 13.3111.7212.2312.1412.5512.1611.7711.6811.7911.71011.81112.012ハロン

今回同コース・同距離の平均(178走)縦軸は上ほど速い。線が上がった区間がペースアップ。

同じレースの過去

このレースが過去にどう流れたか。前3F・後3Fは実測ラップで、決まり手の横の 「推」はラップ未取得のため RPCI から逆算した値であることを示す。

年場前3F後3F勝時計 1着4角2着4角決まり手
2016東京 36.335.0 2:24.1 66 差
2017東京 37.235.9 2:25.9 410 先
2018東京 36.435.2 2:25.2 86 差
2019東京 35.733.8 2:25.0 57 差
2020東京 37.536.0 2:24.6 86 追
2021東京 35.335.0 2:24.9 108 追
2022東京稍 35.837.8 2:27.3 83 差
2023東京 36.234.0 2:25.3 13 逃
2024東京 38.034.8 2:27.0 51 差
2026東京 37.235.5 2:24.4 64 差

トラックバイアス

4回東京 3〜5日目(10/10〜12 計3日)の芝全レース
差し有利確度: 明確3着内の4角位置率 基準比 +0.047 / 先行馬の複勝圏率 基準の0.68倍

クッション値9.6+0.1平年並み芝含水率13.3%-0.7平年並み数値の傾き 平年並み

クッション値と含水率はJRA発表の実測値。右の数字は同じ競馬場の直近3年・同じ月の平均との差で、絶対値は場ごとに常態が違うため見ない。過去17,103レースの集計では、芝は平年より硬いほど前が残り湿るほど差しが届き、ダートは湿るほど前が残る。ただし効き幅はバイアス判定の閾値には届かず、傾きを少し押す程度。

脚質バイアス(同じ開催週の年別比較)

4角位置率=(4角順位−1)÷(頭数−1)。0が先頭、1が最後方で、小さいほど前が有利。 複勝圏率は4角2番手以内につけた馬が3着以内に入った割合。最下段の「基準」は、この競馬場・ この馬場種別の全期間平均。

年1〜3着の4角位置率4角2番手以内の複勝圏率母数
2021 0.331 32.6% 46
2022 0.396 25.6% 43
2023 0.340 44.4% 45
2024 0.345 32.7% 52
2025 0.426 27.3% 44
2026 0.383 23.9% 46
基準0.335 34.9% 17,143

時計水準(比較できたレースのみ)

この開催週の全レース一覧ではない。同条件(距離×クラス×馬場状態)の 過去の勝ち時計が5件以上あるレースだけを載せている。少ない標本の中央値と比べても 偶然に振り回されるため。道悪の日は該当条件が少なく、載らないレースが多くなる。 マイナスは過去中央値より速い=時計の出る馬場。

日R条件勝時計同条件の過去中央値との差標本
10/102R 1600m 未勝利良 1:34.2 -0.1 n=84
10/105R 1800m 新馬良 1:50.6 +1.5 n=47
10/106R 1600m 新馬良 1:36.2 +0.5 n=63
10/108R 2000m 1勝良 2:00.2 +0.5 n=31
10/109R 2400m 2勝良 2:24.4 -1.0 n=29
10/1011R 1600m G3良 1:34.4 +1.2 n=16
10/112R 1600m 未勝利良 1:34.3 -0.0 n=84
10/113R 2000m 未勝利良 2:01.5 +0.9 n=61
10/115R 2000m 新馬良 2:02.4 +0.3 n=23
10/118R 2400m 1勝良 2:26.2 +0.1 n=33
10/119R 1600m 2勝良 1:33.2 -0.3 n=39
10/1111R 1800m G2良 1:44.4 -1.2 n=15
10/122R 1400m 未勝利良 1:22.6 +0.9 n=55
10/123R 1800m 未勝利良 1:48.9 +1.3 n=79
10/125R 1600m 新馬良 1:36.3 +0.6 n=63
10/129R 1600m 1勝良 1:33.6 +0.2 n=63
10/1210R 2400m 3勝良 2:24.8 -0.4 n=14
10/1211R 2000m OP(L)良 1:58.1 -0.4 n=13

上がり最速馬はどこまで来たか

この開催週の各レースで、メンバー最速の上がり3Fを使った馬の着順。 6着以下なら赤で示す。速い脚を使った馬が届いていないほど、前が止まらない馬場だったことになる。

レースの読み

ラップは 13.3-11.7-12.2-12.1-12.5-12.1-11.7-11.6-11.7-11.7-11.8-12.0。残り6Fから11.7-11.6-11.7-11.7と4F続けて11秒台という持続戦で、RPCI 52.3は東京芝2400m良の基準56.2を3.9下回る前傾。瞬発力勝負ではなく、長く脚を使えるかが問われた。

この開催の東京芝は位置差 +0.047・先行馬の複勝圏率が基準の0.68倍という明確な差し有利。勝ったノラリクラリは4角6番手から上がり最速35.1で0.4秒詰め、バイアスにも流れにも乗った素直な勝ち方だった。

一方、3着イクリールは4角1番手から詰め幅 -0.3で0.3秒差に粘っている。差し有利の日にロングスパートを先頭で受けて3着なら、内容は着順以上。1番人気ノクターンは4角4番手から上がり35.8(6位)で0.5秒差の5着と案外だった。

全頭短評

着順・人気は結果、評価は内容ベース
1 3

◎ノラリクラリ

2人気
通過
7→6 差
上り3F
35.1 1位
詰め幅
+0.4
前走
九十九里・2勝 2着 中3週

4角6番手から上がり最速35.1で差し切り

佐々木大輔、2番人気。九十九里特別2着から中3週。4F続けて11秒台のロングスパートを中団から押し上げ、メンバー最速35.1で0.4秒詰めて勝利。差し有利の馬場には乗ったが、長く脚を使えている点は条件が替わっても生きる。

2 6

キングズトゥルー

5人気
通過
4→4 差
上り3F
35.6 5位
詰め幅
-0.1
前走
阿賀野川・2勝 8着 中8週

4角4番手(差)から上がり35.6(メンバー5位)。直線で0.1秒失った。466kg(+4)、前走は阿賀野川・2勝 8着(中8週)。

3 8

○イクリール

4人気
通過
1→1 逃
上り3F
35.8 6位
詰め幅
-0.3
前走
2勝クラス 8着 中23週

差し有利の日に逃げて0.3秒差3着

原優介、4番人気。2勝クラス8着から中23週の休み明け。先行馬の複勝圏率が基準の0.68倍という差し有利の日に、4角1番手からロングスパートを受けて0.3秒差。馬場に逆らっての粘りで、着順以上に強い内容。

4 5

▲レイデラルース

9人気
通過
5→6 差
上り3F
35.4 2位
詰め幅
+0.1
前走
阿寒湖特・2勝 11着 中8週

9番人気。6番手から上がり2位で0.4秒差

杉原誠人、9番人気。阿寒湖特別11着から中8週。4角6番手から上がり35.4(2位)で0.1秒詰めての4着。人気薄で上位に食い込んでおり、同型の条件なら再現の目がある。

5 2

ノクターン

1人気
通過
5→4 差
上り3F
35.8 6位
詰め幅
-0.3
前走
信夫山特・2勝 4着 中13週

1番人気5着。4番手から上がり6位

ルメール、1番人気。信夫山特別4着から中13週。4角4番手から上がり35.8(6位)、詰め幅 -0.3で0.5秒差の5着。差し有利の日に前めで運んだぶんの不利はあるが、上がりも足りなかった。

6 1

リュクスパトロール

6人気
通過
7→6 差
上り3F
35.5 4位
詰め幅
+0.0
前走
九十九里・2勝 9着 中3週

4角6番手(差)から上がり35.5(メンバー4位)。直線で変わらず。430kg(+0)、前走は九十九里・2勝 9着(中3週)。

7 9

ノーブルクライ

7人気
通過
9→9 追
上り3F
35.4 2位
詰め幅
+0.1
前走
障害未勝利 5着 中8週

4角9番手(追)から上がり35.4(メンバー2位)。直線で0.1秒詰めた。510kg(+14)、前走は障害未勝利 5着(中8週)。

8 7

ジュンツバメガエシ

3人気
通過
2→2 先
上り3F
36.3 8位
詰め幅
-0.8
前走
阿寒湖特・2勝 2着 中8週

4角2番手(先)から上がり36.3(メンバー8位)。直線で0.8秒失った。498kg(-2)、前走は阿寒湖特・2勝 2着(中8週)。

9 4

ビップチェイス

8人気
通過
2→2 先
上り3F
36.6 9位
詰め幅
-1.1
前走
松戸特H・2勝 8着 中3週

4角2番手(先)から上がり36.6(メンバー9位)。直線で1.1秒失った。470kg(+6)、前走は松戸特H・2勝 8着(中3週)。

次走に向けて

4F続けて11秒台のロングスパート。東京芝は明確な差し有利だった。

馬評価理由
ノラリクラリ 上げ 持続戦を中団から上がり最速で差し切り。長く脚が使える
イクリール 上げ 差し有利の日に逃げて0.3秒差。馬場に逆らっての粘り
レイデラルース 上げ 9番人気で上がり2位。人気薄のうちに
この開催の東京芝は差し有利。だからこそ、前で粘った馬の評価を落とさないようにしたい。