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Race Review — 2026年10月11日

アイルラG2G2

東京 4回4日目 11R 芝1800m(Aコース) 馬場 良・天候 晴 16頭 勝時計 1:44.4

RPCI 49.6は東京芝1800m良の基準56.4を6.8も下回る、この開催で最も極端な前傾。2F目10.8・3F目11.1という異常な入りで前が総崩れになり、1番人気カムニャックが4角8番手からメンバー最速33.4、詰め幅1.5で差し切った。

結果

詰め幅=上り3F地点の先頭との差 − ゴール着差
着馬番馬名騎手人気タイム着差 3角→4角上り3F詰め馬体重
1 16 カムニャック牝4・56kg 川田将雅 1 1:44.4 ― 8→8差 33.41 +1.5 496+4
2 15 ジョスラン牝4・55kg ルメール 4 1:44.5 0.1 6→6差 33.76 +1.2 480+2
3 11 ラヴァンダ牝5・56kg 横山和生 2 1:44.9 0.5 9→11追 33.64 +1.3 490-4
4 5 カネラフィーナ牝4・55kg 石川裕紀 9 1:45.0 0.6 12→11追 33.64 +1.3 490-6
5 12 ミアネーロ牝5・55kg 大野拓弥 11 1:45.1 0.7 12→13追 33.52 +1.4 504+4
6 7 ミラビリスマジック牝5・55kg 戸崎圭太 13 1:45.1 0.7 9→8差 34.19 +0.8 458+0
7 1 ニシノティアモ牝5・55kg 津村明秀 7 1:45.3 0.9 9→8差 34.310 +0.6 446-6
8 3 クイーンズウォーク牝5・55kg 西村淳也 3 1:45.3 0.9 7→6差 34.511 +0.4 544+0
9 14 ハワイアンティアレ牝5・55kg M.デム 15 1:45.4 1.0 15→15追 33.52 +1.4 440+0
10 6 ムイ牝4・55kg 木幡巧也 16 1:45.4 1.0 14→13追 33.88 +1.1 462-2
11 13 ワタシマツワ牝4・55kg 小林美駒 12 1:45.5 1.1 3→3先 34.913 +0.0 430-8
12 2 チェルビアット牝4・55kg 吉村誠之 10 1:45.5 1.1 5→5差 34.812 +0.1 490-8
13 8 ルージュソリテール牝4・55kg 横山武史 5 1:45.5 1.1 3→3先 34.913 +0.0 448+10
14 9 ウイントワイライト牝4・55kg 横山典弘 8 1:45.9 1.5 16→16追 33.76 +1.2 464+0
15 10 セキトバイースト牝5・55kg 浜中俊 6 1:46.2 1.8 1→1逃 36.716 -1.8 474+6
16 4 クランフォード牝5・55kg 菊沢一樹 14 1:46.4 2.0 2→2先 36.015 -1.1 470-2

単勝 320 / 複勝 140・190・160 / 枠連 1,030 / 馬連 1,110 / 馬単 1,860 / 3連複 2,100 / 3連単 7,740

ラップとペース

基準=同コース・馬場良の平均(n=292)

今回のペース

超ハイペースRPCI 49.6 50 = 前後半おなじ速さ このコースの平常 56.4 基準より -6.8
指標今回コース基準差
前半3F34.3 36.33-2.0
後半3F34.9 34.3+0.6
RPCI49.6 56.4-6.8

RPCI は前半3Fと後半3Fの速さを比べた指数で、秒ではない。 前後半がまったく同じ速さなら ちょうど 50 になり、 50より大きいほど後半が速い=前半が緩い(スロー)、小さいほど前半から速い(ハイペース)。 ただし平常値はコースごとに違う(ダートは50前後、芝の長距離は55を超える)ので、 このサイトでは絶対値ではなくそのコースの平常との差で判定している。 前半3F・後半3Fは秒で、実測ラップから取る。ラップ未取得のレースは1200m戦のみ RPCI から逆算し(誤差 MAE 0.025秒で検証済み)、それ以外の距離は「―」と表示する。 コース基準は同じ競馬場・同じ距離・同じ馬場状態の平均。

上がり3F10.8 12.9 12.4110.8211.1311.9411.7511.6611.8711.5811.69ハロン

今回同コース・同距離の平均(292走)縦軸は上ほど速い。線が上がった区間がペースアップ。

同じレースの過去

このレースが過去にどう流れたか。前3F・後3Fは実測ラップで、決まり手の横の 「推」はラップ未取得のため RPCI から逆算した値であることを示す。

年場前3F後3F勝時計 1着4角2着4角決まり手
2016東京 36.135.1 1:59.5 91 差
2017東京稍 36.833.7 1:48.1 16 逃
2018東京 34.934.8 1:44.7 97 追
2019東京稍 34.934.3 1:44.5 146 追
2020東京重 35.936.2 1:48.5 36 先
2021東京 35.334.4 1:45.6 142 追
2022東京 34.434.7 1:44.5 125 追
2023東京 35.933.9 1:46.1 18 逃
2024東京 35.134.1 1:44.7 1012 差
2025東京 36.433.2 1:45.7 103 差
2026東京 34.334.9 1:44.4 86 差

トラックバイアス

4回東京 3〜5日目(10/10〜12 計3日)の芝全レース
差し有利確度: 明確3着内の4角位置率 基準比 +0.047 / 先行馬の複勝圏率 基準の0.68倍

クッション値9.4-0.1平年並み芝含水率13.6%-0.3平年並み数値の傾き 平年並み

クッション値と含水率はJRA発表の実測値。右の数字は同じ競馬場の直近3年・同じ月の平均との差で、絶対値は場ごとに常態が違うため見ない。過去17,103レースの集計では、芝は平年より硬いほど前が残り湿るほど差しが届き、ダートは湿るほど前が残る。ただし効き幅はバイアス判定の閾値には届かず、傾きを少し押す程度。

脚質バイアス(同じ開催週の年別比較)

4角位置率=(4角順位−1)÷(頭数−1)。0が先頭、1が最後方で、小さいほど前が有利。 複勝圏率は4角2番手以内につけた馬が3着以内に入った割合。最下段の「基準」は、この競馬場・ この馬場種別の全期間平均。

年1〜3着の4角位置率4角2番手以内の複勝圏率母数
2021 0.331 32.6% 46
2022 0.396 25.6% 43
2023 0.340 44.4% 45
2024 0.345 32.7% 52
2025 0.426 27.3% 44
2026 0.383 23.9% 46
基準0.335 34.9% 17,143

時計水準(比較できたレースのみ)

この開催週の全レース一覧ではない。同条件(距離×クラス×馬場状態)の 過去の勝ち時計が5件以上あるレースだけを載せている。少ない標本の中央値と比べても 偶然に振り回されるため。道悪の日は該当条件が少なく、載らないレースが多くなる。 マイナスは過去中央値より速い=時計の出る馬場。

日R条件勝時計同条件の過去中央値との差標本
10/102R 1600m 未勝利良 1:34.2 -0.1 n=84
10/105R 1800m 新馬良 1:50.6 +1.5 n=47
10/106R 1600m 新馬良 1:36.2 +0.5 n=63
10/108R 2000m 1勝良 2:00.2 +0.5 n=31
10/109R 2400m 2勝良 2:24.4 -1.0 n=29
10/1011R 1600m G3良 1:34.4 +1.2 n=16
10/112R 1600m 未勝利良 1:34.3 -0.0 n=84
10/113R 2000m 未勝利良 2:01.5 +0.9 n=61
10/115R 2000m 新馬良 2:02.4 +0.3 n=23
10/118R 2400m 1勝良 2:26.2 +0.1 n=33
10/119R 1600m 2勝良 1:33.2 -0.3 n=39
10/1111R 1800m G2良 1:44.4 -1.2 n=15
10/122R 1400m 未勝利良 1:22.6 +0.9 n=55
10/123R 1800m 未勝利良 1:48.9 +1.3 n=79
10/125R 1600m 新馬良 1:36.3 +0.6 n=63
10/129R 1600m 1勝良 1:33.6 +0.2 n=63
10/1210R 2400m 3勝良 2:24.8 -0.4 n=14
10/1211R 2000m OP(L)良 1:58.1 -0.4 n=13

上がり最速馬はどこまで来たか

この開催週の各レースで、メンバー最速の上がり3Fを使った馬の着順。 6着以下なら赤で示す。速い脚を使った馬が届いていないほど、前が止まらない馬場だったことになる。

レースの読み

ラップは 12.4-10.8-11.1-11.9-11.7-11.6-11.8-11.5-11.6。2F目10.8・3F目11.1は芝1800mの数字ではない。前半3F 34.3は同日の芝1600m(鷹巣山特別 35.3)より1.0秒速く、基準との差 -6.8はこの開催18レースで最大だった。

この開催の東京芝はもともと明確な差し有利(先行馬の複勝圏率が基準の0.68倍)。そこへこの流れが重なれば、前は残らない。逃げたセキトバイースト(前走・府中牝馬ステークス1着)は上がり36.7(16位)・詰め幅 -1.8で15着まで下がっている。この敗戦は度外視してよい。

上位5頭の4角位置は8番手・6番手・11番手・11番手・13番手。全員が中団から後ろで、詰め幅も1.2〜1.5と大きい。勝ったカムニャックの1.5はメンバー最大で、ヴィクトリアマイル2着からの休み明けを考えれば文句のない内容。5着ミアネーロ(11番人気)も13番手から1.4秒詰めており、人気ほど差はなかった。

全頭短評

着順・人気は結果、評価は内容ベース
1 16

◎カムニャック

1人気
通過
8→8 差
上り3F
33.4 1位
詰め幅
+1.5
前走
ヴィクトG1 2着 中21週

1番人気。8番手から上がり最速33.4、詰め幅1.5でG2制覇

川田将雅、1番人気。ヴィクトリアマイル2着から中21週の休み明け。基準より6.8速い前傾を4角8番手で受け、メンバー最速33.4で1.5秒詰めて差し切った。詰め幅はメンバー最大。半年ぶりでこの内容なら、次走の上積みも見込める。

2 15

○ジョスラン

4人気
通過
6→6 差
上り3F
33.7 6位
詰め幅
+1.2
前走
ヴィクトG1 8着 中21週

4番人気2着。6番手から1.2秒詰め

ルメール、4番人気。ヴィクトリアマイル8着から中21週。4角6番手から上がり33.7(6位)で1.2秒詰めての2着。勝ち馬よりやや前の位置で、休み明けを考えれば上々。

3 11

▲ラヴァンダ

2人気
通過
9→11 追
上り3F
33.6 4位
詰め幅
+1.3
前走
中京記念G3 1着 中8週

2番人気3着。11番手から上がり4位

横山和生、2番人気。中京記念1着から中8週。4角11番手から上がり33.6(4位)で1.3秒詰めての3着。位置も脚も上位で、順当な内容。

4 5

カネラフィーナ

9人気
通過
12→11 追
上り3F
33.6 4位
詰め幅
+1.3
前走
中京記念G3 8着 中8週

4角11番手(追)から上がり33.6(メンバー4位)。直線で1.3秒詰めた。490kg(-6)、前走は中京記念G3 8着(中8週)。

5 12

ミアネーロ

11人気
通過
12→13 追
上り3F
33.5 2位
詰め幅
+1.4
前走
関越SH 3着 中9週

11番人気。13番手から上がり2位33.5で0.7秒差

大野拓弥、11番人気。関越ステークス3着から中9週。4角13番手から上がり33.5(2位)で1.4秒詰めての5着。人気薄で詰め幅1.4なら、着順より中身を取りたい。次走も人気がないようなら押さえておく。

6 7

ミラビリスマジック

13人気
通過
9→8 差
上り3F
34.1 9位
詰め幅
+0.8
前走
阿武隈H・3勝 1着 中12週

4角8番手(差)から上がり34.1(メンバー9位)。直線で0.8秒詰めた。458kg(+0)、前走は阿武隈H・3勝 1着(中12週)。

7 1

ニシノティアモ

7人気
通過
9→8 差
上り3F
34.3 10位
詰め幅
+0.6
前走
府中牝馬HG3 10着 中16週

4角8番手(差)から上がり34.3(メンバー10位)。直線で0.6秒詰めた。446kg(-6)、前走は府中牝馬HG3 10着(中16週)。

8 3

クイーンズウォーク

3人気
通過
7→6 差
上り3F
34.5 11位
詰め幅
+0.4
前走
ヴィクトG1 3着 中21週

3番人気8着。6番手から上がり11位

西村淳也、3番人気。ヴィクトリアマイル3着から中21週。4角6番手と位置は悪くなかったが上がり34.5(11位)で0.9秒差の8着。休み明けのぶんはあるとしても、上がりが足りなかった。

9 14

ハワイアンティアレ

15人気
通過
15→15 追
上り3F
33.5 2位
詰め幅
+1.4
前走
豊橋SH・3勝 1着 中10週

4角15番手(追)から上がり33.5(メンバー2位)。直線で1.4秒詰めた。440kg(+0)、前走は豊橋SH・3勝 1着(中10週)。

10 6

ムイ

16人気
通過
14→13 追
上り3F
33.8 8位
詰め幅
+1.1
前走
エニフH(L) 12着 中5週

4角13番手(追)から上がり33.8(メンバー8位)。直線で1.1秒詰めた。462kg(-2)、前走はエニフH(L) 12着(中5週)。

11 13

ワタシマツワ

12人気
通過
3→3 先
上り3F
34.9 13位
詰め幅
+0.0
前走
日高S・3勝 1着 中6週

4角3番手(先)から上がり34.9(メンバー13位)。直線で変わらず。430kg(-8)、前走は日高S・3勝 1着(中6週)。

12 2

チェルビアット

10人気
通過
5→5 差
上り3F
34.8 12位
詰め幅
+0.1
前走
中京記念G3 7着 中8週

4角5番手(差)から上がり34.8(メンバー12位)。直線で0.1秒詰めた。490kg(-8)、前走は中京記念G3 7着(中8週)。

13 8

ルージュソリテール

5人気
通過
3→3 先
上り3F
34.9 13位
詰め幅
+0.0
前走
クイーンG3 6着 中10週

4角3番手(先)から上がり34.9(メンバー13位)。直線で変わらず。448kg(+10)、前走はクイーンG3 6着(中10週)。

14 9

ウイントワイライト

8人気
通過
16→16 追
上り3F
33.7 6位
詰め幅
+1.2
前走
府中牝馬HG3 2着 中16週

4角16番手(追)から上がり33.7(メンバー6位)。直線で1.2秒詰めた。464kg(+0)、前走は府中牝馬HG3 2着(中16週)。

15 10

セキトバイースト

6人気
通過
1→1 逃
上り3F
36.7 16位
詰め幅
-1.8
前走
府中牝馬HG3 1着 中16週

前走G3勝ちの逃げ馬が15着。流れが速すぎた

浜中俊、6番人気。府中牝馬ステークス1着から中16週。基準より6.8速い前傾を4角1番手で受け、上がり36.7(16位)・詰め幅 -1.8で15着。差し有利の馬場にこの流れでは逃げ馬に勝ち目がない。この敗戦は度外視し、ペースが落ち着く条件で見直したい。

16 4

クランフォード

14人気
通過
2→2 先
上り3F
36.0 15位
詰め幅
-1.1
前走
オータムHG3 7着 中5週

4角2番手(先)から上がり36.0(メンバー15位)。直線で1.1秒失った。470kg(-2)、前走はオータムHG3 7着(中5週)。

次走に向けて

基準より6.8速い前傾。この開催で最も極端な流れで、前は総崩れになった。

馬評価理由
カムニャック 上げ 半年ぶりで上がり最速、詰め幅1.5はメンバー最大
ミアネーロ 上げ 11番人気で13番手から上がり2位、詰め幅1.4
セキトバイースト 条件替わり 前走G3勝ちの逃げ馬。この流れでは残れない。度外視してよい
クイーンズウォーク 条件替わり 3番人気8着。位置は取れていたので、休み明けの上積み待ち
基準比 -6.8は今開催最大。上位5頭が全員中団より後ろという結果は、馬場とラップの両方が差しを後押しした当然の帰結で、前にいた組の敗戦は原則として割り引いて読みたい。