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Race Review — 2026年10月12日

堀川特別・2勝2勝

京都 4回5日目 10R 芝1800m(Aコース) 馬場 良・天候 晴 10頭 勝時計 1:43.4

2F目10.5・3F目10.8という芝1800mとは思えない入り。RPCI 46.9は基準54.6を7.7も下回り、この開催で最も極端な前傾になった。1番人気アクセスが4角2番手から0.7秒差の圧勝。逃げたホウオウトランプは3.0秒差の最下位。

結果

詰め幅=上り3F地点の先頭との差 − ゴール着差
着馬番馬名騎手人気タイム着差 3角→4角上り3F詰め馬体重
1 5 アクセス牡3・56kg 北村友一 1 1:43.4 ― 2→2先 34.71 +0.5 478+0
2 2 カムアップローゼス牡3・56kg 西村淳也 2 1:44.1 0.7 5→3先 35.24 +0.0 476+2
3 9 ミリタリータトゥー牝3・54kg 西塚洸二 3 1:44.1 0.7 5→6差 34.92 +0.3 498-12
4 4 エリカアンディーヴ牝4・56kg 原優介 5 1:44.5 1.1 7→7追 35.13 +0.1 504-8
5 7 キシダンチョウ牡3・56kg 高杉吏麒 4 1:44.5 1.1 3→3先 35.66 -0.4 518-4
6 1 アンヘリータス牝3・54kg 菅原明良 9 1:45.0 1.6 7→7追 35.55 -0.3 424+6
7 6 ウインリベラシオン牡4・58kg 田口貫太 7 1:45.2 1.8 9→9追 35.66 -0.4 494-4
8 8 キーウェーブ牡5・58kg 藤懸貴志 10 1:45.3 1.9 9→9追 35.66 -0.4 438+4
9 3 ハイディージェンセ5・58kg 幸英明 8 1:46.2 2.8 3→3先 37.39 -2.1 470-4
10 10 ホウオウトランプ牡5・58kg 松山弘平 6 1:46.4 3.0 1→1逃 38.210 -3.0 524-10

単勝 190 / 複勝 110・120・130 / 枠連 290 / 馬連 220 / 馬単 360 / 3連複 420 / 3連単 1,210

ラップとペース

基準=同コース・馬場良の平均(n=166)

今回のペース

超ハイペースRPCI 46.9 50 = 前後半おなじ速さ このコースの平常 54.6 基準より -7.7
指標今回コース基準差
前半3F33.6 35.76-2.2
後半3F35.2 34.73+0.5
RPCI46.9 54.6-7.7

RPCI は前半3Fと後半3Fの速さを比べた指数で、秒ではない。 前後半がまったく同じ速さなら ちょうど 50 になり、 50より大きいほど後半が速い=前半が緩い(スロー)、小さいほど前半から速い(ハイペース)。 ただし平常値はコースごとに違う(ダートは50前後、芝の長距離は55を超える)ので、 このサイトでは絶対値ではなくそのコースの平常との差で判定している。 前半3F・後半3Fは秒で、実測ラップから取る。ラップ未取得のレースは1200m戦のみ RPCI から逆算し(誤差 MAE 0.025秒で検証済み)、それ以外の距離は「―」と表示する。 コース基準は同じ競馬場・同じ距離・同じ馬場状態の平均。

上がり3F10.5 12.7 12.3110.5210.8311.2411.6511.8612.3711.4811.59ハロン

今回同コース・同距離の平均(166走)縦軸は上ほど速い。線が上がった区間がペースアップ。

同じレースの過去

このレースが過去にどう流れたか。前3F・後3Fは実測ラップで、決まり手の横の 「推」はラップ未取得のため RPCI から逆算した値であることを示す。

年場前3F後3F勝時計 1着4角2着4角決まり手
2016京都 36.833.9 1:46.2 35 先
2017京都不 36.438.5 1:52.5 77 追
2018京都 36.035.4 1:46.4 48 先
2019京都不 37.535.5 1:50.3 21 先
2023京都 36.533.4 1:47.9 35 先
2025京都 35.733.5 1:45.8 42 先
2026京都 33.635.2 1:43.4 23 先

トラックバイアス

4回京都 3〜5日目(10/10〜12 計3日)の芝全レース
フラット確度: 判定なし3着内の4角位置率 基準比 +0.010 / 先行馬の複勝圏率 基準の1.12倍

クッション値10.7+0.5硬め芝含水率6.6%-2.5かなり乾燥数値の傾き 前残り寄り

クッション値と含水率はJRA発表の実測値。右の数字は同じ競馬場の直近3年・同じ月の平均との差で、絶対値は場ごとに常態が違うため見ない。過去17,103レースの集計では、芝は平年より硬いほど前が残り湿るほど差しが届き、ダートは湿るほど前が残る。ただし効き幅はバイアス判定の閾値には届かず、傾きを少し押す程度。

脚質バイアス(同じ開催週の年別比較)

4角位置率=(4角順位−1)÷(頭数−1)。0が先頭、1が最後方で、小さいほど前が有利。 複勝圏率は4角2番手以内につけた馬が3着以内に入った割合。最下段の「基準」は、この競馬場・ この馬場種別の全期間平均。

年1〜3着の4角位置率4角2番手以内の複勝圏率母数
2024 0.314 38.5% 39
2025 0.287 49.0% 49
2026 0.317 46.2% 39
基準0.307 41.0% 11,245

時計水準(比較できたレースのみ)

この開催週の全レース一覧ではない。同条件(距離×クラス×馬場状態)の 過去の勝ち時計が5件以上あるレースだけを載せている。少ない標本の中央値と比べても 偶然に振り回されるため。道悪の日は該当条件が少なく、載らないレースが多くなる。 マイナスは過去中央値より速い=時計の出る馬場。

日R条件勝時計同条件の過去中央値との差標本
10/102R 1600m 未勝利良 1:32.1 -2.3 n=53
10/103R 1800m 未勝利良 1:46.6 -0.6 n=43
10/105R 1600m 新馬良 1:33.1 -2.3 n=27
10/108R 2000m 1勝良 1:59.4 -0.9 n=24
10/1010R 1400m 2勝良 1:19.7 -1.0 n=19
10/112R 2000m 未勝利良 1:59.1 -1.9 n=43
10/115R 2000m 新馬良 2:00.6 -1.5 n=18
10/117R 1800m 1勝良 1:44.6 -2.3 n=28
10/1110R 1600m 3勝良 1:31.8 -1.1 n=12
10/1112R 1600m 1勝良 1:32.3 -1.4 n=32
10/123R 1400m 未勝利良 1:20.8 -0.5 n=24
10/125R 1800m 新馬良 1:48.3 -0.8 n=15
10/128R 2000m 1勝良 1:57.5 -2.8 n=24
10/1210R 1800m 2勝良 1:43.4 -2.9 n=17

上がり最速馬はどこまで来たか

この開催週の各レースで、メンバー最速の上がり3Fを使った馬の着順。 6着以下なら赤で示す。速い脚を使った馬が届いていないほど、前が止まらない馬場だったことになる。

レースの読み

ラップは 12.3-10.5-10.8-11.2-11.6-11.8-12.3-11.4-11.5。2F目10.5、3F目10.8は芝1400mの数字。前半3F 33.6に対して後半35.2で、1.6秒の落差。基準との差 -7.7はこの開催18レース中で最大だった。

普通ならこの流れを先行した馬は壊滅する。実際、4角1番手のホウオウトランプは上がり38.2(10位)・詰め幅 -3.0で最下位まで下がった。それでいて勝ったのは4角2番手のアクセス。しかもメンバー最速34.7を使い、2着に0.7秒差をつけている。この条件でこの勝ち方は、能力差としか説明がつかない。

この日の京都芝のバイアスは位置差 +0.010でフラット。また芝含水率はゴール前6.6%と平年より2.5ポイント低く、この開催で最も乾いた状態だった。時計が出やすい馬場でさらに流れが速くなった、というのがこのレースの正体。

全頭短評

着順・人気は結果、評価は内容ベース
1 5

◎アクセス

1人気
通過
2→2 先
上り3F
34.7 1位
詰め幅
+0.5
前走
1勝クラス 1着 中4週

基準比 -7.7の激流を2番手から0.7秒差で圧勝

北村友一、1番人気。1勝クラス勝ちからの昇級初戦で中4週。前半3F 33.6という芝1800mではあり得ない流れを4角2番手で受けながら、メンバー最速34.7で0.7秒差をつけた。同じ流れを先行した馬が最下位まで下がっていることを考えると、この内容は破格。重賞でも通用する。

2 2

▲カムアップローゼス

2人気
通過
5→3 先
上り3F
35.2 4位
詰め幅
+0.0
前走
神戸新聞G2 9着 中3週

2番人気2着。3番手から粘った

西村淳也、2番人気。神戸新聞杯9着から中3週。基準より7.7速い流れを4角3番手で受けて0.7秒差の2着。前にいてこの着差に収めたのは勝ち馬に次ぐ評価。

3 9

○ミリタリータトゥー

3人気
通過
5→6 差
上り3F
34.9 2位
詰め幅
+0.3
前走
ローズSG2 5着 中4週

3番人気3着。6番手から上がり2位

西塚洸二、3番人気。ローズステークス5着から中4週。4角6番手から上がり34.9(2位)で0.3秒詰めての3着。激流を中団で受けて崩れておらず、内容は堅実。

4 4

エリカアンディーヴ

5人気
通過
7→7 追
上り3F
35.1 3位
詰め幅
+0.1
前走
月岡温泉・2勝 7着 中10週

4角7番手(追)から上がり35.1(メンバー3位)。直線で0.1秒詰めた。504kg(-8)、前走は月岡温泉・2勝 7着(中10週)。

5 7

キシダンチョウ

4人気
通過
3→3 先
上り3F
35.6 6位
詰め幅
-0.4
前走
1勝クラス 1着 中8週

4角3番手(先)から上がり35.6(メンバー6位)。直線で0.4秒失った。518kg(-4)、前走は1勝クラス 1着(中8週)。

6 1

アンヘリータス

9人気
通過
7→7 追
上り3F
35.5 5位
詰め幅
-0.3
前走
霧島賞 5着 中12週

4角7番手(追)から上がり35.5(メンバー5位)。直線で0.3秒失った。424kg(+6)、前走は霧島賞 5着(中12週)。

7 6

ウインリベラシオン

7人気
通過
9→9 追
上り3F
35.6 6位
詰め幅
-0.4
前走
三木特別・2勝 1着 中18週

4角9番手(追)から上がり35.6(メンバー6位)。直線で0.4秒失った。494kg(-4)、前走は三木特別・2勝 1着(中18週)。

8 8

キーウェーブ

10人気
通過
9→9 追
上り3F
35.6 6位
詰め幅
-0.4
前走
月岡温泉・2勝 10着 中10週

4角9番手(追)から上がり35.6(メンバー6位)。直線で0.4秒失った。438kg(+4)、前走は月岡温泉・2勝 10着(中10週)。

9 3

ハイディージェン

8人気
通過
3→3 先
上り3F
37.3 9位
詰め幅
-2.1
前走
鳥取特別・2勝 15着 中3週

4角3番手(先)から上がり37.3(メンバー9位)。直線で2.1秒失った。470kg(-4)、前走は鳥取特別・2勝 15着(中3週)。

10 10

ホウオウトランプ

6人気
通過
1→1 逃
上り3F
38.2 10位
詰め幅
-3.0
前走
月岡温泉・2勝 11着 中10週

逃げて3.0秒差の最下位。流れが速すぎた

松山弘平、6番人気。月岡温泉特別11着から中10週。前半3F 33.6を4角1番手で作り、上がり38.2(10位)・詰め幅 -3.0で最下位。この流れを逃げての結果なので度外視してよい。ペースが落ち着く条件で見直したい。

次走に向けて

基準比 -7.7はこの開催最大。芝1800mで前半3F 33.6という異常な流れだった。

馬評価理由
アクセス 上げ 激流を2番手で受けながら上がり最速で0.7秒差。昇級初戦で破格
カムアップローゼス 上げ 同じく前めで受けて0.7秒差。前にいた組では勝ち馬に次ぐ
ホウオウトランプ 条件替わり この流れを逃げての最下位。度外視し、落ち着く条件で見直す
芝1800mで前半3F 33.6。前にいた馬の着順はほぼ意味を持たないレースで、その中で前から押し切ったアクセスだけが例外だった。