← 一覧に戻る

Race Review — 2026年10月11日

太秦Sオープン

京都 4回4日目 11R ダ1800m(nanコース) 馬場 良・天候 晴 14頭 勝時計 1:50.2

前半3F 34.9に対して後半37.5。2.6秒も落ちる激流を、7番人気バスタードサフランが4角2番手のまま押し切った。1番人気メルカントゥールは8着、3番人気タガノバビロンは3.3秒差の最下位。

結果

詰め幅=上り3F地点の先頭との差 − ゴール着差
着馬番馬名騎手人気タイム着差 3角→4角上り3F詰め馬体重
1 3 バスタードサフラン牝5・55kg 酒井学 7 1:50.2 ― 3→2先 37.12 +0.4 486-6
2 8 シュラザック牡4・57kg 古川吉洋 6 1:50.5 0.3 6→4先 37.12 +0.4 488-10
3 4 ハナウマビーチ牡4・58kg 横山琉人 5 1:50.6 0.4 11→11追 36.91 +0.6 530+4
4 12 ペイシャモノノフ牡6・57kg 池添謙一 12 1:50.7 0.5 1→1逃 38.08 -0.5 470+0
5 7 ヴィンセンシオセ4・57kg 吉田隼人 8 1:50.8 0.6 6→4先 37.64 -0.1 514+2
6 2 パシアンジャン牡5・57kg 田口貫太 4 1:50.8 0.6 4→2先 37.75 -0.2 468+2
7 1 モックモック牡6・58kg 武豊 2 1:51.2 1.0 10→8差 37.75 -0.2 492-2
8 13 メルカントゥール牡3・55kg 坂井瑠星 1 1:51.4 1.2 4→4先 38.210 -0.7 526-4
9 9 ベルウェザー牡5・57kg 田山旺佑 10 1:51.4 1.2 8→9差 37.97 -0.4 494+6
10 11 マリオロード牡7・58kg 国分優作 11 1:51.8 1.6 11→11追 38.19 -0.6 504+12
11 10 レアンダー牡5・57kg 菱田裕二 13 1:52.3 2.1 2→4先 39.412 -1.9 474+14
12 6 ブルーサン牡5・57kg 富田暁 14 1:53.0 2.8 8→11追 39.613 -2.1 522+2
13 14 ミッキークレスト牡5・57kg 幸英明 9 1:53.2 3.0 11→14追 39.311 -1.8 522+6
14 5 タガノバビロン牡4・57kg 松山弘平 3 1:53.5 3.3 11→9差 39.814 -2.3 512-10

単勝 2,070 / 複勝 530・490・410 / 枠連 3,720 / 馬連 14,290 / 馬単 29,460 / 3連複 44,160 / 3連単 236,460

ラップとペース

基準=同コース・馬場良の平均(n=585)

今回のペース

ハイペースRPCI 46.9 50 = 前後半おなじ速さ このコースの平常 49.3 基準より -2.4
指標今回コース基準差
前半3F34.9 36.89-2.0
後半3F37.5 38.01-0.5
RPCI46.9 49.3-2.4

RPCI は前半3Fと後半3Fの速さを比べた指数で、秒ではない。 前後半がまったく同じ速さなら ちょうど 50 になり、 50より大きいほど後半が速い=前半が緩い(スロー)、小さいほど前半から速い(ハイペース)。 ただし平常値はコースごとに違う(ダートは50前後、芝の長距離は55を超える)ので、 このサイトでは絶対値ではなくそのコースの平常との差で判定している。 前半3F・後半3Fは秒で、実測ラップから取る。ラップ未取得のレースは1200m戦のみ RPCI から逆算し(誤差 MAE 0.025秒で検証済み)、それ以外の距離は「―」と表示する。 コース基準は同じ競馬場・同じ距離・同じ馬場状態の平均。

上がり3F11.1 13.0 12.0111.1211.8312.3412.8512.7612.5712.4812.69ハロン

今回同コース・同距離の平均(585走)縦軸は上ほど速い。線が上がった区間がペースアップ。

同じレースの過去

このレースが過去にどう流れたか。前3F・後3Fは実測ラップで、決まり手の横の 「推」はラップ未取得のため RPCI から逆算した値であることを示す。

年場前3F後3F勝時計 1着4角2着4角決まり手
2016京都 34.836.3 1:11.1 63 差
2019京都不 35.437.9 1:49.1 25 先
2020京都不 35.235.9 1:48.1 111 逃
2021阪神 36.538.0 1:51.3 29 先
2022阪神 37.237.1 1:51.1 69 差
2023京都 35.738.3 1:51.3 22 先
2025京都 36.436.5 1:50.4 52 差
2026京都 34.937.5 1:50.2 24 先

トラックバイアス

4回京都 3〜5日目(10/10〜12 計3日)のダ全レース
前有利確度: やや3着内の4角位置率 基準比 -0.021 / 先行馬の複勝圏率 基準の1.2倍

クッション値10.3+0.1平年並みダ含水率2.5%-3.3かなり乾燥数値の傾き 差し寄り

クッション値と含水率はJRA発表の実測値。右の数字は同じ競馬場の直近3年・同じ月の平均との差で、絶対値は場ごとに常態が違うため見ない。過去17,103レースの集計では、芝は平年より硬いほど前が残り湿るほど差しが届き、ダートは湿るほど前が残る。ただし効き幅はバイアス判定の閾値には届かず、傾きを少し押す程度。

脚質バイアス(同じ開催週の年別比較)

4角位置率=(4角順位−1)÷(頭数−1)。0が先頭、1が最後方で、小さいほど前が有利。 複勝圏率は4角2番手以内につけた馬が3着以内に入った割合。最下段の「基準」は、この競馬場・ この馬場種別の全期間平均。

年1〜3着の4角位置率4角2番手以内の複勝圏率母数
2024 0.237 44.2% 43
2025 0.208 52.1% 48
2026 0.228 59.6% 52
基準0.249 49.6% 13,954

時計水準(比較できたレースのみ)

この開催週の全レース一覧ではない。同条件(距離×クラス×馬場状態)の 過去の勝ち時計が5件以上あるレースだけを載せている。少ない標本の中央値と比べても 偶然に振り回されるため。道悪の日は該当条件が少なく、載らないレースが多くなる。 マイナスは過去中央値より速い=時計の出る馬場。

日R条件勝時計同条件の過去中央値との差標本
10/101R 1800m 未勝利良 1:53.8 -0.7 n=106
10/104R 3170m オープン良 3:34.1 -1.3 n=12
10/106R 1200m 新馬良 1:12.2 -0.9 n=12
10/107R 1800m 1勝良 1:52.2 -1.1 n=74
10/109R 1400m 1勝良 1:23.1 -1.7 n=57
10/1011R 1800m 3勝良 1:50.9 -0.9 n=19
10/1012R 1400m 1勝良 1:23.4 -1.4 n=57
10/111R 1200m 未勝利良 1:11.8 -1.2 n=51
10/113R 1400m 新馬良 1:25.2 -1.1 n=17
10/114R 2910m 未勝利良 3:17.6 -2.3 n=16
10/116R 1800m 1勝良 1:51.2 -2.1 n=74
10/118R 1800m 2勝良 1:52.6 +0.2 n=45
10/119R 1200m 2勝良 1:10.2 -1.6 n=26
10/1111R 1800m オープン良 1:50.2 -0.7 n=6
10/121R 1400m 未勝利良 1:24.6 -1.1 n=63
10/122R 1800m 未勝利良 1:54.6 +0.1 n=106
10/124R 1800m 新馬良 1:53.6 -1.2 n=33
10/127R 1900m 1勝良 1:58.5 -1.8 n=19
10/129R 1800m 2勝良 1:50.5 -1.9 n=45
10/1212R 1200m 1勝良 1:11.3 -1.1 n=35

上がり最速馬はどこまで来たか

この開催週の各レースで、メンバー最速の上がり3Fを使った馬の着順。 6着以下なら赤で示す。速い脚を使った馬が届いていないほど、前が止まらない馬場だったことになる。

レースの読み

ラップは 12.0-11.1-11.8-12.3-12.8-12.7-12.5-12.4-12.6。2F目11.1から入って、5F目以降はずっと12秒台半ば。RPCI 46.9は京都ダ1800m良の基準49.3を2.4下回る明確な前傾で、前日の御陵ステークス(53.6=超スロー)とは正反対の流れになった。

この条件で4角2番手から押し切ったバスタードサフランの内容は高い。上がり37.1はメンバー2位で、自ら速い流れを作りながら最後まで止まらなかった。この日の京都ダートは前有利(先行馬の複勝圏率が基準の1.20倍)だったが、2.6秒も落ちる流れでは普通それも相殺される。

後方からは3着ハナウマビーチが4角11番手からメンバー最速36.9で0.6秒詰め。逆に1番人気メルカントゥールは4角4番手と位置を取りながら上がり38.2(10位)で1.2秒差の8着。前有利の日に前めで運んで止まったので、こちらは評価を下げたい。

全頭短評

着順・人気は結果、評価は内容ベース
1 3

◎バスタードサフラン

7人気
通過
3→2 先
上り3F
37.1 2位
詰め幅
+0.4
前走
ブリーG3 4着 中6週

2.6秒落ちる激流を2番手で押し切った

酒井学、7番人気。ブリーダーズゴールドカップ4着から中6週。前半34.9・後半37.5という2.6秒の落差を4角2番手で受けながら、上がり37.1のメンバー2位で押し切った。この流れを前から残すのは並の持久力ではない。

2 8

▲シュラザック

6人気
通過
6→4 先
上り3F
37.1 2位
詰め幅
+0.4
前走
阿蘇S 3着 中13週

6番人気2着。4番手から上がり2位タイ

古川吉洋、6番人気。阿蘇ステークス3着から中13週。4角4番手から上がり37.1(2位タイ)で0.3秒差の2着。激流を前めで受けて粘っており、内容は着順どおり。

3 4

○ハナウマビーチ

5人気
通過
11→11 追
上り3F
36.9 1位
詰め幅
+0.6
前走
ながつき 1着 中3週

4角11番手から上がり最速36.9

横山琉人、5番人気。ながつき賞1着からの昇級初戦で中3週。激流の中、4角11番手からメンバー最速36.9で0.6秒詰めての3着。昇級初戦でこの位置からなら上々。

4 12

ペイシャモノノフ

12人気
通過
1→1 逃
上り3F
38.0 8位
詰め幅
-0.5
前走
名古屋城H 13着 中7週

4角1番手(逃)から上がり38.0(メンバー8位)。直線で0.5秒失った。470kg(+0)、前走は名古屋城H 13着(中7週)。

5 7

ヴィンセンシオ

8人気
通過
6→4 先
上り3F
37.6 4位
詰め幅
-0.1
前走
小倉日経 9着 中35週

4角4番手(先)から上がり37.6(メンバー4位)。直線で0.1秒失った。514kg(+2)、前走は小倉日経 9着(中35週)。

6 2

パシアンジャン

4人気
通過
4→2 先
上り3F
37.7 5位
詰め幅
-0.2
前走
竹田城S・3勝 1着 中4週

4角2番手(先)から上がり37.7(メンバー5位)。直線で0.2秒失った。468kg(+2)、前走は竹田城S・3勝 1着(中4週)。

7 1

モックモック

2人気
通過
10→8 差
上り3F
37.7 5位
詰め幅
-0.2
前走
阿蘇S 8着 中13週

4角8番手(差)から上がり37.7(メンバー5位)。直線で0.2秒失った。492kg(-2)、前走は阿蘇S 8着(中13週)。

8 13

メルカントゥール

1人気
通過
4→4 先
上り3F
38.2 10位
詰め幅
-0.7
前走
レパードG3 3着 中9週

1番人気8着。4番手から上がり10位

坂井瑠星、1番人気。レパードステークス3着から中9週。前有利の日に4角4番手という悪くない位置から、上がり38.2(10位)で1.2秒差の8着。展開の言い訳が立たない敗戦。次走も人気するようなら慎重に見たい。

9 9

ベルウェザー

10人気
通過
8→9 差
上り3F
37.9 7位
詰め幅
-0.4
前走
ジュライH 12着 中14週

4角9番手(差)から上がり37.9(メンバー7位)。直線で0.4秒失った。494kg(+6)、前走はジュライH 12着(中14週)。

10 11

マリオロード

11人気
通過
11→11 追
上り3F
38.1 9位
詰め幅
-0.6
前走
名古屋城H 3着 中7週

4角11番手(追)から上がり38.1(メンバー9位)。直線で0.6秒失った。504kg(+12)、前走は名古屋城H 3着(中7週)。

11 10

レアンダー

13人気
通過
2→4 先
上り3F
39.4 12位
詰め幅
-1.9
前走
ながつき 4着 中3週

4角4番手(先)から上がり39.4(メンバー12位)。直線で1.9秒失った。474kg(+14)、前走はながつき 4着(中3週)。

12 6

ブルーサン

14人気
通過
8→11 追
上り3F
39.6 13位
詰め幅
-2.1
前走
名古屋城H 15着 中7週

4角11番手(追)から上がり39.6(メンバー13位)。直線で2.1秒失った。522kg(+2)、前走は名古屋城H 15着(中7週)。

13 14

ミッキークレスト

9人気
通過
11→14 追
上り3F
39.3 11位
詰め幅
-1.8
前走
シリウスHG3 15着 中2週

4角14番手(追)から上がり39.3(メンバー11位)。直線で1.8秒失った。522kg(+6)、前走はシリウスHG3 15着(中2週)。

14 5

タガノバビロン

3人気
通過
11→9 差
上り3F
39.8 14位
詰め幅
-2.3
前走
BSN賞(L) 2着 中6週

4角9番手(差)から上がり39.8(メンバー14位)。直線で2.3秒失った。512kg(-10)、前走はBSN賞(L) 2着(中6週)。

次走に向けて

前後半で2.6秒落ちる激流。前日の同条件(超スロー)とは正反対だった。

馬評価理由
バスタードサフラン 上げ 2.6秒落ちる流れを2番手で押し切り、上がりも2位
ハナウマビーチ 上げ 昇級初戦で11番手から上がり最速
メルカントゥール 下げ 1番人気で前有利の日に4番手から上がり10位。言い訳が立たない
同じ京都ダ1800mでも、前日の御陵ステークスは基準比 +4.3の超スロー、こちらは -2.4の激流。馬場の傾向だけでは説明がつかないので、レースごとのラップを必ず確認したい。